「税金はどこへ行った?(千葉市版)」と、 今後の展望について(Spending Data Pary Japan プレゼンテーション)
1. Spending Data Party Japan 2013講演会
「税金はどこへ行った?(千葉市版)」と、
今後の展望について
千葉市 総務局 情報経営部 業務改革推進課
課長 松島 隆一
平成25年 7月20日
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アジェンダ
Ⅰ 市を取り巻く環境
Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版)
Ⅲ 税額明示に関する今後の展望
Ⅳ さいごに…。
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Ⅰ 市を取り巻く環境 1
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◆ 人口減少社会の到来
◆ 行政の情報化
◆ 情報提供からオープンデータへ
◆ ビッグデータの活用
◆ オープンガバメントの推進
情報提供=市の判断による公開
オープンデータ=二次利用前提の積極的公開
税収・職員数の減少 ⇒ 市民主体のまちづくりの要請
(自助・共助・公助の社会)
ICTの発展、公共情報のデータ化、マイナンバーの導入
ICTの発展、SNSの普及等による民間活用の進展
電子行政オープンデータ戦略(H24.7.4 IT戦略本部)
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(H25.6.14 IT総合戦略本部)
G8サミットにおけるオープンデータに関する合意(H25.6.18)
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Ⅰ 市を取り巻く環境 2
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◆ICT活用による「新しい市役所」
① 窓口事務の効率化等による市民の時間の返却
→総合窓口によるワンストップサービス
② 一人ひとりの市民に向き合い受給漏れをなくす
→市民ポータルによるプッシュ型お知らせ
③ 保有データの分析によるコスト縮減
→不正受給の発見、戦略的事業展開
④ オープンデータによる市民サービスの向上
→企業・市民による新たな価値の創造
業務プロセス
改革
オープンデータ
の推進
⇒ 市民が豊かな生活を実感できる市役所 へ!
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Ⅰ 市を取り巻く環境 3
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市が保有する情報を、従来にはなかった視点で活用することで、
新たな価値が生まれ、市民生活をより豊かにできる・・だろう?
◆ 戦略的データ分析による政策形成
・マーケティングデータとしてビッグデータの活用
・レセプトデータと健診情報の分析から医療費抑制策を導けないか?
◆ 新しい協働の形づくり
・市民、行政+αとしてのエンジニアの参画
・行政ポイントの展開、フューチャーセンターへの基盤
◆ 行政の透明化
・市民目線での行政の見える化
・説明責任 から 納得感 の醸成へ
経済の
活性化
市民サービス
の向上
市民主体の
まちづくり
新産業の
創出
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 1
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下の図は、千葉市がHPで公表している「平成25年度当初予算の概要」です。
正しい情報だけど、分かりやすい とは言えない。 ⇒ そこで・・・
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 2
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各都市が、市民のみなさんに分かりやすい
説明を工夫しているけど・・・
●独自の工夫なので、都市間比較が困難
●経年の変化もつかみにくい
●次の展開につなげられない
WDMMG?
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 5
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千葉市版を作る際の論点は…。
① データソースは、予算?決算?
② 市民に分かりやすいデータ分類は?
③ 市の特色をアピールできないか?
④ 市民負担と行政コストを表示できないか?
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 5
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① 決算データを基に作成
税金はどこへ行った?は、予算データで作成され
ることが多いが、千葉市版では、決算データを基に
作成している。
使われる「予定」である予算よりも、使った「結果」である
決算の方が、税金の使い方を明示する意味が強い!
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 6
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② データ分類の千葉市版を作成
先行の横浜市版を参考に、データ分類を千葉市の
所掌事務に合わせ再構築
横浜市 千葉市
第1階層 10分類 9分類
第2階層 17分類 20分類
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 7
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2市間で、データ分類は異なっているが、
問題はないのか?
一定程度の 都市間比較は可能 である!
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 8
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3階層表示 ⇒子育て・教育で試行
クリックすると…。
通常は2階層のところを、3階層目まで表示!
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 9
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③ 市の特色をアピール
● 予算(決算)額全体の構造
● 市の特徴的事業のアピール
④ 市民負担の裏側の行政コストを明示
● 行政コストの明示により負担への納得感を醸成
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 10
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クリックすると…。
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Ⅱ 税金はどこへ行った?(千葉市版) 11
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Chiba Open Data Day2013 には市長も参加!
川島さん
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Ⅲ 税額明示に関する今後の展望 1
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市長マニフェストより抜粋…。
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Ⅲ 税額明示に関する今後の展望 2
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選択肢を増やす。
単身・扶養ありの2区分だけではなく、収入や家族
構成など、市税を計算する項目を10~20項目程
度。
ただし、簡易にやりたい人もいると思われるので、
「簡易」・「詳細」のタブに分けるなどの工夫を。
予算統計や、決算統計のデータを活用し、公開す
る自治体側の負担を減らす工夫を検討。
※決算統計や、予算統計のデータをCSV形式に
変換し、サーバ上に登録するのみ、といった
運用を目指す。
・Where Does My Money Go をもう少し工夫するイメージ
・本人や配偶者の年齢や収入、子どもの年齢、就労形態、家族構成など、
10~20項目程度をチェックすると結果が表示されるシステム