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宇宙と人間の関わり
131166 新潟県立大学 国際地域学部 丸上翔吏
宇宙と人間の関わり 目次
1. 宇宙と人間の関わりの歴史
2. 宇宙とはどのようにしてできているか
3. 宇宙と人間の関わりの最近
宇宙と人間の関わりの歴史(宇宙開発史)
137億年前 宇宙の誕生
⇒私たちが住む宇宙は137億年前にできました。宇宙が誕生する以前は時間
も空間もありませんでした。最初期の宇宙については推測が多くまだまだ理
解が進んでいません。(弦ガス宇宙論、エキピロティック宇宙論)
46億年前 太陽系の誕生
⇒私たちが住んでいる太陽系ができたのは46億年前です。最初は微惑星の
集まりのような形でしたがだんだん衝突合体を繰り返し原子惑星となっていき
ます。それが成長して現在の太陽系の形になりました。(今回は人間との関わ
りがメインなので詳しい説明は割愛します)
40億年前 生命の誕生
100万年前 人類の出現
1. 私たちが生まれるまで
宇宙と人間の関わりの歴史(宇宙開発史)
2. 古代人と宇宙の関わり
古代人は宇宙を様々な形で利用
星が一年の時間の流れと共に規則正しく動いていることを知る
⇒暦の作成、季節を知るのに利用していた。
古代エジプト文明では
⇒星の観測によってナイル川の氾濫を予測し、農作物の植え付けなどに役立
てていた。
長距離の移動
⇒航海の際に方角を知るためにも星の知識が必須であった。
コラム 星座の始まり
星座の始まりは紀元前3000年頃にバビロ
ニアのカルデア人が星に名前を付けたの
が現在の星座の始まりである。
宇宙と人間の関わりの歴史(宇宙開発史)
3.中世の宇宙観 天動説vs地動説
プトレマイオスの宇宙像
⇒地球を中心としてその周りに水星、金星、火星、木星、土星が回っていると
いう考え方(天動説)。聖書の宇宙の中心は地球であるという記述も相まって、
15世紀の初めごろまで、最も合理的に宇宙を説明した論であるとされた。
著書に「アルマゲスト」。
コペルニクスの宇宙像
⇒コペルニクスは地球が宇宙の中心にあるのではなく、太陽が宇
宙の中心であるとした。その周りを地球をはじめとした惑星が
回っているという宇宙像を提唱した。
また、ガリレオ・ガリレイにより望遠鏡での観測がなされ、より地
動説の正当性が証明される。
宇宙と人間の関わりの歴史(宇宙開発史)
4. 近代的宇宙観の完成
アイザックニュートンによる万有引力の発見
⇒宇宙中のあらゆるものに同じ力が働いていることを発見。これをニュートンは「万
有引力」と呼んだ。ニュートンはこれらの研究をまとめた本を出版。この本を「プリン
キピア」という。
この本は宇宙に働く力と運動についてまとめた本である。これにより、我々の地球
や、太陽系の惑星などあらゆる物体がなぜ動くかを合理的に説明できるようになっ
たのである。
現代に繋がる近代宇宙観が成立した!
宇宙の人間の関わりの歴史(宇宙開発史)
5.宇宙への進出
1926年 アメリカのロバート・ゴダードにより世界初のロケット液体燃料ロケットが打ち上げられる。
1947年 ソビエトにより動物を宇宙に送る実験が行われる(コバエ)
1957年 ソビエトにより初めての人口衛星の打ち上げ(スプートニク一号)
1959年 アメリカにより衛星からの地球の撮影に成功
1960年 初めて動植物が宇宙から生還する。(ソビエト)
1961年 初めての有人宇宙飛行(ユーリイ・ガガーリン ソビエト)
1969年 人類初の月面着陸(アポロ11号 アメリカ)
宇宙開発が国の威信を示す道
具として使われた。しかし結果
的に劇的な技術的進歩が得ら
れた!
コラム
日本人初の宇宙飛行士は秋山豊
寛さん。
日本の宇宙開発 小惑星探査機「はやぶさ」
人と宇宙の関わりの現在
日本でも宇宙開発は進んでいる。この探査機「はやぶさ」が探査
するのは月でも火星でもなく、小惑星である。月は物質が変性し
てしまっているため太陽系初期について知ることができない。し
かし小惑星は比較的原初の状態を留めているため今後の開発
に非常に有意義なサンプルが沢山詰まっている。
はやぶさに関する最近のニュース
はやぶさ2が6年の旅へ=永山悦子(東京科学環境部)-毎日新聞
小惑星探査機はやぶさ2が昨年12月に打ち上げられ、先月末に宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「探査機の状態
は万全」と発表した。・・・・ http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20150213org00m040006000c.html
このように2015年現在でも宇宙開発は続いていて、日本も世界に負けず劣
らずの技術力を持っています。
結論
人間は太古の昔から宇宙と密接に関わりあって生きている。
また、その謎を解き明かすために物理学、天文学様々な科学を利用している。
人間は宇宙開発を進めるたびに様々な技術革新をしてきた。
宇宙開発は様々な分野の科学が集まって初めて始まるものである。
宇宙開発とは、全ての科学の知の結晶である。
http://cosmotec-net.co.jp/column/future3.html COSMOTEC公式ホームページ
http://www.pcix.akita-u.ac.jp/public/column/item.cgi?column3&9 秋田大学 野越三雄教授
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/allure_space.html JAXA公式ホームページ
http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html JAXA公式ホームページ
「人類の住む宇宙」 岡村定矩 日本評論社 2007
出典

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