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「日本人にはデブリーフィングはなじまない」と思っているのは指導員か？受講生か？
- 2. 結論
• シミュレーショントレーニングのデブリーフィン
グにおいて学習効果を高める方法についてどのよ
うに考えているかを調べた。
• 指導員は「半分程度の時間は指導員が喋るべきだ
」と考えており、受講生は「指導員は４分の１程
度喋ってくれれば十分だ」と考えていることが分
かった。 p<0.05
- 3. 背景
定着する医療
シミュレーショントレーニング
- 4. 背景
• 蘇生マネキンを使ったシミュレーショントレーニング
• 直後の検討会
•
• 指導員が受講生に
指導員が受講生に •
• 受講生同士の振り返り
受講生同士の振り返り
「講義」
「講義」 時間を多く取る
時間を多く取る
- 5. 背景
• 蘇生マネキンを使ったシミュレーショントレーニング
• 直後の検討会
• 日本の文化にな
•
じむのか？
•
• 指導員が受講生に
指導員が受講生に •
• 受講生同士の振り返り
受講生同士の振り返り
「講義」
「講義」 時間を多く取る
時間を多く取る
- 8. 学習効果が最大になるためには
結果 指導員が何％くらい喋ると良いでしょう？
指導員の答え
受講生の答え
シナリオステーション終了後の振
シナリオステーション終了後の振
り返りの時間の使い方について指
り返りの時間の使い方について指
導員がしゃべっている時間の長さ
導員がしゃべっている時間の長さ
に注目した。
に注目した。
指導員の見解：
指導員の見解：
指導員は半分程度は喋るべきだ
指導員は半分程度は喋るべきだ
±12.7 受講生の見解：
受講生の見解：
指導員は四分の一くらい喋ってく
指導員は四分の一くらい喋ってく
±12.4 れば十分だ
れば十分だ
n=55 有意差 p<0.05
- 9. 結論
• シミュレーショントレーニングのデブリーフィン
グにおいて学習効果を高める方法についてどのよ
うに考えているかを調べた。
• 指導員は「半分程度の時間は指導員が喋るべきだ
」と考えており、受講生は「指導員は４分の１程
度喋ってくれれば十分だ」と考えていることが分
かった。 p<0.05
- 10. 考察
• 受講生同士によるデブリーフィング技法は、シミ
ュレーショントレーニングに必須のものとして、
欧米では研究が進んでいる。
• ところが、主に国内の指導員から「受講生に喋ら
せるデブリーフィングなどという技法は日本の文
化で育った受講生には合わない」という意見が散
見された。一方受講生からは違和感を感じるとい
う意見はあまり聞かれない。
- 12. 今後の課題
• AHA コース以外のシミュレーショントレーニン
グでも同様の結果が出るのか？
• 指導員のしゃべる時間と受講生の満足度の間に「
正または負の」相関関係はあるか？
• 受講生は全員女性で看護師だった。指導員は全員
医師だった。ジェンダーや職種による差を排除で
きないか。
