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JAPANと業務 提携（2007/12） ■埼玉総体 クロスメディア応援 プロジェクト 「凜！モバイル」（2008/06） ■インターネット 放送局（2007/08 ） ■雑誌版（2007/10） ■Windows Vista用 ガジェット版 （2007/07） ■セカンドライフ版 （2007/07） ■書籍（2007/09） ■ デジタル サイネージへ コンテンツ提供（2008/11） ■ドコモ公式サイト） （2008/10） ■携帯電話版 （2007/08） ■ SaiNetVision 埼玉高速鉄道 /南北線/東急線 （2007/10） ■けんてーごっこ PC版（2006/12） エンターテイメント （ネット広告/ネットプロモーション） 5. こんな本を出しました 「日本で一番最初の Amazon EC2/S3の解説本」 書籍の概要 書名：Amazon EC2/S3 クラウド入門 価格：1575円（税込） 版型：A5判 ページ数:160ページ 学びingはなぜAmazon EC2/S3を選んだのか、 開発、経営の視点での読み物として、 はじめてAmazon EC2/S3を使う人のための 詳細なマニュアルとしても読み応え十分！ ※大人気で売り切れ続出 5 7. 7 自己紹介 五十嵐 学 学びing 取締役 兼 開発部・WEBマーケティング部部長 ・けんてーごっこの企画、開発、運営 ・CloudNews 編集長 ・Amazon EC2/S3のコンサルティング、講演 11. クラウドコンピューティングとは何か？ クラウド以前の環境 クラウドの環境 クラウド側でハードを用意 自分達でハードを用意 ・・・ 自分達でWebサービスを立ち上げるためには サーバやルータなどを購入し、自分達で設定 をしなければならなかった… クラウドコンピューティングを利用すれば、自分 達でサーバの購入をせずに、クラウドのサーバ の計算力とストレージを利用できる。 従来、Webサービスを立ち上げる場合には、自社のサーバを用意するか、データ センター上に自分たちのサーバを用意する必要があった。しかし、クラウドコンピュ ーティングは、インターネット上にある「サーバ」の能力をそのまま利用するため、 自分達でサーバを用意せずに、Webサービスの構築が可能になる。 11 12. 有名ベンダーの参入 2008年 10月 Amazon、EC2を正式版 に移行 2008年 1月 セールスフォース「force.com」を開始 2006年 AmazonがS3とEC2開始 2004年 GoogleがGmail を開始 2008年 10月 Microsoft、自社のクラウド戦略を 発表。 1999年 セールスフォースが開業 2008年 4月 Google、「Google App Engine」 を開始 1999年 2004年～2006年 2008年 2006年ぐらいまでは比較的緩やかに進んでいたが、2008年から突然、海外の インターネットの主要プレイヤーが続々と「クラウドコンピューティング」に参入。 今後は日本のプレイヤーも「クラウドコンピューティング」に参入することが予想 される。 12 16. クラウドコンピューティングの分類 クラウドコンピューティングの分類 開発されたアプリケーションをエンドユーザに 提供するモデル。 GoogleのGmailなどがこれに当たる。 サーバやミドルウェア、プラットフォームを提供するモデル 開発者は、あるシステム設計に沿った方法でアプリケー ションを開発するため制約も多い。 セールスフォースのForce.comがこれにあたる。 サービス提供側でサーバやネットワークを提供するが、 ミドルウェアやOSなどの開発環境は開発者側で選択 できるモデル。 「クラウドコンピューティング」といっても、クラウドコンピューティングには、いくつか の種類があり、それぞれ“できる事”が異なる。クラウドコンピューティングを提供 している形態を見極めて、サービスを利用する必要がある。 サービスを利用したいだけならばSaaS、クラウド上で自由に開発をする場合は、 IaaSを選択する必要がある。 16 17. クラウドコンピューティング・物理サーバの分類 メールシステムがほしい！ Gmailを使う ◎ 高性能、安価、サーバを気にしない △ カスタマイズ性が低い、妥協が必要 クラウドコンピューティング プラットフォームのルールにあわせてメールシステムを作る ◎ よく使う機能が用意されている、カスタマイズ可 サーバのことは気にしない、使った分だけの利用料 × プラットフォームのルールにあわせる、移行が難しい 既存のリソースの利用 Linux、Windowsの環境でメールシステムを作る ◎ カスタマイズ性が高い、既存システムの移行が可能、 ハードは気にしなくてもいい、使った分だけの利用料 × サーバのことを気にする必要あり、ハードウェア拡張ができない 17 Linux、Windowsの環境でメールシステムを作る ◎ カスタマイズ性が高い、既存システムの移行が可能、 回線、電気、温度は気にしなくてもいい、ハードウェア拡張あり × 費用、期間の制限あり、固定費用、ハード障害、移動 Linux、Windowsの環境でメールシステムを作る ◎ 最もカスタマイズ性が高い、何でもできる × 場所、電気、温度、人件費などが膨大にかかる 18. IaaS(イァース) IaaSの代表例「Amazon Web Services」 「IaaS」（Infrastructure as a Service）です。IaaS は「サービス提供側でサーバ やネットワークを提供しますが、ミドルウェアやOS などの開発環境は開発者側で 選択できるモデル」であり、サーバやストレージ環境をユーザ側で設定でき、 その上で自由にサービスを開発できる。 18 19. 19 AmazonEC2とは？ Amazon EC2(AmazonElastic Computer Cloud) ->Amazonのインフラ上に仮想サーバを構築できるサービス 構築した仮想サーバは、実際のサーバと同じようにSSHなどで 接続できる。 《メリット》 ->すぐにサーバの起動・終了ができるので、アクセスが増えた 場合などのサーバの増減が簡単にできる。 ->従量課金制なので、利用した分だけ料金を支払う事になり、 余分な初期コストなどを支払う必要が無い。 20. 20 AmazonS3とは？ Amazon S3(AmazonSimple Storage Service) ->AmazonS3はインターネット上のディスクストレージサービス ->保存できる容量は特に決まっておらず、保存容量とデータ 転送量によって決まる。 《特徴》 ->データの保存容量に制限が無い。 ->Amazon EC2などと連携できる。 21. 21 EC2とS3を利用する方法 ○GUI環境でAmazon EC2を利用する -> ElasticFox -> AWS Management Console ○コマンドラインでAmazon EC2を利用する -> AmazonAPI Tools ○Amazon S3 -> S3 Organizer 25. クラウドの導入メリット クラウド以前の環境 クラウドの環境 ネットワーク保守 などの必要がない 自分でサーバを 用意する必要がない ネットワークの 保守が面倒… サーバを用意 しなければならない すぐにサーバ を増やせない 簡単にサーバ を用意できる。 ストレージを 自由に増やせる ストレージに 限りがある クラウド環境には、現在と比べて以下の大きなメリットがある。 (1)ハード費用＝サーバを用意する必要が無いため、サーバの費用が必要無い (2)伸縮性にすぐれている＝必要な時にサーバやストレージをすぐに増やせる (3)ネットワーク保守＝ネットワーク保守の心配をせずサービス開発に集中できる 25 26. Amazon EC2のコストメリト 大規模なコミュニティサイトを構築する場合 自社構築 Amazon EC2 【初期費用】 ・サーバ 13万円×15台 ・OS ライセンス 18万円×1ライセンス ・サーバラック初期費用 10500円×3 ・回線費用 初期費用 52500円×3 【ランニング費用(月額)】 ・サーバラック 3×210000円 ・回線費用 3×26250円 初期 2,319,000円 ランニング費用 708,750円 EC2のインスタンス(※)15台 【料金】 月額約12万円 ・ 従量課金のため多少変化する。 大規模なコミュニティサイトを作る場合「サーバ」の費用が必要となり、さらにデータ センターを借りる場合「ラック」と「回線」の費用を毎月払わなければならない。 しかし、Amazon EC2であれば、単にインスタンスを起動するだけで、サーバの コンピューティングパワーを使うことができ、好きな時に増強できる。 26 27. サーバ資源の伸縮性に優れている クラウドの環境 従来の環境 ・・・ スペースの関係上 設置できない サーバを設置する場合、実際にサーバを追加 しなければいけないし、設置できるスペース にも限りがある。 自分が使用したコンピューターリソース分だけ 料金が発生する。そのため、無駄な料金が 発生することはない。 IaaS型のクラウドコンピューティング上で作成される「仮想サーバ」は、すぐに起動 ・シャットダウンができる。そのため、必要な時にすぐに「仮想サーバ」が追加でき、 必要がなくなれば「仮想サーバ」をシャットダウンできる。 27 28. 3日で3500台サーバを増加したAnimoto 写真と音楽を アップロードするだけで ミュージックビデオ風の スライドショーが作成できる Webアプリ AnimotoがFacebook用のアプリを出したところ人気が爆発。月曜日に25000ユーザ だったものが、水曜日には25万ユーザと10倍に増加。Animotoは、Amazon EC2 上で動いており、50台ぐらいの仮想サーバを一気に3500台まで増加させた。 28 29. ネットワークの保守の心配が無い クラウドの環境 従来の環境 ・・・ 自分たちで、サーバをセットする場合、自分達 でサーバのネットワークを全てセットアップ しなければならない。 サーバがクラウド環境にあるため、ネットワーク セッティングやネットワーク保守の必要性があり ません。 従来は自分たちでサーバをセットアップする場合、ルーターやハブなどのネット ワーク機器のセッティングが必要でした。しかし、クラウドコンピューティングの 環境であれば、ネットワーク環境はクラウドコンピューティング側が用意・提供 します。そのため、ネットワーク保守の心配がありません。 29 34. 34 ホスティングサービスの限界 従来の環境 クラウドの環境 ホスティング業者の専用サーバでは、サーバを 1台以上借りられず、1台で全てを行わなけれ ばならない。 Amazon EC2のようなクラウド環境の場合、 自分たちの環境にあわせて、サーバを追加 できる。 ホスティングサービスはサーバの増設ができないプランが多く、サーバを追加 したくても、できない場合がある。しかし、Amazon EC2のようなIaaS型の クラウドコンピューティングの場合は仮想サーバを複数台追加することができます。 36. 36 開発スピード さいたま市 けんてーの作成を数週間で行う。 「さいたま市 けんてー」は、 「けんてーごっこ」をベースに 数週間で作成を行う。 従来のホスティングでは、同じサーバを立ち上げる場合には、実態のあるリアル サーバを用意しなければなりませんでしたが、Amazon EC2の場合、すぐに同じ サーバを用意できます。 37. 37 開発コスト 短期間【2週間】でアクセスが集中することを想定し Web、データベースなど10台サーバを用意する場合 ホスティング環境 クラウドの環境 ホスティングでサーバを借りる場合、最低利用 期間の料金も支払わなければならない。 そのため、短期間でもある程度の料金が必要 従量課金のため、使って分だけしか利用料金 がかからないため、最低利用期間や初期費用 が必要ない。 専用サーバの代わりにクラウドコンピューティングを利用すると 短期間でのキャンペーンサイトの場合、コストが大きく下がる 場合もあります。 39. 39 (1)アクセス増減のはげしいサイト クラウドの環境 従来の環境 ・・・ 普段はあまりアクセス数が無くとも、突然アク セスが集中した場合、サーバが負荷に耐えら れない場合がある。 クラウドの環境ならば、アクセス数が多いとき は、サーバを増やし、アクセスが少なくなれば サーバを減らすことできる。 チケット販売サイトのように、人気があるアーティストのライブなどがあれば、普段 の何十倍～何百倍のアクセスになり、サーバがダウンしてしまう可能性があります しかし、Amazon EC2ならば、サーバをリアルタイムで追加でき、大量のアクセスが あっても、サーバを追加できアクセス負荷に耐えられます。 40. 40 (2)運用期間が短いサイト クラウドの環境 従来の環境 利用した分 だけ料金が 発生する 数週間だけの運用で ・初期費用 ・最低利用期間の月額 料金が必要 数週間だけWebサイトを開くため、サーバを 借りた場合、初期費用のほかに、最低利用 期間の料金などが必要となる。 Amazon EC2では、サーバの利用期間した分 だけ払う、従量課金制度となっています。 初期費用などの料金が必要ありません。 運用期間が短い「キャンペーンサイト」を作成する場合、Amazon EC2や Amazon S3を利用すれば、最低利用期間などを考えることなく、すぐにサーバ が立ち上げられます。 41. 41 (3)一時的に大量の処理が必要になる物 ニューヨークタイムスは1851年 から1980年までの過去記事 1100万枚のスキャン画像をPDF化する のに伴い、Amazon EC2のインスタンス 100台を使用。 これにより24時間以内 で終了した 文章データをPDFなどの変換するだけならば、パソコン一台あれば十分ですが、 データの数が数千、数万ともなれば、データの変換に大量の時間がかかります。 Amazon EC2を使えば、数百台から数千台のサーバを用意でき、大量のデータ 変換ができます。 42. 42 (4)データのバックアップ クラウドの環境 従来の環境 従量制で 容量が決まる 250G 250G 250G データ保存のため、オンラインストレージなどを 用意する必要がありますが、ストレージの最大 容量は決まっており、それ以上増やせない。 Amazon S3は、容量制限が無いため、最大 保存容量を気にせずに、データを保存できる。 監視カメラの画像データなどは、普段利用しませんが、データ容量は非常に大きく なります。そこでデータのバックアップにAmazon S3を利用すればいくらでも バックアップが可能です 。 43. Amazon EC2/S3はとてもいいサービス 43 Amazon EC2/S3はとてもいいサービスだけど… ・遅い、落ちる、報告がない ・物理サーバとは違う考え方、ノウハウが必要 ・どんどん新しいサービスが出てくる ・支払方法がクレジットカードのみ ・日本語のサポートが乏しい と心配点があるもの事実。だから… 44. 44 ありがとうございました。 ありがとうございました。 もし「クラウドコンピューティング」上で、ビジネスを行う際には ぜひ、ご相談ください。きっとお役に立てると思います。 学びing株式会社 担当 斉藤、五十嵐 manabi@manabing.jp クラウドコンピューティングの情報サイト「クラウドニュース」 http://cloud.manabing.jp/
