デブサミ福岡 2016 B2 実録レガシーコード克服秘話 - 闇に光を
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15年間作りためてきたプロダクトのコード資産が負債となって自分たちを苦しめる。エンタープライズで求められるLTS(Long Term Support)と、新たな価値創造の狭間で戦ってきたエンジニア達の物語です。大企業向けパッケージ・ソフトウェアの開発現場で、前を向いて新たな価値創造に集中できるように、アーキテクチャー、開発プロセス、コードレビュー文化、ポリティクスといった様々な観点でエンジニアが取り組んできた取り組みをご紹介します。
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デブサミ福岡 2016 B2 実録レガシーコード克服秘話 - 闇に光を
- 1. セッション : 【 B-2 】 実録レガシーコード克服秘話 - 闇に光を - 取締役 CTO 石田 健亮 @kensuke_ishida 株式会社ドリーム・アーツ 写真提供：福岡市
- 3. 石田 健亮 @kensuke_ishida 株式会社ドリーム・アーツ CTO １年目 プロダクト開発本部長 １年目 自己紹介
- 4. 仕事： 企業向け業務パッケージ・システム開発 働き方改革、 VOC 、ポスト Notes 社員数： ２５０人 所在地： 東京、広島、 那覇、石垣島、大連 設立： 1996 年 技術ブログ： https://insuite.jp/blog/
- 7. エンタープライズ 100 人に聞きました 第 3 位 ブラウザが古い 第 2 位 UI を変えにくい 第 1 位 保守が困難 （ 2016 当社調べ）
- 8. 第３位 ブラウザが古い Feb 18 01:15:00 ap1m4 INFO session.UserAgentAnalyzer$1 (UserAgentAnalyzer.java:58) --- 01:15:00 MSIE6=416, MSIE7=72, MSIE8=2623, MSIE9=500, MSIE10=553, MSIE11=1320, MSIE=496, EDGE=10, FIREFOX=2002, CHROME=1666, SAFARI=10, OPERA=1, IPHONE=290, IPAD=1352, ANDROID=73, WGET=1884, OTHERS=32 （ 2016 当社調べ）
- 9. 第２位 UI を変えにくい BEFORE AFTER 1px でクレーム
- 10. 第１位 保守が困難 • オンプレミス多数 • 大規模 • バージョン多数 • カスタマイズ多数 • データ連携多数 • 導入パートナー会社多数
- 11. LTS が厄介
- 12. レガシーコードレガシーコード
- 13. レガシーコードとはレガシーコードとは • ドキュメントなしドキュメントなし • テストケースなしテストケースなし • そもそもクソコードそもそもクソコード • 設計からクソ設計からクソ • ○○○○ なんてオワコンなんてオワコン
- 15. レガシーコード発生の背景 • 要件定義＆カットオーバー • 納期 • プロジェクト損益 • 減価償却 • 検収しちゃったし
- 17. レガシーコードの闇に光を
- 22. 2016 年 9 月 26 日 東洋経済 ONLINE チャンス到来！
- 23. 自動ユニットテスト
- 24. テストカバレッジ計測
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- 30. レガシーコードの闇に光をレガシーコードの闇に光を そのためのそのための 人人 xx 情熱情熱 xx 仕組み仕組み
- 31. 見える化
- 32. お客様ごとの再現環境さえあれば • オンプレミス多数 • 大規模 • バージョン多数 • カスタマイズ多数 • データ連携多数 • 導入パートナー会社多数
- 33. ⇒⇒ Ruboty (thx r7kamuraRuboty (thx r7kamura さんさん )) さくっと構築（正式名）
- 36. ChatOpsChatOps
- 37. 実現されたもの実現されたもの • お客様ごとの環境をお客様ごとの環境を • お客様窓口お客様窓口 (( 沖縄沖縄 )) でで • 再現して再現して • 早期解決！早期解決！ • お客様満足！お客様満足！
- 38. レビュー文化
- 39. REVIEW /rivjú/ [ 名 ] 1.再考 , 再吟味 , 再調査 2.( 新刊書・演劇などの）批評記事 , 論評 3.検査 , 査察 , 検閲 4.回顧 , 反省
- 40. 感想 / 意見 / 批判 / 非難 ◎ 批評 【愛のあるダメ出し】
- 41. レガシーコードとはレガシーコードとは • ドキュメントなしドキュメントなし • テストケースなしテストケースなし • そもそもクソコードそもそもクソコード • 設計からクソ設計からクソ • ○○○○ なんてオワコンなんてオワコン 事実を述べたつもり⇒非難 ⇒ 炎上事実を述べたつもり⇒非難 ⇒ 炎上
- 42. 問合せ対応に顔写真を導入！
- 43. 絵文字
- 44. 使用例
- 46. �勝手に社内報 �
- 49. レガシーコードの闇に光をレガシーコードの闇に光を そのためのそのための 人人 xx 情熱情熱 xx 仕組み仕組み
- 51. まとめまとめ • エンタープライズは闇だらけエンタープライズは闇だらけ • レガシーコードに光をレガシーコードに光を • でもセオリーを押し付けてもダメでもセオリーを押し付けてもダメ • 炎上してしまうから炎上してしまうから • ソフトスキルを鍛えて組織から変ソフトスキルを鍛えて組織から変 えていこうえていこう
- 52. 広島本社でエンジニア募集中広島本社でエンジニア募集中 Java / Perl / Node.js / ScalaJava / Perl / Node.js / Scala Swift / Objective-CSwift / Objective-C MySQL / Oracle / MongoDBMySQL / Oracle / MongoDB Chef / AWS / Azure / NiftyCloudChef / AWS / Azure / NiftyCloud ドリーム・アーツ 採用 検索
Notas del editor
- 大雨だし、突風だし、ホークスはあれなんで
- 1分 やりたいこととやらなければならないことのギャップに悩むリーダー、マネージャに向けて 業務システムの人とかあまりこういう場所でしゃべらないじゃないですか。 キラキラしたWebサービスとかゲームとかそういうのはいいんだけど。 でも113万人のITエンジニアのうち75%がベンダーに所属していて、そのうちの70%が受託開発エンジニア。 Cross the border = エンジニアが技術の枠を超えて社会に貢献する方法について
- 1分 バックグラウンドからお話します。 2012年
- 2分
- 3分 昨年まで新規事業推進部という社内ベンチャーみたいなところで「Shopらん」事業を企画して、組織をつくり、販売チャネルを作り、サポート体制を作り、金がまわる仕組みをつくることをやってました。 今年からCTO１年生で、その他の製品群についてもお前なんとかしろ。ということでプロダクト開発組織をマネージメントしています。 1997
- 4分 各製品ともに、おかげさまで多くのお客様に恵まれ、多くの大企業、大組織のコミュニケーションプラットフォーム、業務プラットフォームとして採用頂いています。
- 5分
- 5分
- 5〜6分
- 6分
- 7分
- 7分 LTSが必要だからレガシーコードが発生する。
- レガシーコードとは でも動いている。メンテナンスしないといけない。 20年もののビンテージ。 20代の将来が有望なエンジニア、技術で社会を変えてやるぞというエンジニアに遺すにはあまりにも心苦しい。
- 7分 よくある「パッケージを導入してギャップだけカスタマイズすることでコストを最小化しましょう」 Windows95 IE4の時代からやってるんですよ。。 炎上のもと。
- 8分
- 9分 壊さないようにテストしたくても、正しい仕様もわからないし、自動テストするにはコードを変えないといけない。 カスタマイズされたお客様コードをそのままにはリファクタリングできないし。 前途有る若者を巻き込むにはあまりにも酷い。
- 10分
- 10〜11分
- 12分 翔泳社
- 12分 ひどいひどいって言ってるけどあんた大丈夫なの？
- 13分
- 14分 9/26の東洋経済オンライン おっさんが見るメディアにGitHubが出るようになった。 石田くん、なんか「ギットパブ」っていうのを聞いたんだけど、それでウチも生産性が上がるのかね。
- 15分
- 15分
- 16分
- 16分
- 17分 過去の仕様書 すごいじゃん。
- 18分
- 19分 エンタープライズ系のSIプロジェクト 触ったら全画面のキャプチャをとってエビデンスを整備しろって。 まじかよ！ボーイスカウト精神。「キャンプ場を離れるときは来たときよりもきれいに」 日本の製造業を支えた５Sの精神：整理、整頓、清潔、清掃、躾
- 20分 正論と自分の意見を主張したところで 「改善したところで売上は増えない」 エヴァンジェリズムが必要。 正論と理想を言っているだけではダメ、味方をつくって組織を動かしていかないと。 組織をプログラミングしていかないと。この取り組みを紹介します。
- 21分 まずは改善の王道、「見える化」 オンプレミスのエンタープライズ系のシステムの検証環境をきちんと持ってますか？ お客様側には検証環境あったりしますが、自社内に自由に使える環境はほとんどありませんでした。
- 21分 特に我々のようにパッケージソフトウェアだともう大変。 複雑な問題がお客様窓口に舞い込みます。
- 22分 さらっと
- 22分
- 23分〜24分
- 25分
- 25分
- 26分 そしてもう一つのとりくみ。「レビュー文化」 そもそも動いているレガシーコードを救うには、あらゆる人に説明して協力を得ることが必要です。 ダメなものを直すにはレビュー文化を確立しないとうまくいかない。人間系のシステム。 人は本当にむずかしい。バグだらけ。
- 27分 「こうしますけどいいですね」「こう変えましたが大丈夫ですか」 PMの資格試験とかにもでてくる「ウォークスルーレビュー」「インスペクション」 うまくいってます？ 何度も設計レビュー、コードレビュー、ドキュメントレビューを導入して回そうと手をつくしてきました。 でも何度も失敗。
- 27分〜28分 自身の知識や経験を他のエンジニアに認めてもらいたい。コンポーネントとしての人の特性。 「いいと思う」「なんかダサい」…無味無臭。役に立たない。 「プロパガンダ」 ベテランに聞くと10年前の知識を振りかざして自分のフィールドに持ち込まれる。議論がレガシー化。 「こんなクソコードではダメだ、アホか！」…有害 欠点の指摘・有害 「相手の役に立つか」 「愛のある適切なダメ出し」
- 28〜29分 レガシーを産んできた相手の存在を否定する目的のための事実列挙。 「バグを憎んで人を憎まず」 レガシーなコードが生まれた背景に想いをはせる。 人の在り方みたいな話を説教しても。 今の仕組みにしがみつく人たちにも協力してもらわないとレガシーコードは消えていかない。 そこでエンジニアなので、バグだらけの人がそのように動くように、リファクタリングしていく仕組みを設計して仕掛けました。
- 30分 顔の見える化。“CROSS THE BORDER” 中国のメンバーとは会ったこともない人がほとんど。相手も人間なんだということを徹底するためにバグレポートトラッカーに顔写真を導入。 これは劇的な効果がある。
- 31分 絵文字。これも同じ。 顔、感情を表す。
- 32分 プルリクのタイトルに入れたり コメントを絵文字だらけにしたり。
- 32分 カチンとくる。
- 34分。 直接話せばいいじゃんという勢力を説得して導入したSlack 毎週 “bug of the week” イベント紹介。そこに伝えたい内容を紛れ込ませる。 セキュリティインシデントへの対応とか。
- 35分 エンジニアを配置。組織をハックせよ。プログラミングせよ。
- 36分 「人の心と組織の力学をプログラミングしよう」 エンジニアだからこそできるはず。
- 36分
- 36分 障害申告のバックログの件数です。
- 37分 マルチベンダーの中に入ると。。。 PMOってそういうことじゃない。
- 39分