日本とオフショアのハイブリットチームのスクラム
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ScrumFest2022Osakaスポンサーセッションです。日本とオフショアチームでのスクラムで実際に行った事、効果のあった事
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日本とオフショアのハイブリットチームのスクラム
- 1. Scrum Fest Osaka 2022 スポンサーセッション トラック2 日本とオフショアの ハイブリットチームのスクラム 有限会社アリウープ 柏岡秀男
- 2. 自己紹介 ❖ 有限会社アリウープ 代表取締役 柏岡秀男 ❖ PHP界隈の人です。Webアプリケーションの開発 ❖ 「明日の開発カンファレンス」を主催。
- 4. プロジェクト概要 ❖ エンドクライアント：一部上場企業 ❖ プロダクト：新規データ分析系Saasサービス ❖ チーム規模：20名程度 ❖ 参画ポジション：アジャイルコーチ-> PO（補佐）
- 5. プロジェクト開始時
- 7. その頃の進行 ❖ 月曜日仕様決め ❖ 火曜日仕様決め ❖ 水曜日仕様決め ❖ 木曜日チケット作成 ❖ 金曜日プランニング ❖ 月曜日開発 ❖ 火曜日開発 ❖ 水曜日QC ❖ 木曜日QC・修正 ❖ 金曜日報告会・deploy 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 Planning 仕様確定 仕様確定 仕様確定 チケット作成 開発 開発 開発 テスト テスト テスト 報告会 Deploy わかりやすく表現を変えています 2週間のサイクルで回しているがスクラムになっていない
- 8. プロジェクト参画時 ❖ プロトタイプはある状況 ❖ システムのリデザインがデザインチームを中心に進み始めている ❖ JIRAを使って2週間単位でサイクルを回している ❖ 会議やドキュメントが多い
- 9. 当時の問題点 ❖ 会議が多い ❖ ドキュメントが多い。特にオフショアチームには細かい指示が必要。 ❖ 決定までのプロセスが長い ❖ 出来上がって来たものがイメージと違う
- 10. 施策1:日本側へスクラム導入
- 12. 施策1:日本側へスクラム導入 ❖ 日本のメンバー間の意思疎通が良くなった ❖ 確認のための会議体の現象は行えた ❖ チケットに仕様統合を行うも、受け入れ条件を詳細にしすぎて時間短縮できなかった ❖ オフショアチーム側にはあまり効果は上がらなかった ❖ ステークホルダへの確認待ちが多く発生
- 13. 施策2:オフショアスクラム化
- 15. 施策2:オフショアスクラム化 ❖ POがスクラムチームに参画したため意思決定が早くなった ❖ オフショアチームにスクラムを導入したことにより開発スピードとテンションが上がった ❖ 日本側メンバは最低限のコミットで開発チーム中心に仕様まで決定できた ❖ 日本側QCとオフショアQCの役割分担に時間がかかった ❖ テストの自動化はあまり進まなかった
- 16. 実施結果
- 17. 改善後の進行 ❖ 月曜日スプリントプランニング・開発 ❖ 火曜日開発 ❖ 水曜日開発・QC ❖ 木曜日開発・QC・次のリファインメント ❖ 金曜日 QC・deploy・レビュー 月 火 水 木 金 Planning 開発 開発 開発 開発 テスト テスト テスト Deploy レビュー ふりかえり わかりやすく表現を変えています ・1週間スプリントで運用 ・開発にさける時間が倍以上に増える
- 18. 問題点はどうなったか ❖ 会議が多い => スクラムイベントをベースに会議の数は減った ❖ ドキュメントが多い => チケットに集約、後でまとめドキュメント作成 ❖ 決定までのプロセスが長い => POがイベントに参加することにより短縮 ❖ 出来上がって来たものがイメージと違う=> 必要に応じて確認できる状態 ❖ エンジニアの疲弊 => ベロシティを中心に計画を立てたため残業は減った
- 19. 効果のあった事 ❖ PO・ステークホルダを巻き込む ❖ 1週間スプリント ❖ スクラムイベントにオフショアチームで ❖ 仕様をチケットに集約 ❖ 振り返りを重視 ❖ お客様が早めに確認できる状態
- 20. 課題 ❖ テストの自動化 ❖ 請負と準委任の壁 ❖ 言語の壁
- 21. まとめ スクラムの基本形は重要
- 22. ご清聴ありがとうございました。 ❖ 日本とオフショアチームのハイブリット チームのスクラム ❖ 柏岡秀男 twitter,facebook @kashioka