1. 教育社会心理学第１回プレテストと導入 富田英司愛媛大学教育学部 2010/10/19 1

2. 今日の予定 連絡 アンケートへの回答について パブリックコメントについて 授業概要の説明 MoodleのためのID登録 プレテスト，プレ質問紙 2

3. 教職課程における理論研究の意義 教育心理学の理論 行動主義，認知心理学，構成主義 社会的構成主義 etc… 理論研究の意味 教え方は「習うより慣れろ」？ 大学ではなく，OJTの方がよいのでは？ 教え方に関係がないとすれば，どんな意味が？ 3

4. Dewey ｢教員養成の実験室的理念｣ Dewey (1904) The relation of theory to practice in education すぐに役立つような指導技術を伝達することではなく，授業実践の効果的な理論的原理を形成することが重要 教員養成における2つの段階 教育の基礎を理論的に学ぶ 「理論で得られたことを実験的に試す」 + 「自らが責任をもって授業を組み立てる」 ※重要なのは２つの段階を関連づけること 4

5. 教育心理学関連領域Related Areas of Educational Psychology 5 応用 Application インストラクショナル デザイン Instructional Design 学習科学 Learning Sciences 教育工学 Educational Technology 教科教育学 Curriculum Research 教育方法学 ？？？ 教育心理学 Educational Psychology 教育学 Pedagogy 基礎 Basic 実証 Empirical 理論 Theoretical

6. 心理学のパラダイムと主要教授法の関連Psychological Paradigms & Major Pedagogical Concepts Behaviorism Program Learning 行動主義 -> プログラム学習 Cognitive psychology Conceptual Change 認知心理学 -> 概念変化 Constructionism Problem Solving Learning 構成主義 -> 探究的学習 Social Constructionism Collaborative Learning, Argument 社会的構成主義 -> 協調学習，論争 6 社会の変化に伴う教育ニーズの変化 現代教育の動向：個人から協働へ，暗黙思考から 言語的思考へ，知識獲得から知識活用や創造へ

7. 授業目的と到達目標 人が学び，成長する過程においてコミュニケーションがいかに本質的に関わっているかを，心理学を中心に，教育学，人類学，認知科学などの研究知見に基づいて理解し，関連する専門知識を身につける。 （１）この100年間ほどの教育研究トレンドの変遷とその理由を行動主義以前，行動主義，認知主義，認知主義以降の４つに分けて説明することができる。 （２）認知発達について，ピアジェとヴィゴツキーの理論の違いを説明することができる。 （３）学習においてコミュニケーションが果たす役割について自分の考えを論じることができる。 7

8. 受講のルールにかかわる情報： グループ活動やプレゼンテーションなど参加型の活動に参加することが受講の条件です。 提出物はEメールで提出することがありますが，携帯電話からの送信は原則として受け付けません。大学のEメールを使えるように準備しておいてください。 修学支援システムのメールは，携帯等へ転送すること 学期末テストに出席できない場合は，2週間以上前に申し出てください。 以下のサイトに授業に関連したリンク集や資料がありますので，第２回の講義までに必ず訪れてください。 http://www.edupsych.ed.ehime-u.ac.jp/tomida/index.html 8

9. 教材にかかわる情報： 教科書：『教育方法学』 佐藤学/著 岩波書店 参考書：『子どもの思考』 R・S・シーグラー/著 誠信書房 その他，授業中に資料を配付します。 評価にかかわる情報： ・授業への積極的参加：３０％ ・提出物：２０％ ・テスト等：５０％ オフィスアワー・その他： ・オフィスアワー：月曜5限，水曜2限 ・Eメール： tomida@ehime-u.ac.jp ・質問はEメールにて随時受け付けます。 9

10. 授業スケジュールの変更 まず最初にピアジェについて学びます 第２回～第５回 同時並行して教科書も進めます 印刷教材とMoodleによる学習 Moodleはほぼ世界標準のLMS 山口大学の学生とも議論をします 今回は上智大学にあるMoodleにログイン 10

11. PC等を活用した学習 HPから資料をダウンロード URL：http://www.edupsych.ed.ehime-u.ac.jp Office2007以降のファイルを読む方法 “office online”で検索->「ダウンロード」 Office互換機能パックをインストール 修学支援システム 携帯またはPCメールに転送設定をしておくこと 大学のメールは平日は毎日チェックすること PDAやPCを授業中にも活用してください ->授業のスライドを授業中にDLして書き込み ->分からない語はすぐ調べる 11

12. プレテスト＆質問紙 目的 授業実施のための参考資料を得る 学習成果を測定するための資料を得る ※誠実に回答し，提出することのみが評価の対象となり，内容の正確さや深さは評価の対象となりません。 12

13. 次回までの課題 授業用ホームページを閲覧する 過去の授業資料をダウンロードしてみる 未だ買っていない人は教科書を買う 「算数」の学習指導要領解説を買う 13

14. 次回の内容と教室 内容 Moodleの使い方に慣れてもらいます 場所 総合情報メディアセンター ３Ｆ 第２演習室 来週，やむを得ない理由で休む人はかならず富田に連絡を。 14