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クラウドの概要と
マイグレーションのポイント
自己紹介
 所属:自宅ラック勉強会
 なまえ:九龍真乙
 Twitter:@qryuu
クラウドの定義
   オンデマンド・セルフサービス
    ユーザー自身が管理者の手をわずらわせずに、必要に応じて瞬時
    にコンピューティング資源を利用できる。

   広範なネットワーク・アクセス
    クラウドの機能をネットワーク経由でクライアント機器のタイプ
    に依存せずに利用できる。

   リソースのプーリング
    コンピューティング資源が備蓄されており、利用者のニーズに合
    わせて割り当て・解放可能になっている。利用者はコンピュー
    ティング資源の物理的な場所については意識する必要がない。

   迅速な弾力的規模拡大・縮小
    利用者の必要に応じて速やかに処理能力を拡大したり縮小できる。

   測定されたサービス
    リソースの使用量が自動的に測定され、最適化される。
クラウドのサービスモデル
   SaaS(Software as a Service)
    アプリケーションのサービス提供
   PaaS(Platform as a Service)
    アプリケーションの稼働基盤を提供。一般
    的にはミドルウェア提供までを指す
   IaaS(Infrastructure as a Service)
    サーバー、CPU、ストレージなどのインフ
    ラをサービスとして提供。
クラウドのサービスモデル
クラウドの展開モデル
 プライベートクラウド
  特定の組織のために単独で運用される。そして、当該組織あるい
  はサード・パーティーにより管理され、オンプレミスあるいはオフ
  プレミスで運用される。
 コミュニティークラウド
  いくつかの組織により共有され、関心事(ミッション/セキュリ
  ティ要件/ポリシー/コンプライアンス)を共有する特定のコ
  ミュニティをサポートする。そして、当該組織あるいはサード・
  パーティーにより管理され、オンプレミスあるいはオフプレミス
  で運用される。
 パブリッククラウド.
  不特定多数の人々や大規模な業界団体などに提供され、対象とな
  るクラウド・サービスを販売する組織により所有される。
 ハイブリッドクラウド
  複数のクラウド定義(private/community/public)から、2 つ以
  上を組み合わせたものとなる。それぞれに固有の実体は保持する
  が、標準あるいや個別のテクノロジーによりバインドされ、デー
  タとアプリケーションのポータビリティ(クラウド間でのロード・
  バランシングのためのクラウド・バーストなど)を実現する。
クラウドの提供モデル
 パブリッククラウド
  展開モデルのパブリッククラウド・コミュニティーク
  ラウドに相当、不特定多数や大規模な業界向けに共通
  のプラットフォームで提供する
 バーチャル・プライベート・クラウド
  パブリッククラウドのリソースをサブネットにまとめ、
  VPN等を用いて企業DCとシームレスに接続することで、
  あたかも自社所有のクラウドであるかのようなサービ
  スを提供する
 エクスターナル・プライベート・クラウド
  社外にプライベートクラウドをホスティンブする形態。
  クラウドの利用は自組織に限定される。
 インターナル・プライベート・クラウド
  自組織のDCにクラウド環境を構築する。狭義のプライ
  ベートクラウド
パブリック・クラウド
   不特定多数や大規模な業界向けに共通のプ
    ラットフォームでクラウド事業者が提供す
    るクラウドサービス
バーチャル・プライベート・クラウド
   パブリッククラウドのリソースをサブネットにまとめ、
    VPN等を用いて企業DCとシームレスに接続することで、
   あたかも自社所有のクラウドであるかのように提供する
    サービス
インターナル・プライベート・クラウド
   自組織のDCにクラウド環境を構築する。
    狭義のプライベートクラウド
エクスターナル・プライベート・クラウド
   社外にプライベートクラウドをホスティンブする
    形態。クラウドの利用は自組織に限定される。
クラウドの技術要素
         コンピューティング仮想化
VM対応      ESXi       KVM      Hyper-V     Xen      OracleVM   Citrix
                                                              Xen
開発        VMware     Linux    Microsoft   Linux    Oracle     Citrix
CPU       透過&仮想      QEMU※1   透過          QEMU※1
メモリ       OC可        OC可※2    OC可※3       OC不可
NW        vSW,DvSW   br0      仮想SW        vif
                              ※4          xenbr
その他                                                SPARC対応
クラウドの技術要素
   ネットワーク仮想化
        仮想スイッチ:
         仮想化レイヤーでの仮想マシン同士のネットワーク
         スイッチ
VM対応     ESXi              KVM       Hyper-V   Xen       OracleVM   Citrix
                                                                    Xen
標準       vSW,DvSW          br0       仮想SW      vif
                                     ※4        xenbr
拡張       Cisco Nexus 1000V Open                Open                 Open
                           vSwitch             vSwitch              vSwitch


     – SDN(Software Defined Networking ):ソフトウェア
       によるネットワーク制御
クラウドの技術要素
    オーケストレーション:
     仮想環境、クラウド環境の管理
ソリュー   vCloud Suite   CloudForms          SystemCenter    OpenStock           CloudStock
ション
開発     VMware         RedHat              Microsoft       OpenStock           CloudStock


制御対象   vSpher         RHEV-M,vSPher,EC2   Hyper-V,Azure   Xen,KVM,vSpher,     Xen,KVM,vSpher
                                                          LXC,Hyper-V
利用例    NTTcom:BHEC    不明                  Windows Azure   NTTデータ              KDDIクラウドプ
       ニフティクラ                                             NTTcom:cloudn       ラットフォーム
       ウド                                                 HP Cloud Services
リソース特性の違い
 クラウド環境では、複数のサーバが
  ディスクを物理的に共有している
 OSのローカルストレージとして認識
  される領域も物理的には共有されて
  いる
 バッチスケジュールなどは他のサー
  バ、クラウド事業者側のバックアッ
  プタイミングなどを意識する必要が
  ある
リソース特性の違い
   クラウドの得意領域
     負荷分散   WEBフロントエンド等
     分散コンピューティング:hadoop、
      NoSQLなど


   クラウドの不得意領域(一般論)
     RDBMS
     GPUアプリケーション
ライセンス条件の変化
   認証方式
     物理ライセンスキー
    USBドングルなどによる認証
    →ライセンスサーバ方式にするなど
    アプリの変更が必要

     MACアドレス認証
    移行によりMACアドレスが変化するた
    め、再アクティベートが必要
    IPアドレス認証への変更も検討
ライセンス条件の変化
   ソフトウェアライセンス
       Oracle DBライセンス
        Oravle DBのライセンスは仮想CPUではな
        く物理CPUでカウント

       すでに社内仮想化を行っている場合
        仮想化ソリューションによっては、ゲスト
        OSのライセンスを優遇しているものがある。
        クラウド移行に際して、優遇がなくなるこ
        とによるコスト変化に注意が必要
Hyper-Vによる仮想化を
   行っている場合
RedHatの仮想化ソリューション
    を利用している場合
   RHEL5 Advanced Platform
    仮想化インスタンス数 無制限

   RHEL6
    仮想化インスタンス数
    1or4or無制限
移行方法
   再構築
       クラウド化においてクラウドの利点(オートスケー
        ル等)を利用したい。
        WEBサーバのような標準的なサーバの場合。
   P2V,V2V
       物理サーバを仮想マシンに変換(P2V)
        または
        仮想マシンを別形式の仮想マシンに変換(V2V)
        仮想マシンをOVF(OVA)形式にて対応するクラ
        ウドへアップロードする
   ISOイメージ化
       サーバをISOイメージとしてバックアップし、クラ
        ウドのユーザISOからのインストール機能を利用し
        てリストアする。
サービスレベルの確認
   移行検討、移行計画におけるポイント
     耐障害性
     ネットワーク性能
     IO性能
マイグレーション手法
   再構築
     クラウドサービスではオートスケーリン
    グ、サーバテンプレート、クラウドアプ
    ライアンスなどの機能が存在します
     クラウド独自の機能を活用するためには、
    マイグレーションではなく再構築が最適
    となる場合もあります
マイグレーション手法
        P2V,V2V
ツール名           Mware vCenter Converter            Disk2vhd               virt-p2v
                                                  SCVMM 2008 R2          virt-v2v

開発             VMware                             Microsoft              RedHat

変換元            Windows XP                         Windows XP SP2 以上      Red Hat Enterprise Linux 4,5,6
物理             Windows 2003                       Windows Server 2003    Windows XP
               Windows Server 2008                SP1 以上                 Windows Vista
               Windows Server 2008 R2                                    Windows 7
               Windows 7                                                 Windows Server 2003
               Linux (RHEL、SUSE、Ubuntu)                                  Windows Server 2008

変換元            VMware Workstation、VMware          VMware ESX/ESX         Xen
               GSX Server、VMware Player、          VMware Workstation     KVM
VMイメージ
               VMware Server、VMware Fusion、       VMware Server          VMware ESX
               VMware ESX
                                                  VMware Fusion
               Microsoft Hyper-V、Microsoft
               Virtual Server、Microsoft Virtual   VMware Player
               PC、Parallels Desktop、

変換元            Symantec Backup Exec System
               Recovery (旧称 Live State
バックアップイメージ     Recovery)、Norton Ghost、
               Acronis、StorageCraft

変換先            VMware Workstation、VMware          Microsoft Virtual PC   Red Hat Enterprise Virtualization
               GSX Server、VMware Player、          Microsoft Hyper-V      2.2
               VMware Server、VMware Fusion、
               VMware ESX
マイグレーション手法
   ISO化
    サーバイメージをISOイメージに変換
    し、クラウド事業者のISOマウント機
    能を利用して、サーバを再展開する。

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クラウド概略(プレゼン)

  • 3. クラウドの定義  オンデマンド・セルフサービス ユーザー自身が管理者の手をわずらわせずに、必要に応じて瞬時 にコンピューティング資源を利用できる。  広範なネットワーク・アクセス クラウドの機能をネットワーク経由でクライアント機器のタイプ に依存せずに利用できる。  リソースのプーリング コンピューティング資源が備蓄されており、利用者のニーズに合 わせて割り当て・解放可能になっている。利用者はコンピュー ティング資源の物理的な場所については意識する必要がない。  迅速な弾力的規模拡大・縮小 利用者の必要に応じて速やかに処理能力を拡大したり縮小できる。  測定されたサービス リソースの使用量が自動的に測定され、最適化される。
  • 4. クラウドのサービスモデル  SaaS(Software as a Service) アプリケーションのサービス提供  PaaS(Platform as a Service) アプリケーションの稼働基盤を提供。一般 的にはミドルウェア提供までを指す  IaaS(Infrastructure as a Service) サーバー、CPU、ストレージなどのインフ ラをサービスとして提供。
  • 6. クラウドの展開モデル  プライベートクラウド 特定の組織のために単独で運用される。そして、当該組織あるい はサード・パーティーにより管理され、オンプレミスあるいはオフ プレミスで運用される。  コミュニティークラウド いくつかの組織により共有され、関心事(ミッション/セキュリ ティ要件/ポリシー/コンプライアンス)を共有する特定のコ ミュニティをサポートする。そして、当該組織あるいはサード・ パーティーにより管理され、オンプレミスあるいはオフプレミス で運用される。  パブリッククラウド. 不特定多数の人々や大規模な業界団体などに提供され、対象とな るクラウド・サービスを販売する組織により所有される。  ハイブリッドクラウド 複数のクラウド定義(private/community/public)から、2 つ以 上を組み合わせたものとなる。それぞれに固有の実体は保持する が、標準あるいや個別のテクノロジーによりバインドされ、デー タとアプリケーションのポータビリティ(クラウド間でのロード・ バランシングのためのクラウド・バーストなど)を実現する。
  • 7. クラウドの提供モデル  パブリッククラウド 展開モデルのパブリッククラウド・コミュニティーク ラウドに相当、不特定多数や大規模な業界向けに共通 のプラットフォームで提供する  バーチャル・プライベート・クラウド パブリッククラウドのリソースをサブネットにまとめ、 VPN等を用いて企業DCとシームレスに接続することで、 あたかも自社所有のクラウドであるかのようなサービ スを提供する  エクスターナル・プライベート・クラウド 社外にプライベートクラウドをホスティンブする形態。 クラウドの利用は自組織に限定される。  インターナル・プライベート・クラウド 自組織のDCにクラウド環境を構築する。狭義のプライ ベートクラウド
  • 8. パブリック・クラウド  不特定多数や大規模な業界向けに共通のプ ラットフォームでクラウド事業者が提供す るクラウドサービス
  • 9. バーチャル・プライベート・クラウド  パブリッククラウドのリソースをサブネットにまとめ、 VPN等を用いて企業DCとシームレスに接続することで、  あたかも自社所有のクラウドであるかのように提供する サービス
  • 10. インターナル・プライベート・クラウド  自組織のDCにクラウド環境を構築する。 狭義のプライベートクラウド
  • 11. エクスターナル・プライベート・クラウド  社外にプライベートクラウドをホスティンブする 形態。クラウドの利用は自組織に限定される。
  • 12. クラウドの技術要素  コンピューティング仮想化 VM対応 ESXi KVM Hyper-V Xen OracleVM Citrix Xen 開発 VMware Linux Microsoft Linux Oracle Citrix CPU 透過&仮想 QEMU※1 透過 QEMU※1 メモリ OC可 OC可※2 OC可※3 OC不可 NW vSW,DvSW br0 仮想SW vif ※4 xenbr その他 SPARC対応
  • 13. クラウドの技術要素  ネットワーク仮想化  仮想スイッチ: 仮想化レイヤーでの仮想マシン同士のネットワーク スイッチ VM対応 ESXi KVM Hyper-V Xen OracleVM Citrix Xen 標準 vSW,DvSW br0 仮想SW vif ※4 xenbr 拡張 Cisco Nexus 1000V Open Open Open vSwitch vSwitch vSwitch – SDN(Software Defined Networking ):ソフトウェア によるネットワーク制御
  • 14. クラウドの技術要素  オーケストレーション: 仮想環境、クラウド環境の管理 ソリュー vCloud Suite CloudForms SystemCenter OpenStock CloudStock ション 開発 VMware RedHat Microsoft OpenStock CloudStock 制御対象 vSpher RHEV-M,vSPher,EC2 Hyper-V,Azure Xen,KVM,vSpher, Xen,KVM,vSpher LXC,Hyper-V 利用例 NTTcom:BHEC 不明 Windows Azure NTTデータ KDDIクラウドプ ニフティクラ NTTcom:cloudn ラットフォーム ウド HP Cloud Services
  • 15. リソース特性の違い  クラウド環境では、複数のサーバが ディスクを物理的に共有している  OSのローカルストレージとして認識 される領域も物理的には共有されて いる  バッチスケジュールなどは他のサー バ、クラウド事業者側のバックアッ プタイミングなどを意識する必要が ある
  • 16. リソース特性の違い  クラウドの得意領域  負荷分散 WEBフロントエンド等  分散コンピューティング:hadoop、 NoSQLなど  クラウドの不得意領域(一般論)  RDBMS  GPUアプリケーション
  • 17. ライセンス条件の変化  認証方式  物理ライセンスキー USBドングルなどによる認証 →ライセンスサーバ方式にするなど アプリの変更が必要  MACアドレス認証 移行によりMACアドレスが変化するた め、再アクティベートが必要 IPアドレス認証への変更も検討
  • 18. ライセンス条件の変化  ソフトウェアライセンス  Oracle DBライセンス Oravle DBのライセンスは仮想CPUではな く物理CPUでカウント  すでに社内仮想化を行っている場合 仮想化ソリューションによっては、ゲスト OSのライセンスを優遇しているものがある。 クラウド移行に際して、優遇がなくなるこ とによるコスト変化に注意が必要
  • 19. Hyper-Vによる仮想化を 行っている場合
  • 20. RedHatの仮想化ソリューション を利用している場合  RHEL5 Advanced Platform 仮想化インスタンス数 無制限  RHEL6 仮想化インスタンス数 1or4or無制限
  • 21. 移行方法  再構築  クラウド化においてクラウドの利点(オートスケー ル等)を利用したい。 WEBサーバのような標準的なサーバの場合。  P2V,V2V  物理サーバを仮想マシンに変換(P2V) または 仮想マシンを別形式の仮想マシンに変換(V2V) 仮想マシンをOVF(OVA)形式にて対応するクラ ウドへアップロードする  ISOイメージ化  サーバをISOイメージとしてバックアップし、クラ ウドのユーザISOからのインストール機能を利用し てリストアする。
  • 22. サービスレベルの確認  移行検討、移行計画におけるポイント  耐障害性  ネットワーク性能  IO性能
  • 23. マイグレーション手法  再構築  クラウドサービスではオートスケーリン グ、サーバテンプレート、クラウドアプ ライアンスなどの機能が存在します  クラウド独自の機能を活用するためには、 マイグレーションではなく再構築が最適 となる場合もあります
  • 24. マイグレーション手法  P2V,V2V ツール名 Mware vCenter Converter Disk2vhd virt-p2v SCVMM 2008 R2 virt-v2v 開発 VMware Microsoft RedHat 変換元 Windows XP Windows XP SP2 以上 Red Hat Enterprise Linux 4,5,6 物理 Windows 2003 Windows Server 2003 Windows XP Windows Server 2008 SP1 以上 Windows Vista Windows Server 2008 R2 Windows 7 Windows 7 Windows Server 2003 Linux (RHEL、SUSE、Ubuntu) Windows Server 2008 変換元 VMware Workstation、VMware VMware ESX/ESX Xen GSX Server、VMware Player、 VMware Workstation KVM VMイメージ VMware Server、VMware Fusion、 VMware Server VMware ESX VMware ESX VMware Fusion Microsoft Hyper-V、Microsoft Virtual Server、Microsoft Virtual VMware Player PC、Parallels Desktop、 変換元 Symantec Backup Exec System Recovery (旧称 Live State バックアップイメージ Recovery)、Norton Ghost、 Acronis、StorageCraft 変換先 VMware Workstation、VMware Microsoft Virtual PC Red Hat Enterprise Virtualization GSX Server、VMware Player、 Microsoft Hyper-V 2.2 VMware Server、VMware Fusion、 VMware ESX
  • 25. マイグレーション手法  ISO化 サーバイメージをISOイメージに変換 し、クラウド事業者のISOマウント機 能を利用して、サーバを再展開する。