2. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
目次
河野ゼミの研究方針
ゼミの紹介
プロジェクト研究
自己実現支援システムの展望
社会的課題解決における課題
まとめ
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教員紹介
名前:河野 義広
所属:ゲーム・アプリケーション研究室
専門:情報工学、社会情報学
社会的課題をシステムで解決する!
実生活すべてが研究対象
ソーシャルメディアを「いかに人生に活かすか!」
研究テーマ:サイバーワールド
分散仮想環境におけるヒューマンコミュニケーション
仮想化技術を用いた自律分散協調型Webクローラの開発
なりたい自分でつながるソーシャルメディア開発
地域活動を通じた学生の主体性向上と情報発信Webサイト
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社会情報学における課題解決
• 対象:ネット依存、炎上問題、情報モラル、地域情報化
• 課題の抽出が中心
社会学的見地から情報社会の問題を捉える
• 社会的課題を解決するために情報システムの活用・開発
• 情報工学的アプローチ
情報システムを活用し社会的課題を解決する
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多い
研究事例
情報システムを活用し社会的課題解決に取り組む
少ない
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河野ゼミの研究マップ
ITの視点に立ち、社会の側面を見る
社会的課題に対して、強みであるITを使った課題解決
課題ベースのため、1からシステム開発を行う場合が多い
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河野ゼミの研究方針
概要
社会的課題を解決するためのシステム開発、
並びにその社会的影響に関する研究
システム開発と社会調査の両面が必要
システム開発では『社会を見渡す視点』が必要
社会調査では『課題を解決する技術力』が必要
卒業研究テーマ例:
学生のための第二領域時間管理システム「Self-reflector」
技術を売り買いできるサービス「TechnicaLink」
佐原の情報発信Webメディア「佐原ソーシャルライブラリ」の開発
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研究の進め方
1. 社会調査
文献やフィールドワークを通じた社会調査
2. 課題抽出
社会調査をもとに課題(解決すべき問題)の抽出
3. システム開発による課題解決
Webサービス、ソーシャルサービスの開発
4. 評価
どのような効果があったかを客観的に評価
特に人の内面の変化、地域と人のつながりなど
場合によっては心理学的な知識も必要
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社会調査の進め方
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研究方針
Twitter、Facebookなどを使い込んでみる
フィールドワーク(現地調査)を行い、問題の分析
Webデザインの知識が必要になることもある
地域社会との関わりが重要
運営体制、役割分担まで含めた仕組み作りが大切
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地域社会との関わり
ソーシャルメディア活用による地域活性化
地域住民の持つ人脈と情報の集約・活用
地域社会における課題の解決
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家族
仕事
子育て
地域
人脈と情報
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システム開発の進め方
研究方針
Twitter、Facebook連携サービスの開発
Web API(Application Programming Interface)の調査
外部プログラムからTwitterの機能を利用するための関数群
Web開発技術の習得
WebやDBの知識、推奨フレームワーク:Ruby on Rails
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プログラム
Webサイト
Twitter
DB
A
P
I
① 問い合わせ
② データ処理③ 返信
インターネット
図. Twitter APIの仕組み
D
D
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目次
河野ゼミの研究方針
ゼミの紹介
プロジェクト研究
自己実現支援システムの展望
社会的課題解決における課題
まとめ
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目次
河野ゼミの研究方針
ゼミの紹介
プロジェクト研究
自己実現支援システムの展望
社会的課題解決における課題
まとめ
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自己実現支援システムの問題点
被験者実験の結果(N:25人)
アクセスユーザ:14人
イベント登録数:68個
イベント測定開始を行った:6人
イベント測定終了を行った:4人
ミッション・ステートメントの登録:17人
考察
ゼミ内での実験にも関わらず、利用頻度が低い
利用する意識はあったが、継続はできていない
使えと言われても使わないようでは、主体的ではない
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自己実現支援システムの課題
7つの習慣に基づく振り返り
習慣化には「知識」「スキル」「やる気」が不可欠
知識:ミッション・ステートメント、第二領域活動が相当
ミッション・ステートメントの導入には課題あり
導入のためのグループワークを検討中
スキル:メンターのサポートを要検討
やる気:現状はサポートなし
今後に向けた展望
インプットではなくアウトプット
アウトプットが評価される仕組み
成功したアウトプットサービスは?
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GitHub
エンジニア向けのコード共有サービス
自分の書いたコードをWebに公開して、誰かが使ったり
誰かにコードレビューをしてもらったりする
オープンソース(OSS)の人達がよく使っている
リポジトリは分散管理
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自分GitHub
自分GitHubの提案
自分のアウトプットを公開するソーシャルメディア
自分のアウトプットを誰かが参考にしたり、真似したり、
誰かにコメントをもらったりして切磋琢磨
アウトプット: 「知性」 「肉体」「情緒」「精神」で分類
例:コード、ブログ、論文、価値観、人脈など ※ Forkwellに近い
インプット:Self-reflector, アウトプット:Socializer
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自己実現支援システムの展望
GitHubとの類似点
公開するのは、自分のアウトプットすべて
他人から評価されたり、意見がもらえたりする
他人のよいところを取り入れる
課題
7つの習慣の考えをベースに、GitHubを参考にする
GitHubの概念を自分GitHubに置き換える
Commit:アウトプットを記録する
Pull:メンターの生き様を取り入れる(ローカルリポジトリ)
Pull Request:メンティーへのアドバイス
メンター・メンティーの関係構築をどう促すか
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河野ゼミの研究方針
ゼミの紹介
プロジェクト研究
自己実現支援システムの展望
社会的課題解決における課題
まとめ
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社会的課題解決における課題
効果が現れるまでに時間が掛かる
少なくとも半年~1年、場合によっては数年
研究計画を立てつつも、柔軟に進める必要がある
評価指標が難しい
何をもって成功とするか? ※例えば地域活動の場合
FacebookページやWebのアクセス数で評価してよいのか?
実際に関わる人達の主体性の向上や地元愛を評価すべきでは?
定量的な評価が難しい要素こそ評価すべき
他の研究者から理解され難い
課題ベースの研究であるため、技術的な専門性ではない
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