> 7月27日(金)のMJO関連セミナーのお知らせです。
> Time: 15:30-, Fri., 27th Jul.
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> Place: 横須賀研・海洋科学技術館2F・会議室
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CINDY期間中の解析誤差分布の特徴
茂木 耕作 (Qoosaku MOTEKI) (JAMSTEC/RIGC/熱帯P)
2011年10月から2012年2月にかけてインド洋でMJO発生の観測を目的とした国際大気海洋観測計画CINDYが実施された.
ここでは,観測船「みらい」で捉えられたMJO通過前後におけるALERA2による
東西風の解析誤差および解析値の特徴を調べた.(http://on.fb.me/MLTq7i)
MJO通過時期に地表から500hPa付近までの深さの西風極大が現れており,さらに通過の前と後に下層西風の極大が現れた.
こうした西風の極大が現れる1~2日前の中層東風域に解析誤差の極大が現れて
> いることは大きな特徴であった.
また,これらの解析誤差の極大は,徐々により上層で現れるような傾向がみられた.
一方で,誤差の大きい領域の深さで見ると,MJO発生初期が最も深いことも大きな
> 特徴である.
これらの誤差分布の特徴は, MJO およびその前後に発生する対流活動の深さが
解析値の不確定性に寄与しているためだと考えられる.
MJO以外の赤道波との対応関係も見ながら,データ同化実験の方向性も含めて議論したい.