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防災展2014

首都直下地震時における
IT活用の可能性
2014-3-9
平本 健二

1
なぜITなのか
 身近なIT機器
 現代社会において、今や屋外の空気と生き物以外は、すべてコン
ピュータで制御されている
広告

ニュース

エアコン
信号
電気
トラック

タクシー、バス

銀行

電話
コンビニ

鉄道
水道

 目に見えなくても、神経網としての情報システムが存在
2
情報の重要性
 情報に関する要望は、生活必需品と並んで常に上位に出現
(緑の項目)
3/12
3/12

3/13
3/13

3/14
3/14

1

電力

電力

2

情報

情報

東日本大震災後の不足しているものの分析
3/15
3/15

3/16 1639-1702
3/16 1639-1702

3/18 1421-1441
3/18 1421-1441

3/19 1328-1404
3/19 1328-1404

3/20 1252-1331
3/20 1252-1331

3/22 1515-1600
3/22 1515-1600

3/23 1959-2050
3/23 1959-2050

3/26 2238-2348
3/26 2238-2348

電力

電力

物資

物資

物資

電力

物資

電力

電力

食料

物資

ガソリン

電池

ガソリン

物資

ボランティア

ガソリン

水

3

食料

食料

情報

ガソリン

食料

ティッシュペーパーボランティア

ガソリン

水

物資

ガソリン

4

物資

ガソリン

物資

食料

情報

飲料水用容器

電力

ボランティア

土のう袋

水

物資

5

テレビ

紙おむつ

ガソリン

水

燃料

懐中電灯

エネルギー

情報

電力

テレビ

運動

6

ニュース

赤ちゃん用

テレビ

情報

避難所

トイレットペーパー 情報

テレビ

ガソリン

食料

自動車

7

照明

物資

場所

燃料

石油製品

軽油

医師

避難所

野菜

自転車

紙

8

機器

テレビ

地図

紙オムツ

水

ブルーシート

ヘリ

食料

テレビ

牛乳

食料
燃料

9

避難所

水

水

ビニール

テレビ

保存食

内科

店

食料

自動車

10

水

ニュース

紙おむつ

フリース

自動車

ガソリン用携行缶

水

燃料

情報

トイレットペーパー 報告

11

血液

避難所

燃料

生地

店

電力

献血

運動

運動不足

ボランティア

野菜

12

電源不足

店

運動

店

電力

水

おにぎり

水

燃料

電化

インク

13

病院

血液

通信

医療

トイレットペーパー ガソリン

看護師

自動車

車

燃料

情報

14

救援

コンビニ

店

紙オムツ不足

暖房

テレビ

運動不足

おにぎり

トイレットペーパー 住宅

本

15

店

運動

交通

テレビ

栄養不足

紙おむつ

車

募金

医師

店

ボランティア

16

運動

燃料

自動車

電池

糖尿病

食事

無洗米

牛乳

運動

運動不足

魚

17

ガソリン

医療

コンビニ

ニュース

血液

かゆ

衣類

紙おむつ

食事

部品

ニュース

18

場所

照明

救援

交通

粉ミルク

乳幼児用

紙オムツ

自転車

果物

電車

道路

19

懐中電灯

自動車

血液

避難所

毛布

入院患者

下着

ニュース

店

情報

キャップ不足

20

携帯

場所

赤ちゃん用

医薬品不足

運動

無洗米

避難所

医薬品不足

水分

ニュース

避難所

 災害時は、救急救命や復旧等の現場の活動が重要である
が、現場の活動を効果的に行うためにも情報が非常に重要。
 情報の収集、分析、報告、展開等
3
なぜインターネットは強いのか
 電話網は帯域確保

たすけて

 インターネットはルーティング&パケット
 相手がいなくても届けておく
2:す

1:た

4:て
3:け

4
ちなみに日本は防災分野のITで世界最先端1
 地震早期警報
 地震の初期の振動をもとに、揺れを予測し、事前に通知。

センサ

気象庁

https://itunes.apple.com/jp/app/yurekurukoru/id398954883?mt=8

5
ちなみに日本は防災分野のITで世界最先端2
 新幹線の地震対策
 270km/hで走っている列車が、全て安全に停止。

はやて25
(245km/h)
はやて28
(unknown)
やまびこ59
(270km/h)
はやて27
(270km/h)

やまびこ63
(270km/h)

やまびこ63
(270km/h)
なすの259
(unknown)

はやて29
(270km/h)

Maxやまびこ144
(unknown)
はやて26
(270km/h)
やまびこ142
(238km/h)

センサー
列車
被害
土木 電気
50
10
1

(Map & Photo: JR EAST)

6
ちなみに日本は防災分野のITで世界最先端3
 気象情報
東京アメッシュ

10年前

現在

東京都下水道局
Radar
Sensor

http://tokyo-ame.jwa.or.jp/

国土交通省
X-band radar

Go雨!探知機

X-band MP
ARモード(250m mesh) 5km範囲
https://itunes.apple.com/jp/app/id655469995?mt=8
radar network
7

7
東日本大震災の振り返り

8
被災地の状況








電気
固定回線
携帯電話回線
自治体機能
道路
水道
ガス

断
断
輻輳
大きな被害
断
断
断

9
電子行政面から見た震災対応の整理(緊急対応・被災者支援フェーズ)
 震災直後の様々な課題に対して、行政視点から以下のように全体を整理できる。
なにが起ったのか?

なにができたのか?(可能性含む)
官民の事例

赤下線は行政が取り組んだ部分
(黒の部分も既存行政システムでの
取り組み有り)

民間サービス、技術力との協力

ポータルサイト新設
既存ページの強化
自治体Twitter集約サイト
利用指針の作成・公開
壁新聞作成・配布
外国語での情報提供
Google Crisis Response(交通情報)等
電力メータアプリをネット上で公募

再利用可能データの提供

HTML、CSV等でのデータ提供

物資マッチングシステム

Amazon wishlist等による民間の物資マッチング

IT系ボランティアの投入

助けあいジャパン等によるボランティア情報のマッチング

安否情報の確認

Googleパーソンファインダー(安否確認システム)

情報分析

国民の声の自動分析(テキストマイニング)

ITベンダからの各種支援

経団連ホームページ等での支援情報の集約・公開
(リンク集から、申請期間等付けた一覧へ表示の変更依頼)

被災システムの代替、復旧

各社が自治体などに提案

処理能力不足への支援

各社がサーバのミラーサービスを提供
(行政機関への紹介)

もっとよくできたのではないか(課題)
・スピード
・きめ細かさ

なにが障壁だったのか?
・情報に関して分散した窓口
・情報視点でのBCPの不足

ホームページによる情報集約・提供

情報の不足

Twitterによる情報提供
情報格差の解消

社会不安の発生

物資・リソースの不足

行政機能の喪失

10
災害発生からの主なタイムライン
 民間サービスは、震災直後から次々と情報収集、発信を開始。
 行政系サイトは確実な情報をそろえてから、情報の発信を開始。
11日総合防災情報システム
Googleパーソンファインダー開始(安否確認)
赤下線は行政の取り組み
NHKがUstreamを活用
SAVE JAPAN開始(Twitter情報集約)
ヤシマ作戦開始(節電)
Sinsai.info開始( 現地情報集約)
12日 Greeボランティア開始
東北地方太平洋沖地震義援金プロジェクト開始
13日 官邸 Twitter開始
Google Crisis Response(道路情報)
16日 e-Govホームページ災害対策版提供
e-Gov Twitter開始
18日 助けあいジャパン開始
19日 Hack for Japanアイデアソン
22日 官邸ホームページ災害対策版強化
Yahoo!電力使用状況
24日 日本経済団体連合会 ITベンダ支援策を集約)
11
発災から100時間までの取り組み
緊急対応フェーズ(発災から4日程度)

12
3/11 国

総合防災情報システム

 各種センサの情報や衛星画像等
の災害関連情報を集約し、被害
予測などの情報を共有。

13
3/11 民

安否確認サービス

 避難所の安否確認サービスは民間サービスを核に展開。

安否確認
・安否情報の入力と検索が可能。
・被災者の直接的な入力と検索だけでなく、避
難所の壁に張り出された名簿の写真を共有し、
ボランティアが文字入力することで被災地を
支援

**避難所
田中 一郎
佐藤 花子
・・・、
①避難所の壁に張られた写
真をwebの写真共有サイ
トにアップロード

②自然発生的にボランティアがコメ
ント欄に、氏名等の情報を入力
(着手等の情報も共有)

14
3/11 民

Twitter情報の収集集積(Save Japan)

 各地のTwitterの投稿を収集
 #save_miyagiのように、地域別のハッシュタグで情報を収集

15
3/11 民

節電の呼びかけ(ヤシマ作戦)

 電気の供給能力が不足たため、Twitterやネット上で、節電を「ヤシ
マ作戦」と名付けて、電気を多く使う炊飯を午後6時前に済ませる
ピーク シフトへの協力などの取り組みが広がった。
 3月12日東京電力が、地震の影響で一部の発電所が停止し、ピーク時間帯の午後6~
7時の電気の需要予想が3800万キロワットなのに対し、供給能力が不足すると発表
 一般家庭に、節電への協力を呼びかけ。

 ヤシマ作戦は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場 した作戦名。第5使徒
ラミエルを狙う超長距離射撃のために日本中から電力を集めた作戦。

 非公式の取り組みであったが、
13日には公式ブログも賛同。

16
3/11民

避難所などの避難情報サービス(sinsai.info)

 震災1か月前のニュージーランドの地震
支援等で活用されたクラウドソーシング
ツールUshahidiで構築。
 一般社団法人オープンストリートマッ
プ・ファウンデーション・ジャパン の主管
の元、ボランティアのメンバーにより運
営。

17
3/12 民

義援金プロジェクト

 簡易に寄付ができる義援金プロジェクトが次々と登場。

18
3/13 民

重要サイトへのミラーサイトの提供

 アクセスが集中するサイトについて、アクセス集中を回避す
るために、民間事業者がミラーサイトを構築 。
【文部科学省】
※ 都道府県別の環境放射能水準に関する調査結果のページについて、民間事業者がミラー
サイトを構築

19
3/13 国

ソーシャルメディアの活用

 3/13に官邸Twitterを開始。

【政府の対応、国民へのお知らせの通知(例)】

【会見の案内、会見内容の発信(例)】

【ホームページ等の更新の通知(例)】

20
3/13 民

交通情報サービス(Google Crisis Response)

 カーナビ情報をもとに通行実績情報の公開。
 その後、国の通行止め情報も併せて表示。
 トラックメーカなども、トラック用マップを整備。

21
3/14 国

SNS情報の分析

 Twitter上の様々な情報を自動分析し、国民の意見を把握。
 経済産業省で、災害前から検証していた国民の意見分析システム
を災害時に活用。
国民意見の
自動分析

Googleリアルタイム分析による「電池」検索数の推移

「電池」を含むTweetを、
1500件抽出したものを分析

一般品の
要望と一体化

主な意見
・電池の不足
・利用の工夫
・携帯電話の充電

22
民

ポータル各社の災害関連ホームページ
 ポータル各社は、災害専用ページを開設し、それぞれの視
点で情報を提供

23
発災後、100から1000時間までの取り組み
被災者支援フェーズ(発災後4日から1月程度)

24
3/16 国

ソーシャルメディアの活用支援

 行政機関において、情報発信の手段としてソーシャルメディアが活躍
災害以前から実施していた
行政機関Twitterアカウント集約ページ
災害対応で強化

国・地方公共団体等のTwitterアカウント数の推移
(経済産業省調べ)
160

150

公共機関向けのTwitterアカウントの認証スキーム構築

148
行政機関のツイッターアカウント数の推移

140

130
121

120
113
110
108

106

101

100
94

90

80
2
2
年
1
0
月

1
1
月

1
2
月

2
3
年
1
月

2
月

3
月
(
震
災
前
)

4
月
4
日
現
在

「ソーシャルメディアを使った情報発信を行う際の留意事項、対応の指針」を4/5に指針として公表

安全かつ積極的な情報発信を推進
•

経済産業省は情報政策に関するTwitter を開始( 2009年11月23日)していたが、震災後に
災害関連情報に利用を拡大(3月16日)。その後、英語版も提供。
25
3/16 国

政府ポータルでの民間情報の活用

 他府省、地方公共団体、避難所や安否情報、民間事業者も
含めたサイトの一覧を掲載
【電子政府の総合窓口(e-Gov)】

外部サービスと連携

民間サイトも有効なものは紹介

26
3/16 国

不足品の解析開始

 不足とつぶやく内容のTweetを収集し、何が不足しているの
かを分析。
3/12
3/12

3/13
3/13

3/14
3/14

1

電力

電力

2

情報

情報

東日本大震災後の不足しているものの分析
3/15
3/15

3/16 1639-1702
3/16 1639-1702

3/18 1421-1441
3/18 1421-1441

3/19 1328-1404
3/19 1328-1404

3/20 1252-1331
3/20 1252-1331

3/22 1515-1600
3/22 1515-1600

3/23 1959-2050
3/23 1959-2050

3/26 2238-2348
3/26 2238-2348

電力

電力

物資

物資

物資

電力

物資

電力

電力

食料

物資

ガソリン

電池

ガソリン

物資

ボランティア

ガソリン

水

3

食料

食料

情報

ガソリン

食料

ティッシュペーパーボランティア

ガソリン

水

物資

ガソリン

4

物資

ガソリン

物資

食料

情報

飲料水用容器

電力

ボランティア

土のう袋

水

物資

5

テレビ

紙おむつ

ガソリン

水

燃料

懐中電灯

エネルギー

情報

電力

テレビ

運動

6

ニュース

赤ちゃん用

テレビ

情報

避難所

トイレットペーパー 情報

テレビ

ガソリン

食料

自動車

7

照明

物資

場所

燃料

石油製品

軽油

医師

避難所

野菜

自転車

紙

8

機器

テレビ

地図

紙オムツ

水

ブルーシート

ヘリ

食料

テレビ

牛乳

食料
燃料

9

避難所

水

水

ビニール

テレビ

保存食

内科

店

食料

自動車

10

水

ニュース

紙おむつ

フリース

自動車

ガソリン用携行缶

水

燃料

情報

トイレットペーパー 報告

11

血液

避難所

燃料

生地

店

電力

献血

運動

運動不足

ボランティア

野菜

12

電源不足

店

運動

店

電力

水

おにぎり

水

燃料

電化

インク

13

病院

血液

通信

医療

トイレットペーパー ガソリン

看護師

自動車

車

燃料

情報

14

救援

コンビニ

店

紙オムツ不足

暖房

テレビ

運動不足

おにぎり

トイレットペーパー 住宅

本

15

店

運動

交通

テレビ

栄養不足

紙おむつ

車

募金

医師

店

ボランティア

16

運動

燃料

自動車

電池

糖尿病

食事

無洗米

牛乳

運動

運動不足

魚

17

ガソリン

医療

コンビニ

ニュース

血液

かゆ

衣類

紙おむつ

食事

部品

ニュース

18

場所

照明

救援

交通

粉ミルク

乳幼児用

紙オムツ

自転車

果物

電車

道路

19

懐中電灯

自動車

血液

避難所

毛布

入院患者

下着

ニュース

店

情報

キャップ不足

20

携帯

場所

赤ちゃん用

医薬品不足

運動

無洗米

避難所

医薬品不足

水分

ニュース

避難所

27
3/18 国

民間事業者との協力サイト

 政府機関と民間事業者との協働や情報のシェア等による効果的
な情報発信を実施
 現地の要望とボランティアしたい人たちの要望を調整
【助け合いジャパン、内閣官房ボランティア連携室】
※ 民間ボランティア団体等と内閣官房震災ボランティア連携室との協働、情報のシェアにより、
被災地からの情報収集や支援活動の効率化、迅速化を図っている

•

シニアネットやシニア情報生活アドバイザー等、ITに詳しい高齢者による被災地
支援も検討(ニューメディア開発協会、助けあいジャパン、文部科学省)

28
3/18 国

再利用可能なデータでの公開

 誰もが情報にアクセスし、活用できるように、情報公開組織に改善の呼びかけ。
 情報の2次的な利用、ネットワークの負荷軽減、携帯電話等からのアクセスなど考慮
 PDFやWord、Excel等の形式ではなく、CSV、html等とすることを推奨

経済産業省では、Twitter等で、再利用可能なデータの提供を、
以前から広く呼びかけていた
公式な呼びかけを実施
自治体への呼びかけ
国民へ発信する重要情報のファイル形式について
(3/18 LASDECより全国地方公共団体へ通知)
府省への呼びかけ
震災関連情報の提供に係る協力依頼
(3/22 内閣広報官より各府省へ通知)

企業への呼びかけ
東北地方太平洋沖地震等に係る情報発信のデータ形式について
(3/30 経済産業省より社団法人日本経済団体連合会へ通知)
29
3/18 自治

被災者支援システムのオープンソース化

 被災地の経験と教訓、情報化のノウハウを活かした西宮市
の「被災者支援システム」は、汎用Webシステムとして、全国
の地方公共団体に無償で公開・提供されている。
 震災時には、被災者支援システムを地方公共団体のみなら
ず、被災団体を支援予定のICT事業者等にも利してもらうた
め、 システムのオープンソース化を実施。

迅速に罹災証明を発行可能

30
3/19 民

技術者による開発コミュニティ

 “東日本大震災に対し、自分たちの開発スキルを役立てた
い”というIT開発者の想いを形にするために、開発者を中心
としたコミュニティが活動開始。
2011年3月19から3月21日、被災者支援のための
サービスを開発するためのオンラインイベントを開催、
上位10個のアイディア
Google Map上に避難所を表示し、そこに避難所の情報(避難してい
る人数、足りないものなど)を紐付ける。
避難民受け入れマップ
支援物資の避難所までの経路を中継地点ごとにビジュアルで表示し、
支援物資の需要と供給を一元管理できるような仕組み。
各避難所に泊まっている人数や、家がなくなってしまって探している
人の人数、問題を抱えている人の人数がタイムラインになっていて、
日々の改善状況が一目でわかるシステム。
被災各地での技術者マッチングシステム。
こころのケア。
リアルタイム電力消費メータ。
現在の交通の復旧状況を前提とした経路検索。
震災後に「飲み水を確保する方法」、「食べも物を確保する方法」、
「SOSをあげる方法」、「寒さ、暑さをしのぐ方法」、「応急処置の方法」
が辞典 になってるアプリケーション
電波・通信の通信・復興状況を Google maps に反映させる仕組み。
31
3/21 民

民間によるボランティア・マッチング

 現地ニーズと、支援リソースをマッチングするWEBサービス。
 2011年3月21日

ボランティアを求める人、ボランティア希望者のマッチングサービス。
32
3/22国

官邸サイトへの府省や関係機関の情報集約

 探しやすい形式での情報発信をするために、各府省が提供して
いる情報を、横断的に一覧にて掲載。
【首相官邸ホームページ】

A省
B省
各府省が独自のホームページで情報提供する
だけでなく、提供している情報を集約して表示

HP
HP

C省

HP

※震災情報をカテゴリー別に整理

33
3/23 国

総合的な情報発信

 防災科研がALL311を開設し、
防災に関する情報を集約・発信

地震ハザードに関するマップです。防災科研J-SHIS
の地震動予測地図(2009年1月1日版)や地盤増幅
率、産総研GEO Gridの活断層図、Quakemapによ
る3/11 14:46の震度分布を重ねて表示しています。

避難所運営を支援するマップを重ねました。
食料関係として炊き出しマップ、気象情報として気
象庁予測資料、受援のための道路通行状況マッ
プやボランティアセンターマップ、ランドマークとな
る公共施設データ、被災地周辺の銭湯マップ。
救援隊が支援する際に役立つマップです。交通状
況の把握に道路状況マップ、支援場所として炊き
出しマップと緊急避難場所、救護のための病院等
の位置として公共施設データ。

被害状況を把握するためのマップ。被災後の航空
写真、日本地理学会の津波被災マップ、OSMによ
る被害マッピング、震度分布図(Quakemap)を重
ねました。

外部から来るボランティアの支援の際に役立つ情
報を集めたマップ。ボランティア団体活動マップ、
道路状況マップ、避難所情報(防災科研整備)、被
災地周辺の銭湯マップ、ボランティアセンターマッ
プ、公共施設(被災前)、気象庁の気象予報を重
ねています。

支援を円滑に行うための道路状況を示したマップ
です。
本田技研通行実績情報、トヨタG-BOOK、宮城県道
路規制情報は、リアルタイムの情報です。OSMの
道路状況マップは、被災後空中写真で判読してい
ます。
原子力災害に関連するマップ。観測情報は東北関
東大震災・非公式・放射性物質モニタリングマップ、
風向風速は気象庁予測資料、福島第一・第二原
子力発電所からの距離。
34
3/24 国

IT技術者との協力・連携

 東京電力が公開する電力使用状況のデータ(CSV形式)を基に、グ
ラフ等の作成や分析などを実施するアプリケーションの開発を、民
間技術者に呼びかけ

翌日には多数のアプリケーション

・PC向け
・スマートフォン向け
・デジタルテレビ向け

35
3/24 民

IT企業に被災地支援

 現地や支援者に対する情報提供を円滑にするために、散発
的に発信されている情報の集約などを実施。
【経団連ホームページ】

IT企業の被災地支援情報
IT関連企業の支援情報をわかりやすく提供
・リンク集で開始
・4月に以下の情報を追加
→企業、概要、対象(地域、組織等)、支援期間

【ICT支援応援隊ホームページ】

現地へのPC支援
無償でのPC提供などを実施

36
4/1 国

国民・企業のニーズの収集

 文部科学省が、被災児童、生徒を効率的に支援するために、
支援の要請・提案に関する声を収集するサイトを構築。
 国土交通省は物資要望などの掲示板を提供
4/1

【文部科学省】

【国土交通省】

37
4/1 民

ボランティア活動の促進

 ふんばろう東日本支援プロジェクトは、被災地支援のボランティア組織。

 被害の規模の大きさや物資が不足している現場を目の当たりにしたことをきっかけに、ボラ
ンティアでの物資支援活動を開始。
 「必要なものを必要なところに必要なだけ送る」をコンセプトに、物資の行き届いてない避難所の
情報を収集、Twitterやブログ、 Facebookなどのインターネットメディアを通じて発信し、全国から支
援物資を、欲しい場所へ直接送付で きるシステムを構築。
• 「物資支援プロジェクト」では、2012年1月時点で3000ヶ所以上の避難所・仮設・自宅避難宅に15万 5000品
目に及ぶ物資を支援、Amazon欲しいものリストを活用するシステムにより、2万4000個以上の物資を送付
• また、各自治体が収集したものの行き場をなくしていた膨大な物資を同様の方法で被災者へマッチングす
る「大量送付プロジェクト」や「家電プロジェク ト」では行政や日本赤十字社の支援が受けられない個人避
難宅をはじめ、夏冬あわせて総計2万5000世帯以上に家電を送付。

38
4/9 民

物資寄付のマッチングサービス

 ニーズと寄付を直結サービスとして、ショッピングモールが寄
付サイトを設置(欲しいものリスト(WishList))
 避難所や被災地の人が欲しいものを入力し、支援したい人が寄付

39
国

ホームページの特設情報コーナー
 各府省のトップページの目立つ位置に震災関連情報に関するリ
ンクを表示、各情報についてカテゴリー等を作成し、情報を整理。
【経済産業省、総務省ホームページ】
※トップページの目立つ位置に震災関連情報へのリンクを表示

※情報の区分ごとに情報を整理

※利用者ごとに情報を整理
40
国

情報をわかりやすく発信
 わかりやすい形式での情報発信が重要なことから、福島第
一原発の情報等について、図やグラフなどを活用し分かりや
すい形で情報を発信。

【国土交通省、文部科学省】
※ 東北地方の鉄道復旧状況を地図を使って発信
※ 放射能モニタリングデータをグラフ化して
提供

41
国

アクセスの多様化
 外国人向けに、情報発信を強化。
【電子政府の総合窓口(e-Gov)、外務省】

 インターネット接続環境がない方への情報発信のため、ラジオ
や壁新聞など利用し情報を発信。
【首相官邸】
・ 情報入手の手段が限られる被災者の方々に、ラジオに
より毎日 定時に、震災に関する情報を発信。
・ 震災に関する政府の施策を分かり易く説明。
・ 震災に関する情報を壁新聞の形で提供、各避難所等に
掲載。
42
42
国

GISの活用
 GISを使い、様々な情報を地図上に表示し、被災地域の分析、
復興計画の立案に活用。

43
発災後1000時間以降(42日)の取り組み

44
リアルタイムでのTwitter分析方法の検証
 2011年5月に、リアルタイムでのTwitter分析方法の検証を実施。
発言のピークタイムを抽出し、状況を検証。

3月14日「政府」&「信頼できる」での検索例

データ公開の必要性
オピニオンリーダへの信頼度が高い

45
Twitterによる意見分析
 対策検討用につぶやき情報をテキスト分析。
5/3-8のTwitterを、「福島」&「野菜」&「食べない」で抽出
関西テレビの番組で、福島復興支援のためには安全な福島産
の野菜を食べよーー、と、出演者が福島産生野菜をばりばり食
べてたのですが、寒気がしました。
今も放射能は漏れ続けて放射能の雨が大地に落ちてるのに、
どう考えても安全とはいいきれないだろ。
報道機関は大スポンサー東電様の味方なんですね。

横浜市の給食が今月から福島や茨城の野菜
を使うそうです。なんで子供達に安全が確立
されていないものを食べさせるのか疑問。

地産地消は分かりました(納得はしてませ
ん)では、せめて弁当持参か給食か選択
できるようにしたらどうですか。
市長や教育委員会の考えが全く変わらな
いのと同様に、福島県産の野菜・牛乳な
どを子供に食べさせたくないと考える親の
考えも変わらないと思います。

この国が狂っているのは風評被害と偽って放射能に汚染された野菜や魚介類を国
民に食べさせようとしている事だ。官も民も狂っている。・・・自治体も国も放射線量
の詳細を公表しない、本当に国民無視の北朝鮮のような国になっている

モスバーガーやゼンショーで福島産の野菜を使うとか。
絶対、食べない。国より厳しい基準値とはいうがはっきり示し
ていないしね。汚染度の低い野菜を選ぶのは当然。そもそも
福島産の食材は全て東電が買い取って廃棄すべき代物。

46

実際に2000ベクレルの野菜を食べ
続けても害がないのか、あるのかな
んて関係ない。『安全かもしれない』
ものより『安全』なものを選ぶのはご
く自然な心理。
福島、関東圏の農家は緩い基準値
にのって出荷するより、被害者として
原発への声を大にするべき。
その方が格段にイメージアップ。
「畑の野菜をくれて、翌日食べたかどうか子供に確認する」背筋が
寒くなりました。地域の一体感が一抜け許さない雰囲気に。
専門家による被災地支援の仕組み
 プロフェッショナルな知識と技能、経験、資源を持ち寄り、多様な情
報プラットフォームの構築・運用を目指して、「情報支援プロボノ・プ
ラットフォーム」(略称、iSPP)を設立。
 各種調査やセミナーを実施。
 2011 年 5 月 24 日

47
震災前後の写真や映像の記録
 「未来へのキオク」プロジェクトは、震災で失われた美しい風景や、
懐かしい景色、また、写真・動画などの思い出を、インターネット上
の写真・動画共有サー ビスに投稿し、プロジェクトのために作成す
るサイトで、それらの写真や動画を表示し、公開。
 2011 年 6 月 28 日

48
節電.go.jp
 地震で供給がひっ迫しているため、2011年7月1日に、節電
啓発のためのサイトを開設。
 東京電力のデータをAPI経由で活用したり、アイディア募集を
する等、楽しみながら節電できる仕組みを提供。
参加者の昨年の実績と比較

http://setsuden.go.jp/

電力供給に対する電力消費量

電力消費量

・参加賞、達成賞
49
復旧・復興支援制度データベース
 国や自治体の被災地支援制度を、目的に応じてワンストップで簡
単に検索可能。
 コンセプト:「被災地に支援制度の情報を適確に届けたい」
 2012年1月17日にサービス開始し、月間4万アクセスがある。

窓口相談
フリーダイヤルとも連携

自治体

標準フォーマット

府省

行政機関職員、行政書士等の
行政業務の専門家による相談

web

API

500件を超える支援制度

制度
利用者

外部によるサービス(企業、NPO、個人 他)
大都市災害シミュレーション(渋谷プロジェクト)
 混雑度情報とTweet情報を合わせて解析し、避難誘導モデルを構築。
迂回をお願
いします
渋谷駅前は
大変混雑して
おります
避難所はこ
ちらです。

渋谷駅前は
大変混雑して
おります

迂回をお願
いします

山手線
埼京線
銀座線
半蔵門線
副都心線
東横線
田園都市線
井の頭線
バス

運休
運休
▲運転再開(22:50)
運転再開
運転再開
▲運転再開(22:30)
▲運転再開(22:30)
▲運転再開(22:10)
一部運行

危険関連発言

渋谷駅前は
大変混雑して
おります

渋谷駅前は
大変混雑して
おります

4万人以上
3万人以上
2万人以上
1万人以上
0.5万人以上
0.5万人未満
前の1時間と比較し
て混雑度が20%
以上増加した地域
火災
通行止
避難所

51
大雪対応情報分析訓練(渋谷プロジェクトパート2)
(2013-2-5)

 混雑度とTweet等の分析手法を大雪の日に実証。
赤羽駅

意見全体の分析
Tweets

詳細メッセージ分析

雨センサ
急患発生.

雪の状況

会議室→緊急対応センタ(EOC)
携帯電話

(浜松町)
混雑度 (250m mesh)
52

遠隔地から、災害現場の把握が可能なことを実証.
NDL東日本大震災アーカイブ
 東日本大震災に関するあらゆる記録・教訓を次の世代へ伝
え、被災地の復旧・復興事業、今後の防災・減災対策に役立
てるために、関連する音声・動画、写真、ウェブ情報等を包
括的に検索可能。
 平成25年3月7日

53
その後のビッグデータ解析
 交通の解析
 どのような車の動きがみられたか
 どの道が流れていたのか

 延焼シミュレーション
 個別家屋の特性を入れた解析
 詳細地盤特性を入れた解析
 住民だけでなく、一時滞在者も含んだ避難解析

 地域の共助力
 年代別昼間人口、夜間人口の解析

54
東日本大震災からの示唆

55
取り組み全体像
防災・減災の取り組み
フェーズ
時間軸
日付
状況

減災期
-0h

緊急期
-10h
2011-3-11
混乱
歯抜けの様々な情報

被害情報
気象情報

情報収集

安全確保期
-1h
2011-3-11
混乱
歯抜けの様々な情報

ヘリカメラ
衛星写真
詳細被害情報
気象情報

情報分析

震度予測

被害推定

詳細被害推定

情報提供

緊急地震速報

公共情報コモンズ

公共情報コモンズ
パーソンファインダ
Sinsai.info

救命期
-100h(4 日)
2011-3-15
混乱
官民から整理された
情報が出始める
交通情報
避難所情報
気象情報
緊急物資情報
詳細被害推定
sns 分析開始
公共情報コモンズ
パーソンファインダ
Sinsai.info
通行実績マップ
官邸 Twitter

マッチン
グ

データ蓄
積等
統合支援

生活確保・仮復旧期
-1000h(42 日)
2011-4-21
収束への移行中
官民から整理された
情報が出始める
感染症等情報
支援制度情報
罹災証明基礎情報
仮設住宅情報
生活物資情報
ニーズ分析
情報分析ガイド
パーソンファインダ
通行実績マップ
Sinsai.info
IT 支援情報提供
復旧復興 DB 着手
電力データの公開
Twitter 認証
SocialMedia 指針
e-Gov 災害サイト
再利用可能データ公
開
助けあいジャパン

復旧・復興準備期
-10000h(417 日)
2012-5-1
収束
一般行政情報の利用

復興期
10000h-

ニーズ
次に向けた知見

ニーズ
次に向けた知見

ニーズ分析

ニーズ分析
情報分析訓練
各種報告書
復旧復興 DB

各種報告書
復旧復興 DB
節電.go.jp

収束
一般行政情報の利用

ボランティアマッチング

サイトミラーリング
被害予測地図
訓練、啓発

現場支援

総合防災システム
防災ネットワーク

総合防災システム
防災ネットワーク

プログラマとの連携
WishList
サイトミラーリング

映像アーカイブ

震災アーカイブス

総合防災システム
義援金支援サイト

ボランティア情報
一般行政システム

ボランティア情報

緑は民間の取り組み

56
災害マネジメントを実効的に動かすための課題
 意思決定ルート
 窓口の整理
• 対策を実施しようとすると、人づてにキーマンを探すしかなく、手当たり次第に連絡するしかなかった

 意思決定ボトルネック
• キーマンに情報が集積し処理がオーバーフロー。待ち状態のプロジェクトが山積。
• 案件管理がされていないため、面での把握ができていなかった。

 プロジェクトの交通整理
 複数の類似プロジェクトが並行して行われてもコーディネートする組織がなかった。
 中途半端に競争が起こり、現場が混乱。

 資金確保
 政策や情報システムの現場では、緊急で使える予算がなく、各ベンダに協力をお願いするし
かなかった。
• 311では、感謝状による対応

 本気での訓練不足
 多くの訓練が机上訓練であるため、実際の大規模災害では機能しない
• 311の時も個人メールをベースに対策を実施

 課題解決への意欲
 課題解決より、そのために生じる問題や抵抗に気にするので、スピードが出ない

 民間企業では、緊急対策本部にCIOが入り、統制を一元化。(一日目で入っていなくて
も、翌日から参加)
57
復旧・復興フェーズでの課題
 緊急時に取り除かれていた組織の壁の復活
 緊急時には、組織の壁があっても緊急対応として認められたものが、体制が
整うにつれて、うまく進まなくなる。

 スピード感の欠如
 マイナス要因の検討に時間がかかり、前に進ませるのが難しくなる。

 時間の確保
 各部門の本来業務があるため稼働を割くのが難しくなる

 復旧・復興進捗状況の管理データベースも今後の課題
 米国ではリーマンショック後の復興予算をRecovery.govで管理
• 四半期ごとの進捗状況の管理、問題プロジェクトの報告機能等がある。

58
首都災害対策に向けた取り組み

59
今後の取組に向けて
 非常時には臨機応変に対応し、短いサイクルでPDCAを回し
ていくことが重要。
◆ 情報の収集・分析・共有
→ 情報を収集・共有する仕組み見直し
→ 国民の声など、迅速で高度な情報の分析
◆ 情報へのアクセス手段の確保
(パソコンの毀損、ネットワークの遮断、停電等により通常時のアクセス手段が使用できないおそれ)

→ どこでも情報にアクセスできる携帯端末向けの情報提供
→ ネットワークへの負荷が少なく、多様な端末からアクセス可能なhtml形式等での情
報提供

→ システムや設備そのものの喪失も想定した広域災害時のBCP
◆ 迅速かつ容易な情報へのアクセス
→ 関係情報をできる限り一元的に提供
→ 情報伝達を容易にするソーシャルメディア等を活用した情報提供
◆ 情報形式の標準化
→ 情報の抜け漏れを防ぎ、マッシュアップも容易にするデータフォーマットの統一
60
今後の取組に向けて
◆ 行政機関以外の主体との協力
→ 民間事業者等による情報活用を可能とするよう、2次利用が容易なCSV形式等で
の情報提供
→ 災害対応するための民間の技術開発力、支援策の活用

→ 官民の役割分担について検討が必要
◆ 情報関連の扱いを集約化、共有化
→ 情報という観点から災害対応に当たれる責任者の設置
→ 支援情報等、政府への情報の入口の整理

◆ 情報リテラシーの向上
→ 普段から使い慣れた手段が重要なことから、BCPも踏まえた日常的な情報活用推進

61
新たな可能性と残っている課題
 混乱の防止
 通信が混乱した中での情報の収集、発信
 大量情報分析による避難誘導や対策

ソーシャルメ
ディアの活用

 適切な対応
 大量の人が集まる避難所等の状況をどう把握し運営
するか
 物資の補給をどうするか

避難所状況
管理

 日常と非常時のデュアルユース
 オリンピックの外国人対応も視野に入れた、観光、施
設情報との融合

共通語彙
基盤

 民間支援人材との協力
 災害後のITボランティアのコーディネート

 迅速な復旧
 支援制度の効果的な提供

協力体制の
構築

復旧・復興支
援制度DB
62
取り組み①
ソーシャルメディアの活用

63
情報発信
 普段から使っているソーシャルメディアをうまく活用することが重要。
市のソーシャルメディア例

学校のソーシャルメディア例

[催事]今週末の22日に市民セン
ターで絵画展があります。ぜひい
らっしゃってください

ダンスクラブが地区大会で優勝しま
した。県大会に進出です。
09:43

13:44

今週末は運動会です。天気も良い
予報です。楽しみですね。

[募集]第2小学校の放課後見守り
ボランティアを募集中です。

14:33

16:32

発災

内閣防災
津波警報が発令されました。すぐに
避難してください。

地震が発生しました。震度は6です。
高台に避難してください。

地震が発生しました。震度は6です。
建物に大きな被害はありません。

10:54

10:54

RT:@内閣防災 津波警報が発令さ
れました。すぐに避難してください。

第一小学校は津波の心配はありま
せん。

10:58

11:09

山上公民館、第三小学校を避難所
として開設しました。

帰宅は親による送迎となります。
迎えに来られない場合には、宿泊
の準備をしていますので、ご安心く
ださい。

10:58

市や学校などの管理者が
重要な情報を再送

11:10

14:21

64
定着までの道のりは長い
 同じポリシーでも、教育をしないと使われない。
自治体内共通ポリシー
○運動会などで日常的に利
用し、災害対応も実施

△主に災害対応を配信

×未使用

フォロワー63人

フォロワー74人
フォロワー98人
65
市民との直接対話
 通常の報告ルート以外に、現場から情報を得て、レスポンス
をすることができる

66
情報発信に対する反応分析
 ソーシャルメディアでは、発信した情報に対するリアルタイムな反応
を見ることができる。
 反応を見ながら情報発信することで、的確に情報提供を行うことが
できる。
市からの情報発信
○○市です。駅前は非常に混雑し
ていて大変危険ですので、駅周辺
には近づかないでください
13:24

ネット上の反応

こんなこと言ってるけどきっと大丈夫だよ。RT○○市
です。駅前は非常に混雑していて大変危険ですので、
駅周辺には近づかないでください
13:26

○○市です。駅前は混雑で大変危
険です。以下の写真をご覧ください。

同意RTこんなこと言ってるけどきっと大丈夫だよ。
RT○○市です。駅前は非常に混雑していて大変危険
ですので、駅周辺には近づかないでください
13:29

13:32

本当に危なそうだ。近づかないようにしよう。RT○○
市です。駅前は非常に混雑していて大変危険ですの
で、駅周辺には近づかないでください
13:34

67
大都市災害対策(2012/9- )
 背景
 東日本大震災当日、都心でも交通機関がマヒし大きな混乱が発生。
 関東で大規模震災が起こった時には、より大きな混乱が予想される。
 震災直後の取り組みによりテキスト分析のノウハウの蓄積があったが、それを更に発
展する機会として、 当時のデータで解析できるgoogleワークショップが開催された。

 概要
 2012年9月に、震災当日の渋谷駅の状況を過去のtweetデータと人口密度データを中
心に分析を行い、大都市災害に対する情報分析方法の検証を行った。
 2013年2月に実地訓練を実施。大雪において分析方法を実際に活用し、有効性を確認。
 2013年夏-秋に、京都の洪水、大島の台風被害等、様々な状況に合わせて検証し、
テキスト分析が有効な災害状況の検証を行った。

 結果
 情報分析手法として蓄積したノウハウを、ガイドとして整備

 示唆
 防災部門のみでの情報分析ツールの導入は、費用面、運用ノウハウ面から難しい。
 情報分析ツールは、日常的なマーケティングツールとして重要なことから、デュアル
ユースな導入方法を考えなければいけない。
 情報分析は、注目ワードの設定等のノウハウが重要であり、訓練等でその経験を積ん
でおく必要がある。
 通常の災害情報に対する補足情報と考えることが重要。
68
渋谷エリアでの机上分析

 渋谷エリアの250mメッシュでの人口密度データとTweetを併せて分析。
①人口密度データを可視化することで概況を把握
山手線
埼京線
銀座線
半蔵門線
副都心線
東横線
田園都市線
井の頭線
バス

運休
運休
▲運転再開(22:50)
運転再開
運転再開
▲運転再開(22:30)
▲運転再開(22:30)
▲運転再開(22:10)
一部運行

②時間変動など、詳細傾向の把握
危険関連発言
人

人

45000

45000

40000

40000

35000

35000

火災

人

通行止

5000

0時

1時

2時

21時

22時

23時

0

④危険箇所等、特定状況を深堀

40000

避難所

35000

10000

人
45000

45000
40000

2 0 1 2 /1 0 /5

15000

17時

前の1時間と比較し
て混雑度が20%
以上増加した地域

2 0 1 1 /3 /1 1

20000

18時

0時

1時

22時

23時

18時

19時

20時

21時

14時

15時

16時

17時

0

25000

19時

5000

30000

20時

10000

③現場の声全体を分析することで全体像を把握
14時

15000

15時

20000

2時

25000

16時

4万人以上
3万人以上
2万人以上/3 /1 1
2011
1万人以上/1 0 /5
2012
0.5万人以上
0.5万人未満

30000

35000

30000

30000

25000

25000
2 0 1 1 /3 /1 1

20000

2 0 1 2 /1 0 /5

15000

2 0 1 1 /3 /1 1

20000

2 0 1 2 /1 0 /5

15000

0時

1時

2時

21時

22時

23時

17時

18時

19時

20時

14時

15時

16時

1時

2時

0時

22時

23時

18時

19時

20時

21時

14時

0

15時

5000

0

16時

10000

5000

17時

10000

⑤個別の声を確認

状況が浮かび上がってくる
69
3月11日22時 混雑度マップ
山手線
埼京線
銀座線
半蔵門線
副都心線
東横線
田園都市線
井の頭線
バス

運休
運休
▲運転再開(22:50)
運転再開
運転再開
▲運転再開(22:30)
▲運転再開(22:30)
▲運転再開(22:10)
一部運行

危険に関する発言は減ってきている
危険関連発言数

4万人以上
3万人以上
2万人以上
1万人以上
0.5万人以上
0.5万人未満

駅周辺の混雑度は相変わらず高い

前の1時間と比較し
て混雑度が20%
以上増加した地域
火災
通行止
避難所

70
3月11日22時 中心部人口密集度(250m四方内の人数推測値)
人

人

45000

45000

40000

40000

35000

35000

30000

30000

25000

25000
2011/3/11

20000

2012/10/5

15000

2011/3/11

20000

2012/10/5

15000

人

2時

1時

0時

23時

22時

21時

20時

19時

18時

17時

16時

15時

14時

2時

1時

0時

23時

22時

21時

20時

19時

18時

0

17時

0

16時

5000

15時

5000

ピークは去っている

10000

14時

10000

人

45000

45000

40000

40000

35000

35000

30000

30000

25000

25000
2011/3/11

20000

2012/10/5

15000

2011/3/11

20000

2012/10/5

15000

71

※2012/10/5は金曜(人数はいつもNAVIラボ混雑度マップより推計)

2時

1時

0時

23時

22時

21時

20時

19時

18時

17時

16時

15時

14時

2時

1時

0時

23時

22時

21時

20時

19時

0

18時

0

17時

5000

16時

5000

15時

10000

14時

10000
3月11日22時 twitter意見分析(渋谷に関するつぶやき全数)

避難所等は落ち着いてきている
72
3月11日22時 Twitter意見分析(渋谷とともに発言される特定語分析)
危険

安全関連

73

銀座線

駅は危険なほど混んでいる

女性関連
情報分析結果の活用イメージ
迂回をお願い
します
渋谷駅前は大
変混雑してお
ります
避難所はこち
らです。

渋谷駅前は大
変混雑してお
ります

迂回をお願い
します

山手線
埼京線
銀座線
半蔵門線
副都心線
東横線
田園都市線
井の頭線
バス

運休
運休
▲運転再開(22:5
運転再開
運転再開
▲運転再開(22:3
▲運転再開(22:3
▲運転再開(22:1
一部運行

危険関連発言

4万人以上
3万人以上
2万人以上
1万人以上
0.5万人以上
0.5万人未満

渋谷駅前は大
変混雑してお
ります

渋谷駅前は大
変混雑してお
ります

前の1時間と比較して
混雑度が20%
以上増加した地域
火災
通行止
避難所

74
机上訓練結果を元にした実地訓練
(2013-2-5)

 混雑度とTweet等の分析手法を大雪の日に実証。

 浜松町の会議室に設置した仮説オペレーションセンターで都内の状況をモニターし、赤
羽駅の混乱状況を把握。
意見全体の分析
Tweets
詳細メッセージ分析

赤羽駅

雨センサ
急患発生.

雪の状況

会議室→緊急対応センタ(EOC)
携帯電話

(浜松町)
混雑度 (250m mesh)

75
遠隔地から、災害現場の把握が可能なことを実証.
ソーシャルメディア活用のノウハウ整理
 情報分析を繰り返し、大量データの情報分析の注意点を明確化。





大量メッセージ発生時の処理方法
再送メッセージの処理が必要
再送メッセージの遅延特性への配慮
分析用辞書作成のポイント

再送データを除いた分析の例
リスト(26)届ける(100)

2011/3/24

浦安市内(198)
輸送(91)
開設する(113)

支援物資(301)

メッセージ遅延の例

溜まる(80)

支援(211)

浦安市災害対策(198)

情報(39)

被災地(537)

外す(2)

チェンジする(11)

実施する(6)

支援( 否) (72)

Tweet 1500件

「支援」「必要」での
検索結果

本部あて(198)

送る(24)

自然災害(6)

求める(131)

送る(35)

地域(221)

テレビ(305)

使う ( 否) (198)

簡易トイレ(199)

まとめる(116)

まとめる(113)

届く (34)
物資(131)

物資(356)

願う (222)

求める(131)
募金(26)

情報(425)

届ける(81)

支援(867)

掲載する(131)
被災地(211)

必要だ(185)

情報(131)

他国(26)

更新する(131)

必要だ(126)

フィルターで重複を削除
募集する(4)

更新する(5)
ギフト(3)される(3)
求める(5)

必要だ(14)
いただく (2) 必要だ(7)
掲載する(5)求める(5)
今回(4)

スタッフ(3)

ボランティア(40)

情報(45)

震災(55)

募集(4)

まとめる(5)

強要する(3)

Tweet 489件
コメント(4)

1時間の差がある

 他の災害等での検証により得た追加の知見

海外(6)

送る(8)

支援する(3)

被災者(54)

支援(7)

支援(38)

必要だ(18)

被害(4)

物資(64) 届く (8)

募金(25)

東日本(19)

支援(335) 今一番(18)
送る(7)

再送された「危険」というtweet
「危険」というオリジナルのtweet

被災地(115)

支援(6)

グループ(4)

必要だ(25)
情報(5)

一杯(3)

必要(39)
手間(3)
確認する(2)
不可欠だ(4)
経費(4)

支援物資(71)
輸送(5)
届ける(10)
仕分け作業(5)
送る(10)

必要だ(9)

必要だ(87)

必要以上(24)
削除する(3)

緊急(3)

被災地(38) 他国(25)
震災(3)

募金(46)
支援(25)

 混乱した災害や避難所分析等、収集対象の現地の情報量の規模が大きいものに有効。
 救急救命には使うには、フィルタリングが重要。デマ情報も分析次第で判断可能。
 台風等、予見された災害では、従来型の情報網で十分な情報が入り、tweet分析の効果が薄い 76
ガイドブック
2011/4/11

2014/2/5

国民の意見を活かしていますか
~行政機関における情報分析ツール活用ガイド~

パブリックコメント
アンケート自由記述
意見募集
情報が持つ価値を100%引き出していますか?
単なる紙の山、文字の羅列にしていませんか?

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/senmon_bunka/bousai/dai3/sankou3.pdf
77
取り組み②
避難所状況管理
政府のプロジェクトではない自発的プロジェクト

78
避難所の状態把握
 避難所の状況がわからないと適切な対処ができない






食料
飲料
生活空間
衛生状態
秩序の維持

指定避難所
少ない
正式情報

多くの
未確認情報
仮設避難所

真夏や真冬の大災害では、深刻な問題

.
79
避難所状況報告システム(Sherepo(開発中))
 通常の報告と並行し、snsで避難所の報告を送信。
 耐障害性の向上
 民間支援者への情報提供

 仮設の避難所も簡単に情報収集可能。

通常の報告ルート

構造化され
たデータ

避難所

災害対策本部

ソーシャルメディア

支援チーム
80
支援計画の立案
 状況に合わせて、適切に支援を実行可能。
食物

災害対策本部

傾向
各種条件で抽出

正式
報告

医療
Food

3:Once a day

Water

5: Serious

Clothe

0: No Problem

Shelter

4: No roof

Sanitation

5: Serious

Medication

2:Operation

Safety

0: No Problem

81
事前の準備と非常時の対応
 災害前に導入を図り、災害時に活用
 災害時には、防災無線やラジオで案内。
指定避難所
自治体

事前配布と訓練

仮設避難所

災害対策本部は広域で要支援情報を確認することができる。
82
取り組み③
語彙の統一(共通語彙基盤)

83
共通の語彙の基盤とは
情報を交換するための参照用の辞書である。
ガスが
ない!!

用語が定義される
ので、支援する側に
的確に情報が伝わ
る

どっちだ??

水が
ない!!
手術用?
飲料水?
生活用水?
84
情報の意味が違う例
 定義が違うから、集計にばらつきがでる。
内閣府の定義
住家半壊の基準
損壊部分が延床面積の20 % 以上70 % 未満のも
の損害割合
経済的被害が2 0 % 以上5 0 % 未満のもの
半壊世帯は何件
だ?

うち「大規模半壊」
損壊部分が延床面積の5 0% 以上7 0% 未満
経済的被害が4 0% 以上5 0% 未満
東京都
半壊 損害額が住家の時価の20~50%

地域毎の集計にば
らつきがある

高知県海洋局漁港課
半壊:大修理しなければ居住できないが,
建替えをしなくても居住可能なもの。

85
基本的な用語も統一されていない
 避難所、医療機関、給水所等の定義、備蓄品の呼び方がバ
ラバラである。

自治体A
避難所
避難所
指定避難所
福祉避難所

仮の定義
避難所の総称
自治体があらかじめ指定した避難所
生活に解除などが必要な方が入る避難所
災害時に避難所に特別に解放されてできる
仮設避難所
仮の避難所
広域で避難者支援を行うための活動拠点。臨
広域応援活動拠点
時ヘリポートや備蓄倉庫等を保有。
避難場所
避難場所の総称
避難場所へ避難する前に、近隣の避難者が
一時的に集合して様子を見る場所又は避難
緊急避難場所
者が避難のために一時的に集団を形成する
場所
大地震時に発生する延焼火災やその他の危
険から避難者の生命を保護するために必要
広域避難場所
な面積を有する大規模公園、緑地等のオープ
ンスペースをいう。
帰宅困難者受入施設
帰宅困難者が一時的に滞在する施設
帰宅者に対してトイレの提供等の各種支援を
災害時帰宅支援ステーション
する民間施設
都道府県の施設などで、市町村が一時的に
一時避難施設
利用する避難施設

自治体A-1

自治体B

避難所
二次避難所

避難所

避難所

自治体B-1
避難施設

広域応援活動拠点

一時集合場所

広域避難地

広域避難場所

一時避難場所

広域避難場所
一時滞在施設、一時待機施設
災害時帰宅支援ステーション

地域防災拠点

帰宅困難者一時滞在施設
災害時帰宅支援ステーション 災害時帰宅支援ステーション
一時避難施設、一時避難
所、一時受入施設

都道府県と市町村の語彙が違っており、情報をマッシュアップできない

86
防災情報で顕在化している課題
 各防災マップの情報がバラバラだと、情報交換できないだけ
ではなく、行政機関外のサポートも受けにくい。
都道府県の持
つ防災情報

A市の
施設情報

広域アプリや地域アプ
リが作りやすくなる

D市の
施設情報

B市の
施設情報

C市の
施設情報

従来

共通語彙対応すると

上記の各情報がバラバラで
検索できない

公開用情報が統一されるので、組
み合わせて使ったり、様々な使い
方が可能。

87
現在取り組んでいる語彙の標準化
 平成25年6月に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」で整備を明記。
 コア語彙及び他業務とも関連の深い部分のドメイン語彙を対象とする。(「病院」という
用語は、医療ドメインであるが、施設案内、防災、観光でも使用するため)

 基本的にドメイン内でしか使わない専門の語彙は、専門家の領域なので対象とし
ない。
API
防災
将来
領域
・ ・ ・

赤い範囲が対象
施設
コア
ボキャブ
ラリ

・ ・ ・

普遍
語彙

調達

コア

拡張
共通
語彙

共通
語彙

カタ ログ

制度

人、場所、法人
+α

拡張

API

コア・ボキャブラリ
氏名、住所等の分野共通に使う語彙

ドメイン

交換用
語彙

交換用
語彙

(防災(物
資))

ドメイン・ボキャブラリ
各分野内でしか使われない専門語彙
88

交換用
語彙

変換

内部

内部
データ形式

内部
データ形式

内部
データ形式
情報構造のイメージ
 施設の情報は、コアのボキャブラリとドメインのボキャブラリ
の組み合わせで表す。
病院

小学校
建物

イベント
建物

建物

所在(住所)

所在(住所)

施設情報

施設情報

建築物情報

建築物情報

コア
ボキャブラリ

診療科
状況

ドメイン
ボキャブラリ

所在(住所)

避難所情報

生徒数

スケジュール

連絡先

ベッド数
89
オリンピック対策、観光対策としても有効
 防災のためではなく、一般行政用途なので様々な分野で利用可能。

 施設管理者は一元的に情報の管理をすることができ、様々な問い
合わせに対して的確に対応可能。

施設管理者

市民課が施設ガイドに利用

観光課が、観光のガイド作成に利用

打瀬小学校
ic:建物_所在
ic:場所_住所
ic:住所_住所
ic:住所_構造化住所

千葉県千葉市美浜区打瀬1丁目3-1
ic:構造化住所_国
ic:構造化住所_都道府県
ic:構造化住所_市区町村
ic:構造化住所_町名
ic:構造化住所_街区符号
ic:構造化住所_住居番号
ic:構造化住所_地番
ic:構造化住所_方書

千葉県
千葉市
美浜区打瀬
1
3
1
ic:方書_方書
ic:方書_ビル名
ic:方書_部屋番号

ic:構造化住所_郵便番号

2610013

ic:場所_経緯度座標
ic:経緯度座標系_測地系コード
ic:経緯度座標系_緯度
ic:緯度_度
ic:緯度_分
ic:緯度_秒

35
38
31.4
1
140
2
50.3

ic:経緯度座標系_経度
ic:経度_度
ic:経度_分
ic:経度_秒
ic:建物_施設情報
ic:施設_名称
ic:施設_種別
ic:施設_商用区分

打瀬小学校
小学校
平成7年4月開校。全校児童数は,平成23年
5月1日現在901名27学級。21世紀のライ
フスタイルを目指した街と一体化されたオープ
ンスクール。街に開かれ“門も塀もない小学
校”である。

ic:施設_概要

ic:施設_利用時間
ic:オープン日
ic:開始時間
ic:終了時間
ic:施設_料金
ic:施設_収容人数
ic:数量_単位
ic:施設_駐車場
ic:数量_単位

防災課が、避難所確認に利用

ic:施設_保有設備
ic:施設_アクセス
最寄り駅
名称
出口名

海浜幕張
南口

バス
名称
徒歩時間
総時間
ic:施設_リファレンス
ic:建物_建物情報
ic:建物構造_敷地面積
ic:建物構造_主要用途
ic:建物構造_建築面積
ic:建物構造_延べ面積
ic:建物構造_最高の高さ
ic:建物構造_地上階数
ic:建物構造_地下階数
ic:建物構造_構造
ic:建物構造_竣工日
ic:建物_避難所情報
im:避難所ID
im:避難所_種別
im:避難所_期間
im:避難所_収容人数
im:避難所_救護設備
im:避難所_備蓄倉庫
im::避難所_給水設備
im:避難所_炊事設備
im:避難所_発電設備
im:避難所_風呂
im:避難所_シャワー
im:避難所_トイレ
im:避難所_救援資材
ic:建物_公共設備情報
im:公共設備ID
im:公共設備_名称
im:公共設備_連絡先
ic建物_連絡先情報
ic:連絡先_名称
ic:連絡先_メールアドレス
ic:連絡先_住所
ic:連絡先_電話番号
ic:連絡先_内線
ic:連絡先_FAX番号
ic:連絡先_URL

14分
14分

4
0

一時避難場所
3000
有
非常用井戸

AED
打瀬小学校
打瀬小学校
utase.ELS@city.chiba.lg.jp
千葉県千葉市美浜区打瀬1丁目3-1
043-211-0321
043-299-2831
http://www.cabinetcbc.ed.jp/school/es/114/index.html

民間事業者が利用
90
取り組み④
体制の確立

91
オープンガバメントの中での災害対応
 オープンガバメントとは
 「透明性」「参加」「協働」を柱とした、新しい行政モデルの仕組み(「お上」思想からの脱
却)
 オープンデータ、オープンプロセス、対話型掲示板、sns活用等により、市民とともに政
策を考え実行していく。マーケティング視点の行政である。
市民への
発信

発信情
報への
反応

発信

分析

市民の
声
父母や関
係者への
発信

収集

発信

本庁舎

学校等

 このノウハウを、災害対応に応用。また、この人脈も活用。
 99%の時間は日常利用し、1%のいざというときに、災害モードに。

92
災害モードでの運用
 災害用システムは予算の獲得が難しく、普段使っていないと緊急時に機能しない。

 そのため、防災部門単独ではなく、日常のシステムや広報部門とどのように一体的
に企画するかが重要。
 普段、情報分析をしている人達を災害要員に指定し、訓練を行うとともに、災害時
に防災チームに召集。 ・行政の発信情報に対する、反
応をモニタ(誘導の効果等)

・日常、住民サービスの
案内をしているアカウ
ントから、災害情報を
発信
・発信しているアカウント
が本物かどうか認証
が必要

・現地の声を直接収集

危険度分析
市民への
反応分析
ニーズ分析
発信
発信情報
情報提供
デマ防止
への反応
認証アカウント
市民の
声
父母や関
発信
係者への
発信
・日常、住民サービスの
分析
収集
情報提供 案内をしているアカウ
報告 発信

ントから、災害情報を
発信
本庁舎 状況報告
学校等
・終夜預かりなどの情報
・バックアップの報告手段とし 提供で、親の一斉帰
・防災アカウントからの発信は、防災関係者
宅を抑制
て活用
向け。国の発信を県の関係者が受けて、
93
・NPOなどにも情報提供可能
必要なものを再送する。
ITボランティアとの協業
 東日本大震災後のIT業界の大きな変化は、IT業界での社会
活動家が増えたことである。能力とモチベーションの高い人
材が様々な活動を行っている。
 東日本の経験から、IT系ボランティアはかなりの数がいる。しかも、全
国の人材がネットでつながっている。
 そこに対して、支援を要請するには、日ごろからの信頼性の確保が
重要である。
 オープンデータの推進などにより、このような人材とコミュニケーショ
ンを図っておくことが重要である。

94
取り組み⑤
復旧・復興支援制度データベース

95
復旧・復興支援制度データベース
 国の支援制度が入力されているので、都と市区町村の支援制度を
入力するだけで、ワンストップで目的に応じた支援制度を検索可能。
 タイムリーに支援を受けることで円滑な復旧・復興を支援可能。
 2012年1月17日に東北地方でサービス開始し、月間4万アクセスがある。

窓口相談
フリーダイヤルとも連携

都
市区町村

標準フォーマット

府省

行政機関職員、行政書士等の
行政業務の専門家による相談

web

API

500件を超える支援制度

制度
利用者

外部によるサービス(企業、NPO、個人 他)
まとめ

97
災害用ITのポイント
 東日本大震災で多くの活用可能性と課題が明確になった。
 SNS等、日常的な工夫で大きな効果が得られるものも多い。
 ITコミュニティの形成は非常に心強い状況である。日ごろか
らの関係構築が重要である。
 災害に対するIT活用で、考える点は2点。
1.
2.

デュアルユースで使えるか。そうでない場合には、災害時に確実に
使ってもらう対策があるか。
明日でも使えるか

98
おまけ:個人なら何をするか
 電源の確保
 無駄につけない。定期的に最低限の確認をする
 地図は街角にある

 無駄な機能を切る
 予備電源を考える
 重要なサイトを知っておく
 有用なサイト
 家族が関係する学校、老人ホーム

 濡らさない

99

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