WCAF Vol.9 「Think of UX」 （2012年11月23日） http://www.wcaf.jp/vol9/

1. キッチンにはスマートフォンとカレーライス WCAF Vol.9 2012年11月23日
いちがみ トモロヲ
∼どこにでもあるような Web の風景∼

2. 自己紹介
• いちがみ トモロヲ（一神 友郎）
• 石川県金沢市在住
• フリーのデザイナー（ 屋号 15VISION ）
• Web のディレクション、デザイン中心に活動
• 執筆や研修講師、イベント運営なども
• Twitter / @ichigami
• Facebook / tomooichigami

3. NO HESHIKO,
NO LIFE?
子供の頃、へしこでご飯三杯食べてたから体が強くなったんだ。
( ichigami )

4. 近著
すべての人に知っておいてほしい すべての人に知っておいてほしい
スマートフォンサイトデザインの基本原則 jQuery & jQuery Mobileの基本原則
MdN（寄稿） MdN（寄稿）

5. イベント運営
3 の倍数の月、年 4 回開催 UX 関連のセミナー・ワークショップ
次回 WDF Vol.7 は、12月8日（土） 今まで 4 回開催、次回は春頃？

6. 本日お話すること
• UX と UX デザインについて
• 日々の暮らしに溶け込む Web
• コンテクストを踏まえた設計
• デザイナーとして 体験 と向き合う

7. UX と UX デザインについて

8. ISO 9241-210 による定義
製品やシステム、サービスを使用した時、
および、使用を予想した時の、人の知覚と反応
分かったような、よく分からないような ...

9. UX とは？
賛成！

10. U X
ser
利用者 体験
Experience

11. 利用者
製品・システム・サービス

12. 利用者
製品・システム・サービス

13. 利用者
製品・システム・サービス

14. 顧客
製品・システム・サービス

15. 顧客
製品・システム・サービス
の体験

16. 体験
例. 友人とのコミュニケーション

17. 直接会う
@Laertes (CC BY 2.0)

18. 手紙を書く
@feverblue (CC BY 2.0)

19. 電話する
@michfiel (CC BY 2.0)

20. ポケベルで数字・テキストを送る
@Hades2k (CC BY 2.0)

21. 携帯電話でメールを送る

22. 「いいね！」とかスタンプとか
@55Laney69 (CC BY 2.0)

23. 基本的な欲求はいつの時代も変わらない
インターフェースと作法が変わる
via @314satoshi

24. UX は4つの期間で分けられる
UX 白書より
利用時間
利用前 利用中 利用後
全体
多種多様な体験を
体験を想像する 体験する 体験を内省する
回想する
予期的 UX 一時的 UX エピソード的 UX 累積的 UX
自らの専門分野だけで考えない
体験の全体を俯瞰し把握する必要性

25. Starbucks Experience Map - Little Springs Design
http://bit.ly/ZXmgdN

26. UXD
顧客の体験を設計する
esign

27. UXデザインの目指す場所
顧客に
•期待してもらう
• 共感してもらう
• 没頭してもらう
• 浸ってもらう
• 愛着を感じてもらう
など良い体験を提供することで、
選ばれ続ける存在となる。

28. 顧客
満足
一五ビジョン

29. 日々の暮らしに溶け込む Web

30. スマートデバイスの普及

31. 8億2100万スマートデバイス
来年は12億台に
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=2227215 via @tetsu_yamashita

32. スマートデバイスの特徴
使いたい時にすぐ使える
いつでもどこででも使える
カメラ・GPS・音楽プレイヤーなどを搭載
Web に繋がっているのが当たり前
アプリケーションで広がる用途
@JD Hancock (CC BY 2.0)

34. APP モノ ＞ コト

35. APP モノ ＜ コト

36. 迫る世代の層の壁
パターン認識 言語理解
via @tetsu_yamashita

37. モバイルデバイス利用シーン

38. モバイルデバイス利用シーン
何かしながら使用している
視界には他の情報もいっぱい
様々な端末機能、他アプリの誘惑
そして・・・

39. なにやってんの？

40. ＿人人人人人人＿
＞ 突然の遮断 ＜
￣^Y^Y^Y^Y^￣

41. コンテクストを踏まえた設計

42. コンテクストを踏まえた設計
• 利用者は解決したい明確な問題を持っている
• モバイルならではの体験を 0 から考える
• コンテンツに没頭できる画面設計

43. Facebook の各種アプリ

44. 待ち時間コンテンツ
東京ディズニーランド ユニバーサル・スタジオ・ 矢場とん
http://bit.ly/svSoLO ジャパン(R)公式アプリ http://www.yabaton.com/
http://bit.ly/QuDuOu

45. 最寄りスポット紹介コンテンツ
LAWSON 金澤の坂道 即ホTEL
http://bit.ly/UT0H8s Webスタンプラリー http://www.sokuhotel.net
http://stamp-pon.com/slopes/

46. 「モバイルだから情報を削ろう」ではなく、
端末機能をふんだんに使える
モバイルならではのコンテンツを考える。
「モバイルには、このコンテンツを盛り込もう」

47. 余談 アップルはスマートフォンサイトをつくらない

48. 大事なことは UI を意識せずに
コンテンツに集中できること

49. デザイナーとして 体験 と向き合う

50. UXデザインは大事と心得る
• 「だいじ」じゃなくて「おおごと」
• サービス開発に携わる全員で顧客と向きあう
• 関わる人を徐々にそしてどんどん巻き込もう
• 責任者を決めよう、できればなろう

51. 越境精神
• 自らの職域だけで考えない
• 職域を超える
• 世代の壁を超える
• そのために思考も行動もとにかく柔軟に
• 色々な層を横断して顧客体験の全体像を把握

52. 最後に大阪への家族旅行体験談を
娘が急な発熱。薬局を探すも...

53. 翌日は USJ 楽しめました

54. ありがとうございました

55. 参考文献
• ISO 9241-210
• UX白書
• 原文：http://www.allaboutux.org/uxwhitepaper
• 日本語訳（hcdvalue）：http://site.hcdvalue.org/docs
• Peanuts butterindenver ja（ by Yoshinori Wakizaka ）：
http://www.slideshare.net/wackiesrock/peanuts-butterindenver-ja
• 世界のしくみが見える「メディア論」―有馬哲夫教授の早大講義録