1. let's database testing!!
2010/10/16 YAPC::Asia 2010
@xaicron

2. 自己紹介
name: Yuji Shimada ( 嶋田 裕二 )
works: DeNA
twitter: @xaicron
blog: http://blog.livedoor.
jp/xaicron/

3. 皆さん

4. データーベース
処理のテスト

5. してますか？

6. DB のテストをすると
この SELECT なんにもマッチしない...
INSERT したデータが文字化けしてるや
ん！
UPDATE や DELETE に WHERE 付け忘れ
てて全件あばばば
TRIGGER が間違ってて、データ壊れ
た。。。

7. という事態を未然に防げます！

8. というか。。。

9. 永続的なストレージに実際に
入出力があるんだから
テストするのはあたりまえですね！

10. 今回は MySQL に焦点を絞って
お話します

11. ORM の話もしません

12. 基本的には 生DBI をつかってやり
ます

13. Haw To Testing

14. 鉄則

15. ローカルでテストできる環境を
作ること！！

16. よくない例
ステージング環境のDBに接続してテストする
本番は MySQL だけど、テストでは SQLite を
使う
自分のローカルに立ち上がっている MySQL を
テストに使う

17. 実際に存在している DB を使ってテスト
すると、毎回データが変わってテストに
ならない
本番は MySQL なのに テストでは
SQLite とかは意味がない

18. Test の大まかな流れ
Test::mysqld を使って毎回クリーンな mysql
を立ち上げる
Test::Fixture::DBI を使ってテストデータを
突っ込む
DB 接続して、実際にデータの入出力が行わ
れているかテスト
そして伝説へ...

19. Test::mysqld
new するだけで、lcoal に 新規 mysql が立ち
上がる
DESTROY が走ったら、自動的に mysql を
落とす
Author: kazuhooku

20. DEMO

21. Test::Fixture::DBI
table 作ったり、 procedure / function / trigger 作っ
たり、data ぶっこんだりできる
既存の DB から schema 定義をもってきたり、指定の
レコードをとって来たりできる
make_*_yaml.pl で fixture や database 定義を
YAML に吐き出せる
Author: ZIGOROu, (test: xaicron)

22. DEMO

23. なかなか便利ですが

24. テスト毎にこれを毎回書くのはめん
どいので

25. 適当に組み合わせた
Test Module を書いて使うと
いいでしょう

26. Test::Foo::Fixture::DBI
みたいな名前にして
setup_

27. 実際のテストの書き方

28. の前に

29. DBI を直接扱う上で
便利なモジュールを紹介します

30. DBI と親和性の高いモジュール
SQL::Abstract
DBIx::DBHResolver
DBIx::Connector

31. DBIx::Connector ->
DBIx::DBHResolver ->
DBI

32. という感じでラップすると
なかなかいい感じ

33. DBIx::Connector
DBI の超薄いラッパー
$dbh を局所化できる
多分最大の利点
fixup => で再接続
トランザクション処理をよしなにやってくれる

34. DBIx::DBHResolver
DBI 専用の container みたいなノリ
複数の DB に接続するのに便利
Master / Slave
User と Diary が別の DB
Sharding していてもかなり直感的
DBIx::Connector とも協調しやすい

35. +SQL::Abstract

36. my $row = $model->connector('SLAVE')->txn(fixup => sub {
my $dbh = shift;
my ($stmt, @bind) = $model->sql->select(...);
return $dbh->selectrow_hashref($stmt, undef, @bind);
});

37. みたないな感じでつかえる

38. ようやく実際のテストの話

39. SELECT した結果を
返すもののテスト

40. my $row = try {
$self->connector('SLAVE', $user_id)->run(fixup => sub {
my $dbh = shift;
my ($stmt, @bind) = $self->sql->select(
'user_data',
[qw/id name/],
{ id => $user_id, disabled => 0 },
);
$dbh->selectrow_hashref($stmt, undef, @bind);
});
}
catch {
my $e = $_;
...
};

41. mysqld に fixture を入れる
実際にたたいて値を取得
取得した値が正しいかチェック

42. DEMO

43. INSERT のテスト

44. try {
my $seq = $self->next_seq('MASTER', 'seq_tweet');
$self->connector('MASTER', $user_id)->run(fixup => sub {
my $dbh = shift;
my ($stmt, @bind) = $self->sql->insert(
'tweet',
{ id => $seq, ... },
);
$dbh->do($stmt, undef, @bind);
$dbh->commit;
});
}
catch {
my $e = $_;
};

45. 実際にたたいて値を入力
正常に INSERT されているかチェッ
ク

46. UPDATE とか DELETE も
同じ感じ

47. 特別に難しいことは
やっていない

48. すべての SQL に対して
地道にテストを書きましょう

49. PROCEDURE / FUNCTION
/ TRIGGER
のテスト

50. FUNCTION とは
そのまんま
一連のSQLを関数化できる
CALL function_name(args) で呼べる
値を返すので、参照系に使える

51. PROCEDURE と
値を返さない FUNCTION
主に更新用途
CALL procedure_name(args) で呼べる

52. TRIGGER とは
テーブルの更新タイミングで発火
INSERT / UPDATE / DELETE
SQL なら何でも書ける
PROCEDURE をよく使う (更新なので)

53. FUNCTION のテスト

54. SELECT とおんなじ

55. PROCEDURE / TRIGGER
のテスト

56. INSERT / UPDATE /DELETE
とおんなじ

57. Test::mysqld の問題点

58. make test したときに
すっごい時間がかかる orz

59. 1テスト毎に mysqld を立ち上げて
落としてるから仕方ないよね

60. なんとかしたい

61. なんとかしたい

63. Makefile の書き換え大変です！

64. Module かいたよー
Module::Install::ExtendsMakeTest

65. replace_default_make_test(
includes => ['t/lib'],
modules => ['Test::MyApp::DB'],
before_run_codes => [
sub {
$SIG{INT} = sub { CORE::exit 1 };
my $db = Test::MyApp::DB->setup;
$ENV{TEST_MY_SOCKET} = $db->my_cnf->{socket};
},
],
);

66. みたいな感じで書くと
make test 時に mysqld
が立ち上がる

67. あとは、socket ファイルとかを指定
して接続すれば OK

68. $ENV に値があったら立ち上がっ
ている mysqld を使って、
なかったら 新規に立ち上げるよう
にしておけばいい

69. DEMO

70. というわけで

71. プログラムから扱いそうな
DB の処理は

72. ちゃんとテストできる！！

73. ので、テストを書きましょう

74. 自分（とみんな）のために

75. まとめ
地道にやっていけば DB 処理の大部分をテ
スト
結構ツール類が充実してきている
でもまだ自分で書く部分が多い印象
割とこの辺のノウハウがたまりつつあるので、
よくある処理は Module 化したい

76. DEMO で
使った適当なプロダクト
http://github.com/xaicron/Mayoi

77. ご清聴ありがとうございました

78. Questions?

79. 閑話休題