potatotips (iOS/Android開発Tips共有会) 第2回で発表したスライド。 https://github.com/TechBooster/effective_android_sample/tree/master/chapter32 タイトルはちょっとキャッチーにしてしまいました。

1. AppOpsの光と闇
ブライテクノ株式会社
中西 良明 (@chun_ryo)
2013年12月11日

2. AppOpsとは？
Android 4.3に隠されていた、アプリ
に与える権限を後からいじれる機能
iOSでは以前からある機能です

3. 画面例

4. セキュリティ向上
必要以上に、アプリに情報を吸いだ
されない
通知の悪用(広告表示など)を妨害で
きる

5. AppOpsの制限方法例
通知機能
アプリは通知表示に成功したつもりだが、シ
ステムが何もしない
電話帳読み取り
アプリは空の電話帳を読まされる

6. AppOpsの制限方法例
通知機能
い
！
ば
や
アプリは通知表示に成功したつもりだが、シ
が
ス
ステムが何もしない
ネ
ジ
ビ
の
電話帳読み取り
】
閲
検
【
アプリは空の電話帳を読まされる

7. 使えなくなった！
Google的にはまだ秘密だったらし
く、Andorid 4.3.1から再度隠
隠し方が中途半端で、Android 4.4.1ま
で
回ルートで呼び出せた
Android 4.4.2できっちり隠された

8. 制限状態を知りたい！
アプリの基本に関わる機能を制限し
て、「使えない☆」のような評価を
つけられても困る
確認用公式APIなし
隠し機能なので当たり前ですね

9. 制限状態を知りたい！
頑張って確認用機能を作りました！
リフレクションを用いて隠しクラスを呼び出
してチェック
https://github.com/TechBooster/
effective_android_sample/tree/master/chapter32
サンプルでは電話帳読み出しをユーザがOFF
にしているかどうか確認

10. 使い方
AppOpsCheck appOpsCheck = new AppOpsCheck(this);
int appOpsModeNotification =
appOpsCheck.checkOpNoThrow(
AppOpsCheck.OP_POST_NOTIFICATION,
this.getApplicationContext().getPackageName());
if (appOpsMode == 0) {
Log.d(TAG, "allowed");
} else if (appOpsMode == 1) {
Log.d(TAG, "not allowed");
} else {
Log.d(TAG, "error");
}

11. 宣伝
より詳しい情報は、Effective Android
という本に書きました！
Android 4.4.2で使えなくなったこと
も、次の更新版に入るはずです
昨日泣きながら原稿修正しました

12. 最後に
おそらくAndorid 5.0で正式導入されると思われる
機能です
裏でこっそりデータを取るような行儀の悪いアプ
リは生き残れなくなります
必要な機能は、なぜ必要なのかをちゃんとユーザ
に説明しましょう