SlideShare una empresa de Scribd logo
1 de 21
Descargar para leer sin conexión
! 『アップデートする仏教』を体感しよう!! 
マインドフルネスとサティ、メディテーションと坐禅 
藤田一照師 山下良道師 
本レポート作成:大久保 丞
講師 
山下 良道  藤田 一照
仏教の流れ 
大乗仏教 
チベット仏教 
南方仏教
仏教の流れ 
• 起源:ブッダ インド 
• 大乗仏教  
中国、韓国、日本 漢語 
• チベット仏教(金剛乗、密教) 
チベット、ネパール、モンゴル チベット語 
• 南方仏教(テーラワーダ) 
スリランカ、東南アジア パーリー語
マインドフルネスの流れ 
• ジョン•カバット•ジンと出会う(1987~8年)! 
• ティク•ナット•ハン 藤田師が通訳•翻訳! 
• Insight Meditation Society マサチューセッツ州にある
ジョン•カバット•ジン博士 
John Kabat-Zinn, Ph.D. 
• マインドフルネスの世俗的・臨床的な面での世界的 
立役者(『マインドフルネス・ストレス低減法』)! 
• 分子生物学のPh.D.(マサチューセッツ工科大学)! 
• 医療マインドフルネスセンター(マサチューセッツ 
大学医学部)創設者/総責任者、名誉教授
ティク•ナット•ハン師 
Thich Nhất Hạnh 
• 禅僧(臨済宗)。マインドフルネスの宗教的指導者、 
世界的立役者! 
• 1960年代~ベトナム戦争時の平和運動に関して、 
ノーベル平和賞にノミネートされる! 
• プラム•ビレッジ•マインドフルネス実践センター 
(南フランス)創設者
Insight Meditation Society (IMS) 
• 落ち着き、英知、哀れみ Tranquility. Wisdom. Compassion.! 
• IMSはリトリートセンター! 
• テーラワーダ仏教由来の仏教研究施設(米マサチューセッツ州)! 
• 「ヴィッパサナー瞑想」と「慈悲の瞑想」を教えている
マインドフルネスとは 
What is Mindfulness? 
• 気づき、判断を加えない注意 attention, non-judgemental being! 
• 今現在重視 present-centered! 
• 宗教的サティは元々解脱(moksha, mukti)を目指す 
Sati is for emancipation, liberation or release. ! 
• マインドフルネスはサティの一部をスキル化したもの 
Sati includes Mindfulness.
仏教3.0へ 
仏教1.0 ○ ○ ○ ○ 
仏教2.0 
惰性的マインドフルネス! 
仏教3.0 
sati 
holistic 
organic 
life 
doing more! 
exercise, skill 
自覚的に深める! 
あるものを楽しむ! 
出張らない! 
風流、粋、安楽、行! 
doing less 
○ ○ ○ ○ 
○ ○ ○ ○ 
○ ○ ○ ○ 
○ ○ ○ ○
山下良道師による説明 
Description by Ryodo Yamashita 
• マインドフルネスは薬としてのエビデンスがある! 
• 脱中心化の実践で効果を上げてきた! 
• 苦しむのは過去か未来のことで、今現在に苦しみはない! 
• マインドフルネスの方法論だけでは、足りないものがある 
もう一つのファクターとして大乗仏教が提供出来る豊かなもの
• 自身の体の中に入ると微細なエネルギー・感覚が分かる 
thinking mindが落ちるのと同時に感じるので順番はない! 
• 青空(clear sky)の場所としての自分、それが本質! 
• 自我意識に捕らわれた状態で瞑想しても、マインドフルネスに辿り 
着けない→青空からの観察が必要! 
• 気にしないよう懸命に努力することは逆に悟りと離れる! 
• 世の中や自分を分かった気になっている狭い自分を、瞑想で乗り 
越えられる
坐禅の目指すところ 
注意集中 
能動的集中受動的集中 
緊張リラックス 
注意散漫 
あがり 
~だらけ
藤田一照師による説明 
by Issho Fujita 
• 仏教1.0は惰性的修業、2.0は悲壮的修業、3.0は楽しい修業! 
• 仏教の仏教らしい特色は、縁起(inter-being)的であり、 
自助(self-help)的であること! 
• マインドフルネスは現実をありのままに知ることによる解決を目指す 
如実観察&冷静な思惟! 
• 6つの感覚(眼、 耳、 鼻、 舌、 身、 意)をオープンに働かせたままの状態
• 自己の内外を探索する方法かつ装置。狭い視野を手放す ! 
• dis-embodiment 抽象的な私↔embodiment 具体的な身体感覚! 
• 私が見る(仏教2.0)↔自ずから見える(仏教3.0), 自助=待つ=任せる 
矛盾を超える! 
• VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity 不安定さ、不確か 
さ、複雑さ、曖昧さ)な世界におけるマインドスフルネスの必要性! 
• 現実に対して有効に働く仏教が3.0
• マインドフルネスは、gatekeeper 出入管理機能、protector 防具に 
なる:判断を加えず、左右されないから! 
• 身体感覚は、内側だけでなく、外との関係:例えば着物との関係で 
坐る動作の時に、体は下がり着物の裾は上がる、等がある! 
• 煩悩に対して、闘争 fight, 逃避 flight せず、それらと出会う 
例:坐禅中「ねむけ」を契機にして、それと出会い、直面すること 
で、煩悩に気づく! 
• 無心のマインドフルネス、自性清浄
• 坐禅や瞑想することで、普段からある煩悩に気付く! 
• 無相=無限の働き(実は既にやってること)、負けて参って任せて 
待つ→信、ただすればよい、気がつくかどうか、マルチタスクな 
身心の使い方、soma, 宇宙の真実、ポイエイシス poiēsis! 
• 有相の中でどんなにあがいても(奢り)、無相には辿り着けない 
テクネ techne! 
• マインドフルネスを超えた3.0は、やる気と理解力で誰でも出来る、 
ポジティブなフィードバックを繰り返すことによって
• 坐禅は、基本的に6個の感覚を均等に開いて行う 
例えば眼を閉じない、瞑想に色を付けないで任せる! 
• 歩く禅、曹洞宗では経行(きんひん)と言い、縦に真っ直ぐ歩くと 
いう意味! 
• 三学: 戒定慧(不即不離、オーガニックな全体、相互に繋がっていて 
切り離せない) 
戒: 戒律 律蔵、定: 禅定 経蔵、慧: 智慧 論蔵 
マインドフルネスには全てが含まれている
• 仏教の戒律、五戒の意味: 
心の在り方そのものを問題にしている 
想いが暴走することを止める方法、自誓自戒 
外から与えられたものが戒律ではない、自分の決意次第! 
• 原因→結果: 
縁起はその全部含んでいる
“Updating Buddhism” hands-on 
Mindfulness and Sati, Meditation and Zazen 
Lecturers 
Issho Fujita 
Sudhammacara Ryodo Yamashita$ 
Report: Joe Okubo

Más contenido relacionado

Destacado

良いプレゼンテーションをする為に
良いプレゼンテーションをする為に良いプレゼンテーションをする為に
良いプレゼンテーションをする為にJoe Okubo
 
外傷後後遺障害への統合医療的介入@ヨーガ療法学会H24.11.23 マインドフルネス医療従事者研究会用
外傷後後遺障害への統合医療的介入@ヨーガ療法学会H24.11.23 マインドフルネス医療従事者研究会用外傷後後遺障害への統合医療的介入@ヨーガ療法学会H24.11.23 マインドフルネス医療従事者研究会用
外傷後後遺障害への統合医療的介入@ヨーガ療法学会H24.11.23 マインドフルネス医療従事者研究会用Noriyuki Hayashi
 
釈尊の呼吸法 Buddha's Breathing
釈尊の呼吸法     Buddha's   Breathing釈尊の呼吸法     Buddha's   Breathing
釈尊の呼吸法 Buddha's Breathing博行 門眞
 
自分を目覚めさせる方法 ― マインドフルな生き方 ―
自分を目覚めさせる方法 ― マインドフルな生き方 ―自分を目覚めさせる方法 ― マインドフルな生き方 ―
自分を目覚めさせる方法 ― マインドフルな生き方 ―Hitoshi Tsuchiyama
 
五感と感性ワークショップ20131116
五感と感性ワークショップ20131116五感と感性ワークショップ20131116
五感と感性ワークショップ20131116Rio Ito
 
「ソーシャルイノベーション、世界のシステム変化、そして、個人のマインドフルネス」 井上英之
「ソーシャルイノベーション、世界のシステム変化、そして、個人のマインドフルネス」 井上英之「ソーシャルイノベーション、世界のシステム変化、そして、個人のマインドフルネス」 井上英之
「ソーシャルイノベーション、世界のシステム変化、そして、個人のマインドフルネス」 井上英之TNF_International_Fellowship
 
盆LT 2015 写経と坐禅の話
盆LT 2015 写経と坐禅の話盆LT 2015 写経と坐禅の話
盆LT 2015 写経と坐禅の話Sayaka Kubota
 
怒りのコントロール方法を学ぶ
怒りのコントロール方法を学ぶ怒りのコントロール方法を学ぶ
怒りのコントロール方法を学ぶ人斬り 抜刀斎
 
正しいマインドマップの使い方・描き方
正しいマインドマップの使い方・描き方正しいマインドマップの使い方・描き方
正しいマインドマップの使い方・描き方webcampusschoo
 
20150212 プレゼンテーションzen
20150212 プレゼンテーションzen20150212 プレゼンテーションzen
20150212 プレゼンテーションzendo_aki
 
瞑想による業務効率改善
瞑想による業務効率改善瞑想による業務効率改善
瞑想による業務効率改善Yuya Yamada
 
意識をスイッチ
意識をスイッチ意識をスイッチ
意識をスイッチShunsuke Kudo
 
ブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハン
ブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハンブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハン
ブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハン博行 門眞
 
エンジニアの瞑想:マインドフルネス
エンジニアの瞑想:マインドフルネスエンジニアの瞑想:マインドフルネス
エンジニアの瞑想:マインドフルネスYoshiroh Miyata
 
臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職・松山大耕先生に、生放送で「仏教・禅」のことを質問しよう!先生:松山 大耕
臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職・松山大耕先生に、生放送で「仏教・禅」のことを質問しよう!先生:松山 大耕臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職・松山大耕先生に、生放送で「仏教・禅」のことを質問しよう!先生:松山 大耕
臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職・松山大耕先生に、生放送で「仏教・禅」のことを質問しよう!先生:松山 大耕schoowebcampus
 

Destacado (20)

良いプレゼンテーションをする為に
良いプレゼンテーションをする為に良いプレゼンテーションをする為に
良いプレゼンテーションをする為に
 
外傷後後遺障害への統合医療的介入@ヨーガ療法学会H24.11.23 マインドフルネス医療従事者研究会用
外傷後後遺障害への統合医療的介入@ヨーガ療法学会H24.11.23 マインドフルネス医療従事者研究会用外傷後後遺障害への統合医療的介入@ヨーガ療法学会H24.11.23 マインドフルネス医療従事者研究会用
外傷後後遺障害への統合医療的介入@ヨーガ療法学会H24.11.23 マインドフルネス医療従事者研究会用
 
釈尊の呼吸法 Buddha's Breathing
釈尊の呼吸法     Buddha's   Breathing釈尊の呼吸法     Buddha's   Breathing
釈尊の呼吸法 Buddha's Breathing
 
禅ハックでの発表スライド_サトリ世代_0316
禅ハックでの発表スライド_サトリ世代_0316禅ハックでの発表スライド_サトリ世代_0316
禅ハックでの発表スライド_サトリ世代_0316
 
自分を目覚めさせる方法 ― マインドフルな生き方 ―
自分を目覚めさせる方法 ― マインドフルな生き方 ―自分を目覚めさせる方法 ― マインドフルな生き方 ―
自分を目覚めさせる方法 ― マインドフルな生き方 ―
 
五感と感性ワークショップ20131116
五感と感性ワークショップ20131116五感と感性ワークショップ20131116
五感と感性ワークショップ20131116
 
瞑想と自己探求
瞑想と自己探求瞑想と自己探求
瞑想と自己探求
 
恐怖とは何か
恐怖とは何か恐怖とは何か
恐怖とは何か
 
「ソーシャルイノベーション、世界のシステム変化、そして、個人のマインドフルネス」 井上英之
「ソーシャルイノベーション、世界のシステム変化、そして、個人のマインドフルネス」 井上英之「ソーシャルイノベーション、世界のシステム変化、そして、個人のマインドフルネス」 井上英之
「ソーシャルイノベーション、世界のシステム変化、そして、個人のマインドフルネス」 井上英之
 
盆LT 2015 写経と坐禅の話
盆LT 2015 写経と坐禅の話盆LT 2015 写経と坐禅の話
盆LT 2015 写経と坐禅の話
 
怒りのコントロール方法を学ぶ
怒りのコントロール方法を学ぶ怒りのコントロール方法を学ぶ
怒りのコントロール方法を学ぶ
 
正しいマインドマップの使い方・描き方
正しいマインドマップの使い方・描き方正しいマインドマップの使い方・描き方
正しいマインドマップの使い方・描き方
 
20150212 プレゼンテーションzen
20150212 プレゼンテーションzen20150212 プレゼンテーションzen
20150212 プレゼンテーションzen
 
脳と認知機能
脳と認知機能脳と認知機能
脳と認知機能
 
関係フレーム理論
関係フレーム理論関係フレーム理論
関係フレーム理論
 
瞑想による業務効率改善
瞑想による業務効率改善瞑想による業務効率改善
瞑想による業務効率改善
 
意識をスイッチ
意識をスイッチ意識をスイッチ
意識をスイッチ
 
ブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハン
ブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハンブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハン
ブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハン
 
エンジニアの瞑想:マインドフルネス
エンジニアの瞑想:マインドフルネスエンジニアの瞑想:マインドフルネス
エンジニアの瞑想:マインドフルネス
 
臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職・松山大耕先生に、生放送で「仏教・禅」のことを質問しよう!先生:松山 大耕
臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職・松山大耕先生に、生放送で「仏教・禅」のことを質問しよう!先生:松山 大耕臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職・松山大耕先生に、生放送で「仏教・禅」のことを質問しよう!先生:松山 大耕
臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職・松山大耕先生に、生放送で「仏教・禅」のことを質問しよう!先生:松山 大耕
 

『アップデートする仏教』を体感しよう!! マインドフルネスとサティ、メディテーションと坐禅

  • 4. 仏教の流れ • 起源:ブッダ インド • 大乗仏教  中国、韓国、日本 漢語 • チベット仏教(金剛乗、密教) チベット、ネパール、モンゴル チベット語 • 南方仏教(テーラワーダ) スリランカ、東南アジア パーリー語
  • 5. マインドフルネスの流れ • ジョン•カバット•ジンと出会う(1987~8年)! • ティク•ナット•ハン 藤田師が通訳•翻訳! • Insight Meditation Society マサチューセッツ州にある
  • 6. ジョン•カバット•ジン博士 John Kabat-Zinn, Ph.D. • マインドフルネスの世俗的・臨床的な面での世界的 立役者(『マインドフルネス・ストレス低減法』)! • 分子生物学のPh.D.(マサチューセッツ工科大学)! • 医療マインドフルネスセンター(マサチューセッツ 大学医学部)創設者/総責任者、名誉教授
  • 7. ティク•ナット•ハン師 Thich Nhất Hạnh • 禅僧(臨済宗)。マインドフルネスの宗教的指導者、 世界的立役者! • 1960年代~ベトナム戦争時の平和運動に関して、 ノーベル平和賞にノミネートされる! • プラム•ビレッジ•マインドフルネス実践センター (南フランス)創設者
  • 8. Insight Meditation Society (IMS) • 落ち着き、英知、哀れみ Tranquility. Wisdom. Compassion.! • IMSはリトリートセンター! • テーラワーダ仏教由来の仏教研究施設(米マサチューセッツ州)! • 「ヴィッパサナー瞑想」と「慈悲の瞑想」を教えている
  • 9. マインドフルネスとは What is Mindfulness? • 気づき、判断を加えない注意 attention, non-judgemental being! • 今現在重視 present-centered! • 宗教的サティは元々解脱(moksha, mukti)を目指す Sati is for emancipation, liberation or release. ! • マインドフルネスはサティの一部をスキル化したもの Sati includes Mindfulness.
  • 10. 仏教3.0へ 仏教1.0 ○ ○ ○ ○ 仏教2.0 惰性的マインドフルネス! 仏教3.0 sati holistic organic life doing more! exercise, skill 自覚的に深める! あるものを楽しむ! 出張らない! 風流、粋、安楽、行! doing less ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
  • 11. 山下良道師による説明 Description by Ryodo Yamashita • マインドフルネスは薬としてのエビデンスがある! • 脱中心化の実践で効果を上げてきた! • 苦しむのは過去か未来のことで、今現在に苦しみはない! • マインドフルネスの方法論だけでは、足りないものがある もう一つのファクターとして大乗仏教が提供出来る豊かなもの
  • 12. • 自身の体の中に入ると微細なエネルギー・感覚が分かる thinking mindが落ちるのと同時に感じるので順番はない! • 青空(clear sky)の場所としての自分、それが本質! • 自我意識に捕らわれた状態で瞑想しても、マインドフルネスに辿り 着けない→青空からの観察が必要! • 気にしないよう懸命に努力することは逆に悟りと離れる! • 世の中や自分を分かった気になっている狭い自分を、瞑想で乗り 越えられる
  • 13. 坐禅の目指すところ 注意集中 能動的集中受動的集中 緊張リラックス 注意散漫 あがり ~だらけ
  • 14. 藤田一照師による説明 by Issho Fujita • 仏教1.0は惰性的修業、2.0は悲壮的修業、3.0は楽しい修業! • 仏教の仏教らしい特色は、縁起(inter-being)的であり、 自助(self-help)的であること! • マインドフルネスは現実をありのままに知ることによる解決を目指す 如実観察&冷静な思惟! • 6つの感覚(眼、 耳、 鼻、 舌、 身、 意)をオープンに働かせたままの状態
  • 15. • 自己の内外を探索する方法かつ装置。狭い視野を手放す ! • dis-embodiment 抽象的な私↔embodiment 具体的な身体感覚! • 私が見る(仏教2.0)↔自ずから見える(仏教3.0), 自助=待つ=任せる 矛盾を超える! • VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity 不安定さ、不確か さ、複雑さ、曖昧さ)な世界におけるマインドスフルネスの必要性! • 現実に対して有効に働く仏教が3.0
  • 16. • マインドフルネスは、gatekeeper 出入管理機能、protector 防具に なる:判断を加えず、左右されないから! • 身体感覚は、内側だけでなく、外との関係:例えば着物との関係で 坐る動作の時に、体は下がり着物の裾は上がる、等がある! • 煩悩に対して、闘争 fight, 逃避 flight せず、それらと出会う 例:坐禅中「ねむけ」を契機にして、それと出会い、直面すること で、煩悩に気づく! • 無心のマインドフルネス、自性清浄
  • 17. • 坐禅や瞑想することで、普段からある煩悩に気付く! • 無相=無限の働き(実は既にやってること)、負けて参って任せて 待つ→信、ただすればよい、気がつくかどうか、マルチタスクな 身心の使い方、soma, 宇宙の真実、ポイエイシス poiēsis! • 有相の中でどんなにあがいても(奢り)、無相には辿り着けない テクネ techne! • マインドフルネスを超えた3.0は、やる気と理解力で誰でも出来る、 ポジティブなフィードバックを繰り返すことによって
  • 18. • 坐禅は、基本的に6個の感覚を均等に開いて行う 例えば眼を閉じない、瞑想に色を付けないで任せる! • 歩く禅、曹洞宗では経行(きんひん)と言い、縦に真っ直ぐ歩くと いう意味! • 三学: 戒定慧(不即不離、オーガニックな全体、相互に繋がっていて 切り離せない) 戒: 戒律 律蔵、定: 禅定 経蔵、慧: 智慧 論蔵 マインドフルネスには全てが含まれている
  • 19. • 仏教の戒律、五戒の意味: 心の在り方そのものを問題にしている 想いが暴走することを止める方法、自誓自戒 外から与えられたものが戒律ではない、自分の決意次第! • 原因→結果: 縁起はその全部含んでいる
  • 20.
  • 21. “Updating Buddhism” hands-on Mindfulness and Sati, Meditation and Zazen Lecturers Issho Fujita Sudhammacara Ryodo Yamashita$ Report: Joe Okubo