第19回IOT・第39回EVA合同研究発表会

1. 第19回IOT・第39回EVA合同研究発表会
2012年9月27日（木）
テクノアークしまね
学認と電子書籍を利用した
オープンエデュケーション
基盤の提案
堀真寿美 小野成志 小林信三 山地一禎 安東孝二

2. あらまし
n Open Educationの背景
n Open Educationの課題
n 考察
n Open Education基盤の見直し
n まとめ／結論
2

3. 背景：Open Educationのモチベーション
対象
貧困者
Education
for
Everyone
NEET
(Not in Employment,
Education or Training)
ひきこもり
高齢者
主婦・OL
ビジネスマン
etc.
世界中の人々へ教育機会を提供する
3

4. 背景：世界のオープンエデュケーション
システム
提供
2001
講義公開/教材共有
2002
Fathom
OCW
OER
2006
講座開講
MOOC
• オンラインユーザーのため
講座を開講
• 講義ビデオ,オンラインテス
ト,掲示板など学習環境提供
• 150万人参加
• イリイチの影響
（脱学校化社会）に影響
Khan Academy
2008
MOOCs
Start
Promoters
2012.3
MIT
Udacity
2012
MOOCｓ
MITx
Education
for
Everyone
4
2012.4
スタンフォード
大学元教授
Coursera
2012.4
スタンフォード
大学教授
edX
2012.9
MIT
ハーバード

5. 背景：日本のオープンエデュケーション
世界のオープンエデュケーション
日本のオープンエデュケーション
1996
1997
2001
講義公開/教材共有 2002
Education
for
Everyone
JOCW
Fathom
OCW
OER
2006
講座開講
SOI
2005
システム
提供
TIES
Khan Academy
2008
MOOC
2012
MOOCs
5

6. 背景：世界と日本のオープンエデュケーション
多様化
コミュニティ
活性化
停滞化
不満感
Google
MOOCs
サービスの
向上
資金
組織的支援
正のスパイラル
Webによる
ポータル
日本の
コミュニティ
サービスの
低下
リソース
投入
ボランティア
負のスパイラル
6

7. オープンエデュケーション活動の課題
n 単なる講義公開でオンライン学習者の
学習効果を期待できるのか
n 個人や一部の有力大学だけの活動になって
いる
7

8. 考察：講義公開の満足度
講義公開数が増えてもアクセス数へ激減
3.5
TIESにおける講義公開の実績
3
公開講義数
2.5
ページビュー
2
1.5
1
0.5
0
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
8

9. 考察：1分学習の可能性
1分間の対戦型の学習に関する効果は支持されている
25%
学生の月別ログイン数の推移
2006年度
2011年度
20%
タイピングコンテスト
6-7月
15%
川柳コンテスト
12-1月
10%
5%
0%
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
9

10. マイクロレクチャーの提案
Khan Academy
でも10分間
教育機会に恵まれない人々
貧困者
Education
for
Everyone
1分の
マイクロ
レクチャー
NEET
(Not in Employment, Education
or Training)
ひきこもり
高齢者
主婦・OL
ビジネスマン
etc.
1分の制約
教育の工夫
ビジネスの
世界に活用
ネット世代に
対して効果的
１分以上は
待てない
10

11. 電子書籍でマイクロレクチャーをパッケージ
HTML5
マイクロ
レクチャー
クイズ
講義資料
電子書籍
11

12. 次世代HTML標準
HTML5で広がる電子書籍の可能性
HTML5
〈HTML５の特徴的な技術〉
セマンティックス
オフライン＆ストレージ
デバイスアクセス
『パッケージ化されたウェブ』
コネクティビティ
EPUB3.0/iBooks
マルチメディア
3D、グラフィックス、エフェクト
パフォーマンス＆インテグレーション
CSS3
12

13. 電子書籍がもたらすメリット
n Affinity
n Ubiquitous
n Rapid
n Comprehension
n Review
n Distribution
13

14. TIES Smart Text Book

15. 電子書籍の拡張と学認の利用
eラーニング
大学内システム
証明書発行
GakuNin
電子書籍から
• eラーニングシステムの機能を利用
• 大学内システムの機能を利用
• 単位証明書等を取得
デジタルコンテンツ
学術コンテンツ
15
各種
学術e-リソース

16. 学認のメリット
他組織・他分野でのコンテンツ共有が可能に
GakuNin
電子ジャーナル
電子図書館
出版社
DOI付与
16

17. まとめ：Open Educationの教育基盤
Education
for
Everyone
教育の
質保証
オープンエデュケーション
マイクロ
の教育基盤
レクチャー
電子書籍
学認
eリソース
17

18. 結論：これからのオープンエデュケーション
n Web2.0（=e-Portal1.0）は時代遅れ
l 豊かな資金で実現できるe-Portal
l PCは過去の遺物
n e-Portal2.0
l ポータブルデバイスをe-ポータルに
l 社会的弱者のためのオープンエデュケーショ
ン
- マイクロレクチャーによる負担の軽減
- 例えばOLPCへの対応
18

19.
n 最後に
19

20. Creative Higher Education
on the Learning OpenCourse
CHiLOプロジェクト
20
E大学
オープンソースをベースに開発
CHiLO system
独自
プログラム
A大学
B大学
C大学
D大学
CHiLO
system
CHiLO
system
CHiLO
system
CHiLO
system
GPLによる無償配付
GakuNin
コンテンツ共有ライブラリ
著作権管理・標準化
CHiLO
Book
Readers
Readers
Readers
Readers
学認による統一認証基盤
CHiLO Book作成
CHiLO Bookによる
オープンエデュケーション

21. 日本の大学に起こっていること
n オープンエデュケーションどころじゃない
l 自分の大学のことで手一杯
l 研究の自由がない・時間が無い
n 本当にこれでいいの？
21

22. 大学をでて街に出よう
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