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• EC2 Systems Manager
• SSM + 新機能 + コンソール改善
• コマンドのリモート実行/自動実行
• インベントリ/AWS Config対応
• 無料、東京リージョン対応
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Editor's Notes クラスメソッドの阿部です。
EC2 Systems Managerはいいぞと題しまして、発表します。 今回お伝えしたいのは、1つです。
EC2 Systems ManagerはEC2との付き合い方を変えてくれるサービスです。
特にWindowsとの付き合いかたはかなり変わります。 EC2 Systems Managerにはいくつか機能があります。
中心となるのはRun Commandだと思います。
Run Commandは、コマンドドキュメントと対象のEC2を指定することでOS上の操作を行うことができます。
リモートデスクトップやSSHしなくても、OS上の操作が出来ます。
大量のWindows Serverを管理されている方には嬉しい機能だと思います。
利用にはエージェント、IAMロールなどが必要です。 特に重要なコマンドドキュメントを紹介します。
Linuxでは、RunShellScriptで任意のコマンドを実行できます。
WindowsではPowerShellを実行できるほか、WindowsUpdateの適用などもできます。
私はWindows嫌いじゃないんですが、ぽちぽちするツラミは今まで感じていました。そこから解放されます。
コマンドドキュメントは、自分で作成することも出来ます。
使いこなせば、OSにログインする頻度は減ると思います。 ここまでであれ?と思ったかたは、アップデートを追いかけている方だと思います。Run Commandは今までもEC2 Simple Systems Manager、よくSSMと言いますが、SSMで出来ていました。
System ManagerのリリースでRun Commandのサービスの立場が変わったのと、AWSコンソールの部分で多少変更がありました。 ここから新機能に入ります。
EC2 Systems Managerの新機能を4つ取り上げます。 まず、インベントリです。
EC2の情報を定期的に取得する機能です。
AWSコンポーネントは、AWSのエージェントやドライバを指します。
Windowsであれば、Windowsアップデートの適用状況を取得できます。
インベントリでイケテいるのが、AWS Config対応です。 AWS Config、ご存知でしょうか?
AWSリソースの変更を記録、通知するサービスです。
具体的には、セキュリティグループのルールや割り当ての変更を記録します。
変更はタイムラインで確認できます。
タイムラインを写していますが、左側を見ると今日の12:42に4つ変更があり、午後1:00には2つ変更があったことがわかります。
結構わかりやすいと思います。 インベントリがAWS Configに対応することで、Windows Updateの内容も記録されます。
見ていただいているのは、Windows UpdateでアップデートしたIMEの記録です。
列を見ると、FromとToがあるんですが、
Fromが変更前、Toが変更後です。IMEの変更前後のインストール時刻とバージョンが記録されています。
AWSリソースもOS内部の変更も終えるようになったので、地味に嬉しい機能追加だと思います。 ステートマネージャは、OSとアプリケーションの一貫した構成を維持するためのサービスです。
具体的には、コマンドドキュメントとスケジュールの組み合わせです。
まだ試せていないんですが、コマンドドキュメントを自分で作成することで、サードパーティツールの定期的なアップデートもできそうです。 オートメーションはEC2インスタンスの保守、デプロイ作業を自動化に使います。
ドキュメントを記載することで、インスタンスの起動やAMIの作成などのジョブ処理を自動実行できます。
Lambdaでも同様のことが出来ると思いますが、オートメーションではJSONで書きます。 パラメータストアでは、ドキュメントで参照するパラメータを定義します。
変数のような使い方ができるので、ドキュメントでハードコーディングする必要がなくなります。
地味ですが便利な機能です。 まとめです。
EC2 Systems Managerは、SSMをベースに新機能が追加され、コンソールが改善されたサービスです。
コマンドのリモート実行、自動実行ができるので、EC2が多い環境で活躍すると思います。特にWindowsの管理は楽になるはずです。
また、インベントリを取得しAWS Configに連携してくれるので、セキュリティ要求が厳しい環境でも活躍してくれると思います。
無料で使えます。東京リージョンでもすでに使えます。
EC2 Systems Managerのご紹介でした。
ありがとうございました。