課題解決ｐJ

1. チーム：松竹梅
テーマ提供企業：株式会社みずほフィナンシャルグループ

2. 前提
提案概要
・テーマ
「あなたが関心のある社会課題を解決するサービスを検討してください。
そのサービスの実現に際し、金融機関のあるべき姿も提言してください。」
・みずほの取り組み
⇒「サステナビリティ重点項目」を特定し、グループ一体でのサステナビリティへの
取り組み（SDGs達成への取り組み）を推進している。

3. 概要
・サービス
⇒地方と人とをつなぐ田舎留学（旅行）サービス
・目標
⇒① Iターンの増加
②新規顧客の開拓
➂社会課題「過疎化」の解決
④地方経済・社会の活性化

4. 目次
1, テーマ解釈
2, 現状分析
3, サービス提案
4, サービスから得られる成果
5, 参考資料

5. 目次
1, テーマ解釈
2, 現状分析
3, サービス提案
4, サービスから得られる成果
5, 参考資料

6. テーマ解釈① ~サービス提案について~
「社会課題を解決するサービス」
◎なぜ社会課題に注目するのか
⇒世界中の企業が社会課題を意識し、SDGs達成を目標に活動していくべき
◎企業がSDGs達成を目標とすると...
⇒社会全体としてSDGs達成を目標とする情勢となる
（企業のみならず、多くの人々がSDGsを意識する）

7. 《テーマ解説インタビューより》
「金融業の専門性を活かし、異業種と掛け合わせられる」
金融業 × 様々な業種とのつながり
＝ 金融業の新サービスへ
「両親の課題、SDGsをはじめとした社会の課題」
過疎化地域に住む両親
祖父母の課題
＝ 過疎化問題解決へのアプローチ
SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」に該当
× SDGs等の社会課題
↲
課題解決プロジェクト運営事務局にて一部修正しました。

8. 「金融機関は経済活動を支える血液」
＝金融機関は日本を支えている基盤
↳金融機関の支え無しでは日本は成り立たない
↳支え方次第で、日本を良くも悪くもできる
金融機関のあるべき姿＝日本を正しく支えるべき
日本を正しく支えるためには、まず日本のあるべき姿を考える必要がある
テーマ解釈② ~金融機関のあるべき姿について~

9. ◎日本のあるべき姿に近づくには？
今回のテーマは「社会課題」
↳社会課題がある状態は、日本のあるべき姿とは言えない
↳社会課題を解決すれば、日本のあるべき姿に近づく
日本のあるべき姿実現に貢献するべく、
金融機関は社会課題解決に取り組むべきである

10. では、どんな社会課題に取り組むべきか
日本の社会課題で特に重要視されているもの＝少子高齢化
・少子高齢化による影響は地方圏が特に深刻
・地方圏は特に少子高齢化の進行が速い
⇒それに伴う急速な過疎化の進行により、
地域社会の機能維持が大きな課題となっている
地域社会を維持・活性化させるために
過疎化という社会課題を解決する必要がある

11. ~金融機関のあるべき姿まとめ~
「金融機関のあるべき姿＝日本を正しく支えるべき」
それに際し金融機関は
日本のあるべき姿実現に向けた行動の一つとして、
過疎化の解決に取り組むべきである

12. 目次
1, テーマ解釈
2, 現状分析
3, サービス提案
4, サービスから得られる成果
5, 参考資料

13. ◎過疎（過疎化）とは
⇒人口が急激かつ大幅に減少したため、地域社会の機能が低下し、
住民が一定の生活水準を維持することが困難になった状態
◎全国の過疎関係市町村
⇒885/1718市町村（全国の市町村の51.5％）
過疎化の現状
半分も？！

14. 都市部と過疎地域の人口推移比較
（人） （人）
※魚沼市は全域が過疎地域
世田谷区内全域の人口と世帯数 より作成
※ ※ 魚沼市統計データ より作成

15. 過疎化地域具体例
昭和 35 年 令和３年
・高度経済成長政策による都市部への人口流出
・大学等への進学で地域 を離れる若者の就職帰郷に至らない
等が要因
63 年間で
42.3％
人口 が減少
60,521人 34,904人
⇒
〈今後の人口見通し〉
注）出典：第二次魚沼市総合計画 基本構想
〈新潟県魚沼市〉

16. 過疎化の問題点
①労働者不足による企業の撤退
↳仕事不足＆生活が不便に
↳東京圏へ人が流入
↳人口減少の加速
③農業の担い手不足
↳食料自給率低下
②後継者不足による伝統業の衰退
④居住環境の悪化
・山林の荒廃
・空き家の増加
《人口減少の影響》

17. 過疎化を解決するには、
都市部に住む人が田舎に移住することで
田舎の人口を増やす必要がある

18. ※内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局
移住等の増加に向けた 広報戦略の立案・実施のための調査事業報告書より
東京圏出身者の地方に対する関心
関心がある人は46%もいるのに、
どうして過疎化は解消しないんだろう？

19. 「関心がある」に留まる理由
①情報不足
※内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局
移住等の増加に向けた 広報戦略の立案・実施のための調査事業報告書より
②田舎特有の深い人間関係に
対する不安
③都会と比較して不便になること
への不安

20. ①…情報不足と答えた人が欲しい情報とは
・仕事 ・住居購入 ・自治体の支援 ・生活コスト ・日常生活の利便性 ・移住先の暮らしの様子
・地域の雰囲気 ・実際に都会から移住した人の暮らしの様子 など
②…「田舎特有の深い人間関係」への不安を解消するには
・田舎の既存の人間関係を、都会の人が馴染みやすいよう変えられるか
↳田舎は都会と比べて圧倒的に人が少なく、サービスも充実していないため、互いに支えあう
必要がある
↳深い人間関係は田舎にとって必要なものなので、田舎の人間関係を変えるべきではないし、
変えられるとも思えない
・都会から入って来る人が適応するべき
⇒いきなり移住するのではなく、事前にその地の様子を知り、馴染めそうな環境か知る
必要がある

21. ③…「都会に比べて不便になる」ことへの不安を解消するには
・田舎を都会のように便利にすればいいのではないか
↳いますぐは不可能。不便なのに放置されている現状からも、難しいことは明らか
・都会から来る人が適応するべき
・都会出身の人は田舎で暮らしたことが無く、どの程度不便かわかっていないのではないか
↳自分にとって受け入れられる範疇か否か確認する必要がある
仕事や住居などの情報は発信さえされればネット上で見ても問題
無いが、暮らしの様子・人との相性・利便性などの
感じ方は人それぞれ＆説明が難しいため、
実際に訪れてみる必要がある。

22. 目次
1, テーマ解釈
2, 現状分析
3, サービス提案
4, サービスから得られる成果
5, 参考資料

23. サービス提案
コンセプト：田舎留学
ターゲット：東京出身の地方移住に関心がある人
⇒・田舎暮らしを体験する短期留学（旅行）を行う
・田舎留学を通じて人とのつながり、地方とのつながりを提供する
・移住を現実化する材料にしてもらい、移住によって過疎化問題の
解決を図る
概要

24. サービス内容
・一軒家を貸し出し、参加者５名＋現地在住のアドバイザー１名で
共同生活をする
・滞在日数：一週間
・宿泊先：一軒家/畑付き/地域に応じて農作業用具や釣り竿あり
・食事：夕食は全員で作る。
アドバイザーの補助のもと、郷土料理等を作る。
課題解決プロジェクト運営事務局にて一部修正しました。

25. 具体例
〈新潟県魚沼市〉
課題解決プロジェクト運営事務局にて一部修正しました。

26. このサービスにおいて、みずほ銀行はどんな役割を果たすのかな？
銀行法によって他業を禁止されているから、みずほ銀行だけでは実行できないよね
じゃあ他の会社と協力すればいいんだね！みずほ銀行は何をすればいいかな？
みずほ銀行が得意なことを生かせたらいいよね！みずほ銀行の得意分野ってなんだろう？
みずほ銀行の強みについて考えよう！

27. シンジケートローン
国内シェアNo.1
証券会社店舗数No.1
信頼と安心
One Mizuho戦略
非金融への対応力
アナリストランキング1位
メガバンク唯一の全国展開
情報管理能力
資金運用残高1位
オープン＆コネクト 強固な顧客基盤
熱意と専門性
デジタライゼーション
セキュリティ
知名度
みずほ銀行の強みは…

28. ①メガバンク唯一の全国展開
②強固な顧客基盤 これだ！！

29. みずほ銀行はどう関わるのか
サービスに際し、
《注目した強み》
① メガバンク唯一の全国展開
全国に展開しているため、みずほ銀行は全国
どの地域にでも繋がれる
② 強固な顧客基盤
みずほ銀行の個人顧客は約2,400万人
＝日本人の約5人に1人
国内上場企業の約7割と取引
《みずほ銀行の関わり方》
① 旅行会社に事業提案
② 地方公共団体と連携
（サービスを実行するにあたり必要な場所や人材の
確保・地域の宣伝等）
③ 事業に対する融資
④ 事業について不慣れな地方公共団体に対
し、みずほ銀行がこれまで培ってきた知見
や技術に基づくコンサルティングを行う
企業と地域、地域と人を繋げる架け橋に

30. 市場規模
実際のターゲット数を
算出することによって、
この市場に機会があると
考えられる
・東京の人口（年齢25～54，男女）
⇒5,848,986人
・ターゲット数
5,848,986人× A. 46% × B. 39.48%
＝1,062,222人
A.地方移住に関心のある人の割合
B.年間1回以上宿泊旅行へ行った人の割合
※観光庁「旅行・観光消費動向調査」より作成

31. 田舎暮らしを体験することで
地方移住につながる
実行目標
①ここで得た信頼のもと、将来的に移住の
際等の利用率向上を目指す
②都市部の人が過疎地域に流出することに
より地方の過疎化問題解決へ

32. 目次
1, テーマ解釈
2, 現状分析
3, サービス提案
4, サービスから得られる成果
5, 参考資料

33. サービスがもたらす効果
日本全体としては…
本サービスから田舎（過疎地域）への移住者が増加⇒過疎化の解消へ前進

34. 目次
1, テーマ解釈
2, 現状分析
3, サービス提案
4, サービスから得られる成果
5, 参考資料

35. 参考資料
・みずほフィナンシャルグループ
https://www.mizuho-fg.co.jp/index.html
・総務省過疎問題懇談会「新たな過疎対策に向けて」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000683262.pdf
・総務省自治行政局過疎対策室「過疎関係市町村都道府県別分布図」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000456268.pdf
・魚沼市HP「第二次魚沼市総合計画」
https://www.city.uonuma.niigata.jp/docs/2016032500041/

36. ・世田谷区HP「区内全域の人口と世帯数」
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/001/003/001/d00121945.html
・内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局「移住等の増加に向けた
広報戦略の立案・実施のための調査事業報告書」
ijuu_chousa_houkokusho_0515.pdf (chisou.go.jp)
・国土交通省観光庁「旅行・観光消費動向調査」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shouhidoukou.html#
cp1