「仕様変更」がどのくらいのインパクトを持つものなのか、料理に例えて理解してもらうための資料です。 アイディアを下記のブログの記事から頂戴し、プレゼンテーション形式で伝えられるようにしました。 仕様変更はどうしても必要な場合はあるのですが、影響を考えずに軽い気持ちで仕様変更することは害悪ということを知ってもらいたい。 参考文献 プログラムが書けない人に「仕様変更」について説明するには http://lowreal.net/2013/03/01/4

1. 「仕様変更」を料理に例えてみる
2013年3⽉10⽇
⻘⼭ 卓

2. 参考⽂献
プログラムが書けない⼈に「仕様変更」について
説明するには
http://lowreal.net/2013/03/01/4
この記事のアイディアの素晴らしいこと！
アイディアを頂戴し、「より伝わる形」に仕上げました。

3. 出演者紹介
発注者
（店舗オーナー）
受託者
（調理⼈）

4. ⽬的を定義する
⽬的は
「美味しい⾷事で、⼈を喜ばす」だ。

5. 仕様の概要が提⽰される
「美味しい⾷事」とは、
「イタリア料理」のことだ。
どのようなイタリア料理を
ご希望ですか?
まだ作業に取りかかれない。

6. 仕様を具体化する
「スパゲティ」を作ろう。
どんなスパゲティでしょうか?
⼩⻨粉は買えるかもしれない。
しかし、作りはじめることはできない。

7. もっと具体化する
「ペペロンチーノ」を作ろう。
承知しました。
「塩分」や「湯で加減」も
追ってご指⽰ください。
ここまでくれば、作り始めることができる。

8. 実際に作る
ペペロンチーノ⽤に
⼩⻨粉からパスタを作ろう。
オイルベースのソースも作ろう。
もうすぐ完成。
あとは「塩分」と「湯で加減」を決めてもらえば・・・

9. 仕様変更
やっぱり「ナポリタン」を作ろう。
「パスタ」は再利⽤できるよね。
！！
作っていたパスタを⽔洗いして、ソースは廃棄。
新たにナポリタンソースを作ることになる。

10. また仕様変更が⼊る
やっぱり「ペンネ」にしよう。
「パスタ」は再利⽤できるよね。
！！！！！
⼩⻨粉だけは利⽤可能かも。
他のものは全て無駄になる。

11. さらに悪いケース
やっぱり「⽇本料理」にしよう。
「美味しい料理」を作ると契約したよね。
！！！！！
！！！！！！！！
！！！！！！
作り⼿の⼼はポキポキ折れる。
しかも、時間の余裕はない。

12. 結果
完成しました。「⽇本料理」です。
麺は
スパゲティ
オリーブオイル
⾵味
契約スコープぎりぎりの、低品質の成果物。

13. 教訓
発注者 受託者
• 「要件確定」に責任 • 要求をそのまま受け
を持つ。 ⼊れない。
• 理解する努⼒。 • 理解させる努⼒。
相互理解＝成果物の品質

14. 品質の⾼い成果物は、
発注者・受託者の相互理解から。