本書は、この企業活動と情報システムとの関わりについて整理するための教科書です。MS word形式で掲載致しました。必要に応じて改変しご利用ください。
企業とその活動について理解し、その企業が抱える課題について考えます。また、その課題を解決するための手段として、情報システムがどのように使われているのかを学びます。
私達のお客様には、情報システム関連の仕事をされている方が、数多くいらっしゃいます。そのお客様に質の高い仕事を提供することが私達の使命です。その使命を全うするためにも、企業と情報システムに関わる常識をしっかりと身につけておくことが大切です。
あなたがお客様と自信を持って会話し、お客様に質問し、お客様の話を正確に理解するための基本となる知識が本書にはまとめられています。 わからなければ何度でも読み返してください。それでもわからなければ、先輩や上司に質問してください。そのような努力が、きっと、あなたの仕事力を向上させてくれるでしょう。
ところで、本書で使われるいくつかの言葉について、あらかじめ解説しておきます。 まず「情報システム」と「IT」という言葉です。情報システム(Information Systems)とは、情報を扱う仕組みを意味します。つまりコンピューターなどの機器類やそこで動くプログラムなどを組み合わせたものです。例えば、会計情報システムというと、コンピューター装置とそこで動く会計業務を処理するプログラムの組み合わせた全体の仕組みのことです。
一方、IT(Information Technology)は、「情報システムを実現する技術」を意味する言葉です。例えば、後ほど登場するスマートフォンやクラウド・コンピューティング、仮想化などがこれに該当します。 つまり両者は「ITを使って情報システムを構築する」という関係にあります。本書では、この意味を前提に解説をしています。ただ、一部では慣例を優先させて使用している部分もあります。
「費用」と「コスト」という言葉も頻繁に登場します。こちらについては、特に意味の違いはありませんが、慣例を踏まえて使い分けています。
表紙:パワーポイント形式
本文:ワード形式
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