第一部：クライアント ツールの重要性 情報系の今後といった夢を見るためにも、データ登録をちゃんと考えませんか？ 第二部：Office 開発最初の一歩 意外と VBA. VSTOって使えるんですよね。 開発始めてみるための最初の最初。

1. 2015年03月14日(土)
深見 哲（ふかみ あきら）
[大阪] Japan SharePoint Group 勉強会 ＃18
http://jpsps.com/event/20150314/
/* life runs on code */

2. PG → SE → PM → IT.Cons → Pre.Sales →
Sales → Director → 次ナニシヨ
インフラ、開発、事業立ち上げまで
なんでも美味しくいただきます
2
深見 哲
（ふかみ あきら）

3. なぜクライアント推しなのか
クライアントツールの重要性
情報系の今後
SharePoint の活きる場所
やっぱりクライアントツール
Office 開発 最初の一歩
Office の開発方法
開発例（VBA, VSTO）
VBA, VSTO 開発の始め方
3

4. クライアント推し

5. サービスの価値を最大限に！
クライアント ツールがサービスの価値を引き出す
ブラウザだけじゃ無理！
組織には働き方の違う人達が存在する
詳細はこちら（続きはWebで）
ITつかってナンボ
 第10回 Office 365勉強会 LT
 http://nanbo.org/o365-10-lt/
5

6. 情報は提案されるモノに
 定型+非定型による膨大なデータ
 機械学習によるサジェスチョン
 パーソナライズされた提案
 情報過多による格差を軽減
6
非定型
データ
定型
データ
（出典）総務省「ICT先端技術に関する調査研究」（平成26年）
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc141310.html

7. 検索はキッカーに
 無駄な時間
 リンク集から情報を探す
 必要な作業を理解する
 検索の立ち位置を再考
7
キッカーとして
• 自然言語による質問応答
• 「目的」を選択して実行
作業/処理のラッピング
• 組織の持つ情報は自動補完
• 自動応答による付加情報の提供
「入口」としての役割が大きくなる

8. 情報発信に特化したポータルへ
 入口は検索の役割に
 情報発信方法の多様化
 デバイス多様化への追従
8
Enterprise search center (Enterprise search at Microsoft, white paper)
https://technet.microsoft.com/en-us/library/hh965446(v=office.14).aspx
情報発信がメイン
MSDN Magazine & Microsoft News (February 2001 No.11)
http://ascii.asciimw.jp/pb/msdn/article/a11_0013.html

9. インフラとビューワー, コンテンツ管理
ADと連携した“適切“な情報を提供
SharePoint もコンテンツの一つ
ERP,CRM等と同等の箱
9
ERP CRM SharePoint Yammer
外部情報
売 上 予 算 商 談 顧 客 資 料 お知らせ つぶやき IR情報 統計情報
Facebook ニュース
一 部 統 合
パススルー
インターフェース
ECM としての「SharePoint」
アクセス制御
コンテンツ管理

10. Azure Search
 http://azure.microsoft.com/ja-jp/services/search/
 Web アプリおよびモバイル アプリ開発のための
Search-as-a-service (サービスとしての検索)
DocumentDB
 http://azure.microsoft.com/ja-
jp/documentation/services/documentdb/
 完全に管理された、スケーラブルな NoSQL ドキュ
メント データベース サービスの使用法について説
明します
10

11.  ECM ポータル - ECM 総合サイト
 http://www.ecm-portal.jp/index.html
 公益社団法人日本文書情報マネジメント協会（ＪＩＩＭＡ） 11
国内ECM商談の最新動向
http://www.ecm-portal.jp/down/pdf/ecmsummit20130221_interview.pdf

12. データが「存在する」「正しい」前提
特に根拠がないのに・・・
データ エントリーが肝
そもそも入力されること
正しいデータ, 正しいタイミング
業務スタイル別の仕組みが必要
（人事制度も必要）
クライアント ツールが重要！
12

13. なにがいいのか？
Web ベース, C/S, Office クライアント・・・
ツールの選択ポイント
普段から使い慣れている
利用頻度が高い/利用時間が長い
管理の仕組みが提供されている
複数デバイスへの対応が容易
今回はエンドユーザーが カスタマイズする
想定なのでOffice クライアントを利用します 13
今のところ、
Office のモバイ
ルデバイス機能
はチープすぎて
使えない

14. 最初の一歩

15. 組織で利用 : Apps for Office / VSTO
15
評価軸 Apps for Office VSTO VBA
開発言語 HTML5 + JavaScript C# / VB.NET VB6 ライクな専用言語
展開の容易さ 〇
サーバー上に展開
〇
インストーラー/ClickOnceによ
る展開
×
コードが含まれるファイルを
展開
更新の容易さ 〇
サーバー上のファイルを更新
△
ClickOnceであれば更新は容易
×
ファイル自体の差し替えが必要
セキュリティ 〇
コードはサンドボックス化さ
れ、データ処理をサーバー側
で行うことが可能
△
コードはサンドボックス化可
能。実行制御にマニフェスト
を利用する
×
パスワード設定が可能だが、
コードが参照される危険性があ
る。実行制御はセキュリティセ
ンター
共通アプリ 〇
アプリを追加することで複数
のExcelで利用可能
〇
Excelの拡張機能として利用可
能
×
コードが含まれるファイル内で
のみ利用可能
複数ホスト
への対応
〇
Web ベース
×
.NET Framework 依存
×
Office ファイル依存
ストア対応 〇 × ×
・・・でも・・・

16. EUCを意識した軸であればVBAもアリ
16
評価軸 Apps for Office VSTO VBA
開発環境の準備 ×
Visual Studio (/napa)
ホストするサーバー
×
Visual Studio
〇
Office クライアント自体が開発
環境
1ファイル運用 × × 〇
ローカルアクセス × 〇 〇
オフライン利用 ×
キャッシュする等仕組みを用
意するなら可能
〇 〇
オブジェクト操作 ×
JavaScript API
〇
Office OM+ .NET Framework
〇
Office OM + VBA
パフォーマンス ×
JavaScript API なので
△
オーバーヘッドが大きい
〇
エンドユーザーが 自身でカスタマイズ
する場合は VBAがお手軽

17. 全体最適と部分最適のバランス
極端に振れていいことなし
SharePoint もEUC促進製品
だからこそ管理したい人たちが大勢（ビジネスチャンス！）
最近のMS開発ツールもEUC促進系
 Project Siena
 http://www.microsoft.com/ja-jp/projectsiena/default.aspx
 Windows App Studio
 http://appstudio.windows.com/ja-jp
 (Visual Studio LightSwitch)
 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/vstudio/lightswitch.aspx 17

18. 18
今日説明するのは
あえてこの領域
Office 2013 の開発者のための新機能
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/office/jj229830.aspx

19. 第17回 JPSPS運営の一部をIT化
データ管理に SharePoint Online のリスト
クライアント ツールとしてAccess, Excel を使用
詳細はこちら（続きはWebで）
ITつかってナンボ
 JPSPS 東京運営を手伝って
 http://nanbo.org/tag/jpsps/
19

20. ザックリ全体像
20
ガッツリ
VBAで開発
なるべく
標準機能で解決

21. Outlook 添付ファイルツール
二宮 慎 (ニノミヤ マコト)さんが公開されています
 orzmakoto’s blog | Outlook 添付ファイルツール
 http://orzmakoto.hatenablog.com/entry/2015/02/15/170726
ワンクリックでスクショの添付
画像だけでなくテキストも, 圧縮！, パスワード設定！
そしてパスワードお知らせメールも！
URLのデコード
21

22. 二宮さんの資料から拝借
22

23. 開発の準備
VBA
 リボンの開発メニューを表示
 [オプション] - [リボンのユーザー設定]
 セキュリティ センターの設定を確認
VSTO
 Office ソリューションを開発できるように
コンピューターを構成する
 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/bb398242.aspx
 要は Office クライアントのバージョンに合わせる
23

24. VBA
 開発メニューが製品ごとに微妙に違う
 Outlook はオブジェクトごとにも違う
24

25. VSTO
 Office のバージョンとVSTO ランタイムに依存
25
2003 2007 2010 2013
VS2005
VS2008
VS2010
VSTO 2005 SE : 2.0
VSTO 2005 SE : 2.0, 3.5
VSTO 2005 SE : 2.0, 3.5, 4
VSTO 2010 : 3.5 SP1, 4
VSTO 3.0 : 3.5
Office クライアント バージョン
VS2012/2013
VSTO 2010 : 4, 4.5
VSTO Runtime : .NET Framework
Office プロジェクト テンプレートの概要
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/8553caee(v=vs.120).aspx
Office ソリューションを開発できるようにコンピューターを構成する
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb398242(v=vs.120).aspx

26. 開発画面の表示
VBA
 Office クライアント を起動
 Alt + F11 で開発画面を表示
 開発画面のデザインは一応共通
VSTO
 Visual Studio を起動
 .NET Framework を選択
 アドインを選択
26

27. ポイント
VBA
 マクロ有効の拡張子になる
 セキュリティ センターの設定を確認する
 クラス/共通関数の作成も可能
VSTO
 対象 Office によって環境を用意する必要がある
共通
 オブジェクト モデルの取り扱いが違う 27

28. SharePoint と Office 連携機能
サーバー処理の連携機能は置いておいて、
 Web Apps, Excel Services, Access Services etc…
Office クライアント製品ごとに多数の連携機能
 Access
 Outlook
 Excel
 Word
 PowerPoint
 OneNote
 OneDrive 28
読み取りのみ / 読み書き可能
利用にはコツが必要
• リスト
• ドキュメント ライブラリ
• Power View
• リストの列連携
• 共有
etc…

29. 代表的なクライアント連携機能
29
製 品 クライアント連携機能 対 象
Access リンクテーブル リスト(R/W)
Outlook SharePoint リスト *1 • ドキュメント ライブラリ(R/W)
• リスト(R/W) *2
Excel Web クエリー • ドキュメント ライブラリ(R)
• リスト(R)
Power Query リスト(R)
Power Pivot • ドキュメント ライブラリ(R) *3
• リスト(R)
Word クイックパーツ ドキュメント ライブラリ(R/W)
PowerPoint Power View Power View レポート(R)
OneDrive ローカル フォルダと同期 ドキュメント ライブラリ(R/W)
共通 開く/保存先ショートカット ドキュメント ライブラリ
• ライブラリ列
• 外部データ列 *4
• ドキュメント ライブラリ(R/W)
• リスト(R/W)
*1.予定表、連絡先はメニュー内にもショートカットが作成される
*2.予定表、連絡先、タスク、ディスカッション掲示板 及び上記のテンプレートで作成されているリストのみリンク可能
*3.ファイルの格納先としてドキュメント ライブラリを記載
*4.外部連携先のデータについては読み取り専用

30. Universal Apps
 Windows 10 のユニバーサル アプリ プラットフォームのご紹介
 http://blogs.msdn.com/b/visualstudio_jpn/archive/2015/03/03/a-first-
look-at-the-windows-10-universal-app-platform.aspx
Adaptive Design
 レスポンシブからアダプティブへ
〜 必要な情報を、必要なときに、必要としている人へ
 http://dx.24-7.co.jp/adaptive-design-with-sesors/ 30

32. クライアント ツールの重要性
サービスの“価値”を高める
活用できる“情報”へ繋げる
まずはお手軽に Office クライアントを
カスタマイズしてみませんか
32
KEEP CALM
AND
LOVE Office Clients

33. Facebook :
深見 哲 / akira.Fukami
 https://www.facebook.com/akira.fukami/
SlideShare :
akirafukami
 http://www.slideshare.net/akirafukami/
Blog :
ITつかってナンボ
 http://nanbo.org/
33