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芸能事務所
2019年度後期
植田 康孝
y-ueda@edogawa-u.ac.jp
例えば、ジャニーズ事務所 新卒募集
▪ 2018年3月卒業予定の大卒募集
▪ 1~5名の「マネージャー」および
「企画プロデューサー」。
▪ 月給21万円
▪ 休日が、日曜日、会社指定の土曜日
▪ SMAP問題で、飯島三智派の
幹部やマネージャーが退社
かつて、「リクナビ」で初めて募集中
ジャニーズ事務所 新卒募集
▪ 入社しても1年持たないケースが多い。
▪ 最初の業務は、助手席に座り運転補助。
▪ ファンは、ストーカーや情報漏洩など、
トラブルの元になり易いので
落とされる。
▪ 「私がジャニーズ事務所でやりたいこと」
をテーマに800字以内の自己PR文送付。
かつて、「リクナビ」で初めて募集中
▪ 「ファン」とは、何か?
▪ 企業やブランド、商品が
大切にしている
支持してくれる人
▪ 創業の志、オリジナリティやクオリティ
などを支持してくれる人
新たな体験の創造に向かって
ファンを大事にする
▪ 「ファン」って、
何も言わずに買ってくれる人。
▪ 新規顧客を取らないと
その客をファンにする
新たな体験の創造に向かって
ファンを大事にする
▪ ファンとは、少数(20%)
▪ イメージとしては、バーの常連さん
▪ 多くのバーやカフェに聞くと、
売り上げの80%は常連さんが
支えてくれている。
新たな体験の創造に向かって
ファンを大事にする
▪ 「共感」→「熱狂」
▪ 「愛着」→「無二」
▪ 「信頼」→「応援」
▪ 「ファンからの傾聴」
イベントでもなく販促でもなく
「ファンミーティング」をする
▪ ファン同士を会わせる
新たな体験の創造に向かって
ファンを大事にする
▪ ファン同士で会って盛り上がると
湧き上がるように言葉が出て来る
▪ 「イベント」ではなく
「ファン・ミーティング」の時代
▪ 「傾聴」をして、「ファンのツボ」を知る
新たな体験の創造に向かって
ファンを大事にする
▪ 「嵐」ファンとは?
▪ 「コアファン」 8%
▪ 「ファン」 36%
▪ 「知っている」 32%
▪ 「あまりよく知らない」 17%
▪ 「嫌い」 7%
新たな体験の創造に向かって
ファンを大事にする
「ファン市場規模」を試算すると・・・
「嵐」について
▪「ファン層」 250万人
▪「支出層」 161万人
(支払率 64.4%)
▪「平均支出額」 24,289円
▪「ファン市場規模」 390億円
▪ ファンが年間にどれくらいコンテンツに
支出してくれるか?
▪ 1位 「嵐」 390億円
▪ 2位 「乃木坂46」 370億円
▪ 3位 「EXILE」 269億円
▪ 4位 「ラブライブ」 238億円
▪ 5位 「ファイナルファンタジー」 199億円
コンテンツ力
支出喚起力(博報堂2018年)
▪ 「劇場」ファンとは
▪ コアファン 3.3%
▪ ファン 10%
▪ 知っている 40%
▪ 知らない 46.7%
新たな体験の創造に向かって
ファンを大事にする
▪ 「オンラインビデオ総研」によると、
10代後半~20代の「6人に1人」は、
1カ月に1度もテレビを見ない。
▪ 音楽など趣味嗜好も画一的ではなく、
作り手主導のスターは
生まれにくい時代。
多様化するファンの行動
「ファンテック」
▪ 強烈な演出で全国区の有名人になる
ケースは現在も多いが、
人気が長続きし難い。
▪ 「万人受け」することは、
早く飽きられるリスクを
内包している。
スターの位置付けも変化
「ファンテック」
▪ 「ビッグなスター」よりも
特定の分野で熱烈なファンに
支持される「ディープなスター」を
目指す方が、
「マネタイズ」としては
持続可能性が高い。
スターの位置付けも変化
「ファンテック」
▪ ファンは、
応援している人たちが
階段を上がって行く
様子を楽しむ。
スターの位置付けも変化
「ファンテック」
日本人はどのくらいコンテンツにお金を使っているか?
「メディア消費」でなく「コンテンツ消費」
▪年間平均支出額 70,205円
▪平均カテゴリ数 3.6カテゴリ
▪1カテゴリあたり上限額
年間 15,000円前後
「カテゴリー別消費」金額
項目 カテゴリ 平均支出額
1 アイドル 103,543円
2 メイド・コスプレ 68,114円
3 鉄道模型 63,854円
4 フィギア 43,000円
5 オンラインゲーム 42,000円
6 トレーディングカード 41,000円
7 ミリタリー 38,000円
8 声優 36,000円
9 プラモデル 33,000円
<アイドル消費>
▪ 1人あたり年間消費額 103,543円
▪ 月額換算 8,629円
<市場規模>
▪ 2015年 1,550億円
▪ 2016年 1,870億円
▪ 2017年 2,100億円
芸能プロダクションとマーケティング
アイドル市場(矢野経済研究所)
0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%
邦楽ロック・ポップス
アニソン・声優
韓流・Kポップ
アイドル
2.5次元
50%
59%
66%
75%
88%
グッズ購入者の割合が高い音楽ジャンル
コンサートグッズ購入費 22,386円
▪ 2.5次元、アイドルのファンはグッズを買う
▪ チケット代 59,560円
▪ グッズ購入 22,386円
▪ 購入理由
「思い出、記念品として」 78%
「アーティストを応援したい」 61%
「会場との一体感を楽しめる」 49%
グッズ購入者の割合が高い音楽ジャンル
コンサートグッズ購入費 22,386円
<アイドル消費>
▪ アイドルビジネスの収益は
CD、ライブチケット、グッズなどの
物販が柱。
▪ その柱に握手会の
チケットを付加価値として付け、
更なる消費を促す。
芸能プロダクションとマーケティング
アイドル市場(矢野経済研究所)
▪ 情報過多とエンタメ過剰
▪ 若者は情報に溢れている
「情報の一粒」時代
▪ ここまで情報が多いと、露出を増やしても
話題化しても砂粒を増やすだけ、
届かないし見てくれない、覚えてくれない
新たな体験の創造に向かって
ファンを大事にする
▪ 「ファン」がそこにいることに気付くこと
▪ 新規ファンを継続ファンに、
さらには、大ファンに仕上げること。
▪ これが容易でないことは
マーケティングの専門家なら分かっている。
▪ しかし、ここにはすでに「ファン」がいる。
「グローバル」&「デジタル」
芸能事務所にデジタル変革
▪ 収入の大半をテレビや映画、雑誌の出演、
チケットやグッズの販売に
依存していた芸能界は旧態然。
▪ 求められるのは、「ファン・エンゲージメント」。
SNSを使い、ファンとタレントの
「コミュニケーション」を活発にする。
「グローバル」&「デジタル」
芸能事務所にデジタル変革
▪ 今までチケットを誰が購入したかも
分からなかったが、
アプリを導入すれば、
何回来場してくれたかが分かる。
▪ 現場に行かなくても、グッズを買えるように
オンラインチャンネルを充実する。
「グローバル」&「デジタル」
芸能事務所にデジタル変革
▪ 遠距離から応援する人には
トークンを購買してもらい、
ファンによる「投げ銭」も
新しい収入源となる。
▪ 新しい「ライブエクスペリエンス」も可能に。
ライブ会場にカメラを置けば、会場にいる
臨場感で観戦できる。
VR効果で、家でもライブにいる凄い体験。
「グローバル」&「デジタル」
芸能事務所にデジタル変革
▪ ストリートミュージシャンを
応援するため、
路上のギターケースに
▪ フィギアスケート選手を
応援するため、
スケートリンクに観客から
様々な贈り物が投げ込まれる。
未来のスター、アイドルを応援する
アナログの「投げ銭(ギフト)」
▪ ライブ動画の配信者などに
贈られるデジタルギフト
▪ 「花束」や「ぬいぐるみ」など
かわいらしいデザインや
音声付き仕掛け付きなど、
投げることで配信者と交流できる
未来のスター、アイドルを応援する
「投げ銭(ギフト)」
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 映画会社が専属俳優のオーディション
▪ 各芸能事務所のオーディション
※「東映ニューフェイス」など
基本的に非公開
1950年代~60年代
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 「東映ニューフェイス」から、
高倉健、千葉真一
▪ 「東宝ニューフェイス」から、
三船敏郎エアのスターを輩出。
1950年代~60年代
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ オーディションがテレビ番組に
「スター誕生!」「夕やけニャンニャン」
「ASAYAN」など
▪ オーディションのショー化
「全日本国民的美少女コンテスト」
(オスカープロモーション)など
1970年代~90年代
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 「スター誕生!」から、山口百恵
▪ 「夕やけニャンニャン」から、
おニャン子クラブ
▪ 「ASAYAN」から、
モーニング娘。
1970年代~90年代
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 相対的に話題が乏しく衰退
▪ AKB48選抜総選挙は
メンバーになるためのオーディション
ではなく、メンバーの中らのシングル曲を
歌うメンバーを選抜するためのもの。
2000年代~
▪ 「アイドル戦国時代」と呼ばれる
活況が始まったのは、2010年頃
▪ 音楽性の「Perfume」と
親しみ易さの「AKB48」
は、不遇の時代を
経ながらも、「いつかは花開く」との夢を
掻き立てられて来た。
2010年頃は「アイドル戦国時代」活況
アイドルグループも「二極分化」
▪ 2018年、アイドルネッサンス、
GEM、チャオ ベッラ チンクエッティ、
などが活動を終えた。
▪ 9月以降も、PASSPO☆、ベボガ!、
ベイビーレイズJAPAN、バニラビーンズ
などが解散。
「坂道シリーズ」の陰でグループ解散続く
アイドルグループも「二極分化」
▪ ℃-ute、Berryz工房のように
一定の人気を得ながらも、
ブレイクせず10年以上の
活動に終止符を打った。
▪ 歌唱力の「リトグリ」、ダンスの「e-girls」
アニソンの「μ’s」など、
新たな売り出し方で「差別化」
「坂道シリーズ」の陰でグループ解散続く
アイドルグループも「二極分化」
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 事務所主体から応募者主体へ
ユーチューバーがスターに
2000年代~
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ ユーチューバーの大半は
もともとは素人。
▪ ネットに自らプロデュースした動画を上げ、
人気を競い、人気を得た人はテレビなど
からも声が掛かる。
そこに事務所主導的な要素は薄い。
2000年代~
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 応募者が軽い気持ちで応募
▪ 「歌って、踊って」から
「企画して、共感してもらって」へ
2000年代~
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 日韓のオーディション発の
「IZ*ONE(アイズワン)」が
脚光を浴びる。
▪ 男性オーディション番組もスタート
運営「myata(マイスタ)」
2000年代~
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 視聴者投票によって
勝者が決まる
韓国の「PRODUCE 101」。
▪ 「IZ*ONE」を生んだ。
2000年代~
▪ 2018年6月15日から
「プロデュース48」を
週1回放送した
▪ 視聴者の投票で
新生アイドルユニットの
メンバー12人を選んだ。
オーディション番組「PRODUCE48」
日韓ユニット「IZ*ONE」
▪ 公式サイトには
韓国語や日本語、英語
中国語ばかりでなく
タイ語やベトナム語
の書き込みが溢れた。
8月31日の最終選考の
生放送に向け
投稿が過熱した。
オーディション番組「PRODUCE48」
日韓ユニット「IZ*ONE」
▪ 日米韓や東南アジアでは
衛星やケーブルで放送
その他の地域には
動画サイトを通して配信
▪ 音楽コンテンツ販売、
KPOPイベントへの集客
につなげた。
オーディション番組「PRODUCE48」
日韓ユニット「IZ*ONE」
▪ 日韓のアイドル96人
(AKB48・39人、韓国57人)が参加した
オーディション(12人を選出)
▪ 第9週で残った30人のうち、
日本人は10人。
(韓国では実力重視の傾向)
オーディション番組「PRODUCE48」
日韓ユニット「IZ*ONE」
オーディション 総選挙
宮脇咲良(HKT48) 2位 3位
矢吹奈子(HKT48) 6位 9位
本田仁美(AKB48) 9位 82位
▪ 半年のオーディションで勝ち抜き
▪ 世界デビュー
▪ 「NO WAY MAN」は3人壮行曲(フロント)
▪ 2021年4月に日本復帰
オーディション番組「PRODUCE48」
日韓ユニット「IZ*ONE」
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ リアル育成ゲーム
▪ オーディションの応募者を
ファンが育てて行く感覚を持って
オーディションを楽しむ
(アイドル育成ゲーム、「たまごっち」)
2000年代~
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 実際に「育てる」ことは
出来ないが、
「支援」する仕組みは整っている。
▪ 近年、ネット動画配信で広がっている
デジタルギフトを送るサービスは、
「投げ銭」と呼ばれる、新たな応援。
2000年代~
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 韓国のオーディションでは
ファンが応援する人の
「広告」を出している。
▪ 日本では、肖像権の問題などで
簡単には出来ない。
2000年代~
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 「歌がうまい、ダンスが上手」といった、
かつてのスター・アイドルの評価基準だけ
では、勝ち残れない。
▪ 動画やSNSを通じて自らをプロデュースし、
ファンに共感してもらう力が必要。
2000年代~
▪ 「坂道合同オーディション」、
応募数 129,182人
最終審査 82人
合格者 38人(競争倍率 3,400倍)
乃木坂4期生、欅坂2期生、
けやき坂3期生へ加入
「坂道シリーズ」オーディション
動画「SHOWROOM」
「坂道シリーズ」オーディション
年月 グループ 期 応募総数 合格者 主な合格者
2011年8月 乃木坂46 1 38,934 36人 生駒里奈
2013年3月 乃木坂46 2 16,302 14人 堀未央奈
2015年8月 欅坂46 1 22,509 22人 平手友梨奈
2016年5月 けやき坂46
(日向坂)
1 12,000 11人 柿崎芽実
2016年9月 乃木坂46 3 48,986 12人 大園桃子
2017年8月 けやき坂46
(日向坂)
2 15,000 9人 小坂菜緒
2018年8月 3グループ合同 129,182 38人
動画「SHOWROOM」
◼ 乃木坂46、欅坂46は、
オーディション時点から
候補メンバーの
個人情報を配信して
加入前から個々の特徴を
ファンに知らせて、
固定ファン獲得を目指す。
動画「SHOWROOM」
「坂道シリーズ」オーディション
▪ 毎日更新しないと、人気が上がらない
▪ 頑張っている人が報われる世界
「デジタルコンテンツ配信」最前線
「SHOWROOM」
•「アイドル」と「アーティスト」の
違いは何か?
•アイドルは、
ファンとの距離が近い
•アイドルは、
「ライブ配信」で
ファンの気持ちを直接聞ける。
アイドルの世代交代
「劇場」→「握手会」→「ライブ動画」
「YouTube」は、
幅広く認知される「知名度」
を上げるのに、効果的。
「SHOWROOM」は、
お金を払ってまで応援する
熱いファンを獲得する「人気」
を上げるのに、効果的。
「知名度(認知)と「人気」の違い
◼ 観客は、「星」を演者に送るが、
余った星を使うため、
観客自ら新人タレントを
探し回っている。
DeNA運営
動画「SHOWROOM」
オーディションが再注目
オーディションの変遷
▪ 日本のオーディションは、
劇団のキャスト募集といったものを
除いても、1,000はある。
▪ 5G時代が到来して、ファンとやり取り
しやすい動画により、オーディションが盛んに
2000年代~
◼ 2018年4月からサービス開始。
◼ アイドル、モデル、お笑い、ボーカル、ダンスなど
キャスト(投稿者)は課題となるテーマに沿って
パフォーマンス動画を投稿
◼ ユーザーは気に入ったキャストにポイントを送り
応援でき、ファンコミュニティであるチア部で
交流を楽しめる。
応援アプリ「mysta」
「未来のスター」を応援するアプリ
◼ キャストは、獲得ポイントでランキング化され
上位者には活躍の場が提供される。
◼ 単純に動画を楽しむだけでなく、
動画に上げる人の目標を応援して
一緒に体験して行く
「体験型アミューズメント」のイメージ。
応援アプリ「mysta」
「未来のスター」を応援するアプリ
◼ 世良マリカ(16歳)
◼ 「ミス・ワールド」の「mysta枠」から
オーディションに参加し、
日本代表に選ばれた。
(応募総数8,415人、ファイナリスト30人)
◼ 史上最年少の日本代表
応援アプリ「mysta」
「未来のスター」を応援するアプリ
◼ 世良マリカは、ライブ配信との違いについて
「ライブ配信だと、配信する時に
自分が映っていないといけないですよね。
mystaは1回撮った動画を投稿すれば、
常に誰でも見られる。
リアルタイムではないのが自分でもやりやすいし、
他の人もいつでも見に来れるので、
そこがメリットだと思います」
応援アプリ「mysta」
「未来のスター」を応援するアプリ
◼ 韓国サバイバルオーディション番組の日本版
◼ 番組の基本フォーマットは韓国と同様。
◼ 4回ある選考過程のすべてで
「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者に
よる投票が行われ、
勝ち残る者が決定する。
「PRODUCE101」JAPAN
視聴者の投票でデビューが決まる
◼ 芸能事務所に所属していないことを参加条件
◼ 101人の練習生が最終的に
11人組ボーイズグループでのデビューを目指す。
◼ 9月25日の初回と12月の最終回はTBSで放送
◼ 「GYAO!」にて、毎週木曜21~23時に配信
全12回、ナインティナインがMC
◼ 練習生が歌う主題歌が1日で100万回再生。
「PRODUCE101」JAPAN
視聴者の投票でデビューが決まる
▪ 2009年 暗黒時代
売上高は、ピークの1/4に落ち込んでいた
▪ 2012年
ゲーム会社「ブシロード」が買収
▪ 大胆なメディア戦略で、
売上高は、6年で5倍に急伸。
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ メディア改革
ハロルド・ジョージ・メイ社長
(タカラトミーを立て直した人物)
▪ コンテンツを輸出する
「グローバル&デジタル」戦略。
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ 2019年4月、
「プロレスの聖地」と呼ばれる
「マディソン・スキア・ガーデン」
での興行は、
16,000枚のチケットを16分で完売
▪ オーストラリアや英ロンドンなど新天地を開拓
▪ 2019年の海外単独興行は
2014年比で3倍。
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ 海外興行は認知度を高めて
動画配信の有料会員に引き込むのが狙い
▪ 新日本プロレスの2019年7月期の
売上高は54億円で、前期比1割増。
▪ 動画有料会員数は、10万人で
前年から6割増、半分が外国人
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ 日本のプロレス用語や言い回しを熟知した
外国人スタッフによる
英語字幕が就いた動画も急増
▪ 「ユーチューブ」の
新日本プロレス英語版の
再生回数は前年比6倍に伸びた。
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ 2012年、ブシロードが親会社になると、
全選手にツイッターアカウントの取得を
求めた。
▪ 新日本プロレスの公式ツイッターは
フォロワー数が38万人。
2014年から、試合中に勝敗以外の情報を
リアルタイムに発信し続ける「実況」を開始。
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ SNSでの発信効果
▪ 男性ばかりだった客層は、
4割が女性に、1割が子供に。
▪ 観客動員数は、ブシロード傘下の
6年間で3倍以上になった。
伝統を捨て、新たな市場の創出に成功
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ 「サイバーエージェント」は
2017年7月
日本のプロレス団体「DDT」を買収
▪ 「AbemaTV」は、
プロレスとの相性が良いと考えた。
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ 海外も含めた新規顧客の獲得と
従来のファンの囲い込み
という「攻め」も「守り」も
カギを握っているのは、「映像」。
▪ 「5G」の時代を控え、
「映像」の持つ可能性と重要性は
膨らむばかり。
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ 親会社の「ブシロード」は、女子プロ進出。
▪ 2019年12月1日~、
女子プロレス団体「スターダム」を
「ブシロードファイト」に。
▪ 長い低迷期にある女子プロレス界で
人気選手を次々と輩出したトップ団体。
「興行」から「コンテンツ企業」に変身
参考にすべき「新日本プロレス」
▪ 韓国から大谷亮平
台湾からディーンを連れて来た歴史。
▪ シンガポールのテレビ1話5万円が
中国ネット動画配信1話だと
100万円で買ってくれるので、
エンタメ界には、中国は大きな魅力
「アミューズ」に学ぶグローバル戦略
芸能事務所の海外展開
▪ ヘビーメタル、アメリカンロック、
テクノポップという既にファン層が
確立しているニーズに応える。
▪ BABYMETAL
▪ ONE OK ROCK
▪ Perfume
「アミューズ」に学ぶグローバル戦略
芸能事務所の海外展開
▪ 国によって嗜好性が違う
▪ 中国系はバラード、東南アジアは
ハードロックが人気、
▪ 「ONE OK ROCK」も
台湾ではバラード
インドネシアでは
ハードロックで合唱
「アミューズ」に学ぶグローバル戦略
芸能事務所の海外展開
▪ 日本のアイドルは表情に乏しく、
能面のようと言われる。
▪ 大人しい子で良いから、
表情豊かで
肉感的な子が人気
(15年前の藤原紀香がイメージ)
「アミューズ」に学ぶグローバル戦略
芸能事務所の海外展開
▪ 2018年3月 初めてYouTubeに
「ジャニーズJr.チャンネル」開設
HiHi Jets
美少年
Six TONES
Snow Man
Travis Japan
各曜日ごとに、アポなしの旅ロケ、
罰ゲーム、コンサート舞台裏を公開
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 19~22歳の6人組。
▪ デビュー前から大きな注目を集め、
2018年5月に発表された
デビュー曲「シンデラレガール」は
70万枚以上を売り上げ、
「嵐」以来の大型新人となった。
ジャニーズ事務所「キンプリ」
2018年デビューの6人組
▪ ジャニーズ事務所には、
約90名のデビュー組と
その下に300名近い
デビュー予備軍の
「ジュニア」が在籍。
▪ SMAP独立問題で、ジュニアとも契約書を
交わすようになったが、ワンステージ1万円
ジャニーズ事務所
デビュー予備軍に溢れる
▪ ジャニーズ事務所には、
ブレークの
タイミングを逃した
「ジュニア」も数多く在籍。
▪ 「Snow Man」は、
結成5年以上が経つものの、
CDデビューを果たせていなかった。
ジャニーズ事務所
デビュー予備軍に溢れる
▪ 2019年
5月16日 山下智久 インスタグラム開設
8月8日 Six TONES YouTube
単独のアーティストch開設
8月8日 Six TONES インスタグラム開設
8月8日 Sonw Man Weibo開設
8月8日 Travis Japan インスタグラム開設
8月23日 ジャニーズ事務所
事務所としての公式アカウント開設
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 2019年 8月23日
Six TONES
「ジャニーズJr.チャンネル」からの
卒業を発表
オリジナルチャンネル
をスタート。
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ YouTubeでの番組人気が評価され、
同社が世界展開する
アーティスト・プロモーションの
日本第1弾に選ばれた
▪ Jr.の活動スタイルは
確実に変わりつつある。
ジャニーズ初の配信デビュー
「SixTONES」ストーンズ(80P)
▪ 2018年3月、ジャニーズ事務所は
YouTubeに、ジャニーズJr.の
公式チャンネルを開設、
5グループが番組配信
▪ 4月に配信した新曲の
パフォーマンス映像が
1か月弱で再生回数100万回を突破。
ジャニーズ初の配信デビュー
「SixTONES」ストーンズ(80P)
▪ 2018年11月に
滝沢秀明プロデュースの
ミュージックビデオ「JAPONICA STYLE」
が350万超の
再生回数を記録
▪ 他のオリジナル曲の再生回数も伸張
他のグループに比して、3倍の再生回数
ジャニーズ初の配信デビュー
「SixTONES」ストーンズ(80P)
▪ Six TONES
「ジャニーズJr.チャンネル」で
ドッキリ企画からドライブ旅行まで
約100本を公開
登録者数
「ジャニーズJr.チャンネル」 68万人
「Six TONES」 25万人
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 2019年 8月9日
Six TONES
代表曲の
「JAPONICA STYLE」
英語版が公開
日本語版は
既に再生回数1,000万回を超えている。
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 2019年
8月23日 ジャニーズ事務所
事務所としての公式アカウント開設
Travis Japan「Namidaの結晶」
ミュージックビデオが
1本目の動画として公開
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 2019年
10月9日 「嵐」がユーチューブの
公式チャンネルを開設。
「A・RA・SHI」
「Love so sweet」
「Happiness」
「truth」
「Monster」 の5曲のビデオ公開
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 2019年
10月9日 「嵐」がユーチューブの
公式チャンネルを開設。
コメント欄には、
「ありがとう!」
「泣いた」
などと喜びの書き込みが殺到した。
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 音楽ソフト
(シングル、アルバム、DVD、
ブルーレイディスク)
総売上金額 171.1億円(2010)
▪ 2017年 108億円
▪ 2018年 67億円
「パッケージソフト」から「ライブ」へ
「嵐」にもメディア変化
▪ ネットに消極的であった
ジャニーズアイドルは
このままでは絶えず
ランキング圏外に
▪ ジャニーズ事務所もメディア改革が必要。
ジャニーズ事務所の危機
「ユーチューブチャート」
▪ 2019年
10月9日 「嵐」は、
「Spotify」
「Apple Music」
「Amazon Music」
でも、楽曲配信を開始
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ なぜ、ジャニーズ事務所は変節したのか?
▪ 日本は少子化で減少傾向
BTSなどKPOPに海外で敗北。
かつて強かったアジアで惨敗
▪ 日本のエンターテインメントは、
「海外進出」が生き残りのため不可欠。
SNSを使わないと、「海外進出」できない。
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 韓国政府(韓国コンテンツ振興院)
によると、
映像関連コンテンツ産業の
輸出額は、2,456億円。
▪ 日本の映像コンテンツの輸出は、
393億5,000万円(総務省発表)
韓国のわずか1/6に過ぎない。
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
▪ 韓国のコンテンツ輸出は
「動画配信」に乗り、
勢いを増している。
▪ 担い手は、「CJグループ」
▪ 音楽番組を衛星やケーブルで
流すだけでなく、
スマホ視聴に向けた番組作りを行う。
急激な「SNSシフト」
「ジャニーズ事務所」の変革
テレビメディアとの違い
▪ テレビは、時間が限定されるため
短い時間に編集して見せる。
▪ ネット配信は、時間を長くする方が
視聴数が伸びるため、時間が伸びる。
結果として、ファンは、
他メディア(テレビ)を見る時間がなくなる。
アイドルファンは、動画を見る
テレビ離れの背景
「嵐」がYouTube参戦
▪ 2019年10月、YouTubeでチャンネル開設
▪ 一部楽曲のMVを公開しただけだが、
意味合いは大きい。
▪ 「ネットに消極的だったジャニーズの方針が
変わったことを示す。
事務所トップの嵐をしたことの意味は大きい」
日本最速で登録者100万人突破
「嵐」がYouTube参戦
▪ 嵐は、2020年いっぱいで活動を休止
▪ SMAPと嵐という大黒柱なき後の
稼ぎ方の一つとして、
過去の作品をアーカイブ化し、
広告収入を継続的に得る手法。
日本最速で登録者100万人突破
▪ 2018年11月に
滝沢秀明プロデュースの
ミュージックビデオ「JAPONICA STYLE」
が350万超の
再生回数を記録
▪ 他のオリジナル曲の再生回数も伸張
他のグループに比して、3倍の再生回数
ジャニーズ初の配信デビュー
「SixTONES」ストーンズ(80P)
▪ 「ジャニーズ事務所」で
滝沢秀明が託されたこと
▪ 新大久保駅近くに所有する
「東京グローブ座」で
所属タレントが主演するミュージカルや
コンサートを開催。次世代スターを育成
▪ 「男版・宝塚劇場」にしたいという「夢」
「イベント」と「エンタテインメント」
「常設」でないと、質の向上は図れない
▪ テレビ衰退により、「ジャニーズ事務所」は、
従来の「テレビ」中心から
「舞台」中心の
エンタテインメントへ大転換
▪ 「東京グローブ座」を中心に
滝沢秀明が演出、指導して
新しいミュージカル、舞台演出を誕生へ。
「イベント」と「エンタテインメント」
「常設」でないと、質の向上は図れない
▪ 「イベント」は、2日以内。
3日連続でやると、風営法違反。
「営業許可を取れ」となる
▪ 「常設ライブ」と「フェス」の違い
▪ 「ゲームセンター」と
「eスポーツ大会」の違い
そもそも違うモノ
「イベント」と「ライブエンタテインメント」
▪ 今までなら、WOWOWで流していたが、
自分でコンテンツを作って
500円でジャニーズJr.を
YouTubeで流した。
▪ ジャニーズは、もはや
伝統芸能+ブランドで
地上波に出る必要はない。
「コンテンツ黄金時代」到来
コンテンツに「おカネ」が集まる
▪ ジャニーズは、
動画+ライブ(音楽、演劇)で
十分回せるはず。
なぜ、地上波に出るのか?
▪ ファンのため。
▪ 地上波を見る「ファン」って誰?
「コンテンツ黄金時代」到来
コンテンツに「おカネ」が集まる
▪ ジャニーズは、伝統芸能
▪ 嵐・二宮
「自分が歩いてきた道を
後輩には歩かせたくない。
自分の今いるところから
始めさせてあげたい」
「コンテンツ黄金時代」到来
コンテンツに「おカネ」が集まる
▪ 「男劇団 青山表参道X」
若手の男性タレント30人
▪ 米倉涼子や上戸彩など
「全日本国民的美少女」だけでなく、
「仮面ライダーシリーズ」の西銘駿や
飯島寛騎など「ジュノンボーイ」出身者も
在籍。男性グループを強化
オスカープロモーション
「非ジャニーズ」男性グループの勝算
▪ 名古屋を中心に活動
「BOYS AND MEN」
▪ スターダスト・プロモーション
「超特急」、「DISH//」
「DISH//」の北村匠海は、子役出身
映画「君の膵臓をたべたい」出演
スターダスト他
「非ジャニーズ」男性グループの勝算
▪ 内山理名や桐谷美玲、知英など
人気女優が多いことから
「女性版ジャニーズ事務所」と言われた。
▪ 堀北真希が結婚を機に引退、
黒木メイサも育児中、
桐谷美玲も仕事をセーブ
スウィートパワー
「女性版ジャニーズ」と言われた
▪ 松風理咲ら新たな看板となる女優を
育てる一方、
高杉真宙や岡田健史など男性タレントの
発掘、育成に力を入れている。
スウィートパワー
「女性版ジャニーズ」と言われた
▪ 「BIGBANG」や「BLACK PINK」が
所属する「YGエンタ-テインメント」が
プロデュースする化粧品ブランド
「moonshot(ムーンショット)」。
▪ アイドルグッズと違い、
化粧品には、質や使い心地、
効果も求められる。
アイドルと品質で魅了
芸能事務所「コスメ」
▪ ブランドがスタートした2012年当初は、
「BIGBANG」のリーダーで
ファッショアイコンである
「G-DRAGON」や「サンダラ・パク」が
モデルとなり、
あっという間に
認知度を獲得し
人気ブランドとなった。
アイドルと品質で魅了
芸能事務所「コスメ」
▪ しかし、コスメ好きな女性たちからは
疑問符が出た。
▪ その兆候を見た事務所は、
本物の化粧品作りを開始。
▪ 2014年に発売した
「クッションファンデ」は、
コスメ好きが目を見張る質の良さ
アイドルと品質で魅了
芸能事務所「コスメ」
▪ PRする所属女優の「ユ・インナ」が
美肌の持ち主だったこともあり、
大きな人気に。
「芸能事務所がやっているコスメ」
というマイナスイメージが払拭された。
▪ 2018年、「ユ・インナ」がプロデュースする
「アイシャドウパレット」や「口紅」がヒット。
現在は「BLACK PINK」のリサ。
アイドルと品質で魅了
芸能事務所「コスメ」
▪ 「モーニング娘。」の所属事務所
「アップフロントグループ」
▪ 関連会社「花畑牧場」が
モー娘。の苦戦した2008年頃、
「生キャラメル」で支えた。
現在は、「ラクレットチーズ」
安定しない芸能活動の埋め合わせ
芸能事務所の「異種格闘技」
▪ 「B'z」の所属事務所
「ビーイング」
▪ 1999年頃からB’zの低迷期となり、
音楽事業の資金を基に不動産事業
大阪の高級賃貸マンション
「リバーレジデンス堂島」など。
安定しない芸能活動の埋め合わせ
芸能事務所の「異種格闘技」
▪ 「福山雅治」「星野源」の所属事務所
「アミューズ」
▪ 「感動オリーブオイル」
板谷由夏を2017年の
「オリーブアンバサダー」に任命。
自社タレントを使ってプロモーション
安定しない芸能活動の埋め合わせ
芸能事務所の「異種格闘技」
▪ 「福山雅治」「星野源」の所属事務所
「アミューズ」
▪ 子会社の「希船工房」は
アパレルブランドを買収。
吉高由里子など
自社所属の女優が衣装で使用。
安定しない芸能活動の埋め合わせ
芸能事務所の「異種格闘技」
▪ 「福山雅治」「星野源」の所属事務所
「アミューズ」
▪ 訪日観光客向け東京湾・屋形船。
天王洲の船着き場から出発し、
お台場やスカイツリーの近くを運航
安定しない芸能活動の埋め合わせ
芸能事務所の「異種格闘技」
▪ 音楽、役者、モデル、文化人など
多様化
▪ アーティストが所属していることから
なるアイテム、デザインや販売方法
の多様化(蕎麦、スリッパなど)
▪ ガチャガチャ(ランダム販売)
「アミューズ」
「グッズ戦略」
▪ 傘下企業「希船工房」
▪ アパレル商材の拡充(元々アパレル)
Tシャツ、パーカー
▪ 「PerfumeCloset」
▪ コスプレではなく、ステージ衣装では
なく、普段も着れるモノ(世界観)
「アミューズ」
「グッズ戦略」
▪ 「ASMART」(ECサイト)
▪ 商品説明とは違う紹介
(アーティストの使用レポート)
▪ 海外への直接配送も可能
「アミューズ」
「グッズ戦略」
▪ ミニフライパン(2,000円)
▪ Perfume「COSMIC EXPLORER」
▪ メンバーのキャラクターの
ホットケーキが焼ける
メンバーが焼いたものを
インスタグラムやツイッターに投稿
「アミューズ」
「グッズ戦略」
▪ 本人着用のWEBカタログ
▪ 利用シーンをTwitterに投稿
▪ アーティストサイズでの販売
(大きめのサイズが流行っているが
細身の女子でも、「L」や」「XL」を
購入して、ワンピース的に着用)
男性アーティストの「XL」を
女性ファンが購入)
「アミューズ」
「グッズ戦略」
▪ コンサート時に
販売する
グッズとは
異なる位置付け
2018年5月、アパレルブランド
「BABYMETAL」ブランド
▪ 「EXILE」の所属事務所「LDH」
▪ 居酒屋やカレー店など、
飲食店を13店舗展開。
▪ ジャニーズに比して、週刊誌に
リークされる危険性が低い理由
安定しない芸能活動の埋め合わせ
芸能事務所の「異種格闘技」
▪ なぜ、吉本の芸人はこれだけ
活躍できる?
▪ 吉本の常設劇場は13館。
▪ 人気のある芸人だと、
1日10公演こなすコンビもいる。
お笑いが上手くなる大きな要素は、
劇場で場数を踏むこと。
「イベント」と「エンタテインメント」
「常設」でないと、質の向上は図れない
▪ 「吉本興業」
▪ 「沖縄国際映画祭」で
億単位の赤字を出し続けているが、
「よしもとデベロップメント」
のテナント賃料が、
吉本の収益の多くを占める。
安定しない芸能活動の埋め合わせ
芸能事務所の「異種格闘技」
▪ 「吉本興業」が展開する「eスポーツ」
▪ チーム運営 「YOSHIMOTO Gaming」
(よしもとゲーミング)
▪ フィリピンにもプロチーム
▪ ゲーム実況配信(Twitch、OPENREC.TV、
Extractorライブ)
▪ ゲーム番組配信(ニコ生、AbemaTV)
「eスポーツ」と「吉本」
「eスポーツ」にけるビジネスとは
よしもとスポーツエンタテインメント
▪ 「吉本ゲーミング」
芸能事務所の他、
▪ 12の劇場運営
▪ Netflix、アマゾンとの番組制作
▪ eスポーツ事業
(海外2チーム、国内2チーム)
「eスポーツ大会」の幸せな関係とは
「eスポーツ」と「吉本」
よしもとスポーツエンタテインメント
▪ 「渋谷センター街」にある
「ヨシモト∞ホール」を
「eスポーツスタジアム」に改装
▪ 220インチモニター、
観客282席
eスポーツを公演予定
「eスポーツ大会」の幸せな関係とは
「eスポーツ」と「吉本」
よしもとスポーツエンタテインメント
▪ そもそも、吉本の仕事は
6,000人いる芸人・タレントの
仕事を見つけて来ること
▪ テレビの斜陽が著しい中、
新しいメディアを探すしかない。
eスポーツに可能性を感じているため。
「eスポーツ大会」の幸せな関係とは
「eスポーツ」と「吉本」
▪ 目標としては、
海外で普通に行われている
1~2万人の大会を開催したい
▪ 渋谷「ヨシモト∞ホール」
218席(定員280)の劇場を大改修して、
220インチLEDモニターを設置、
HDカメラ3台以上、配信、照明設備
「eスポーツ」にけるビジネスとは
「eスポーツ」と「吉本」
▪ 90席と50席のステージ2つを新たに設置
▪ 新劇場では、
eスポーツ大会やイベントを
積極的に開催。
「eスポーツ」にけるビジネスとは
「eスポーツ」と「吉本」
▪ 12月3日には、
生配信バラエティ
「シブオビ」開始
2018年11月10日、渋谷オープン
「ヨシモト∞ドーム」
▪ なぜ渋谷か?
▪ オタクの聖地である
「秋葉原」や「池袋」ではなく、
一般の人にも参加してもらいたい
▪ 2019年~大きなタイトルの大会も開催
「eスポーツ」にけるビジネスとは
「ヨシモト∞ドーム」
アメリカのエージェント
タレントの利益を守る仕組み
タレント
弁護士
エージェント 広報
(パブリシスト)
マネージャー
◼ 米国では、タレントが一人一人が
独自の「エージェント」と
契約することが主流。
◼ 米国のエンタテインメント業界は、
100%透明性があるが、
日本は未だに濁っている状態。
アメリカのエージェント
タレントの利益を守る仕組み
◼ 海外のエージェントは、雇用主ではない
タレントが自ら、弁護士や広報を選ぶ。
使えなければ、タレントからクビにする。
◼ 仕事の質やギャラの金額はすべて
エージェントの腕一本にかかっている。
アカデミー賞受賞者がスタッフの名前を
次々に挙げ感謝を述べる背景。
アメリカのエージェント
タレントの利益を守る仕組み
◼ タレントが自ら選択して、
仕事を斡旋してくれるエージェントを雇い
同様にスケジュール管理や売り出し方を
提案してくれる「マネージャー」
契約や訴訟を取りまとめる「弁護士」
広報を担当する「パブリシスト」を
雇う。
アメリカのエージェント
タレントの利益を守る仕組み
◼ 2017年12月中旬~
無制限で音楽活動を休止
代理人「クリスチャン・カリーノ」と婚約。
(2019年2月、2年間の交際後で破局)
◼ カリーノは、大手代理人事務所
「CAA(クリエーティブ・アーティスト・
エージェンシー)」所属の代理人
アメリカのエージェント
レディ・ガガが代理人と婚約
◼ カリーノは、大手代理人事務所
ジャスティン・ビーバー、
ジェニファー・ロペスも
クライアントとする
敏腕エージェント(代理人)。
2019年2月、2年間の交際後で破局
アメリカのエージェント
レディ・ガガが代理人と婚約
◼ エージェント(代理人)は、
エージェンシー(代理人事務所)に
所属し、クライアントのために
仕事を取って来る。
◼ 「手数料」は、出来高制で
クライアントが稼いだ10%が上限。
アメリカのエージェント
タレントの利益を守る仕組み
◼ 契約期間は、1年~1年半。
◼ 平均的な「エージェント」で
125~150人を担当。
◼ 「マネージャー」は、
担当するのは数人。
アメリカのエージェント
タレントの利益を守る仕組み
◼ 最近、有名になったのが、
レディー・ガガ(31歳)婚約報道。
相手は、2017年2月~
交際報道されていた
エージェント
クリスチャン・カリーノ(48歳)。
一部のマスメディアは否定。
アメリカのエージェント
タレントの利益を守る仕組み
◼ 1975年創立
◼ トム・クルーズ、
◼ トム・ハンクス
◼ ニコール・キッドマン
◼ レディー・ガガ
◼ ジョニー・デップ
◼ スティーブン・スピルバーグ監督
アメリカのエージェント(1)
CAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)
◼ スポーツ部門は、2006年設立
◼ NBA、NFLの他、サッカーの
C・ロナウド(Rマドリード)も所属
◼ 大谷翔平選手は、日本では、
「ホリプロ」所属
◼ 吉本興業 : 斉藤隆、石井一久
◼ エイベックス : ダルビッシュ有
大谷翔平選手の代理人に選定
CAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)
◼ 大谷選手の代理人は、ネズ・バレロ
◼ 米経済誌「フォーブス」が
選んだ「最も価値のある
スポーツエージェンシー」
2017年の手数料は、2,890万ドル
(約32億円)
大谷翔平選手の代理人に選定
CAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)
◼ 2009年創立
◼ ラッセル・クロウ、
◼ デンゼル・ワシントン、
◼ フランク・オーシャン
◼ マーティン・スコセッシ監督
◼ 「ラ・ラ・ランド」を手掛けた。
アメリカのエージェント(2)
WME(ウィリアム・モリス・エンデヴァー)
◼ 2018年4月27日、ツイッターで
「今後、海外では
WMEそしてIMGという
エージェントと契約することに
なりました」
◼ 「IMG」は、錦織圭、浅田真央ら
アーティストやモデルをマネジメント
ローラの海外展開
WME(ウィリアム・モリス・エンデヴァー)
◼ 今後、ローラは
米国を拠点にして、
モデルや商品プロデュースなど、
アジアを含めた
海外での活動に
力を入れて行く。
ローラの海外展開
WME(ウィリアム・モリス・エンデヴァー)
◼ テニス・全米オープン優勝の
「大坂なおみ」は、IMGに所属。
◼ 米国では、プロスポーツ選手は
マネジメント会社に所属して
試合の賞金よりスポンサー収入に
依存しているケースが多い。
大坂なおみのマネジメント
WME(ウィリアム・モリス・エンデヴァー)
◼ 1975年創立
◼ アル・パチーノ、
◼ ウィリアム・ハート
◼ ダイアン・ウィースト
◼ セリーヌ・ディオン
◼ 「セックス・アンド・ザ・シティ」を手掛けた
アメリカのエージェント(3)
ICMパートナーズ
◼ 1991年創立
◼ シガニー・ウィーバー、
◼ アンソニー・ホプキンス
◼ コーエン兄弟
◼ ディープ・パープル
◼ ガンズ・アンド・ローゼス
◼ ミューズ
アメリカのエージェント(4)
UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)
日本の芸能マネジメントの歴史
1961年 五社協定→テレビの敵視政策
▪ 大手映画5社の協定
(松竹、東宝、大映、新東宝、東映)
5社からテレビへの劇映画提供を打ち切り
専属俳優のテレビ出演も制限する
▪ 相次ぐ倒産、新東宝(1961)、大映(1971)
→斜陽化
▪ テレビの急速な普及・発展に圧倒される
1960年代~
1961年 五社協定→俳優も監督も専属
▪ 大手映画5社
(松竹、東宝、大映、新東宝、東映)
がスターの引き抜きを防ぐ協定を結び、
背いた俳優はどの会社でも
使わないことにした。
▪ 1957年、東映の俳優が出演した
独立プロの作品がボイコットされた。
日本の芸能マネジメントの歴史
▪ 小室等、吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげる
4人が「フォーライフ・レコード」設立(1975年)
▪ アリスが、「ポリスターレコード」
▪ さだまさしが、「NEWSレコード」設立
▪ レコード会社が歌手を事務所に預け管理
するケースが続き、「レコード会社」全盛時代。
日本の芸能マネジメント
音楽アーティストのケース
▪ 「スター誕生」(日本テレビ)から、
山口百恵や桜田淳子、ピンクレディーなど
超人気アイドルが次々と生まれ、
強大な「アイドル時代」に。
▪ 芸能事務所が巨大化
アイドルが事務所に所属、事務所は番組、
映画、CM制作、舞台、チケット販売まで
総合エンタテインメントの中核に。
日本の芸能マネジメント
音楽アーティストのケース
◼ 日本の芸能界においては、
フリーや個人で活動している
ごく一部を除き、
大半のタレントが
大なり小なり「芸能事務所」に
所属し、管理されている。
日本の芸能事務所
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
◼ タレントは芸能事務所に所属し、
事務所は仕事を斡旋する
エージェント業務から、
スケジュール管理などの
マネージメント業務に至るまで
すべてを一括で行ってくれる。
日本の芸能事務所
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
◼ 日本では、肖像権や芸名など
タレントの権利を芸能事務所が
管理する。そのため不平等条約になる。
◼ 日本の芸能界では、
金銭面で所属事務所と揉める
タレントが必ずいる。
日本の芸能事務所
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
◼ 日本の芸能界は、
歌手がレコード会社専属
だった時代から、
他プロダクションの
引き抜きを懸命に阻止。
大手プロダクションによる
団体も立ち上げて来た。
日本の芸能事務所
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
▪ 「日本音楽事業者協会」(音事協)に
所属する芸能事務所
(バーニングプロ、ジャニーズなど)
所属タレントの独立は、特に難しい。
「肖像権」も事務所がクレームするため、
マスメディアは記事として扱わない。
日本の芸能事務所
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
◼ 日本の芸能界では、
歌手の曲を売るのは、「レコード会社」、
歌手が所属するのは、「芸能事務所」
というように分かれていた。
◼ 「乃木坂46」は、ソニーが「工販一体化」
◼ 「欅坂46」も同じ構造
乃木坂46と欅坂46の独自性
「工販一体化」
◼ ソニーによる「工販一体化」のメリット
◼ どのような時にもスムーズに
グループ全体が稼働すること、
意思統一がし易いから、
アーティトイメージがブレないこと、
どのような場面でも、高水準を維持。
乃木坂46と欅坂46の独自性
「工販一体化」
◼ CDやダウンロードの場合、
クリエイター(作詞家、作曲家)、
音楽レーベルは儲かるが、
パフォーマーは儲からない
◼ ヒットしても、最盛期後は、
収入(ヒット曲の印税)が入って来ない
CD・ダウンロードからライブ
CDが売れない時代
◼ パフォーマーは、
ライブで稼がないと
収入がなくなる。
◼ 事務所は、最盛期後を考えて、
手ほどきしながら作詞をさせるか、
ライブパフォーマンス力を磨かせる。
CD・ダウンロードからライブ
CDが売れない時代
◼ 個人事務所を作り、
SNSに連絡先とサイトのリンクを
掲載すれば、オファーが来る。
◼ 事務所のブランドに頼るよりも
個人のブランド価値を高める方が
聡明。
SNSと人工知能が芸能界を変える
タレントの逆襲
◼ タレントが、芸能事務所に頼らず、
インスタグラムで自分をアピール
する時代になりつつある。
◼ スポンサーになる企業からすれば、
芸能事務所や広告代理店を中抜きして
安い値段でタレントを起用できる。
SNSと人工知能が芸能界を変える
タレントの逆襲
◼ オリエンタルラジオの中田敦彦、
キングコングの西野亮廣ら、
新しい物販ビジネスや
オンラインコミュニティ作りで
変化を見越した新しい展開を始めた。
◼ ネットから有名人になる芸能人も登場
SNSと人工知能が芸能界を変える
タレントの逆襲
▪ 吉本興業の「闇営業」問題や
ジャニーズの「旧SMAPメンバーへの圧力」
問題などをきっかけに、
公正取引委員会が
芸能事務所への監視を強めている。
▪ 芸能界は、対応を迫られている。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 公正取引委員会は、2019年8月下旬、
報酬が著しく低い
事務所の移籍を望む
タレントの活動の妨害など
「独占禁止法」で
問題となりうる具体例を提示。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 事務所の多くは
専属マネジメント契約を結んで
タレントを育て、
テレビやCM出演の仕事で
投資を回収し、
安定的な収益を生む。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 予想外の独立や移籍は、
育ての親を裏切る行為。
▪ 破れば、半ば「見せしめ」として
他のタレントの動きを封じて来た。
多くのタレントは声を上げ難い
状況が続いて来た。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 公正取引委員会は、
ジャニーズ事務所から
独立したSMAPの元メンバー
3人をテレビ出演させないように
事務所が民放に圧力を掛けた疑いが
あるとして、ジャニーズ事務所に
異例の注意をした。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 「日本芸能実演家団体協議会」(芸団協)
「芸能界実演家・
スタッフの活動と
生活実態調査」(2015)
によれば、
全体の46.8%の人の年収が
300万円未満という厳しい状況。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 「実演家」とは、
俳優、歌手、演奏家、
舞踏家、演芸家のこと。
▪ 現代風に言えば、
アーティスト、ダンサー、
落語家など。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 舞台に立っても出演料が少ない、
報酬があっても、
チケットを買い取って、
自分で売らねばならず、
手元には僅かしか残らない。
▪ 毎年、多くの若者がローザンヌなどの
コンクールに挑戦、バレエ団を目指す理由。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 日本の芸能事務所の場合、
書面契約もなく、
ギャラの配分は
5:5とか、6:4.
半分以上が事務所の取り分で
タレントの肖像権やネタの財産権、
グッズなどの売上げに関する取り決めもない
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ なぜ、収入が低いのか?
▪ 日本の芸能事務所は
幅が広い。
▪ 俳優のマネジメントだけでなく、
養成所をもって人材育成を行っている
事務所もある。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ なぜ、収入が低いのか?
▪ 育ててもらった事務所と
親子のような関係となり、
タレントが事務所に
逆らえなくなる
傾向にある。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 欧米では、俳優は一般に
「エージェント」と契約を結ぶ。
▪ エージェントは基本的に
本人の代わりに契約を結ぶ「代理人」。
▪ 英米のエージェントは、映画や舞台の出演
交渉で、好条件を勝ち取ることに尽くす。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 欧米では、
法の知識を持つ「代理人」と
タレントの日常のケアと
スケジュール管理をする
「マネージャー」は、
本来は役割が別。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 「代理人(エージェント)」の取り分は
取ってきた仕事の報酬の10%。
プロスポーツ選手の
代理人報酬は
契約金の3~5%。
本業以外(CM出演など)
の契約で10%程度。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 日本では、
マネージャーが出演交渉や
条件交渉をすることもある。
▪ 契約書も交わされても
タレントが十分に
理解していない、
自らの権利を主張しにくい。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ なぜ、契約書がないのか?
▪ テレビ局は
「出演交渉でいきなりお金の話をするのは
失礼という雰囲気があった」。
▪ 契約社会は、日本には
なじみにくかった。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 同じ事務所でも、
タレントによって契約が違う。
▪ 出演料の多寡に関わらず
一定の給料制もいれば、
事務所に一定のマネジメント料を払う
出来高制の契約を結んでいるタレントもいる。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 専属契約を結んでいる場合もあれば、
個人事務所を持ちながら
芸能事務所と業務委託契約を
結ぶことも。
▪ 同じ事務所のタレントでも
人によってマネジメント料の割合が違う。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 日本では、「プロ」は誰なのか?
▪ 英米の場合、俳優の「ユニオン(組合)」が
あり、ここに所属すれば、「プロ」として
ある程度の権利が保証される。
▪ 入るためには、実績が必要。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 日本では、「プロ」は誰なのか?
▪ 米国の「アクターズ・スタジオ」や、
英国の「王立演劇学校」(RADA)といった
権威ある俳優養成機関を出て
映画などで出演実績を積んだ人が
入ることが多い。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 日本では、「プロ」は誰なのか?
▪ 日本では、育成を芸能事務所や
劇団、劇場などがバラバラに
行っている。
誰もが「パフォーマー」「アーティスト」と
名乗ることが出来る。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 日本では、「プロ」は誰なのか?
▪ 現代は、ネット上で急に「スター」に
なれるようになった。
▪ 「プロ」の定義が、
世界中でグレーになって来た。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 公正取引員会の動きは?
<プラス面>
▪ 業界の風通しを良くする方向に向かう。
<マイナス面>
▪ 移籍が一般化すると、リスクを背負って
タレントの卵を育成するのに躊躇してしまう。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 今後の課題は?
▪ 映像作品が、テレビに留まらず
動画配信で
繰り返し流されるようになり、
出演者の権利が
曖昧になっている。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 今後の課題は?
▪ 業界的なお作法(バーター、抱き合わせ)
のせいで、
ドラマなどの作品に適正な配役がなされず、
質の低いものを見させられている。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
◼ 日本の芸能界は、
芸能事務所、テレビ局、広告代理店の
癒着構造で成り立っている。
カネ、過剰接待、バーターの横行により
実力のないタレントが視聴者に
押し付けられている状態。
キャスティングの8割は、「ワケあり」。
日本の芸能事務所
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
芸能事務所
テレビ局と芸能事務所の関係
テレビ局と芸能事務所の関係
テレビ局 芸能事務所
若者世代の
視聴が大幅減少
制作能力低下
タレントが
キラーコンテンツ化
ネット・ライブ強化
メディアの変化に伴い、テレビ局、音楽レーベル、
芸能事務所、アーティストの力関係が変化
▪ 三代目J soul brothers騒動
2015年末、
レコード大賞受賞の際に
事務所「バーニングプロ」が
1億円の裏金を使った「文春」報道。
▪ 「日本音楽事業者協会」(音事協)に
所属する芸能事務所
(バーニングプロ、ジャニーズなど)の力誇示
日本の芸能事務所
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
◼ テレビ局の人は、
仕事が終わったら家に帰り
他社の番組をチェックして
勉強すれば良いが、
接待に追われている。
癒着やバーターが現在も横行。
日本の芸能事務所
「テレビ局は芸能事務所に頭が上がらない」
▪ 今後の課題は?
▪ ネットフリックスやユーチューブなどの
動画配信サービスの台頭で
テレビを介さず活躍できる場が増えた。
業界の体質を変えなければ、優秀な人材は
テレビを見捨て、他のメディアへ流出する。
日本の芸能マネジメント
自由ではあるが、保証は何もない
▪ 日本のテレビドラマのように
大手事務所所属の
新人タレントを無理して起用する
ことがない。
▪ 外見的な美しさ(若さ)という
画一的な基準ではなく、
より多様な観点から配役がなされ、
作品世界のリアリティを際立たせている。
「ネットフリックス(Netflix)」
テレビや映画と何が違うのか?
▪ 大手事務所だと、関わるスタッフも多いため
仕事のオファーをしても
決定まで時間が掛かる。
▪ 小事務所だと、タレント本人がOKすれば、
即決。話が早い事務所は重宝される。
▪ 経費削減で、テレビ業界は時間的にも
人員的にも余裕がない。
「台頭」の背景に、「テレビ業界不況」
小事務所の台頭
▪ 芸人のサンドウィッチマンは、
別の事務所に所属していたが、
「M1グランプリ」で優勝すると、
仕事が殺到。
▪ 「これじゃ、自分たちのやりたいことが
できない」
と独立し、設立した。
「グレープカンパニー」
小事務所の台頭
▪ 売れっ子になっても
サンドウィッチマンは、
単独ライブツアーに時間を割き
今でも東日本大震災支援を
続けられる。
▪ 2019年2月1日付で、高橋英樹・真麻親子
が「グレープカンパニー」に移籍。
「グレープカンパニー」
小事務所の台頭
▪ 「くりいむしちゅー」の元マネージャーが
立ち上げた。
「くりいむしちゅー」
「マツコ・デラックス」ら
4組しかいない。
▪ 2018年、NHKを退局した有働由美子アナも
入った。
「ナチュラルエイト」
小事務所の台頭
▪ 個性派俳優「ムロツヨシ」、
お笑いトリオ「シティボーイズ」
が所属。
「ASH&Dコーポレーション」
小事務所の台頭
◼ 清水富美加や能年玲奈、
SMAPの独立騒動を通じ
事務所とタレントの力関係
が注目された。
◼ ハリウッドでは、
起きにくい。
芸能事務所とタレンント
日本では「組織の存続」を優先しがち
▪ たとえば、アイドルの「恋愛禁止」
▪ 芸能事務所からすれば、スキャンダル
が発覚すれば、ファンが離れ、損失。
▪ アイドルからすれば、
自分の意思で恋愛関係を持つのは、
「幸福追求の自由」。
日本では「組織の存続」を優先しがち
「個人の自由」対「組織の存続」
▪ 異性との「性的交遊」を禁止する
条項が入っている。
▪ 芸能事務所とすれば、
タレントがアイドルとして異性の憧れに
なり、人気を博し、芸能活動のみならず、
CM出演やグッズ販売で莫大な利益を
上げることを期待し、未知の若者に投資
日本では「組織の存続」を優先しがち
「芸能事務所」の専属契約
▪ 2017年12月27日、
「公正取引委員会」は、
「所属タレントや選手に対する
過度な移籍制限や
フリーランスに他企業との
取引制限を課すことは
独禁法違反に当たる」との解釈。
日本では「組織の存続」を優先しがち
「個人の自由」対「組織の存続」
▪ 2017年、芸能関係の訴訟を
手掛ける弁護士たちが
芸能人の地位向上のための
活動を行う
「日本エンターテイナーライツ協会」
を設立。
▪ 事務所の移籍制限や不当契約が芸能界で
常態化している点を公正取引員会に訴えた。
日本では「組織の存続」を優先しがち
「個人の自由」対「組織の存続」
▪ タレントの自由な移籍が
認められなければ、
契約が奴隷契約のようになる。
▪ 事務所側に力が偏り、
タレントが搾取される、と指摘。
そうした歪みが吉本興業の場合、
「闇営業問題」を引き起こした。
日本では「組織の存続」を優先しがち
「個人の自由」対「組織の存続」
▪ タレントとして養成・訓練し、
一定の実力が付けば、
芸能界にデビューさせる(売り出し)
▪ 歌唱・演技等の芸能活動の場所や
条件、CDなどの製作販売を管理し、
他事務所との契約を拒否する内容
日本では「組織の存続」を優先しがち
「芸能事務所」の専属契約
▪ 女優ののんは、
本名「能年玲奈」を芸名として
使っていた時代、
NHK連続テレビ小説
「あまちゃん」の撮影中でも、
給料は5万円。
「明日のパンツがない」という時もあった。
能年玲奈のケース
芸能事務所とタレンント
▪ 女優ののんは、2015年ごろに
所属事務所からの独立をめぐり騒動
▪ 「あまちゃん」の映像を使う場合、
アキ(のん)はワンカットも映らない。
信頼する女性にマインドコントロール
されているとマスコミが一斉に報じた。
能年玲奈のケース
芸能事務所とタレンント
◼ 2015年 「レブロエンタテインメント」との
独立トラブルが表面化
◼ 2016年 干された「飼い殺し状態」
◼ 2016年7月 個人事務所「non」設立
◼ 音事協やレブロがテレビ局に圧力を掛けた(?)と
されたが、フィンテック「クラウドファンディング」
で製作費を集め「この世界の片隅に」大ヒット
能年玲奈のケース
芸能事務所とタレンント
クラウドファンディング
▪ 3,374名のサポーター
▪ 3,912万1,920円の支援
▪ 1人あたり、1万円以上
▪ 製作費4億円
▪ 63館(当初)→300館(2017)
▪ 興収25億円、独立系で異例大ヒット
アニメ「この世界の片隅に」
◼ 「のん」は、
「『ウケルために』
『おカネのために』は
考えないですね。
面白いか、面白くないか、
笑えるか、笑えないか、だけ」
「やりたいことだけをやる。
やりたくないことはやりたくない」
能年玲奈のケース
芸能事務所とタレンント
◼ 「意に反して独立した
タレントを干す」
という古いしきたりの
芸能事務所、テレビ局、
広告代理店に「戦い」を挑んだ。
◼ 「のん」は、タレントや女優ではなく
「芸能活動家」になった。
能年玲奈のケース
芸能事務所とタレンント
◼ 「のん」の地上波番組への出演本数
2011年 11本
2012年 27本
2013年 193本(「あまちゃん」でブレーク)
2014年 38本(「ホットロード」で新人俳優賞)
2015年 1本(所属事務所とのトラブル報道)
2016年 381本(「のん」に改名)
2017年 189本
2018年 75本
2019年 43本
能年玲奈のケース
芸能事務所とタレンント
◼ 2016年~、
「事務所に所属」という形ではなく、
仕事の獲得を依頼する、
「エージェント契約」を結んだ。
能年玲奈のケース
芸能事務所とタレンント
▪ SMAPは、1988年に6人が選抜され結成
▪ 1991年9月にレコードデビュー
▪ グループ活動は、独立騒動の時点で25年
▪ 芸能界では、10年ひとつの事務所に
所属すれば、独立は仕方ないという意見が
大勢を占める。
SMAPのケース
芸能事務所とタレンント
▪ 2016年8月、
年内をもってのSMAP解散が発表される
▪ 2018年、
「おじゃMAP!!」(香取さん)、
「『ぷっ』すま」(草彅さん)、などの番組が終了
▪ 2019年、
「ゴロウ・デラックス」(稲垣さん)が放送終了
SMAPのケース
芸能事務所とタレンント
▪ 調査会社「ニホンモニター」調べ
▪ 元SMAP3人の地上波番組への出演本数
2016年 381本
2017年 189本
2018年 75本
2019年 43本
SMAPのケース
芸能事務所とタレンント
▪ ジャニーズ事務所には、
ブレークの
タイミングを逃した
「ジュニア」も数多く在籍。
▪ 「Snow Man」は、
結成5年以上が経つものの、
CDデビューを果たせていなかった。
ジャニーズ事務所
デビュー予備軍に溢れる
▪ ジャニーズ事務所には、
約90名のデビュー組と
その下に300名近い
デビュー予備軍の
「ジュニア」が在籍。
▪ SMAP独立問題で、ジュニアとも契約書を
交わすようになったが、ワンステージ1万円
ジャニーズ事務所
デビュー予備軍に溢れる
▪ 数人のメンバーがファンと私的交流
▪ メンバーが事件に関与した男性と
複数回会っていた
▪ ファンとの不適切な交流を持つことで
総選挙での票獲得や握手券の購入実績
を増やせるかもしれない、
とメンバーが思ったことが背景。
競争で追い詰められるアイドル
「NGT48」のケース
▪ 事件の本質的な背景には、
過度にメンバーを競わせ、
アイドルに順位を付けて話題を呼び込み、
利益を上げる「AKB商法」にあった。
騒動を受け、地元メーカーがCM契約を
打ち切り、メンバーが出演していた
地元番組も終了
競争で追い詰められるアイドル
「NGT48」のケース
▪ AKB48グループでは、正規メンバーに
なる前の段階を「研究生」と呼ぶ。
▪ 正規チームの公演の前座や
バックダンサーとして、努力を積み重ねる
▪ 昇格を夢みる日々は結構つらい
▪ 下積み経験の長いメンバーもいる。
競争で追い詰められるアイドル
「NGT48」のケース
▪ 「先の見えない研究生時代は
何度も卒業(脱退)を考えました」
▪ 「自分は必要のないのかなと
悩んだりもしました」
▪ 競争による新陳代謝、ファンの新規開拓
を目指すビジネスモデルだが、
競争に追い詰められるメンバーも多い。
競争で追い詰められるアイドル
「NGT48」のケース
▪ モデルでタレントのローラは、
2017年6月、
10年間の契約を満了しても、
事務所の承諾がないと
更に10年間契約が
自動更新されることに反発し、
独立トラブルが起きた。
ローラのケース
芸能事務所とタレンント
▪ ローラ独立騒動
CMスポンサー26社に
10/20で独立する
宣言文書を送付。
所属事務所「LIBERA」は、反論。
ローラのケース
芸能事務所とタレンント
▪ ローラ独立騒動
所属事務所は「LIBERA」。
2005年~、モデル事務所
他には、ダレノガレ明美
ボディビルダー事務所がローラで急成長
年間8億円の9割がローラ関連が稼ぐ
ローラのケース
芸能事務所とタレンント
▪ ローラ独立騒動
20年間の専属契約で
不当に拘束され、
ギャラ配分や契約の
自動更新が一方的と主張
事務所は、ファンクラブ経営、
イベント開催、レコーディング企画
ローラのケース
芸能事務所とタレンント
▪ ローラ独立騒動
2017年11月25日、
公式ファンクラブの休止を
発表。
双子の兄が社長の新事務所を設立
新ファンクラブ設立を発表
ローラのケース
芸能事務所とタレンント
▪ 独立騒動以降、
テレビ番組からは消えた。
しかし、おバカ発言リスクがなくなり
逆にイメージが向上、
「2017年CM起用社ランキング」で
3年ぶりの女王になった。
しかし、泥沼が続けば、CMも減る。
ローラのケース
芸能事務所とタレンント
▪ ローラと事務所の双方にとって、
ローラが立ち上げた個人事務所と、
もともとの所属事務所が
業務提携することが一番。
▪ 古巣との業務提携であるため、
「のれん分け」に近い。
ローラのケース
芸能事務所とタレンント
▪ 2018年3月30日、
ローラと事務所は、和解宣言
▪ CMやファッション誌のモデルの仕事は
事務所を通して行う一方
ローラ自身が獲得した
海外の仕事は独自。
ローラのケース
芸能事務所とタレンント
▪ 歌手の広瀬香美は、
約30年にわたり活動を支えた
事務所「オフィスサーティー」から
事務所を移籍
事務所は、「広瀬香美」の
芸名使用を禁止。
広瀬香美のケース
芸能事務所とタレンント
▪ タレントの小倉優子は、
2011年に所属事務所との
間で起きた訴訟。
▪ 東京地裁が、小倉の移籍を認める判決。
「タレントは労働者なので、契約は無効であり
契約は無効であり、契約に縛られずに
自由に移籍できる」
小倉優子のケース
芸能事務所とタレンント
▪ 東京地裁は、
タレントを「労働者」として認定する理由として
事務所側がタレントを長時間拘束している
ことも挙げた。
つまり、タレントは長時間労働や
残業を強制されることはない。
▪ 労働者を基準にギャラが安くなるデメリットも
小倉優子のケース
芸能事務所とタレンント
▪ 安室奈美恵独立騒動
デビュー以来、所属していた
「ライジングプロダクション」から独立
2015年、エイベックスが設立した
新事務所「Dimension Point」へ移籍
マネジメントは「stell 88」へ
芸能事務所とタレンント
安室奈美恵のケース
▪ 歌手の安室奈美恵は、
2015年に独立するも
前事務所が間接的ながら
影響力を持つことに不満
リセットすることも引退理由の一つ。
▪ ベストアルバム「Finally」45曲のうち、
前事務所時代の39曲は歌い直し。
安室奈美恵のケース
芸能事務所とタレンント
▪ 長澤まさみを長年担当して来た
マネージャーが「東宝芸能」から独立。
▪ 長澤まさみも移籍したいが、
「東宝」の映画に出演できなくなる恐れ。
▪ 事務所も「独禁法」で、もはや縛れない。
長澤まさみのケース
芸能事務所とタレンント
▪ 1988年に独立、
「太田プロ」を独立して、
「オフィス北野」を設立
▪ たけしは、全盛期
▪ 「オレたちひょうきん族」をはじめ、
各局に冠番組を持つスーパースター。
▪ テレビ局がたけしを排除することは不可能
ビートたけしのケース
芸能事務所とタレンント
▪ 1990年に独立、仕事がなくなった。
▪ 田中裕二はコンビニ副店長、
太田光はバイトも出来ず、
妻の太田光代がパチスロで家計を支えた。
1993年、光代が芸能事務所を設立。
NHK新人演芸大賞を受賞。
「ボキャブラ天国」で再ブレーク
爆笑問題のケース
芸能事務所とタレンント
▪ 吉本興業から
渡辺プロダクション、
サンミュージックに移籍
▪ 円満移籍とされている。
カンニング竹山のケース
芸能事務所とタレンント
▪ 事務所の移籍を引き換えに、
民放ドラマに5年間出演禁止
という条件を飲まされた。
▪ 映画館に入り浸り、
年間300本以上の作品を鑑賞、
演技派の役者に成長した。
西島秀俊のケース
芸能事務所とタレンント
▪ 西内まりや暴行騒動
2017年10月3日、
都内の所属事務所「ライジングプロ」で
西内まりやが春日隆社長の頬を
ビンタし、2018年4月に
事務所を退所すると伝えた。
周囲に「仕事をしたいのに
やらせてくれない」と不満を漏らした。
芸能事務所とタレント
西内まりやのケース
▪ 西内まりや暴行騒動
2017年1月~フジテレビ月9ドラマ
「突然ですが、明日結婚します」に
出演したが、平均視聴率6.7%で
「月9史上最低記録」
5月ソフトバンクホークス行事ドタキャン
8月~休養
芸能事務所とタレンント
西内まりやのケース
▪ Seiko暴行騒動
2017年11月17日、
歌手の松田聖子の
ものまねをするSeikoに
暴行を加えたとして
芸能事務所
「ASCHE(アッシュ)」の
社員が逮捕。
芸能事務所とタレンント
Seikoのケース
▪ 「虹色fanふぁーれ」騒動
10~20代の元メンバー4人が
元の所属事務所
「デートピア」を相手取り、
未払い賃金410万円の支払い
芸能活動の継続を訴えた。
(月給38,000円と定められ、
同額のレッスン代が差し引かれた)
芸能事務所とタレンント
「虹色fanふぁーれ」のケース
▪ 森進一独立騒動
学生には「ワンオク」Takaの父
と言った方が分かり易いか?
1979年、ナベプロから独立
事務所を独立した途端、
曲を書く人間がいなくなり、
ヒット曲は出なくなり、人気低迷
芸能事務所とタレンント
森進一のケース
▪ 小柳ルミ子独立騒動
1980年代、事務所独立
事務所を独立した途端、
芸能界での立場が悪くなり、
露出度の高い衣装でイメージ転向
今や、歌手より、サッカーオタクで有名
芸能事務所とタレンント
小柳ルミ子のケース
▪ GLAY独立騒動
ドームのチケット問題で揉めて
「アンリミテッド」から独立
事務所を独立した途端、
表向きの活動は
少なくなる
芸能事務所とタレンント
GLAYのケース
▪ 絢香騒動
夫・水嶋ヒロが「研音」を
独立したことをきっかけに、
2009年、絢香も独立
ワーナーとの契約も打ち切り、
自身の楽曲管理事務所を設立したが、
夫婦ともに下降。
芸能事務所とタレンント
絢香のケース
▪ 小林幸子独立騒動
第一プロダクションから独立
個人事務所に移籍した途端、
紅白歌合戦から落選
ニコニコ動画で
「ラスボス」
として、人気沸騰
芸能事務所とタレンント
小林幸子のケース

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