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2011/03/20
              第4回こども病院移転計画調査委員会説明資料




1   新こども病院が担う医療について
        《新病院基本構想(H20.12)より》




                  福岡市保健福祉局
1 医療運営の基本的な方向性
    (1) 全体像
2
    ① これまでの実績を継承するとともにさらなる充実を図ります。

    ○ 現こども病院がこれまで培ってきた小児医療(高度・地域・救急)
     のさらなる充実を図るとともに,産科を新設し周産期医療を担います。
    ○ 患者中心の医療を行うために,各科の専門医及び医療従事者がチーム
     を組んで集学的医療を提供します。
    ○ また,時代の要請に対応し,適切な医療を提供していきます。

    ② 相互補完的な医療連携をめざします。
    ○ 急性期の医療を担い,不足する医療については近隣及び各地の医療機
     関との機能分担と連携を進めます。
    ○ 医療機関相互のネットワークの構築や情報提供機能の充実を図るととも
     に,病院間の搬送体制の充実についても検討します。
(2)各医療機能の基本的な考え方
    (小児高度医療と小児地域医療を中心に抜粋)
3
    ① 小児高度医療
    ○ 現こども病院の心臓血管外科や循環器科等の小児高度医療は,全国
      の小児専門病院の中でも高い評価を受けております。

    ○ 新病院においては,豊富な臨床経験と高い専門性を引き継ぎ,さらなる
      充実を図り,最新の医療機器を用いて診断・治療に取り組みます。

    ○ また,NICU・PICUやGCU・HCU(※)などの集中治療室や準集中治療
      室を充実します。

    ○ 診療科については,脳神経外科や産科,皮膚科などを新設するとともに,
      各診療科がより密な連携に基づいて医療を実践するために,循環器,
      周産期の各センターを設置します。

    ※ NICU・・・新生児集中治療室   GCU・・・継続保育室(NICUの後方病床)
      PICU・・・・小児集中治療室   HCU・・・準集中治療室
4
    ② 小児地域医療
    ○ 現こども病院は,小児地域医療の観点から見て,中核的な役割を果た
      しています。

    ○ 新病院においては,小児地域医療の分野においてもさらなる充実を図り
      ます。

    ○ 紹介型病院として,病病連携(病院間の連携)や,病診連携(病院と診
      療所の連携)を基本に,急性期の診療を担います。

    ○ 急性期以降の患者については,適切なフォローのもと地域のかかりつけ
      医等へ引き継ぎ,医療の連続性を担保します。

    ○ 長期間の経過観察を要する例又は晩期障害発生例については地域の
      かかりつけ医等と連携して,外来又は一定期間の検査・治療入院等で
      対応します。
2 整備計画の基本的な方向性
5
    (1)高度な医療を的確に提供する空間づくり
      機能性を重視した諸室の配置を徹底するとともに,できるだけ動線を短
      くするように配慮した空間づくりを行います。

    (2)子どもの特性に合わせた空間づくり
     子どもができるだけ日常に近い生活を安心して送れるよう配慮するとと
     もに,子どもが家族と一緒に過ごせる空間づくりを行います。
     また,子どもや家族の院内における生活の質の向上に配慮します。

    (3)高い安全性を有する施設づくり
      耐震性の高い免震構造を採用するとともに,複数のエネルギー系統を
      確保します。また,災害時にも配慮した計画とします。

    (4)将来の環境変化にも対応可能な整備
      将来の医療環境の変化や医療技術の進歩に対応できるように建物は
      拡張や変更に対応できる設計とするとともに,必要な敷地を確保します。
3 関連する主な取り組み
6
    【西部地区の小児2次医療の体制確保について】
    九州医療センター,浜の町病院を含めた「福岡市立新病院に関する小児2次医
    療連絡協議会」を設置しており,現こども病院移転後に向けた取り組みを進めて
    いきます。

    【治療中の患者の皆様への対応】
    個々の患者さんの病態,診療内容及び年齢や,居住地並びに地域の医療機
    関・施設との連携・機能分担の可能性等を勘案しながら,今後の治療,経過観
    察等に支障をきたさないよう,診療の場で個別に対応させていただきます。

    【アクセス向上の取り組み】
    アイランドシティは将来的にみなとづくりやまちづくりの進展と共に利便性の向上
    が見込まれますが,当面,市としても,自動車専用道路事業化に向けた取り組
    みや道路整備等を推進します。
    公共交通機関については,将来の交通事情に応じて路線バスの新病院敷地内
    停留所誘致を図るなど市民の交通利便性向上についても随時検討していきま
    す。
2011/03/20
                    第4回こども病院移転計画調査委員会説明資料




    「平成19年 市立病院統合移転事業検証・検討」
1            について
     4.移転新築の整備場所について
      ①候補地の選定について
      ②検討の手順について
      ③評価の考え方と比較項目の設定について
      ④各候補地の比較検討について
     5.現地建替えを含めた比較検討について
      ①現地建替えと各候補地への移転新築
       のコスト比較について
                   福岡市総務企画局
4.移転新築の整備場所について
     ①候補地の選定について
                                    「第2回調査委員会説明資料」資料1
      (1)検証・検討の位置付け
2
      平成17年12月        平成19年12月      平成20年7月 平成20年12月
      新病院基本構想         検証・検討報告書      市の方針決定 新病院基本構想
      (市立2病院を統合移転)

      成育医療            小児医療
      (小児・周産期医療含む)                  小児医療
                      小児救急医療
医療機能 危機管理医療                         小児救急医療 同左
      (小児救急・感染医療含む)   周産期医療
                                    周産期医療
      高度医療            感染症医療


病床数   414~470床        250床程度        230~260床    同左
             程度
                                    23,000㎡~
延床面積 約45,000㎡         25,000㎡程度        26,000   同左
                                    ㎡
                      15,000㎡~      最低
敷地面積 約50,000㎡                                   35,000㎡
                          30,000㎡   30,000㎡
検証・検討報告書
                                  P71


    (2)前提条件の考え方
3
      整備手法や候補地が限定されないように考慮したこと

      新病院建設の
       前提条件
                     <医療機能>
     病床数:250床程度      小児・周産期医療、感染症医療

                      <建築形態>
                     全国の主なこども病院の平均床面積
     延床面積:25,000㎡
                    を参考に1床当たり100㎡を想定
             程度      (250床×100㎡)

                     <敷地面積>
     敷地面積:15,000㎡   延床面積や容積率を考慮して、
        ~30,000㎡    現地を含む候補地を幅広く対象と
                    して選定できるよう条件を設定
(3)候補地選定の経緯
      現病院の老朽化・耐震改修の必要性により考慮したこと
4
                  取得可能時期が3年以内の1.5ha
      候補地の条件
                  以上の福岡市内の土地

     <調査方法>
     ①福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議(H15)で検討
      した候補地を再調査
      ・九州大学箱崎キャンパス跡地(東区箱崎)
      ・香椎副都心土地区画整理地区(東区千早他)
      ・アイランドシティ健康未来都市(東区香椎照葉)
      ・九州大学六本松キャンパス跡地(中央区六本松)
      ・シーサイド百道中学校(早良区百道浜)
      ・橋本(地下鉄車両基地周辺地区)地区(西区橋本他)
      ・伊都区画整理地区(西区徳永他)
     ②都市計画GISで1.5ha以上の市内未利用地を検索
     ③行政財産(国等の行政所有地)の処分予定リスト
検証・検討報告書
                            P71


    (4)条件に合った候補地
5
     5候補地

     九州大学六本松跡地(中央区六本松)

     九州大学田島寮跡地(城南区田島)

     当仁中学校跡地(城南区鳥飼)

     香椎副都心土地区画整理事業(東区千早)

     アイランドシティ(東区香椎照葉)
②検討の手順について           検証・検討報告書
                            P72

6
    ◆候補地の選定 第1段階◆

    考慮したこと

     ①地域密着型の病院ではないが、市民意見として現地
      での整備、もしくはその付近への移転を希望する声が
      多いこと
     ②現在の患者やその家族の中にはこども病院が現地に
      あることを前提に生活している方もいること  等


    選定した候補地のうち、現在のこども病院から
    比較的近い候補地を選定し、適性を評価した。

九州大学六本松跡地 九州大学田島寮跡地    当仁中学校跡地
検証・検討報告書
                            P74




7   ◆候補地の選定 第2段階◆

    第1段階の検討を踏まえて

     最適な場所が得られない場合には、さらに地域を広げて
    他の候補地も検討する。



     第1段階の3候補の中では、当仁中学校跡地が
    比較的優れているが、課題や問題点もあることから
    最適な場所であると結論を得るには懸念が残るため
    候補地の範囲を市内全域まで広げた。

    香椎副都心土地区画整理事業   アイランドシティ
③評価の考え方と比較項目の設定について
                                      検証・検討報告書
     (1)評価の視点-新病院基本構想との比較-               P72
8
    新病院基本構想        検証・検討           考え方
      (H17)         (H19)
    1.市民の利便性     1.利便性        ・新病院基本構想とほぼ同様
                         厚く配点
                              な評価の視点で行った。
    2.救急・防災面     2.救急面   厚く配点
                              ・小児・周産期医療に特化した
                              ことから(H17は市民病院と統
    3.経済性        3.経済性        合)、本市及び近隣の高度医
                         厚く配点 療機関とのネットワークによる
                              新生児搬送、ハイリスク母体の
    4.将来の拡張性     4.敷地の活用性     バックアップ、他の医療機関を
                              経由した受入等を考慮。
    5.療養環境・周辺    5.療養環境・ 周辺 ・市民意見で利便性を望む声
    環境           環境           が多いことから利便性と救急
    6.まちづくりの視点   6.まちづくりの視点 面を重視。
                              ・財政負担抑制の観点から経
                 ・現況
                              済性を重視。
(2)評価の数値化について                  検証・検討報告書
                                     P72、P73
9
    ・新病院基本構想(H17)での候補地選定
    ・第20回検証・検討チーム会議(H19.8.17)資料

            「△」「○」「◎」の三段階の評価
      <第20回検証・検討チーム会議議事要旨より>
      ・△、○、◎ではあいまい。点数化できるとわかりやすい。
      ・3段階では幅があり、5段階くらいで細かく評価した方がよい。
      ・評価項目では重視する項目を点数化の際に配点を厚くしては。



    <検証・検討における候補地比較の評価>
    ・評価項目ごとに「A」「B」「C」「D」「E」の5段階評価
    ・ 「A」=5,「B」=4,「C」=3,「D」=2,「E」=1とし、数値化
    ・「利便性」、「救急面」、「経済性」を重視し、1.5倍の配点
    ・37.5点満点→100点満点に換算
検証・検討報告書
                              P72、P73

     (3)各視点の比較項目について
10

      新病院基本構想(H17)     検証・検討(H19)
         6つの視点           6つの視点
        15の評価項目         10の評価項目


     <評価項目を設定する際の主な考え方>
     ①新病院基本構想(H17)の視点や指標を基本とする。
     ②市民病院との統合を前提としてた新病院基本構想では「救命
      救急センター」や「災害拠点病院」である必要性があったが
      、小児・周産期に機能を特化したため、救命救急や災害拠点
      を図る指標は採用していない。
     ③小児一次救急については連携協力を検討することとし、夜間
      の車の将来アクセスに関する指標は採用していない。
検証・検討報告書
                                  P73


11
     評価の視点1     利便性            厚く配点

     <検証・検討の比較項目>
     ①最寄りの公共交通機関
     ・バス停からの距離、バスの路線数
     ・鉄道駅からの距離
     ②都市高速道路ランプからの距離
     <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用
     ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用

     ①車による現況の所要時間(各駅・最寄りのICからの時間)
     ②車による将来のアクセス予想時間(人口カバー率)
検証・検討報告書
                                   P73



     評価の視点2     救急面            厚く配点
12   <検証・検討の比較項目>
     ③ヘリ離発着の容易性
     ④他の医療機関とのネットワーク
     (九州大学病院、福岡大学病院、
      九州医療センターとの距離)
     <新基本構想(H17)の比較項目>※下線は検証・検討で採用
     (H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用)
     ③ヘリポート設置可能の有無
     ④市内救命救急センターの配置的バランス
     ⑤市内周産期母子医療センターの配置的バランス
     ⑥将来転送所要時間
     ⑦夜間の車による将来アクセス予想時間
     ⑧市内災害拠点病院の配置的バランス
     ⑨大地震時に対しての対応性
検証・検討報告書
                                  P73



     評価の視点3     経済性           厚く配点
13
     <検証・検討の比較項目>
     ⑤購入費比較
      (土地単価×利用敷地面積)




     <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用
     ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用

     ⑩㎡単価(近隣の公示価格等)
検証・検討報告書
                                  P73



     評価の視点4     敷地の活用性
14
     <検証・検討の比較項目>
     ⑥利用敷地面積




     <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用
     ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用

     ⑪将来的な病院機能の拡張性
検証・検討報告書
                                  P73



     評価の視点5     療養環境・周辺環境
15
     <検証・検討の比較項目>
     ⑦病院としての環境
     ⑧直近・周辺の道路状況
     ⑨交通量比較(平日混雑度)


     <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用
     ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用

     ⑫病院としての環境
     ⑬都市計画法から見る敷地利用の制限
検証・検討報告書
                                  P73



     評価の視点6     まちづくりの視点・現況
16
     <検証・検討の比較項目>
     ⑩都市計画から見る敷地利用
      (活用の制約等)



     <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用
     ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用

     ⑭都市計画上から見た土地利用の適性
     ⑮新病院を核とした周辺区域のまちづくりの可能性
④各候補地の比較検討について(第1段階)
     <1.利便性>                         検証・検討報告書
                                        P73
17
              九大六本松キ     九大田島寮      当仁中学校
              ャンパス跡地       跡地         跡地
     バス停距離    六本松:0m(26) 別府団地前:400m 鳥飼:0m(2)
     (路線数)               (4)
                         梅光園:560m(2)
     鉄道駅距離 SB六本松駅:0m SB別府駅:930m SB別府駅:700m
     (SB:地下鉄)            SB六本松駅:970m
     都市高速道 西公園:3.0km 西公園:3.7km 西公園:3.1km
     路ランプ距離 堤  :4.2km 堤   :3.7km
                A         C          B
       評価    交通至便      公共交通機関 地下鉄までや
                       までやや遠い や遠い、バス
                                  停は近いが路
                                  線少ない
<2.救急面>                      検証・検討報告書
                                     P73

18
            九大六本松キ 九大田島寮       当仁中学校
            ャンパス跡地     跡地        跡地
     ヘリ離発着 周辺は住宅地で、航空法に基づく周辺住民等
      の容易性 との調整が必要
     他の医療機 九大:5.7km 九大:6.4km 九大:6.2km
     関とのネット 福大:4.0km 福大:3.4km 福大:3.9km
       ワーク  九医:2.6km 九医:2.8km 九医:1.6km
                B       B         B
       評価   他の医療機関とのネットワークは良いが、周辺環
            境から救急車の出入りやヘリの離発着が懸念され
            る。

      ※九大:九州大学病院
       福大:福岡大学総合周産期母子医療センター
       九医:九州医療センター地域周産期母子医療センター
<3.経済性>                      検証・検討報告書
                                     P73

19
              九大六本松キ 九大田島寮       当仁中学校
              ャンパス跡地   跡地          跡地
     土地単価A    実勢価格      公示価格     公示価格
     (㎡あたり)   約400千円    約131千円   約174千円
     購入費比較    約12,000   約2,882   約3,271
     (A×利用     百万円      百万円      百万円
     敷地面積)
       評価       E         B        B
<4.敷地の活用性>                     検証・検討報告書
                                       P73

20
           九大六本松キ     九大田島寮      当仁中学校
           ャンパス跡地       跡地         跡地
     利用敷地 概ね北側半分
      面積  の約30,000㎡   約22,000㎡   約18,800㎡
          を仮定
      評価      B         D          E
          拡張は可能       一定の拡張      駐車場の確
                      は可能        保や機能の
                                 拡張等困難
検証・検討報告書
                                        P73


     <5.療養環境・周辺環境>
21
            九大六本松キャ 九大田島 当仁中学校跡地
             ンパス跡地  寮跡地
     病院として 既成市街地であり、周辺を含めた療養環境の確保
      の環境  は困難
     直近・周辺 ・幹線道路に面して    ・相互一車線 ・相互一車線
     の道路状況 いるが周辺道路は     ・接道幅員が ・三方を道路に囲ま
           一方通行が多い      狭隘で中央 れている
                        線なし
     交通量比較 東油山唐人町線:1.11 東油山唐人町 東油山唐人町線:1.11
     (平日混雑 博多駅草香江線:1.38 線:1.11 堅粕西新2号線:1.43
       度)  大濠東油山線 :1.11        千代今宿線  :1.39

      評価         D        E         C
 ※平日混雑度:平日の実交通量を乗用車換算した台数を12時間交通容量で除した数値
検証・検討報告書
                                        P73


     <6.まちづくりの視点・現況>
22
             九大六本松キ    九大田島寮       当仁中学校
             ャンパス跡地      跡地          跡地
     都市計画の   第1種住居地域   第1種中高層住    第2種中高層住居
             ・商業地域     居専用地域      専用地域
     敷地利用
     活用の制約   ・処分は公用、公共 ・処分は公用、公   ・城西中学校第2グ
             用優先が原則    共用優先ではない   ランドとして使用
     等       ・南側は裁判所・検            ・一部、文化財保管
             察庁等の法曹関連             室及び自転車保管施
             施設を跡地利用計             設として使用
             画に位置付け               ・今後、行政用途へ
             ・北側は地元まちづ            の活用、又は売却を
             くり協議会が地域             検討
             の活性化に繋がる             ・水害対策のための
             施設を望んでいる             ポンプ場を建設中
     評価         E         C           C
※評価の数値化の考え方はP9参照


     <第1段階 検討結果>                         検証・検討報告書
                                          P73・P74

23
          九大六本松        九大田島寮跡地 当仁中学校跡地
         キャンパス跡地
            59点           60点           67点
     総   ・利便性や他の医療機    ・公共交通機関からの距   ・利便性や他の医療機
     合   関とのネットワークが    離はややあるが他の医    関とのネットワーク
         優れている。        療機関とのネットワー    はやや優れて、土地
     評   ・敷地の活用性もある    クは優れ、土地単価は    単価は安価で経済性
                       安価で経済性も評価で    も評価できる。
     価   が跡地利用計画では「
                       きる。
         商業・業務・サービス交                 ・敷地面積が狭小で、
     と   流機能と居住機能等」    ・周辺道路が狭隘で中    利用者アンケートで
         と位置づけられている    央線もなく、救急車へ    要望の強い駐車場確
     検   。             の対応が懸念        保やファミリーハウ
     討   ・土地が高額である他    ・ヘリポート設置は航    スの整備などに不安
                                     があり、将来の拡張
         、救急面、特にヘリポ    空法に基づく周辺住民
     結   ート設置は航空法に基    等との調整が必要であ    も困難。
         づく周辺住民等との調    り、一定の拡張は可能    ・救急面ではヘリポー
     果   整が必要であり、適地    だが限度あり適地とは    ト設置で航空法に基
         とは言い難い。       言い難い。         づく周辺住民等との
                                     調整が必要。
④各候補地の比較検討について(第2段階)
     <1.利便性>                     検証・検討報告書
                                    P75
24
             香椎副都心       アイランドシティ
            土地区画整理地区
     バス停距離 千早駅:0m(2)    アイランドシティ:0m(4)
     (路線数)
     鉄道駅距離 JR千早駅:0m     JR香椎駅:2.1km
             西鉄千早駅:0m
     都市高速道 香椎浜:0.8km    香椎浜:2.2km
     路ランプ距離
                A           D
      評価    交通至便        バスの路線、本数
                        ともに少ない
<2.救急面>                          検証・検討報告書
                                         P75

25
             香椎副都心土地        アイランドシティ
              区画整理地区
     ヘリ離発着   航空法に基づく周   病院敷地内の陸上に設けること
     の容易性    辺住民等との調整   は可能と思われるが、進入区域
             が必要        内における障害物について考慮
                        する必要がある
     他の医療機 九大:6.0km     九大:8.2km
     関とのネット 福大:14.9km   福大:18.5km
      ワーク   九医:11.3km   九医:14.9km
                 B                B
       評価   他の医療機関との    他の医療機関とのネットワーク
             ネットワークを考   を考慮すると距離的に遠い。
             慮すると距離的に   当初から病院を立地する旨の説
             遠い。        明を行っており、救急車やヘリ
                        離発着の理解は得ている。
      ※九大:九州大学病院
       福大:福岡大学総合周産期母子医療センター
       九医:九州医療センター地域周産期母子医療センター
検証・検討報告書
     <3.経済性>                        P75

26
              香椎副都心土地区   アイランドシティ
               画整理地区
     土地単価A     実勢価格      処分計画試算値
     (㎡あたり)    約422千円     約134千円
     購入費比較
     (A×利用 約6,330百万円     約4,020百万円
     敷地面積)
       評価       E            B
検証・検討報告書
                                 P75

     <4.敷地の活用性>
27
            香椎副都心土地区    アイランドシティ
             画整理地区
     利用敷地    約15,000㎡    約30,000㎡
      面積
      評価        E           A
            駐車場の確保や機    整形地で施設の自
            能の拡張等困難     由度が高く、拡張
                        も可能
検証・検討報告書
                                         P75


     <5.療養環境・周辺環境>
28
             香椎副都心土地区        アイランドシティ
              画整理地区
     病院として   ・東区における副都心    ・療養に適した公園等が確保
             であり、療養の場とし    できている。
      の環境
             ては必ずしも馴染まな    ・既に公園等があり、今後、
             い。            街の熟成により、更に環境整
                           備が進むことが考えられる。
     直近・周辺 ・相互一車線          ・相互三車線~二車線
     の道路状況 ・交通至便
     交通量比較 福岡東環状線:0.83     奈多香椎浜線:0.87
     (平日混雑度) 香椎停車場線:0.91

       評価         C               B
 ※平日混雑度:平日の実交通量を乗用車換算した台数を12時間交通容量で除した数値
検証・検討報告書
                                 P75


     <6.まちづくりの視点・現況>
29
            香椎副都心土地    アイランドシティ
            区画整理地区
     都市計画の 商業地域      第2種住居地域
     敷地利用
     活用の制約 ・公社が先行取得し ・まちづくりのコンセプト
     等     ている行政区画用  の一つに健康未来都市構
           地(1.5ha)につ 想があり、病院を中心に
           いて、今年度中(   、快適な都市環境を創造
           ※H19)に整備の方 する計画がある。
           向性を決定予定
      評価       D          B
※評価の数値化の考え方はP9参照


     <第2段階 検討結果>                  検証・検討報告書
                                   P75・P76

30
          香椎副都心土地区画        アイランドシティ
             整理地区
      総        56点             75点
      合   ・利便性は優れているが、   ・土地単価が安価で、敷地の活
          土地単価が高額で財政負担   用性も高く、周辺環境等も優
      評   が大きくなる。        れているが、利便性は劣って
      価   ・敷地が狭小であるため敷   いる。
      と   地の活用性が低い。      ・まちづくりが進むに従い、公
          ・まちづくりの視点は、本   共交通機関の充実が図られる
      検                  可能性は十分にあると考えら
          市の東部地域における副都
      討   心で商業地域であることか   れ、将来的には期待できる。
      結   ら、適地とは言い難い。
      果
検証・検討報告書
                                                            P77


     5.現地建替えを含めた比較検討について
31
     ①現地建替えと各候補地への移転新築のコスト比較
     概要比較   現こども     九大六本 九大田島 当仁中学             香椎副都心      アイランド
             病院      松キャンパ  寮跡地  校跡地           土地区画整       シティ
                      ス跡地                        理地区
      場所    中央区      中央区    城南区  城南区            東区         東区
            唐人町      六本松    田島   鳥飼             千早         香椎照葉
     予定面積   16,794   30,000   22,000   18,800   15,000     30,000
            ㎡        ㎡        ㎡        ㎡        ㎡          ㎡
     土地単価   22.67    40.0     13.1     17.4     42.2       13.4
     ㎡当たり   万円       万円       万円       万円       万円         万円
     容積率    200%     200%     150%     150%     500%       300%
     最大整備可 33,588    60,000   33,000   28,200   75,000     90,000
     能延床面積 ㎡         ㎡        ㎡        ㎡        ㎡          ㎡
      概要    現地ロ                        新築移転
            ーリング
     工事期間   61ヶ月                        36ヶ月
検証・検討報告書
                                                          P77




32
     コスト比較   現こども病   九大六本      九大田島  当仁中       香椎副都心     アイランド
               院     松キャンパ     寮跡地  学校跡       土地区画整      シティ
                      ス跡地             地         理地区
     整備費用                       85.5億円

     ローリング 42.8億円                       なし
      費用
     土地処分    なし                        △38億円
      収入
     土地購入    なし      120億円     28.82   32.71   63.3      40.2
      費用                       億円      億円      億円        億円
      合計     128.3   167.5 億   76.32   80.21   110.8     87.7
             億円      円         億円      億円      億円        億円
     <金額の根拠>
     ・整備費用: 73.6億円(新棟建設費:※PWC委託報告書)×1.15(中間免震構造に
            よる追加)+0.9億円(外構工事費※PWC委託報告書)
     ・ローリング費用:85.5億円(整備費用)×0.5(専門家意見を参考に事務局で判断)
33



     ※注釈
        説明資料は、市立病院統合移転事業検証・検討報告書(平成19
       年12月)、及び、平成19年4月~12月に行われた検証・検討
       チーム会議の配付資料や議事録をもとに作成していますが、上記公
       文書に記載のない事項については、検証・検討事務局の職員の記憶
       に基づき再構成して作成しております。
       なお、今回は4ページの「調査方法」、10ページの「評価項目を
       設定する際の主な考え方」、及び32ページの「金額の根拠」が該
       当いたします。

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第4回こども病院移転計画調査委員会資料

  • 1. 2011/03/20 第4回こども病院移転計画調査委員会説明資料 1 新こども病院が担う医療について 《新病院基本構想(H20.12)より》 福岡市保健福祉局
  • 2. 1 医療運営の基本的な方向性 (1) 全体像 2 ① これまでの実績を継承するとともにさらなる充実を図ります。 ○ 現こども病院がこれまで培ってきた小児医療(高度・地域・救急) のさらなる充実を図るとともに,産科を新設し周産期医療を担います。 ○ 患者中心の医療を行うために,各科の専門医及び医療従事者がチーム を組んで集学的医療を提供します。 ○ また,時代の要請に対応し,適切な医療を提供していきます。 ② 相互補完的な医療連携をめざします。 ○ 急性期の医療を担い,不足する医療については近隣及び各地の医療機 関との機能分担と連携を進めます。 ○ 医療機関相互のネットワークの構築や情報提供機能の充実を図るととも に,病院間の搬送体制の充実についても検討します。
  • 3. (2)各医療機能の基本的な考え方 (小児高度医療と小児地域医療を中心に抜粋) 3 ① 小児高度医療 ○ 現こども病院の心臓血管外科や循環器科等の小児高度医療は,全国 の小児専門病院の中でも高い評価を受けております。 ○ 新病院においては,豊富な臨床経験と高い専門性を引き継ぎ,さらなる 充実を図り,最新の医療機器を用いて診断・治療に取り組みます。 ○ また,NICU・PICUやGCU・HCU(※)などの集中治療室や準集中治療 室を充実します。 ○ 診療科については,脳神経外科や産科,皮膚科などを新設するとともに, 各診療科がより密な連携に基づいて医療を実践するために,循環器, 周産期の各センターを設置します。 ※ NICU・・・新生児集中治療室 GCU・・・継続保育室(NICUの後方病床) PICU・・・・小児集中治療室 HCU・・・準集中治療室
  • 4. 4 ② 小児地域医療 ○ 現こども病院は,小児地域医療の観点から見て,中核的な役割を果た しています。 ○ 新病院においては,小児地域医療の分野においてもさらなる充実を図り ます。 ○ 紹介型病院として,病病連携(病院間の連携)や,病診連携(病院と診 療所の連携)を基本に,急性期の診療を担います。 ○ 急性期以降の患者については,適切なフォローのもと地域のかかりつけ 医等へ引き継ぎ,医療の連続性を担保します。 ○ 長期間の経過観察を要する例又は晩期障害発生例については地域の かかりつけ医等と連携して,外来又は一定期間の検査・治療入院等で 対応します。
  • 5. 2 整備計画の基本的な方向性 5 (1)高度な医療を的確に提供する空間づくり 機能性を重視した諸室の配置を徹底するとともに,できるだけ動線を短 くするように配慮した空間づくりを行います。 (2)子どもの特性に合わせた空間づくり 子どもができるだけ日常に近い生活を安心して送れるよう配慮するとと もに,子どもが家族と一緒に過ごせる空間づくりを行います。 また,子どもや家族の院内における生活の質の向上に配慮します。 (3)高い安全性を有する施設づくり 耐震性の高い免震構造を採用するとともに,複数のエネルギー系統を 確保します。また,災害時にも配慮した計画とします。 (4)将来の環境変化にも対応可能な整備 将来の医療環境の変化や医療技術の進歩に対応できるように建物は 拡張や変更に対応できる設計とするとともに,必要な敷地を確保します。
  • 6. 3 関連する主な取り組み 6 【西部地区の小児2次医療の体制確保について】 九州医療センター,浜の町病院を含めた「福岡市立新病院に関する小児2次医 療連絡協議会」を設置しており,現こども病院移転後に向けた取り組みを進めて いきます。 【治療中の患者の皆様への対応】 個々の患者さんの病態,診療内容及び年齢や,居住地並びに地域の医療機 関・施設との連携・機能分担の可能性等を勘案しながら,今後の治療,経過観 察等に支障をきたさないよう,診療の場で個別に対応させていただきます。 【アクセス向上の取り組み】 アイランドシティは将来的にみなとづくりやまちづくりの進展と共に利便性の向上 が見込まれますが,当面,市としても,自動車専用道路事業化に向けた取り組 みや道路整備等を推進します。 公共交通機関については,将来の交通事情に応じて路線バスの新病院敷地内 停留所誘致を図るなど市民の交通利便性向上についても随時検討していきま す。
  • 7. 2011/03/20 第4回こども病院移転計画調査委員会説明資料 「平成19年 市立病院統合移転事業検証・検討」 1 について 4.移転新築の整備場所について ①候補地の選定について ②検討の手順について ③評価の考え方と比較項目の設定について ④各候補地の比較検討について 5.現地建替えを含めた比較検討について ①現地建替えと各候補地への移転新築 のコスト比較について 福岡市総務企画局
  • 8. 4.移転新築の整備場所について ①候補地の選定について 「第2回調査委員会説明資料」資料1 (1)検証・検討の位置付け 2 平成17年12月 平成19年12月 平成20年7月 平成20年12月 新病院基本構想 検証・検討報告書 市の方針決定 新病院基本構想 (市立2病院を統合移転) 成育医療 小児医療 (小児・周産期医療含む) 小児医療 小児救急医療 医療機能 危機管理医療 小児救急医療 同左 (小児救急・感染医療含む) 周産期医療 周産期医療 高度医療 感染症医療 病床数 414~470床 250床程度 230~260床 同左 程度 23,000㎡~ 延床面積 約45,000㎡ 25,000㎡程度 26,000 同左 ㎡ 15,000㎡~ 最低 敷地面積 約50,000㎡ 35,000㎡ 30,000㎡ 30,000㎡
  • 9. 検証・検討報告書 P71 (2)前提条件の考え方 3 整備手法や候補地が限定されないように考慮したこと 新病院建設の 前提条件 <医療機能> 病床数:250床程度 小児・周産期医療、感染症医療 <建築形態> 全国の主なこども病院の平均床面積 延床面積:25,000㎡ を参考に1床当たり100㎡を想定 程度 (250床×100㎡) <敷地面積> 敷地面積:15,000㎡ 延床面積や容積率を考慮して、 ~30,000㎡ 現地を含む候補地を幅広く対象と して選定できるよう条件を設定
  • 10. (3)候補地選定の経緯 現病院の老朽化・耐震改修の必要性により考慮したこと 4 取得可能時期が3年以内の1.5ha 候補地の条件 以上の福岡市内の土地 <調査方法> ①福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議(H15)で検討 した候補地を再調査 ・九州大学箱崎キャンパス跡地(東区箱崎) ・香椎副都心土地区画整理地区(東区千早他) ・アイランドシティ健康未来都市(東区香椎照葉) ・九州大学六本松キャンパス跡地(中央区六本松) ・シーサイド百道中学校(早良区百道浜) ・橋本(地下鉄車両基地周辺地区)地区(西区橋本他) ・伊都区画整理地区(西区徳永他) ②都市計画GISで1.5ha以上の市内未利用地を検索 ③行政財産(国等の行政所有地)の処分予定リスト
  • 11. 検証・検討報告書 P71 (4)条件に合った候補地 5 5候補地 九州大学六本松跡地(中央区六本松) 九州大学田島寮跡地(城南区田島) 当仁中学校跡地(城南区鳥飼) 香椎副都心土地区画整理事業(東区千早) アイランドシティ(東区香椎照葉)
  • 12. ②検討の手順について 検証・検討報告書 P72 6 ◆候補地の選定 第1段階◆ 考慮したこと ①地域密着型の病院ではないが、市民意見として現地 での整備、もしくはその付近への移転を希望する声が 多いこと ②現在の患者やその家族の中にはこども病院が現地に あることを前提に生活している方もいること 等 選定した候補地のうち、現在のこども病院から 比較的近い候補地を選定し、適性を評価した。 九州大学六本松跡地 九州大学田島寮跡地 当仁中学校跡地
  • 13. 検証・検討報告書 P74 7 ◆候補地の選定 第2段階◆ 第1段階の検討を踏まえて 最適な場所が得られない場合には、さらに地域を広げて 他の候補地も検討する。 第1段階の3候補の中では、当仁中学校跡地が 比較的優れているが、課題や問題点もあることから 最適な場所であると結論を得るには懸念が残るため 候補地の範囲を市内全域まで広げた。 香椎副都心土地区画整理事業 アイランドシティ
  • 14. ③評価の考え方と比較項目の設定について 検証・検討報告書 (1)評価の視点-新病院基本構想との比較- P72 8 新病院基本構想 検証・検討 考え方 (H17) (H19) 1.市民の利便性 1.利便性 ・新病院基本構想とほぼ同様 厚く配点 な評価の視点で行った。 2.救急・防災面 2.救急面 厚く配点 ・小児・周産期医療に特化した ことから(H17は市民病院と統 3.経済性 3.経済性 合)、本市及び近隣の高度医 厚く配点 療機関とのネットワークによる 新生児搬送、ハイリスク母体の 4.将来の拡張性 4.敷地の活用性 バックアップ、他の医療機関を 経由した受入等を考慮。 5.療養環境・周辺 5.療養環境・ 周辺 ・市民意見で利便性を望む声 環境 環境 が多いことから利便性と救急 6.まちづくりの視点 6.まちづくりの視点 面を重視。 ・財政負担抑制の観点から経 ・現況 済性を重視。
  • 15. (2)評価の数値化について 検証・検討報告書 P72、P73 9 ・新病院基本構想(H17)での候補地選定 ・第20回検証・検討チーム会議(H19.8.17)資料 「△」「○」「◎」の三段階の評価 <第20回検証・検討チーム会議議事要旨より> ・△、○、◎ではあいまい。点数化できるとわかりやすい。 ・3段階では幅があり、5段階くらいで細かく評価した方がよい。 ・評価項目では重視する項目を点数化の際に配点を厚くしては。 <検証・検討における候補地比較の評価> ・評価項目ごとに「A」「B」「C」「D」「E」の5段階評価 ・ 「A」=5,「B」=4,「C」=3,「D」=2,「E」=1とし、数値化 ・「利便性」、「救急面」、「経済性」を重視し、1.5倍の配点 ・37.5点満点→100点満点に換算
  • 16. 検証・検討報告書 P72、P73 (3)各視点の比較項目について 10 新病院基本構想(H17) 検証・検討(H19) 6つの視点 6つの視点 15の評価項目 10の評価項目 <評価項目を設定する際の主な考え方> ①新病院基本構想(H17)の視点や指標を基本とする。 ②市民病院との統合を前提としてた新病院基本構想では「救命 救急センター」や「災害拠点病院」である必要性があったが 、小児・周産期に機能を特化したため、救命救急や災害拠点 を図る指標は採用していない。 ③小児一次救急については連携協力を検討することとし、夜間 の車の将来アクセスに関する指標は採用していない。
  • 17. 検証・検討報告書 P73 11 評価の視点1 利便性 厚く配点 <検証・検討の比較項目> ①最寄りの公共交通機関 ・バス停からの距離、バスの路線数 ・鉄道駅からの距離 ②都市高速道路ランプからの距離 <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ①車による現況の所要時間(各駅・最寄りのICからの時間) ②車による将来のアクセス予想時間(人口カバー率)
  • 18. 検証・検討報告書 P73 評価の視点2 救急面 厚く配点 12 <検証・検討の比較項目> ③ヘリ離発着の容易性 ④他の医療機関とのネットワーク (九州大学病院、福岡大学病院、 九州医療センターとの距離) <新基本構想(H17)の比較項目>※下線は検証・検討で採用 (H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用) ③ヘリポート設置可能の有無 ④市内救命救急センターの配置的バランス ⑤市内周産期母子医療センターの配置的バランス ⑥将来転送所要時間 ⑦夜間の車による将来アクセス予想時間 ⑧市内災害拠点病院の配置的バランス ⑨大地震時に対しての対応性
  • 19. 検証・検討報告書 P73 評価の視点3 経済性 厚く配点 13 <検証・検討の比較項目> ⑤購入費比較 (土地単価×利用敷地面積) <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑩㎡単価(近隣の公示価格等)
  • 20. 検証・検討報告書 P73 評価の視点4 敷地の活用性 14 <検証・検討の比較項目> ⑥利用敷地面積 <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑪将来的な病院機能の拡張性
  • 21. 検証・検討報告書 P73 評価の視点5 療養環境・周辺環境 15 <検証・検討の比較項目> ⑦病院としての環境 ⑧直近・周辺の道路状況 ⑨交通量比較(平日混雑度) <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑫病院としての環境 ⑬都市計画法から見る敷地利用の制限
  • 22. 検証・検討報告書 P73 評価の視点6 まちづくりの視点・現況 16 <検証・検討の比較項目> ⑩都市計画から見る敷地利用 (活用の制約等) <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※H15「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑭都市計画上から見た土地利用の適性 ⑮新病院を核とした周辺区域のまちづくりの可能性
  • 23. ④各候補地の比較検討について(第1段階) <1.利便性> 検証・検討報告書 P73 17 九大六本松キ 九大田島寮 当仁中学校 ャンパス跡地 跡地 跡地 バス停距離 六本松:0m(26) 別府団地前:400m 鳥飼:0m(2) (路線数) (4) 梅光園:560m(2) 鉄道駅距離 SB六本松駅:0m SB別府駅:930m SB別府駅:700m (SB:地下鉄) SB六本松駅:970m 都市高速道 西公園:3.0km 西公園:3.7km 西公園:3.1km 路ランプ距離 堤 :4.2km 堤 :3.7km A C B 評価 交通至便 公共交通機関 地下鉄までや までやや遠い や遠い、バス 停は近いが路 線少ない
  • 24. <2.救急面> 検証・検討報告書 P73 18 九大六本松キ 九大田島寮 当仁中学校 ャンパス跡地 跡地 跡地 ヘリ離発着 周辺は住宅地で、航空法に基づく周辺住民等 の容易性 との調整が必要 他の医療機 九大:5.7km 九大:6.4km 九大:6.2km 関とのネット 福大:4.0km 福大:3.4km 福大:3.9km ワーク 九医:2.6km 九医:2.8km 九医:1.6km B B B 評価 他の医療機関とのネットワークは良いが、周辺環 境から救急車の出入りやヘリの離発着が懸念され る。 ※九大:九州大学病院 福大:福岡大学総合周産期母子医療センター 九医:九州医療センター地域周産期母子医療センター
  • 25. <3.経済性> 検証・検討報告書 P73 19 九大六本松キ 九大田島寮 当仁中学校 ャンパス跡地 跡地 跡地 土地単価A 実勢価格 公示価格 公示価格 (㎡あたり) 約400千円 約131千円 約174千円 購入費比較 約12,000 約2,882 約3,271 (A×利用 百万円 百万円 百万円 敷地面積) 評価 E B B
  • 26. <4.敷地の活用性> 検証・検討報告書 P73 20 九大六本松キ 九大田島寮 当仁中学校 ャンパス跡地 跡地 跡地 利用敷地 概ね北側半分 面積 の約30,000㎡ 約22,000㎡ 約18,800㎡ を仮定 評価 B D E 拡張は可能 一定の拡張 駐車場の確 は可能 保や機能の 拡張等困難
  • 27. 検証・検討報告書 P73 <5.療養環境・周辺環境> 21 九大六本松キャ 九大田島 当仁中学校跡地 ンパス跡地 寮跡地 病院として 既成市街地であり、周辺を含めた療養環境の確保 の環境 は困難 直近・周辺 ・幹線道路に面して ・相互一車線 ・相互一車線 の道路状況 いるが周辺道路は ・接道幅員が ・三方を道路に囲ま 一方通行が多い 狭隘で中央 れている 線なし 交通量比較 東油山唐人町線:1.11 東油山唐人町 東油山唐人町線:1.11 (平日混雑 博多駅草香江線:1.38 線:1.11 堅粕西新2号線:1.43 度) 大濠東油山線 :1.11 千代今宿線 :1.39 評価 D E C ※平日混雑度:平日の実交通量を乗用車換算した台数を12時間交通容量で除した数値
  • 28. 検証・検討報告書 P73 <6.まちづくりの視点・現況> 22 九大六本松キ 九大田島寮 当仁中学校 ャンパス跡地 跡地 跡地 都市計画の 第1種住居地域 第1種中高層住 第2種中高層住居 ・商業地域 居専用地域 専用地域 敷地利用 活用の制約 ・処分は公用、公共 ・処分は公用、公 ・城西中学校第2グ 用優先が原則 共用優先ではない ランドとして使用 等 ・南側は裁判所・検 ・一部、文化財保管 察庁等の法曹関連 室及び自転車保管施 施設を跡地利用計 設として使用 画に位置付け ・今後、行政用途へ ・北側は地元まちづ の活用、又は売却を くり協議会が地域 検討 の活性化に繋がる ・水害対策のための 施設を望んでいる ポンプ場を建設中 評価 E C C
  • 29. ※評価の数値化の考え方はP9参照 <第1段階 検討結果> 検証・検討報告書 P73・P74 23 九大六本松 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 キャンパス跡地 59点 60点 67点 総 ・利便性や他の医療機 ・公共交通機関からの距 ・利便性や他の医療機 合 関とのネットワークが 離はややあるが他の医 関とのネットワーク 優れている。 療機関とのネットワー はやや優れて、土地 評 ・敷地の活用性もある クは優れ、土地単価は 単価は安価で経済性 安価で経済性も評価で も評価できる。 価 が跡地利用計画では「 きる。 商業・業務・サービス交 ・敷地面積が狭小で、 と 流機能と居住機能等」 ・周辺道路が狭隘で中 利用者アンケートで と位置づけられている 央線もなく、救急車へ 要望の強い駐車場確 検 。 の対応が懸念 保やファミリーハウ 討 ・土地が高額である他 ・ヘリポート設置は航 スの整備などに不安 があり、将来の拡張 、救急面、特にヘリポ 空法に基づく周辺住民 結 ート設置は航空法に基 等との調整が必要であ も困難。 づく周辺住民等との調 り、一定の拡張は可能 ・救急面ではヘリポー 果 整が必要であり、適地 だが限度あり適地とは ト設置で航空法に基 とは言い難い。 言い難い。 づく周辺住民等との 調整が必要。
  • 30. ④各候補地の比較検討について(第2段階) <1.利便性> 検証・検討報告書 P75 24 香椎副都心 アイランドシティ 土地区画整理地区 バス停距離 千早駅:0m(2) アイランドシティ:0m(4) (路線数) 鉄道駅距離 JR千早駅:0m JR香椎駅:2.1km 西鉄千早駅:0m 都市高速道 香椎浜:0.8km 香椎浜:2.2km 路ランプ距離 A D 評価 交通至便 バスの路線、本数 ともに少ない
  • 31. <2.救急面> 検証・検討報告書 P75 25 香椎副都心土地 アイランドシティ 区画整理地区 ヘリ離発着 航空法に基づく周 病院敷地内の陸上に設けること の容易性 辺住民等との調整 は可能と思われるが、進入区域 が必要 内における障害物について考慮 する必要がある 他の医療機 九大:6.0km 九大:8.2km 関とのネット 福大:14.9km 福大:18.5km ワーク 九医:11.3km 九医:14.9km B B 評価 他の医療機関との 他の医療機関とのネットワーク ネットワークを考 を考慮すると距離的に遠い。 慮すると距離的に 当初から病院を立地する旨の説 遠い。 明を行っており、救急車やヘリ 離発着の理解は得ている。 ※九大:九州大学病院 福大:福岡大学総合周産期母子医療センター 九医:九州医療センター地域周産期母子医療センター
  • 32. 検証・検討報告書 <3.経済性> P75 26 香椎副都心土地区 アイランドシティ 画整理地区 土地単価A 実勢価格 処分計画試算値 (㎡あたり) 約422千円 約134千円 購入費比較 (A×利用 約6,330百万円 約4,020百万円 敷地面積) 評価 E B
  • 33. 検証・検討報告書 P75 <4.敷地の活用性> 27 香椎副都心土地区 アイランドシティ 画整理地区 利用敷地 約15,000㎡ 約30,000㎡ 面積 評価 E A 駐車場の確保や機 整形地で施設の自 能の拡張等困難 由度が高く、拡張 も可能
  • 34. 検証・検討報告書 P75 <5.療養環境・周辺環境> 28 香椎副都心土地区 アイランドシティ 画整理地区 病院として ・東区における副都心 ・療養に適した公園等が確保 であり、療養の場とし できている。 の環境 ては必ずしも馴染まな ・既に公園等があり、今後、 い。 街の熟成により、更に環境整 備が進むことが考えられる。 直近・周辺 ・相互一車線 ・相互三車線~二車線 の道路状況 ・交通至便 交通量比較 福岡東環状線:0.83 奈多香椎浜線:0.87 (平日混雑度) 香椎停車場線:0.91 評価 C B ※平日混雑度:平日の実交通量を乗用車換算した台数を12時間交通容量で除した数値
  • 35. 検証・検討報告書 P75 <6.まちづくりの視点・現況> 29 香椎副都心土地 アイランドシティ 区画整理地区 都市計画の 商業地域 第2種住居地域 敷地利用 活用の制約 ・公社が先行取得し ・まちづくりのコンセプト 等 ている行政区画用 の一つに健康未来都市構 地(1.5ha)につ 想があり、病院を中心に いて、今年度中( 、快適な都市環境を創造 ※H19)に整備の方 する計画がある。 向性を決定予定 評価 D B
  • 36. ※評価の数値化の考え方はP9参照 <第2段階 検討結果> 検証・検討報告書 P75・P76 30 香椎副都心土地区画 アイランドシティ 整理地区 総 56点 75点 合 ・利便性は優れているが、 ・土地単価が安価で、敷地の活 土地単価が高額で財政負担 用性も高く、周辺環境等も優 評 が大きくなる。 れているが、利便性は劣って 価 ・敷地が狭小であるため敷 いる。 と 地の活用性が低い。 ・まちづくりが進むに従い、公 ・まちづくりの視点は、本 共交通機関の充実が図られる 検 可能性は十分にあると考えら 市の東部地域における副都 討 心で商業地域であることか れ、将来的には期待できる。 結 ら、適地とは言い難い。 果
  • 37. 検証・検討報告書 P77 5.現地建替えを含めた比較検討について 31 ①現地建替えと各候補地への移転新築のコスト比較 概要比較 現こども 九大六本 九大田島 当仁中学 香椎副都心 アイランド 病院 松キャンパ 寮跡地 校跡地 土地区画整 シティ ス跡地 理地区 場所 中央区 中央区 城南区 城南区 東区 東区 唐人町 六本松 田島 鳥飼 千早 香椎照葉 予定面積 16,794 30,000 22,000 18,800 15,000 30,000 ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ 土地単価 22.67 40.0 13.1 17.4 42.2 13.4 ㎡当たり 万円 万円 万円 万円 万円 万円 容積率 200% 200% 150% 150% 500% 300% 最大整備可 33,588 60,000 33,000 28,200 75,000 90,000 能延床面積 ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ 概要 現地ロ 新築移転 ーリング 工事期間 61ヶ月 36ヶ月
  • 38. 検証・検討報告書 P77 32 コスト比較 現こども病 九大六本 九大田島 当仁中 香椎副都心 アイランド 院 松キャンパ 寮跡地 学校跡 土地区画整 シティ ス跡地 地 理地区 整備費用 85.5億円 ローリング 42.8億円 なし 費用 土地処分 なし △38億円 収入 土地購入 なし 120億円 28.82 32.71 63.3 40.2 費用 億円 億円 億円 億円 合計 128.3 167.5 億 76.32 80.21 110.8 87.7 億円 円 億円 億円 億円 億円 <金額の根拠> ・整備費用: 73.6億円(新棟建設費:※PWC委託報告書)×1.15(中間免震構造に よる追加)+0.9億円(外構工事費※PWC委託報告書) ・ローリング費用:85.5億円(整備費用)×0.5(専門家意見を参考に事務局で判断)
  • 39. 33 ※注釈 説明資料は、市立病院統合移転事業検証・検討報告書(平成19 年12月)、及び、平成19年4月~12月に行われた検証・検討 チーム会議の配付資料や議事録をもとに作成していますが、上記公 文書に記載のない事項については、検証・検討事務局の職員の記憶 に基づき再構成して作成しております。 なお、今回は4ページの「調査方法」、10ページの「評価項目を 設定する際の主な考え方」、及び32ページの「金額の根拠」が該 当いたします。