slideshare 有料化に伴い、 docswell に移動しました。 https://www.docswell.com/s/hideaki-sago/5R81RZ-2022-03-24-125303 人の資産を勝手に有料販売するなどという悪徳商法は絶対許さない。

1. 自作OS Mul lightアプリケーション編

2. 自己紹介 佐合 秀昭（さごう ひであき） twitter：@hideaki_sago facebook, google+もやってます。 将来の夢はPC用汎用OSを世に売り出すこと。 打倒Microsoft!! OS屋のつもりですが、、仕事はAndroidアプリを作ってます。

3. 自作OSMul lightって？ マルライトと読む 学生の頃、作っていたOS x86上で動作する汎用OS ブートからアプリケーションまですべて自作（Clib除く） Gnu assembler, C, C++で作成

4. 自作OS Mul lightの実装機能 CDブート（El Torito FDDエミュレート） メモリ管理（セグメンテーション方式、仮想記憶無し） デバイス管理 タイマ、キーボード、マウス、ATAPI（CD）、etc… 割り込み管理 GUI（←実はここが一番大変だった；） ファイルシステム（ISO 9660） システムコール アプリケーションシステム マルチタスク

5. Mul lightのアプリケーション起動の流れ CDからデータ（ファイル）を読み取る ヘッダ情報を読み取り、必要なメモリを確保 テキスト領域とデータ領域を読み取り、メモリに配置 プログラム・カウンタやスタック・ポインタを設定 プロセスにCPUを割り当て、実行

6. 1.CDからのデータ読み取り CD（ATAPI）ドライバを実装 ISO 9660（CDのファイルシステム）読み取りプログラムを実装

7. 2.ヘッダ情報読み取り・メモリ確保 アプリケーションファイルの先頭にある独自形式のヘッダを読み取る ヘッダに記述されているサイズに従ってメモリを確保 アプリケーションファイルの構成 ヘッダ部分 現在製作中のOSはelfフォーマットにする予定・・

8. 3.テキスト・データ領域の配置 CDからデータ（テキスト・データ領域）を読み取り、メモリに展開 アプリケーションのメモリマップ ここに展開

9. 4.プログラム カウンタ、スタック ポインタの設定 プログラム カウンタを0に設定 セグメンテーション方式により、プロセス毎にメモリ領域を設定しているため、0でOK スタック ポインタをスタック領域の末尾に設定