1. +
消費者金融の動向
しゃけ@pggm

2. +
目次

背景

各社の状況

今後

3. +
背景

多重債務者の自己破産が社会問題化（2000年代前半）
⬇

貸金業法の改正（2006年12月〜2010年6月まで段階施行）

総量規制


年収の1/3以上の借り入れは不可
上限金利の引き下げ

29.2% ➡
15〜20％
⬇

消費者金融業のビジネスモデルの変化

4. +
（参考）自己破産の件数

5. +
（参考）２社の直近10年の株価
財務省から業務停
止命令
貸金法改正が決定

6. +
消費者金融の事業

ローン事業

いわゆる「金貸し」


「むじんくん」などが有名
信用保証事業

金融機関が消費者の窓口となって金を貸し、消費者金融は与信情報
を提供

銀行のカードローンが該当
①金貸し依頼
消費者
④金貸出し
金融機関
（銀行）
②与信審査依
頼
③審査結果を
連絡
消費者金
融

7. +
信用保証事業の台頭
SMBCコンシューマファイナンスの2013年度の決算報告より
引用

8. +
（参考）銀行のカードローンは総量
規制の対象外
産経ニュースより引用

9. +
保証事業の事例

ポイント

銀行側のサイトでは、消費者金融が裏にいることが分からない
横浜銀行のWebサイト
SMBCコンシューマファイナン
スのプレスリリース

10. +
各社の状況
親会社
営業
収益
営業
利益
保証残
高
社名の由来
アイフ
ル
-
623
120
416
Affection（愛情や優しさ）・Improvement（努力や進歩）・
Faithfulness（忠実や信頼）・Unity（結束）・Liveliness（活
気良い）のイニシャルを繋げたもの
アコム
三菱UFJ
銀行
1930
209
5865
「Affection（愛情）・Confidence（信頼）・Moderation（節
度）」の頭文字をとったもの
レイク
新生銀
行
2920
？
従来店舗ごとにそれぞれの店舗名を持っていた店舗を統合し
た際に、その各店舗を「川」と捉え、統合により それが湖
（レイク）になったと解釈した
プロミ
ス
三井住
友銀行
6596
顧客とプロミスが、お互いに約束（プロミス：promise)を守
ることによって、対等で明るい取り引きをしようという、ポ
リシーの象徴として命名
1870
493
武富士
2012年に消滅
単位：億円

11. +
各社の戦略
イメージキャラクター
ターゲッティングしている
消費者層
いとうあさこ
お笑い好き
永作博美
40〜50代
菜々緒
20〜30代 女性向け
相武紗季
20〜30代 男性向け

12. +
消費者金融の顧客層
タイプ
特長
備考
生活維持借入
・収入が減ったこともあり、生活を維持するために数社
から比較的多額の借入れを行っているが、きちんと返済
している。
・30代の既婚女性で、家族構成は、夫と子供。
・収入は不安定で、貯蓄比率も低いが、持ち家比率は高
い。
一次借入
・ショッピングやレジャーのために、1社から比較的多
20
額の金額を一時的に借入れている。
%
・30～40代の既婚女性で、家族構成は、夫と子供。
・収入は安定しており、貯蓄比率・持ち家比率とも高い。
趣味・娯楽
・複数の借入先から自身の趣味や遊興費のために、比較
的多額の金額を借入れているが、滞納等はない。
・40代の既婚男性で、共働きの妻と子供がいる。
・社会的なステータスが高く、収入も安定しており、貯
蓄比率・持ち家比率も高い
16
%
多重借入
・他の借入金を返すために、5社以上からかなり高額の
借入れを行っている。
・計画を立てておらず、返済は滞りがちで1ヶ月以上滞
納したこともある。
・40代男性で相対的に結婚していない人が多い。
・収入は安定しているものの低く、貯蓄比率・持ち家比
率ともに低い。
22
%
尐額借入
・おこづかいの補てんのために、1社から小額の借入れ
があるものの、きちんと返済している。
・20～30代の既婚男性で、専業主婦の妻と子供がいる。
・収入は安定して高く、貯蓄比率・持ち家比率も高い。
6%
36
%
ヤミ金に流れる傾
向あり
NTTデータ経営研究所の調査結果を引用

13. +
（参考）借りたお金の使途は生計費
に限られる
SMBCコンシューマファイナンスのローン申し込み画面

14. +
はこびる「無利息」の文字

15. +
ソーシャルゲームの「無料」と同様
の手法

16. +
消費者金融の今後

保証事業の上向き

プラス要素


カードローンを導入する銀行が増加中
不安要素

パチンコ業界の衰退


パチンコ中毒者が主要顧客のため、パチンコ業界が衰退すると
売り上げ低下が予想される
海外事業が上向き

中国事業が拡大中

17. +
借金はほどほどに