Se ha denunciado esta presentación.
Utilizamos tu perfil de LinkedIn y tus datos de actividad para personalizar los anuncios y mostrarte publicidad más relevante. Puedes cambiar tus preferencias de publicidad en cualquier momento.

Atiati

932 visualizaciones

Publicado el

Atiati

Publicado en: Entretenimiento y humor
  • Inicia sesión para ver los comentarios

  • Sé el primero en recomendar esto

Atiati

  1. 1. 前田啓朗先生記念研究会 適性処遇交互作用研究の新たな展開 慶應義塾大学・早稲田大学兼任講師 文部科学省国立教育政策研究所 総括研究官 やま 山 もり 森 こう 光 よう 陽 (教育心理学) 平成 27 年 10 月 11 日 この内容は個人的見解であり 国立教育政策研究所の公式見解ではありません
  2. 2. はじめに 今回の要点 ATI 研究の結果の不安定性に関して ▶ 何を適性として扱うか。 ATI 研究の適用範囲に関して ▶ どこまでを処遇として扱うか。 ▶ 適性処遇交互作用研究に新たな展開を持た せることで,教育心理学や外国語教育研究の可能 性を拡げたい。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 2 / 28
  3. 3. 何を適性として扱うか ATI 研究の結果の不安定性に関して ▶ 何を適性として扱うか。 ATI 研究の適用範囲に関して ▶ どこまでを処遇として扱うか。 ▶ 適性処遇交互作用研究に新たな展開を持た せることで,教育心理学や外国語教育研究の可能 性を拡げたい。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 3 / 28
  4. 4. 何を適性として扱うか 適性処遇交互作用 Figure 1: ATI 研究の概略 [Cronbach and Snow, 1977] Ypt = ¯Yt + bYtX(Xp − ¯Xt) (1) 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 4 / 28
  5. 5. 何を適性として扱うか 最近の研究例(義務教育段階・EduPsy Big J.) 6 年生・読解力 [Freebody and Tirre, 1985] 適性 言語的知能・非言語的知能 処遇 言語活動・議論重視型/形成的評価・個別指導重視型 結果 知能 hi・言語活動議論重視型○/知能 lo・形成的評価個別指導重視型○ 4 年生・算数 [Fuchs et al., 2014] 適性 作動記憶容量 処遇 計算技能取習得型/概念理解型 結果 作動記憶容量 lo・概念理解型○/作動記憶容量 mid・計算練習型○ 2 年生・読解力 [M uller et al., 2015] 適性 単語認知の効率性/単語認知の正確さ 処遇 読解方略指導あり/なし 結果 プレ読解力低群・単語認知の効率性 hi・ポスト統制群○/プレ読解力低群・単語認知の効率性 lo・ポ スト実験群○/プレ読解力高群・単語認知の効率性 hi・統制群○/プレ読解力高群・単語認知の効率 性 hi = lo /プレ読解力高群・実験群○ 注目すべきもの (6 年生英語) [Kurahachi, 1994] 適性 過去の英語能力 処遇 CA3・CA2+GA1 結果 プレ低群・CA3・ポスト○/プレ高群・CA2+GA1・ポスト○ 時間がなかったので PsycINFO だけ▼ Any Field: ”aptitude treatment interaction” or Any Field: ”aptitude-treatment interaction” or Any Field: ”achievement treatment interaction” and Peer-Reviewed Journals Only ▼ 142 results 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 5 / 28
  6. 6. 何を適性として扱うか 適性として扱う要因などに関する議論 ATI の不安定性 ▶ 統計手法:ANOVA ではなく MRA,センタリング [Namiki, 1993] ▶ 知識の類ではなく認知処理を適性とする必要 [Tobias, 1989] ▶ 知能ではなく作動記憶容量 [並木, 1982] prior achievement に着目する必要に至る議論 ▶ 初期の研究:プレテストのような特定的な適性のみで ATI が見られる [Namiki, 1993] ▶ ANOVA の結果有意でグラフの交差のある ATI が見られるのは 5/90 [Bracht, 1970] ▶ 一般知能 [Cronbach, 1975] ▶ 過去の学力も適性の一つ [Tobias, 1976] ▶ 不安定ながらも個人差と教授方法との交互作用が様々検出 [Snow, 1989] ▶ 学力を適性とした ATI 研究のメタ分析の結果 ATI を確認 [Whitener, 1989] ▶ cognitive, affective, conative な要因も適性 [Snow et al., 1996] 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 6 / 28
  7. 7. 何を適性として扱うか 児童生徒要因が学力に与える影響と適性 Hattie Table [Hattie, 2008] ▶ Prior achievement: 0.67 ▶ Creativity: 0.35 ▶ Self-concept: 0.43 ▶ Motivation: 0.48 ▶ Concentration, persistence, engagement: 0.48 ▶ Attitude to subjects: 0.36 適性とはそもそも ▶ 学習の成就に影響を与える個人差要因。 ▶ 適性として扱う要因として最も適切なものは何か。 ▶ 影響の大きさ(特質として)と誤差の大きさ(測定として)。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 7 / 28
  8. 8. 何を適性として扱うか ATI研究の問題点(1) achievement と比べて予測率が低いと考えられる変数との ATI treatment aptitude outcomee e 誤差は同程度 treatment aptitude outcomee e 適性としては弱め ▶ 例えば知能よりは prior achievement の方が学習の成就に影響 を与える度合いが高い(r = 0.90 程度)。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 8 / 28
  9. 9. 何を適性として扱うか ATI研究の問題点(2) achievement と比べて誤差が大きいと考えられる変数との ATI treatment aptitude outcomee e 誤差が小さい treatment aptitude outcomee e 誤差が大きすぎて結果が不安定 ▶ 動機づけなどは achievement と比べて誤差が大きい。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 9 / 28
  10. 10. 何を適性として扱うか ATI研究の問題点(3) aptitude と outcome との間の treatment の時間の長短 treatment aptitude outcomee e 長期的 treatment aptitude outcomee e 短期的 ▶ 短期間で学力なんてそうそう変化しない。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 10 / 28
  11. 11. どこまでを処遇として扱うか ATI 研究の結果の不安定性に関して ▶ 何を適性として扱うか。 ATI 研究の適用範囲に関して ▶ どこまでを処遇として扱うか。 ▶ 適性処遇交互作用研究に新たな展開を持た せることで,教育心理学や外国語教育研究の可能 性を拡げたい。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 11 / 28
  12. 12. どこまでを処遇として扱うか ATIパラダイム ATI パラダイムの汎用性:指導から制度へ ▶ ATI は教授学習過程だけに限定されるものではなく,個人差と環境との相互作 用全般(例:臨床心理学など)に適用できるパラダイムである [並木, 1997]。 ▶ 学習指導のみならず,政策的に決められたある教育条件もまた,その条件下に 置かれた各々の児童生徒に対して同等の効果をもたらすことは期待できない [Raudenbush and Bryk, 1989]。 教育制度研究における結果の非一貫性 ▶ クラスサイズパズル:学級規模と学力との関係を検討した先行研究群で一貫し た結果が得られない現象。 ▶ 学力検査の平均点を学級規模の大小で比較するというように主効果にだけ着目 するのではなく,個人差と学級規模等との交互作用を考慮した計画による研究 と分析の必要。 ▶ 多数の教授方法の研究結果が首尾一貫しないときには未確認の要因との間に交 互作用が潜んでいる可能性を考えねばならないことと,適性処遇交互作用の視 点に立てば一貫性のない結果の中から貴重な情報を汲み取る事も可能 [並木, 1997]。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 12 / 28
  13. 13. どこまでを処遇として扱うか 制度の効果に対するATIパラダイムの導入 ▶ 制度の場合には「出来るだけ 多くの児童生徒の学力を保障 すること」が重要視。 ▶ 過去の学力は後続の学力に与 える影響が強い [Hattie, 2008]。 ▶ 過去の学力が高い (低い) 児童 生徒ほど後続の学力が高い (低い) という関係 (Figure 2) ▶ intercept が高く,slope の緩 いものが「よい制度」。 過去の学力 後続の学力 reg1 Figure 2: 過去と後続の学力の関係 ▶ 教育制度→学力の場合には,より学力との関係が強い要因を適性 とする必要(直接影響を与える家庭や指導の要因の効果が高いため)。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 13 / 28
  14. 14. どこまでを処遇として扱うか ATIパラダイムによる制度の効果の評価 過去の学力 後続の学力 ̅ 大規模 学級 小規模 学級 reg2‐a A (a) 過去の学力 後続の学力 ̅ 小規模 学級 大規模 学級 reg2‐b B C (b) 過去の学力 後続の学力 ̅ 小規模 学級 大規模 学級 reg2‐c D (c) 過去の学力 後続の学力 ̅ 小規模 学級 大規模 学級 reg2‐d (d) Figure 3: 模式図 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 14 / 28
  15. 15. どこまでを処遇として扱うか 学校に適用された制度を評価するモデル 学校 j に属する児童生徒 i の学力 Yij は各々の過去の学力 Xij の影響を受けるといった場合のモデル Yij = β0j + β1jXij + rij (2) 学校 j ごとに異なる学級規模 CS によって学校ごとに切片と傾きが異なる β0j = γ00 + γ01(CS)j + u0j (3) β1j = γ10 + γ11(CS)j + u1j (4) 切片 β0j が学校 j における学力の平均となるようにする Yij = β0j + β1j(Xij − ¯Xj) + rij (5) 式 5 で除かれる学校ごとの過去の学力の平均得点を説明変数として加える β0j = γ00 + γ01(CS)j + γ02 ¯Xj + u0j (6) β1j = γ10 + γ11(CS)j + γ12 ¯Xj + u1j (7) 適性処遇交互作用の単回帰モデル [Cronbach and Snow, 1977] Ypt = ¯Yt + bYtX(Xp − ¯Xt) (8) 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 15 / 28
  16. 16. どこまでを処遇として扱うか 約半年間の学力の変化 1回目調査(学校平均の重みづけ平均正答数(29.24)からの偏差) 2回目調査の正答数 -1SD +1SD 4044485256 平均学級規模-1SD 平均学級規模+1SD (a) 小 2 1回目調査(学校平均の重みづけ平均正答数(19.93)からの偏差) 2回目調査の正答数 -1SD +1SD 24262830323436 平均学級規模-1SD 平均学級規模+1SD (b) 小 5 Figure 4: 学級規模と約半年間の学力の変化 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 16 / 28
  17. 17. どこまでを処遇として扱うか 2年間の学力の変化 第4学年4月実施(学校平均正答率の平均(68.41)からの偏差) 第6学年4月実施調査の正答率 -1SD +1SD 60708090 学級規模30人以下・2学級 学級規模30人以下・3学級以上 学級規模31人以上・2学級 学級規模31人以上・3学級以上 Figure 5: 学級規模・学年学級数と 2 年間の学力の変化 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 17 / 28
  18. 18. ATI 研究の新たな展開 ATI 研究の結果の不安定性に関して ▶ 何を適性として扱うか。 ATI 研究の適用範囲に関して ▶ どこまでを処遇として扱うか。 ▶ 適性処遇交互作用研究に新たな展開を持た せることで,教育心理学や外国語教育研究の可能 性を拡げたい。 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 18 / 28
  19. 19. 引用文献 引用文献 I [Bracht, 1970] Bracht, G. H. (1970). Experimental factors related to aptitude-treatment interactions. Review of Educational Research, 40:627–645. [Cronbach, 1975] Cronbach, L. J. (1975). Beyond the two disciplines of scientific psychology. American Psychologist, 30:116–127. [Cronbach and Snow, 1977] Cronbach, L. J. and Snow, R. E. (1977). Aptitudes and instructional methods: A handbook for research on interactions. Irvington Publishers, New York. 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 23 / 28
  20. 20. 引用文献 引用文献 II [Freebody and Tirre, 1985] Freebody, P. and Tirre, W. C. (1985). Achievement outcomes of two reading programmes: An instance of aptitude-treatment interaction. British Journal of Educational Psychology, 55:53–60. [Fuchs et al., 2014] Fuchs, L. S., Schumacher, R. F., Sterba, S. K., Long, J., Namkung, J., Malone, A., Hamlett, C. L., Jordan, N. C., Gersten, R., Siegler, R. S., and Changas, P. (2014). Does working memory moderate the effects of fraction intervention? An aptitude-treatment interaction. Journal of Educational Psychology, 106:499–514. 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 24 / 28
  21. 21. 引用文献 引用文献 III [Hattie, 2008] Hattie, J. (2008). Visible learning: A synthesis of over 800 meta-analyses relating to achievement. Routledge, London. [Kurahachi, 1994] Kurahachi, J. (1994). Individual differences in learning a second language. Japanese Journal of Educational Psychology, 42:227–239. [M uller et al., 2015] M uller, B., Richter, T., Kri˘ean, A., Hecht, T., and Ennemoser, M. (2015). Word recognition skills moderate the effectiveness of reading strategy training in grade 2. Learning and Individual Differences, 40:55–62. 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 25 / 28
  22. 22. 引用文献 引用文献 IV [Namiki, 1993] Namiki, H. (1993). Ati paradigm and aptitude theories in teaching-learning research. The Annual Report of Educational Psychology in Japan, 32:117–127. [Raudenbush and Bryk, 1989] Raudenbush, S. W. and Bryk, A. S. (1989). Methodological advances in analyzing the effects of schools and classrooms on student learning. Review of research in Education, 15:423–475. 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 26 / 28
  23. 23. 引用文献 引用文献 V [Snow, 1989] Snow, R. E. (1989). Aptitude-treatment interaction as a framework for research on individual differences in learning. In Ackerman, P. L., Sternberg, R. J., and Glaser, R., editors, Learning and individual differences: Advances in theory and research, pages 13–59. Freeman, New York. [Snow et al., 1996] Snow, R. E., Corno, L., and Jackson, D. III. (1996). Individual differences in affective and conative functions. In Berliner, D. C. and Calfee, R. C., editors, Handbook of educational psychology, pages 243–310. Macmillan Library Reference USA, New York. 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 27 / 28
  24. 24. 引用文献 引用文献 VI [Tobias, 1976] Tobias, S. (1976). Achievement treatment interactions. Review of Educational Research, 46:61–74. [Tobias, 1989] Tobias, S. (1989). Another look at research on the adaptation of instruction to student characteristics. Educational Psychologist, 24:213–227. [Whitener, 1989] Whitener, E. M. (1989). A meta-analytic review of the effect on learning of the interaction between prior achievement and instructional support. Review of Educational Research, 59:65–86. 適性処遇交互作用研究の新たな展開 平成 27 年 10 月 11 日 28 / 28

×