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アジャイルの夢を実現する–チケット駆動開発で考慮すべき点
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アジャイルの夢を実現する – チケット駆動開発で考慮すべき点
阪井 誠(@sakaba37)
1. はじめに
21世紀の初め、私たちは夢を見ました!それは「アジャイル開発」です。重苦
しい開発標準に自由を奪われ、多くのドキュメンテーションに追われる中で、ソ
フトウェア開発を知的な作業として、合理的で無駄がないプロセスとして再定義
されていたからです。当時の私が心を惹かれたのは、以下のような特徴でした。
先進的・自動化
統合環境・テスト・ビルド・静的解析・etc.•
協調的
全員同席、タスクボード、コードの共同所有、計画ゲーム、朝会、ふ
りかえり
安心
短期リリース 、繰り返し、 テスト駆動開発、 ペアプログラミング、
常時結合
無駄がない
シ ンプルデザイン、リファクタリング、YAGNI、ユーザテスト
柔軟な開発
柔軟– イテレーティブ、インクリメンタル、タイムボックス管理
人に優しい
コーディン グ規約、適切なペース、メタファ
アジャイル開発という理想的なソフトウェア開発は、理想的であるがゆえに乗
り越えなければいけない多くの壁があり、ゲリラ的にはじめても組織の支援がな
ければ続かず、断念した方も少なくなかったようです。
近年になって、UXの向上や効率的な価値の提供、開発環境の変化への対応が必
要とされるWeb開発が増えてくるに従って、従来の一発勝負型の開発ではより良
いソフトウェアの開発は困難になり、アジャイル開発が行われることも増えてき
ました。