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xica adelie サンプルデータ分析
“webサービス申込者数”
はじめに	
 2	
ユーザー	
 p  BtoCのwebサービス運営企業	
シチュエーション	
p  webサービスの申込者の増加に影響している要因を把握したい	
  
p  経験則から「6月と9月は申込者が増える」ことは知っているが、どの
程度影響しているのか知りたい	
  
p  曜日によって申込者数の増減がある気がするが、本当に影響がある
のか検証したい	
  
用意したデータの内容	
【成果】	
  
	
  -­‐	
  申込者数	
  
	
  
	
  
	
  
	
  
	
  
	
  
【要素】	
  
	
  -­‐	
  申込者	
	
  -­‐	
  サイト来訪者数	
	
  -­‐	
  TVCM放映量	
	
  -­‐	
  Web広告露出量	
	
  -­‐	
  自社Webリニューアル	
	
  -­‐	
  季節要因	
  
	
  -­‐	
  Sun/Mon/Tue/Wed/Thr/Fri/Sat	
  
※ 上記内容は類似業種へのヒアリング情報に基づいたXICAによる創作です
※ 現実に同様の結果を保証する物ではありません
分析の流れ	
 3	
1.データを用意する	
 2.データを読み解く	
 3.結果を比べる	
p  データを登録する
p  データの概略を把握する	
p  分析機能を使ってモデル
の精度を上げる
p  違ったアプローチの分析
を試す	
p  保存したモデルを比べる
分析の流れ	
 4	
1.データを用意する	
 2.データを読み解く	
 3.結果を比べる	
p  データを登録する
p  データの概略を把握する	
p  分析機能を使ってモデル
の精度を上げる
p  違ったアプローチの分析
を試す	
p  保存したモデルを比べる
1.	
  データを用意する	
p  データセット一覧からデータを開く	
5	
使用するデータを選択する	
※ 新規登録の方法はヘルプを参照下さい
1.	
  データを用意する	
p  分析モデルの編集画面を開く	
  
6	
分析モデルを選択する
1.	
  データを用意する	
p  分析モデルの概要を把握する	
7	
エラーメッセージ
モデルの精度 ・・・ 00.00%	
※ 曜日による影響を検証するための要素	
  (Sun/Mon/Tue/Wed/Thr/Fri/Sat)	
  が現時点ではエラーと判定されているため
にモデルの精度は0.00%として表れている
2.	
  データを読み解く	
 8	
1.データを用意する	
 2.データを読み解く	
 3.結果を比べる	
p  データを登録する
p  データの概略を把握する	
p  分析機能を使ってモデル
の精度を上げる
p  違ったアプローチの分析
を試す	
p  保存したモデルを比べる
2.	
  データを読み解く	
p  「自動」の要素選択機能を使い、曜日による影響の大きさを検証する	
9	
Sun/Mon/Tue/Wed/Thr/Fri/Satの
7つの要素全てでここにチェックを
入れる	
チェックを入れた後に「自動」を
クリックする	
※ ここでは影響のある要素の組み合わせを選ぶ「自動選択機能」を使う	
  
※ 今回は「自動」の対象にしたい要素を自分で選んでいるが、「自動」の横にチェックを入れることで全選択/全解除を行
うこともできる	
  
※ また、左端のチェックを付ける/外すを選ぶことで「手動」で組み合わせを作ることも出来る	
  
2.	
  データを読み解く	
p  結果を確認する	
  
10	
先ほどのエラーは解消されている
モデルの精度 ・・・ 40.58%	
結果に影響する要素 ・・・ 2つ
- 季節要因
(影響力 +44.127)
- Fri
(影響力 -182.005)
※ 現時点の結果からは、「金曜日は申込者が182人減る」 という影響が出るという仮説が導かれる	
  
※ また、季節要因も影響があるので「6月9月は他の月より申込者が44人増える」という仮説も読み取れる	
  
2.	
  データを読み解く	
p  「時間差」の自動選択機能を使い、それぞれの要素が影響を及ぼす時間差を検証する	
  
11	
※ 今度は「時間差」の最適な組み合わせを選ぶ「自動選択機能」を使う	
  
※ 「季節要因」と曜日の要素(「Sun」「Fri」)では時間差は考えないので、今回は自動選択機能の対象からは外してある	
  
以下の4つにチェックを入れる
 「サイト来訪者数」
 「TVCM放映量」
 「Web広告露出量」
 「自社Webリニューアル」	
チェックを入れた後に「自動」を
クリックする
2.	
  データを読み解く	
p  結果を確認する	
  
12	
結果に影響する要素 ・・・ 5つ
モデルの精度 ・・・ 93.81%	
- サイト来訪者数(2)
(影響力 +0.103)
- Web広告露出量(3)
(影響力 +0.052)
- Web広告露出量(5)
(影響力 -0.002)
- 季節要因
(影響力 +44.058)
- Fri
(影響力 -192.775)
※ 「サイト来訪者数(2)」は「2日後の申込者数に影響がある」ことを表わす	
  
※ モデルの精度は	
  [93.81%]	
  まで向上しており、説明力の高いモデルになっている	
  
2.	
  データを読み解く	
p  これまで手を加えてきた分析モデルを保存する	
13	
「保存」を押して現在の分析モデルを
保存する
2.	
  データを読み解く	
p  先ほどのモデルにさらに手を加えて分析を行う	
14	
「TVCM放映量」
「自社Webリニューアル」
という2つは本当にどのような組み合
わせも影響がないか?
2.	
  データを読み解く	
p  先ほどのモデルにさらに手を加えて分析を行う	
15	
「時間差」を0〜9から選ぶ中で、
- 相関している確率が95%を越える
- モデルの精度が良くなる
のいずれかの要素がないか改めて
確認する	
※ 「時間差」の0	
  〜	
  9の中で、「TVCM放映量(1)」のみがモデルの精度が僅かに良くなるが、相関している確率は95%に
は満たない	
  
2.	
  データを読み解く	
p  先ほどのモデルにさらに手を加えて分析を行う	
16	
先ほどと同様に「時間差」を0〜9から
最適な組み合わせを模索する	
※ 「TVCM放映量」と同様に、0	
  〜	
  9	
  のどの「時間差」を設定しても相関している確率が95%を越える要素は見つからない	
  
3.	
  結果を比べる	
 17	
1.データを用意する	
 2.データを読み解く	
 3.結果を比べる	
p  データを登録する
p  データの概略を把握する	
p  分析機能を使ってモデル
の精度を上げる
p  違ったアプローチの分析
を試す	
p  保存したモデルを比べる
分析結果から得られる最終的な仮説	
 18	
曜日による影響として、金曜日は申込者が192人減る傾向があり、逆に日曜日は
5人程度増える可能性があることも見て取れる	
  
	
  
当初想定していた季節要因に関しては、6月9月は他の月に比べて44人増えるこ
とが分かる	
  
	
  
サイトの来訪者は当日よりも2日後の申込数の増加に影響が見られる	
  
	
  
施策の中ではWeb広告露出量が申込者の増加に時間差で影響を及ぼすことが
わかる。	
  
また、TVCMや自社サイトのリニューアルは直接的な関係性は見られなかった	
  

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