1. 電子政府のアクセシビリティ
~国民ID制度の重要視点として~
The OpenID Foundation 副理事長
崎村 夏彦
www.sakimura.org
sakimura@gmail.com
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2. 電子政府と共通番号/国民ID制度の目的
電子政府の目的 共通番号/国民ID制度の目的
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共通番号をキーとする
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個人データの紐付け管理
行政にとっての
業務効率の改善 2
標準的な身元確認による
2 個人データの真正性確保
国民にとっての
3
利便性の向上 電子行政にアクセス
しやすい認証手段の実現
今日お話しするトピック
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3. 国民のサービス利便性向上~安全・安心・便利
国民IDの利用によって、国民が政府や行政から
目的 必要なサービスを安心・簡単に受けることができ
ること
本人(と、法的に許された人)だけが操作できること
自己情報 それぞれのデータをどのような目的のために、い
つ、誰に提供したかが確認できること
コントロール
データの提供範囲を本人が(ないしは法律で認
められたように)制御できること
ユーザー中心、国民のためのID
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4. アイデンティティ管理のライフサイクル
身元の確認(実在の確認含) 属性としては、email
アドレスや電話番号
など、現代的なユー
DBへの登録(各種属性含)
登録 ザー到達手段も重要
認証手段の発行
認証手段の配布 監査・
データ更新・
鮮度管理
アクセス正統性の証明(認証)
利用 データ提供の制御(認可) 自己情報コント
ロールなど
サービスの享受
停止 認証手段・DB登録廃棄
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5. 電子政府への認証手段 2つの案
国際的なオープン標準技術
オープンな枠組み
第三者による監査・認定
or
クローズな仕組み
(官発行IDに限定)
官の無謬性 4
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6. たとえば、
皆さんが普段使っているIDで
行政サイトにアクセス可能にする
(もちろん、官発行IDも利用可。
但し、IDプロバイダのセキュリティや身元確認レベル
を一定基準でチェックし、認定する)
or
公的個人認証サービスの
継続的な普及促進
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7. 質問①
Yahoo!, Google, mixiなど
のIDを持っている人?
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