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学術研究におけるクリエイティブ・コモンズ
- 2. 自己紹介
• 弁護士
• シティライツ法律事務所 代表
• 主にクリエイティブ、IT、建築不動産分野の法務に関するアドバ
イス・コンサルティング業務でご飯を食べています
• 武蔵野美術大学 非常勤講師(知的財産法)
• 株式会社Fablic社外監査役
• NPO法人ドリフターズ・インターナショナル、一般社団法人マ
ザーアーキテクチュア監事
• Arts and Law代表理事
• Creative Commons Japan理事
• Fab Commons (FabLab Japan Network)
• 著作『クリエイターの渡世術』(共著)、『オープンデザイン ‒
参加と共創から始まるつくり方の未来』(共訳・共著)
• 連載『法のデザイン インターネット社会における契約とアーキ
テクチャの設計と協働』(Business Law Journal)
- 5. 知的財産権の概要
著作権
意匠権
特許権
実用新案権
商標権
対象となる
情報
広く創作的
な表現
美感を伴う
物品のデザ
イン
発明(自然
法則を利用
した創作的
な技術的ア
イデア)
物品の形
状・構造等
の考案(ア
イデア)
文字・図形
その他の
マーク
権利の発生
条件
自動的
特許庁への登録
権利の及ぶ
領域
ほぼ全世界
原則として国内
保護期間の
原則
著作者の生
前+死後50
年間
登録から20
年間
出願から20
年間
出願から10
年間
登録から10
年間(更新
可能)
権利の及ぶ
利用
複製・公衆
送信・翻案
その他広範
な利用
その物品を
製造・譲渡
する等の実
施行為
その物を生
産・使用する
等の実施行
為(物の発明
の場合)
その物品を
生産・使用
する等の実
施行為
指定商品・役
務や類似の
商品・役務に
(商標的に)
使用する行為
- 6. 知的財産権
1. アイデア、コンセプト
Ø 原則としてPD(登録できれば特許権)
2. テキスト、スケッチ、画像、音声、映像、CGデータ、3Dデータ
Ø 著作権
3. ソフトウェア
Ø 著作権
4. ハードウェア(の筐体のデザイン)
Ø 原則としてPD(登録できれば意匠権)
5. ロゴ、サービスマーク
Ø 原則としてPD(登録できれば商標権)
- 28. オープンのメリット
1. アクセシビリティ
Ø オープンにすることで、作品が発見される機会を最大化
し、フィードバックや収益性の工業であり、自身の活動へ
の継続的な注目などが作者や提供者にもたらされること
2. エンゲージメント
Ø 派生作品を公開・集積させ、より深く作品に接することで、
信頼性の高いコミュニティの形成すること
3. ダイバーシティ
Ø 不特定多数の人のゆらぎを取り込んで、作品の成長を
促していくこと
By
ドミニク・チェン『「ファッションは更新できるか会議」議事録』
- 29. オープンのデメリット
1. パクられるリスクが高くなる?
Ø インターネットで公開する以上、©でも無表示でもCC
でもリスクは変わらない!
2. マネタイズが難しい?
Ø フリーミアムなど様々な収益モデルが生まれ始めて
いる
Ø むしろ収益性を加速するケースも
3. クリエイティヴィティの平準化?