デジタルファブリケーション第11回

1. デジタル
ファブリケーション
NC加工機
2017.04.25

2. 今日の流れ
・NC加工機の特徴
・安全にshopbotを使うためのルール
・shopbotを使った事例

3. shopbot

4. NC加工機の特徴
コンピュータ数値制御、computerized numerical control
（ コンピュータライズド・ニューメリカル・コントロール ）
切削加工は除去加工とも呼ばれる工法でXYZを数値で制御し
部分的な加工（穴、溝など）をしたり、コンポーネントその
ままを切り出したりします

5. 軸
shopbotは3軸
他社メーカーでは10軸などもあります。

6. NC加工機の種類
木材から樹脂、金属などビット変更でもそれぞれのマテリア
ルに対応できる
appleのアルミ筐体もCNCで切削している

8. ビット

9. レーザーカッター、3Dプリ
ンターとの違い
・レーザーカッター
切断と彫刻→焼き切る
・３Dプリンター
フィラメントでの積層→積み重ねる
・NC加工機
切削と彫刻→削る

10. なぜCNCを使うのか
トリマーなどで切削できるが、ドリル形状のビット負担の問
題、5mmずつ下げていくセッティング等で時間がかかる為、
当該作業経験の少ない従事者には作業時間など大変な負担と
になってしまう。

11. トリマー

12. トリマーとshopbotの比較

13. 実際に行ったshopbot
での切削例
トリマーで加工する
と30分くらいかかり
ますがshopbotだとわ
ずか2、3分くらい。
とても正確で早いこ
とがわかります。

14. しかし、CNCで削っただけ
では仕上りません
ものづくりは見えない部分も多いです。
バリを取ったり、節の始末、角のやすりがけなど機械の作業
の後に必ず手を動かして木材を綺麗に仕上げます。
プロトタイピングからトライアンドエラーで目標の仕上げま
で見えない作業を繰り返します。

15. 安全にshopbotを
使う為のルール

16. shopbot Safety and Basic Use
• 室内ではつま先、かかとが覆われた靴を着用
• 不具合があればすぐに連絡
• 動作中は離れない
• 使用後は電源をオフ

17. 加工設備の安全対策
• マニュアルを必ず読み理解した上で作業すること
• 作業場は明るく、工具などを散らかさない
• 服装はネクタイ、ネックレス、イヤホン、パーカーの紐など長い髪、袖は肘上
までまくること。高速で回転する機械に巻き込まれます
• 保護メガネ、防塵マスク、イヤーマフなどの防音具を着用
• 材料の固定。ぐらつくとビットが折れて危険です
• どんなに慣れても加工中は機械から離れない
• レールの上には手を置かない。覗き込まない。予期せぬ方向に動き出す可能
性があります

18. shopbotは危険な機械ではありますが、
木材のプロトタイピングでは極めて正確
で、短期間で曲線と直線の形状などを立
体的に組みあげることが可能です。

19. shopbotを使った事例
• opendesk
• wikihouse
• Pinterest

20. opendesk
データがダウンロードできるので仕組みがわかる

22. 現場でshopbotから材料を切り出す
wikihouse

23. wikihouse
SketchUpファイルもあります

24. Pinterest
類似の洗練された画像が豊富