研究・技術計画学会2013総会での発表資料からの抜粋です。 サービスプラットフォームのタイムマシン効果を図示しています。 急速に普及するサービスのバリューネットワークの端末提供プレーヤーは、通常よりも早くコモディティー化の影響を受け、イノベーションのメリットを短期間で失い、一方サービスプラットフォームのオーナーはプラットフォームが早期に効率化するので、プラットフォームのメリットを短期間に得られると推察しています。 デバイスや技術などをサービスプラットフォーム提供する場合、 サービスプラットフォームの運用効率、サービス品質を高めるために、デバイスや技術などのパフォーマンスの平準化、均一化が求められます。 他の競合する端末または技術供給者よりも優れた技術を有していても、 モジュール化によるコモディティー化を早期に進めたいサービスプラットフォームオーナーの意思により、端末や技術を提供するプレーヤーは本来であれば得られた技術イノベーションのメリットを失うことがある。 失われたメリットは、サービスプラットフォームオーナーがプラットフォームの効率運用、サービス品質の均一化というメリットとして早期に受け取ることになる。 デメリットとメリットの交換がされている。