More Related Content Similar to Bett 150204 created by Go OTA (20) Bett 150204 created by Go OTA1. 1
-BETT 2014 報告会 in –プ会
英国の教科 ICT から教科 Computing への
移行状況について
© 太田 剛 Go Ota,
2015/02/04
gohome@v006.vaio.ne.jp
注意
かなり短期間でまとめたため、必ずしも内容を保
証するものではありません。特に 2010 年初頭よ
2015 年現在まで、教育行政の組織・仕組みが大幅
に変更に変更されてきたため、かならずしも最新
情報で無い部分もあるかもしりません。また、詳
細や外部団体の位置づけについては現地関係者に
インタビューなどで確認する必要があるかと思い
ます。
教育省の新教科
「 Computing 」の解説ビ
デオでも「パニックにな
らないでください。計画
立ててちゃんとやればう
まくできます」と言って
います。
注意 :
吹き出し部分は太田の
主観や曖昧な情報です
。
2. 2
基礎知識 : 英国の教育システム
画像引用 : 地球の歩き方 http://www.studyabroad.co.jp/koukou/education.html
参考 「イギリスの中等教育修了資格試験( GCSE )の特徴と,我が国の参考とすべきこ
と」
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/sokutei/pdf/vol06/p154-167.pdf
日本の入試ではなく修学認定
義務教育終了時 : 中等教育修了一般資格
( General Certificate of Secondary Education =
GCSE )
後期中等教育終了時 : 大学入学資格( General
Certificate of Education = GCE ) A レベル
(上級)及び AS レベル(準上級)
GCSE
一回の筆記試験ではなく、在学中の小テスト
や、 Course work と呼ばれるようなレポート
の総合評価点。 A-G の 7 レベルの評価となる。
評価基準と評価事例が用意されている絶対評
価。
英国で 5 歳からプログラ
ミングと話題になります
が、小学校の入学年齢が
違いますから
3. 3
基礎知識 : 英国の教育システムとカリキュラム
参考・引用 「現地校入学のために 公益財団法人 海外子女教育振興財団」
http://www.joes.or.jp/madoguchi/img/genchiko_uk-pam.pdf
義務教育の 11 年間を、4段階のキーステ
ージ( Key Stage/KS )に分け、日本の
ように学年ごとではなく、キーステージ
ごとに教科の学習内容を決めている。ま
た実施学年は学校・校長の裁量による。
全国統一テスト
キーステージ2の修了時には、英 語・数 学 お
よび 理 科について、全 国テスト( SAT =
Standard Assessment Test :「 National
Curriculum Test 」、「 Key Stage Test 」など
とも呼ばれています)が行われます。各学校の
標準到達レベルに達している生徒の割合がパ
フォーマンステーブル( Performance Table )
に公表されるため、全国テストの結果は学校選
択の指標の一つになります。
英国の教育情報の説明
は小中高や学年ではな
く、この KSn で説明
されますね
4. 4
基礎知識 : 英国のカリキュラムの遍歴 (ICT 関連に注目して )
1944 年教育法 (Education Act
1944 通称:バトラー法 )
参考引用 : イギリス教育改革の変遷 - ナショナルカリキュラムを中心に -
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/refer/200511_658/065805.pdf
地方教育当局が責任を負うが「管轄地域の教育政策の大
枠の立案」が任務で、教育内容は実質的に学校現場に委
ねられていた ( 中央政府によるカリキュラム統制はな
い )
1988 年教育改革法 (Education
Reform Act)
労働働党ブレアは「政策のトップに教育をかかげた最初
の首相」。市場原理の導入による学校間の競争より、改
善度合いの評価。親と学校、学校と地方、公的部門と民
間などのパートナーシップに基づく教育の活性化を目
指す姿勢
2001 年の教育法で ICT が KS1-4 すべての基礎教科
1999 年ナショナルカリキュラム
改訂(カリキュラム 2000 )
保守党サッチャー政権は教育改革法 (Education
Reform Act) を制定し、「ナショナルカリキュラム」と
「ナショナルテストの実施」を定め、イギリスにおけ
る教育の中央集権化と市場原理および政府による教育
の品質保証を導入。学校監査法 (1988 年 )
2014 年ナショナルカリキュラム
改訂
Gove 教育相スピーチ : 現在のイギリスの ICT 教育は腐っ
ている。ユーザ・インターフェイスの奴隷だ。子供たち
はアプリケーションの使い方を習うように強制され、作
り方は学ばない。
科目自体の名称が ICT から Computing に変更
(2014 年 9 月から各学校で実施 )
5. 5
基礎知識 : 英国のカリキュラムと現場の教育
注意 : 教育省 (Department for Education; DfE) および関連組織
英国において教育省の名称が数年単位で変わっているため、文献など見るとき注意が必要。前の名称は子
ども・学校・家庭省 (DCSF, 2007-2010) 。同様に長年にわたってカリキュラムとアセスメント制定を行っ
てきた QCDA (Qualifications and Curriculum Development Agency) も STA (The Standards and Testing
Agency ) に 2011 年に移行。 QCDA は従来カリキュラムの開発も行ってきたが廃止に伴いカリキュラム制
定の枠組みなど大きく変わる。
参考・引用
「諸外国における教育課程の規準 - 近年の動向を踏まえて - 」
http://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/Houkokusho-4.pdf
「学校教育の質の保証 」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/037/shiryo/06092508/002/003.pdf
教育省
STA( 資格・試験局 )
カリキュラム作成委員
会
ナショナル・カリキュラ
ム
学校現場の教
育
関連リソース
カリキュラ
ム
教育の品質保
証
Ofqual
( 資格・試験監査機
関 )
Ofsted
( 教育水準局 / 学校監査機
関 )
省外独立機関 ( 第三者機
関 )
GCSE/ 全国テスト
(SAT) の実施と好評
学校監査の実施と好評
及び改善支援
校長・運営委員
会による学習内
容・方法の大き
な裁量
教科書・教具・指導方
法
選択・決
定
評価・影
響
参照
・
利用
一般企業
教育関連団体・個人
6. 6
英国の Computing のカリキュラム :Purpose of study
高い品質のコンピューティング教育は、生徒が Computational Thinking/ Creativity を使う
ことによって、この世界を理解して変えることができるようにします。 ( 科目 ) コンピュ
ーティングは数学、サイエンスとデザインと技術の科目に深く関係し、自然や人工的なシ
ステムの両方に対する洞察力を与えます。コンピューティングの中核はコンピュータ科学
で、そこで生徒は情報とコンピュータの原理、如何にデジタルシステムが動作するか、そ
して、これらの知識を、プログラミングを通じてどのように使うかを学びます。また、
( 科目 ) コンピューティングは生徒がデジタルリテラシ ( 使いこなすことと、 ICT を通じ
て、自分を表現したり、考えを発展させる ) を獲得することを保証します。それは将来的
な仕事に適したレベルであり、デジタル社会に活動的な参加者になります ( 太田 訳 ) 。
翻訳原文
National curriculum in England: computing programmes of study
https://www.gov.uk/government/publications/national-curriculum-in-england-computing-programmes-of-study/n
実は教育省の公開したカリキュ
ラムは pdf でたったの 4 ページで
す。少ないですね。 財政難から
政府が QCDA を廃止したからか
な ?
7. 7
英国の Computing のカリキュラム :Contents その 1
KS1
アルゴリズムを理解する
簡単なプログラムの作成とデバッグ
デジタルコンテンツの作成、管理、保存、活用、検索
学校外でのテクノロジーの活用
テクノロジーの安全な利用、個人情報保護
KS2
実世界や物理的問題を解決するプログラムの設計、作成、デバ
ッグ
繰り返す作業をプログラムで実現する
なぜプログラムのアルゴリズムが動くかを理論的に説明する
コンピューターネットワークの仕組みの理解
デジタルコンテンツの評価
様々なソフトウェアを使いこなす
テクノロジーの安全な利用、個人情報保護
参考・引用
「プログラミングを5歳から教えるイギリスの公教育」
http://wirelesswire.jp/london_wave/201409020227.html
National curriculum in England: computing programmes of study
https://www.gov.uk/government/publications/national-curriculum-in-england-computing-programmes-of-study/n
プログラミング以外の内
容も入っていますね。ど
うかわったんでしょうか
?
8. 8
英国の Computing の Contents その 2
参考・引用
「プログラミングを5歳から教えるイギリスの公教育」
http://wirelesswire.jp/london_wave/201409020227.html
National curriculum in England: computing programmes of study
https://www.gov.uk/government/publications/national-curriculum-in-england-computing-programmes-of-study/na
KS3
実世界や物理的問題を解決するプログラムの設計、作成、デバッグ
主要なアルゴリズムの理解(例:検索機能など)、異なるアルゴリズムの比較
2つ以上のプログラム言語の理解、最低一つはテキストベース
ブール代数を使用した簡単なプログラムの理解
ハードウェアとソフトウェアの理解
異なるデータフォーマットがデジタルデータとして使用される仕組みの理解
コンピューターを使った創造的なプロジェクトの実施
テクノロジーの安全な利用、個人情報保護
KS4
コンピューターサイエンス、デジタルメディア、情報通信に関する創造性、知識を強化す
る
論理的、コンピュータサイエンス的な考え方、問題解決の力を強化する
コンピューティングの変化を理解し情報を安全に使用する方法を理解する
9. 9
( 参考 ) 基礎知識 : 英国の ICT のカリキュラム (2014 年以前 )
その 1KS1 (Year 1-2): 日本 幼稚園年長 - 小学 1 年生 (or 小学 1-2 年生 )
○ 発見すること
a .多様な情報源から情報を収集する(情報源とは、例えば人や図書、データベース、 CD-ROM 、ビ
デオ、 TV )
b .多様な形態で情報を保存する(保存形態とは、データベースや情報を保存することをさす)
c .蓄積した情報を検索する(例えば、 CD-ROM を利用したり、保存された作業を使う)
○ 考えを発展させ、何かを起こすこと
a .自分の考えを表現するために文章や表、イメージ、音声を使う
b .決まった目的のために検索した情報から選びあるいは加える方法
c .なにかをつくりだすために計画し指示を与える方法(例えば、タートルでプログラムしたりする
こと)
d .現実と想像の状況下で起こることを見分け発見しようとする(例えば、画像で異なる色を試して
みたり、アドベンチャー・ゲームやシミュレーションを利用したりする)
○情報を交換し、シェアすること
a .多様な形態で情報を提供することで自分の考えをシェアする方法(例えば文章や画像、表、音
声)
b .効果的に自分がつくりあげた仕事を提示する(例えば、公共のディスプレイ上で提示する)こと
を学ぶ
○ 段階的に仕事をレビューし、作り直し、評価すること
a .自分たちの考えを発展させるために、自分たちがしたことを評価する
b .行動の影響を説明する
c .将来の仕事のために変更するかもしれないことを話す
○ 学習範囲
a .プレゼンテーション可能なように異なる手段で探索して情報範囲の作業をおこなう b .多様な
ICT ツールを試してみる(例えば、タートル(画像ソフト)やワープロ・ソフト、アドヴェンチャー
・ゲーム)
c .学校の内外で ICT 利用について話しあう、ことを通じて知識とスキルを獲得し理解していく
参考・引用
「 GCSE と GCE-A レベル試験にみるイギリス ICT 教育の変化」
http://www.dokkyo.ac.jp/shiencenter/pdf/27/08.pdf
10. 10
( 参考 ) 基礎知識 : 英国の ICT のカリキュラム (2014 年以
前 ) その 2
参考・引用
「 GCSE と GCE-A レベル試験にみるイギリス ICT 教育の変化」
http://www.dokkyo.ac.jp/shiencenter/pdf/27/08.pdf
KS4 (Year 10-11) 日本 中学 3 年 - 高校 1 年 (or 高校 1 年 -2 年 )
( 2 )学習プロセス
○ 情報探索
a .課題解決のため必要な情報を組織的に分析する
b . ICT を基礎とする解決をおこなうため必要とされる情報フローを詳しく調べる
c .広範囲の情報源から適切な情報を選択し、その情報の価値や正確性、一見性、バイアスを判断す
る
d .ユーザーのニーズにあう解決を生み出すため情報を発見し発展させ翻訳する
e .情報の選択を批判的に評価し、適正化し、適切な他者からのフィードバックに対して行動する、
○ 思考発達
a .自分たち自身や他者にとっての課題を、 ICT を基礎とする解決を効果的におこなう
b .統合的に効果的に与えられた課題のための適切な ICT ツールを選び利用する
c .自律的に課題解決のために ICT を基本とする複雑な情報を発見し発展させ翻訳する
d .安全に責任をもって ICT を利用する
e . ICT ツールの選択を批判的に評価し、適正化し、適切な他者からのフィードバックに行動する、
○ 情報伝達
a . ICT ツールやシェアできるメディアを使って、多様なコンテキストにおいて情報を効果的に交換
して提示する
b .聴衆や目的、内容に合致した形態で提示するべき情報を考慮したことを示す高品質の解決を作り
出す
c .情報(デジタルコミュニケーションを含む)を安全に責任をもって確かに伝達し交換する、
○ 評価
a .進行にしたがい作業を見直し、評価し、ユーザーのフィードバックに対して批判的に反映し、対
応する
b .自分たちや他者の ICT を基本とする解決について、その効果度合いを評価し、その仕事の質の改
善する結果を利用し、将来の仕事につなげる、
11. 11
英国の Computing カリキュラムと主なリソース
教育省
ナショナル・カリキュラ
ム
KS1&2 (pdf 2 ページ )
KS3&4 (pdf 2 ページ )
参照 National curriculum and assessment from September 2014: information for schools
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/358070/NC_assessment_quals_fa
公認・公式・ ( 資金提供 )
リソース
TES ((Times
Educational
Supplement))
年間計画、授業案、
教材、評価基準など
のリソースを不特定
多数の個人・団体が
登録
小学校の教員向けの
新 Computing の実施
支援プロジェクト
初中等の教員向けの
新 Computing の実施
・準備ガイド
実
施
開
発Computer
at School
開発協力
Master Teachers と
Lead Schools から
なるカスケード型
のトレーニングと
支援のネットワー
ク 実
施
教科書・教
材
GCSE 実施会社
12. 12
リソース : Quick Start Computing
A CPD tool kit for Primary/ Secondary teachers
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」
http://quickstartcomputing.org/
教員のCPD (Continuing Professional Development: 継
続教育 ) 用ツール・キット (64 ページ + CD-ROM)
Contents (Secondary teachers)
Section 1: Leading effective CPD
Section 2: Getting started with confidence
Section 3: A road map for managing change
Section 4: Teaching
Section 5: Resources
Section 6: Assessment and progression
資
金
英国の Computing を担当す
る教員にとってバイブルみ
たない Tool Kit かもしれま
せん。この一つにすべての
情報と手順が入っています
。
13. 13
2 つの Progression Pathways ( 訳は学習の道筋 ? 学習課程 ?)
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 2: / What are the Progression Pathways?
http://quickstartcomputing.org/
By Topics By strands
・ Algorithms
・ Programming &
Development
・ Data & Data Representation
・ Computer Science
・ Information Technology
・ Digital Literacy
・ Hardware & Processing
・ Communication & Networks
・ Information & Technology
Digital Literacy は日本でいうと情報
倫理やインターネットの安全教育
( イギリスでは e-safety) あたりに対
応するみたい。
また日本に高校教科「情報」の問
題解決やメディアリテラシなどは
各教科に割り当てられて、そのカ
リキュラムの中で定義されている
みたい。
14. 14
Computer Science と IT の関係
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 2: / What are the Progression Pathways?
http://quickstartcomputing.org/
日本と同じように、学年が上が
ると CS と IT のコースに分かれ
ることを想定しているみたい。
あと、 DL については図と違っ
て、上の学年でも学習します。
ところで Computing はどう訳
しますか ? SC を含むので情報
科学とはできないし。
15. 15
Progression Pathways by Topics ( 資料 2 参照 )
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 2: / What are the Progression Pathways?
http://quickstartcomputing.org/
KS1&2
KS3
KS4
16. 16
Progression Pathways By strands( 資料 3 参照 )
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 2: / What are the Progression Pathways?
http://quickstartcomputing.org/
KS1&2
KS3
KS4
日本でも小学 1 年から高校 3
年までの、こんな 2 つの
Pathways がほしいですね。
17. 17
Computing is not equal coding & programming
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 2: / What are the Progression Pathways?
http://quickstartcomputing.org/
Computing とプログラミングは違うものである。ちょうどこの関
係は Science と実験の関係のようなものである。
Computing で学習することは基本的原理 (fundamental principal
”と コンピュータを使用するための思考方法 ?”(computational
thinking) である。プログラムはコンピュータとコンピュータを使
用するための思考方法の間をつなぐものである。
イギリスでも Computing に変
わる時、マスコミなどでプロ
グラミングだけが強調された
ようですね。
ところで、 Computational
thinking はどう訳しますか、日
本でも、いろいろな意味で使
われ始めているような気もし
ますが。
18. 18
リソース : TES, This is free of charge to schools and teachers
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
https://www.tes.co.uk/
Top 30 resources to reboot your lesson planning ( 資料 4 参照 )
当日 BETT 会場で配布されていた TES ”の雑誌 Computing” の記事より
MfE のカリキュラム文書の説明では、 MfE の登録用ツィターで登
録申請をした後に Web に登録されるようである。
・学校の教員や大学の研究者が主な投稿者のようです。
”・現在科目 Computing” として 700 以上のリソースが登録されていま
す。けっこう、玉石混合のところがあります。
・年間スケジュール、授業案、授業パッケージ、評価基準などがリ
ソースとして登録されています。
・ No.4 と No.27 は TES 内部でリソースを整理したものでカリキュラ
ムに対応したリソースの対応がまとめられているようです。
・ No.1 の Scratch の教材は非常に多くの教員が使用していると考えら
れます。
・ Top30 にはプログラミング言語として Scratch, Python, Flowol が取
り上げられています。 (GCSE では、テキストを使った言語のテストも
あるので、英国では Scratch と Python という組み合わせが一般的かも
しれません )
19. 19
リソース : Barefoot Computing ( for Primary schools and
teachers)
参考・引用
http://barefootcas.org.uk/
リソース 計画用
教員の学習用
授業用
リソース 地域ごとの担当者、担当組織に訓練された
ボランティアによって学校で実施 ( 近くの
学校で実施されるワークショップに参加 )
90 分のワークショップで主にリソースの使
い方を学習する。
20. 20
リソース : Network of Teaching Excellence in Computer Science.
参考・引用
http://www.computingatschool.org.uk/index.php?id=noe
(Regional) University Partners (70+)
Level 1 (Trainee) CAS Master Teacher
Level 2 CAS Master Teacher
CAS Master Teacher Regional Coordinator
高品質の継続的な CPD 実施組織の形成 / 2012 年に設立
CAS Master Teachers (327)
(n) 2015 年 1 月の実数
CAS Lead School (400+)
100 校プロジェクトや、その実
施教員が、より継続的に緊密に
活動しているイメージにも近い
かもしれません ???
Master teacher は自己申請後、審査を
通ると 5/10 日 (L1/L2) の研修後認定
21. 21
教科書・教材
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 5: / Resources and cources
http://quickstartcomputing.org/
British Educational Suppliers Association
www.besa.org.uk/
www.publishers.org.uk/
いくつかの Computing 用の教科書会社
http://www.hoddereducation.co.uk/comp
https://global.oup.com/education/conten
http://www.switchedoncomputing.co.uk
PGCE( 教育養成課程 ) 用
http://community.computingatschool.org.uk/resources/1787
22. 22
教科書・教材 MOOCs
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 5: / Resources and cources
http://quickstartcomputing.org/
Cambridge GCSE Computing Online MOOC
www.cambridgegcsecomputing.org
Computing for Teachers MOOC
www2.warwick.ac.uk/fac/sci/dcs/schools/cpd
Teaching Computing MOOC
www.uea.ac.uk/study/short-courses/online-learning
23. 23
GCSE 実施
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 5: / Resources and cources
http://quickstartcomputing.org/
学校現場の教
育
Ofqual
( 資格・試験監査機
関 )
省外独立機関 ( 第三者機
関 )
レポートやミニ
テストの評価な
ど
GCSE 実施企
業
筆記試験の委託
実施
一部
委託実施
例 : http://www.gcsecomputing.org.uk/
レポートや活動の評
価基準や評価事例
どうやって、一般
企業が試験問題作
っているんでしょ
うか ?
24. 24
トピック : プログラムの評価
参考・引用 下記サイトより表示・ダウンロード可能
「 Quick Start Computing 」 Section 6: / How do I assess programming?
http://quickstartcomputing.org/
1. プログラムが正しく動作するか ?
最も重要な点であるが、あまり気にしなくていい。他のポイントに注目す
べきである。 ( 良いプログラムが動かない場合は、少しの修正で動くことは
明らかである )
2. プログラムが読みやすいように整えられているか ?
インデントやスペースでループや条件文など判りやすくなっているか。
3. コメントなどがあり、理解しやすくなっているか ?
特定のポイントで処理や変数にコメントを追加する。
4. プログラムの拡張性や再利用が考慮されているか ?
プログラムが拡張しやすいか、又は他のプログラムへの変更や利用が容易
になっているか。
5. ( 製品として ) 良いプログラムであるか ?
ユーザーエクスペリエンスやユーザー要求を満足しているか等の点から、
製品として良いプログラムになっているか。
プログラムの評価方法は興味が
ありますね。これから事例など
どんどん整備されるのでしょう
か ?
25. 25
BETT って何
参考・引用
BETT
http://www.bettshow.com/
British Educational Training and Technology Show で 1985 年から実施、教育と ICT の展示会
では世界最大規模。 2015 年は 4 日間で、展示とセミナーが中心。 (2014 年は 3 万 5 千人
の来場者 )
内容的には内田洋行さんの NEW EXPO
JAPAN(2014 年の来場者 5 千人 ) を幕張メッセ
みたいなところで大規模にしたものと考えれば
いいでしょう。あと、基本的に展示会ですから
、学会とちがって最新情報より現場でどうとい
う感じかな。
セミナー会場 ( トピック
・ Bett Arena
・ Bett Futures
・ Learn Live: HE Learning Value and the Future
Workforce FE
・ Learn Live: Sen Support for Everyone
・ Microsoft learn Live Theatre
・ Schools Learn Live: Primary and Secondary
theatre
・ Schools Learn Live: Primary theatre
・ Schools Learn Live: Secondary theatre
・ Tech in HE
・ UKTI International Business Theatre
多分千人ぐらい入る
Bett Areana
26. 26
Micro soft in BETT
参考・引用
Minecraft
https://minecraft.net/
教育用ツールとしては Minecraft をあ
るていど前面に出していました。
あと、 Quickstartcomputing を初め UK
の教育省関連プロジェクトに対して資
金を出しています。
27. 27
Intel in BETT
参考・引用
Intel Education
http://www.intel.com/content/www/us/en/education/intel-education.html
http://www.intel.com/content/www/us/en/education/master-programs-list.html
Transforming Education for the
Next Generation
Project RED: A Global Tool Kit
for Education Transformation
会場では Edison では
なく、 Galileo と周辺
装置を使った、実習ワ
ークショップを開催し
ていました。
28. 28
LEGO in BETT
参考・引用
LEGO More to Maths
https://education.lego.com/nl-nl/lesi/elementary/lego-education-moretomath
LEGO More to Maths
マインドストーム以外に
も More to Maths という製
品が新しくあり、数学教
育にも進出しそうです。
29. 29
MY ROMO in BETT
MY ROMO
http://myromo.co.uk/
以前見たような気もする
けど、一番印象に残った
デバイスです。キャタピ
ラーの上に iPhone を合体
させるとロボットとして
動きます。
30. 30
もっと時間があったら、調べたらはっきりすること / 面
白いこと
・実際のプログラミング関係のリソース ( 授業パッケージ ) の内容
・ Computing に関する Online 教材の状況 ( 具体的な活用を含む )
・リソースを提供している団体 (CAS 等 ) の位置づけや活動
・主リソースの fare foot や Network of Teaching Excellence の具体的
な活動や状況
・ Computing に関する GCSE の対応・内容
・ GCSE の問題の作成のされ方。
・ Computing に関するレポート / プログラムの評価方法 ( 基準、採点
事例 )
・他の教科における ICT および 21 世紀型スキルの扱い
・学校における ICT 活用について ( 制度、実際 )
・ ICT に関する教育予算や学校の財務について。
・現場での科目 Computing の実施状況、 ( 教員育成を含む )
・学校監査における ICT 活用や Computing の授業実施の位置づけ
・教育養成における Computing の対応。