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不正コピーやチートとの攻防 
立命館大学情報理工学部 
上原哲太郎
やれることvsやっちゃいけないこと 
技術的にできる 
刑法罰にならない 
倫理・慣習上問題ない 
合法 
※あくまで 
ユーザ目線 
※本当は境界は曖昧 
2014/09/02 2
技術的にできてもやったらダメ 
• FDでパッケージソフトが売られてた頃… 
– 「レンタル屋」「集団購入&交換サークル」… 
– 倫理的にはダメっぽいが法的には?! 
• 貸与権は著作権の一つだが不特定多数のみ制限 
• 著作物の私的複製は認められる 
• そこで「技術」を使う 
– 「できてもやっちゃだめなこと」を狭める 
2014/09/02 3
技術のいたちごっこ 
• 防御側 
– そもそも複製しにくくする 
• FDDの異常な使い方 
• 通常FDDでは再現できないもの(ノイズ・ウェーブ) 
– 複製されたことを発見する 
• FDでは1周の長さに個体差:これを記録して照合 
• 攻撃側 
– 機器の利用の工夫で頑張って再現する 
– 複製か否かを判定する部分をバイナリ書き換え 
2014/09/02 4
技術は攻撃側が有利→法対応 
• 法改正して「やったらダメ」を広げる 
– 著作権法(コピーガード回避禁止) 
– 不正競争防止法(コピーガード・アクセス制御回避禁止) 
• 販売違法化で「バックアップツール」は終焉 
• 最近ではマジコン販売が法改正で刑事罰対象に 
• チートも被害が広がれば法改正? 
2014/09/02 5
今使える技術は何か 
• 対不正コピー 
– コピーそのものを防ぐ 
• 耐タンパデバイスに 
紐付け 
• シリアル番号認証など 
• ネットワーク認証など 
• 難読化 
• 暗号:放送鍵など 
– コピーしたものを追跡 
発見する技術 
• 電子透かし 
• 対チート 
– スタンドアロン 
• セーブデータ整合性 
• 電子署名 
– ネット 
• 偽クライアントの検出 
• 適切なサーバ設計 
• 「ちゃんとした」認証、 
脆弱性検査 
– 家庭用ゲームのコピー 
• JB対策 
– 耐タンパデバイス 
– アップデート 
2014/09/02 6
技術を展開する上でのキモ 
• ソフトウェア脆弱性は 
ゼロにはならない 
– JBは完全には防げない 
– サーバもきっと破られる 
• 秘密は漏れることを 
前提に 
– 秘密が破られた場合に 
取り返しがつく仕組みを 
• 暗号そのものは信用 
– その代わり「鍵管理」 
• ICカードなどの 
耐タンパハードウェア 
は信用 
• どの技術がどの程度「 
信頼」できるか理解す 
るのが大事 
2014/09/02 7
倫理的にダメな行為をしない 
• 違法でなくても「倫理的 
にダメ」とされることが 
ある(欺罔行為など) 
– 例えばいくら許諾に 
書いてあっても 
rootkit的なことを 
やってはいけない、など 
• ウィルス供用罪に 
問われかねない行為 
• プライバシーを 
侵害する行為 
– これが一番難しい 
• プライバシー価値観は 
人によって大きく異なる 
– 例:PSNのトロフィー 
2014/09/02 8
法の枠内でチートを扱う 
• チートとなる行為に 
「違法」「刑事罰対象」があるか 
– 業務妨害罪(これが一番簡単で強力だが・・・) 
– 不正アクセス禁止法・ウィルス供用罪? 
– 著作権法(同一性保持権) 
– 不正競争防止法?(複製関係しかない・・・) 
2014/09/02 9
最近ちょっと気になること 
• 倫理・慣習的な「壁」がはっきりしない世代 
– 「できる」=「やっていい」と思ってしまう? 
– カジュアルコピーは今後広がる可能性 
• 「啓蒙的技術」が必要かも 
– 完全にコピーの防止は出来なくても警告を・・・ 
– かつてFDプロテクトの世界では・・・ 
2014/09/02 10

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CEDEC2014 不正コピーとチートの攻防戦 上原使用スライド

  • 2. やれることvsやっちゃいけないこと 技術的にできる 刑法罰にならない 倫理・慣習上問題ない 合法 ※あくまで ユーザ目線 ※本当は境界は曖昧 2014/09/02 2
  • 3. 技術的にできてもやったらダメ • FDでパッケージソフトが売られてた頃… – 「レンタル屋」「集団購入&交換サークル」… – 倫理的にはダメっぽいが法的には?! • 貸与権は著作権の一つだが不特定多数のみ制限 • 著作物の私的複製は認められる • そこで「技術」を使う – 「できてもやっちゃだめなこと」を狭める 2014/09/02 3
  • 4. 技術のいたちごっこ • 防御側 – そもそも複製しにくくする • FDDの異常な使い方 • 通常FDDでは再現できないもの(ノイズ・ウェーブ) – 複製されたことを発見する • FDでは1周の長さに個体差:これを記録して照合 • 攻撃側 – 機器の利用の工夫で頑張って再現する – 複製か否かを判定する部分をバイナリ書き換え 2014/09/02 4
  • 5. 技術は攻撃側が有利→法対応 • 法改正して「やったらダメ」を広げる – 著作権法(コピーガード回避禁止) – 不正競争防止法(コピーガード・アクセス制御回避禁止) • 販売違法化で「バックアップツール」は終焉 • 最近ではマジコン販売が法改正で刑事罰対象に • チートも被害が広がれば法改正? 2014/09/02 5
  • 6. 今使える技術は何か • 対不正コピー – コピーそのものを防ぐ • 耐タンパデバイスに 紐付け • シリアル番号認証など • ネットワーク認証など • 難読化 • 暗号:放送鍵など – コピーしたものを追跡 発見する技術 • 電子透かし • 対チート – スタンドアロン • セーブデータ整合性 • 電子署名 – ネット • 偽クライアントの検出 • 適切なサーバ設計 • 「ちゃんとした」認証、 脆弱性検査 – 家庭用ゲームのコピー • JB対策 – 耐タンパデバイス – アップデート 2014/09/02 6
  • 7. 技術を展開する上でのキモ • ソフトウェア脆弱性は ゼロにはならない – JBは完全には防げない – サーバもきっと破られる • 秘密は漏れることを 前提に – 秘密が破られた場合に 取り返しがつく仕組みを • 暗号そのものは信用 – その代わり「鍵管理」 • ICカードなどの 耐タンパハードウェア は信用 • どの技術がどの程度「 信頼」できるか理解す るのが大事 2014/09/02 7
  • 8. 倫理的にダメな行為をしない • 違法でなくても「倫理的 にダメ」とされることが ある(欺罔行為など) – 例えばいくら許諾に 書いてあっても rootkit的なことを やってはいけない、など • ウィルス供用罪に 問われかねない行為 • プライバシーを 侵害する行為 – これが一番難しい • プライバシー価値観は 人によって大きく異なる – 例:PSNのトロフィー 2014/09/02 8
  • 9. 法の枠内でチートを扱う • チートとなる行為に 「違法」「刑事罰対象」があるか – 業務妨害罪(これが一番簡単で強力だが・・・) – 不正アクセス禁止法・ウィルス供用罪? – 著作権法(同一性保持権) – 不正競争防止法?(複製関係しかない・・・) 2014/09/02 9
  • 10. 最近ちょっと気になること • 倫理・慣習的な「壁」がはっきりしない世代 – 「できる」=「やっていい」と思ってしまう? – カジュアルコピーは今後広がる可能性 • 「啓蒙的技術」が必要かも – 完全にコピーの防止は出来なくても警告を・・・ – かつてFDプロテクトの世界では・・・ 2014/09/02 10