2012.9.20 修士研究中間発表の資料です．

1. 自助具のデザインプロセスの研究Research on design processes for self-help devices
11103 今井久嗣

2. f.Labo

4. 加藤源重(Genjyu Kato)1935/9/25-
NPO法人福祉工房あいち
残存機能を使用する大型の物
Kobo Aichi Products
欠損部+自助具 既製品＋追加工

5. リバースエンジニアリング＆フォワードエンジニアリング
・製品の形状だけではなく、構造・機能・設計対象などその製品に対しての分析を行う。
リバースエンジニアリング
設計対象 機能 構造
フォワードエンジニアリング
別の対象に向けて
サムスン電子におけるリバース・エンジニアリング型開発プロセス MMRC-j-165

6. 自助具の分解1
・万能ホルダー＋箸 1.欠損部
2.人体接続部（万能ホルダー）
3.機能部接続部
4.ファンクション部 他の自助具を付け替える
事も可能（e.g.お椀を持つ
為の自助具）
5.既製品
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7. 自助具の分解2
・片手輪ゴム取り
レーザーカッターで出力可能な状態に

8. 自助具の分解3
・靴下が脱げる靴べら
靴べら（既製品）＋モノを掴む機能

9. 加藤さんの自助具のデザインプロセスやデジタル・アーカイブが実際どういうシーンで活用出来
るのか？数名のペルソナを作成し、その中で近しい実在の人物にインタビューを行った。

10. 名前：Kさん
年齢：20代後半
性別：男性
職業：企画デザイナー
住所：岐阜県大垣市
家族構成：父・母・弟
性格：明るく外交的、年齢性別を問わず素直に意見
を言う。ポジティブ。
その他：26歳の時に脳出血の後遺症により左半身麻痺の障がいを持つ。
現在はリハビリ・周囲の支えによって車椅子無しで歩ける程度に回復、自身の体験を元に各
地で講演会・募金活動を行っている。
26歳 7ヶ月
大垣市で福祉施設
自身の体験を元に
脳出血で倒れる 入院・リハビリ ・被災地に向けて
日本各地で講演会を行う
募金活動

11. インタビュー
1.左半身麻痺になる前は感じなかった事、いくつか思いつく物を。
2.伺った内容に関して以下の4項目に分けて現在の対応方法を伺う。
a・残存機能を使用し対応出来ている事
b・どうしても出来ない事、協力を得て行う行為
c・全くやらなくなった事、他者にお願いしている事
d・福祉用具・福祉機器その他道具を使用している事
3.その他（雑談)
・身体の状況・動作可能領域（ビデオ撮影)
・研究についてどう思うか？
・福祉用品や自助具についてどう思うか？
・f.Laboという施設について
二時間
参考文献 The Bootcamp Bootleg - d.school インタビューについて
http://dschool.stanford.edu/wp-content/uploads/2011/03/BootcampBootleg2010v2SLIM.pdf
質的調査法について -上智大学文学部社会福祉科 岡知史
http://pweb.sophia.ac.jp/oka/edu/qr/

12. a.残存機能を使用し対応出来ている事
・コンビニのおにぎりは口を使ってあける。
・ペットボトルのキャップは股に挟んであける。
・本を読む、字を書く時に紙を抑えるのに困る。→左手肘を使用し固定
b.どうしても出来ない事、協力を得て行う行為
・爪を切る事が出来ない。←親の協力を得て行う。
c.全くやらなくなった事
・回答無

13. d.福祉用具・福祉機器その他道具を使用している事
専用用具を使用 日用品を応用
・手すり ・PCのShiftボタンはボールペンなどを口
・杖 に咥えて押す。(よだれが垂れるので嫌だ
・机が常に必要 。)
・以前マジックハンドを購入したが今は使 ・車に関してはハンドルにノブを付けて対
わない。 応、以前は左ハンドルだったが、現在は右
・肩にかけるタイプの財布 。
・荷物の運びには不便がある。雨の日は傘
を持たないと行けないから困る。
・タオルの端に紐をつけて体を洗う。

14. インタビューを元にプロトタイプのアイディアスケッチを作成
b・爪を自分で切る事が出来ない。
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15. インタビューを元にプロトタイプのアイディアスケッチを作成
d・PCのショートカットキーを押す際は口に
ボールペンを咥えて押す。
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16. Kさんのための自助具
・日常的に使用する物としてKさん自身の意見をどう取り入れるか？
（外出先でも使いたい場合など）
・装飾的な好み。
・それを使用している周りの家族がどう思うか？
↓
単に機能を満たせば良い訳でなく、物とその人の生活を含めて自助具の作成を行う。

18. start.
13:30 趣旨説明と岡崎さん・岩島君の自己紹介
14:00
スケッチ
15:20
栗木さんが来ます。
15:30
マッピング&ソーティング
16:30

19. 自助具アイディアの発散
マトリクスの作成
Where
Private Public
Thing
Nail Clipper
PC button
f.LaboにてKさんの為の自助具のアイディア＆ブレインストーミングWSを行う。

20. public
I can make. No YES
private

21. アイディアスケッチ＆ブレインストーミングWS
Idea Idea
discussion
Idea
Idea
Idea
Kさん
interview
f.Labo

22. 名前：Kさん
年齢：20代後半
性別：男性
職業：企画デザイナー
住所：岐阜県大垣市
家族構成：父・母・弟
性格：明るく外交的、年齢性別を問わず素直に意見
を言う。ポジティブ。
その他：26歳の時に脳出血の後遺症により左半身麻痺の障がいを持つ。
現在はリハビリ・周囲の支えによって車椅子無しで歩ける程度に回復、自身の体験を元に各
地で講演会・募金活動を行っている。
26歳 7ヶ月
大垣市で福祉施設
自身の体験を元に
脳出血で倒れる 入院・リハビリ ・被災地に向けて
日本各地で講演会を行う
募金活動

23. 日程
9月末-10月 10月7.8日 プロトタイプ作成期間(2週間） 10月末 11月
修士作品予備審査
Kさんとのディスカッションプ
ロトタイプの決定
Kさんとのディスカッション
アイディア＆ プロトタイプの改良
ブレインストーミングWS

24. ・10/3 午後(2時間程度）
夕方(2時間程度)
-・10/6 13~15

25. 自助具のデザインプロセスの研究Research on design processes for self-help devices
11103 今井久嗣