近年、「人工知能(AI)」は多くの分野で応用され、その成果を目にしたり利用したりする機会が増えてきました。
たとえば、多くの人が利用しているGoogle検索もその1つです。Google検索を支える基礎的な考え方は、人工知能由来のものとなっています。Google検索チームにて検索精度向上を指揮して来た1人はPeter Norvigです。彼は今も昔も人工知能の研究者として物凄く有名な人で、人工知能研究者の立場からGoogle検索の検索精度を上げてきました。
一方、人工知能はロボット技術の発展にも貢献してきました。大きな成果の1つは、グーグルの自動運転CARです。この開発を始めたのは、Sebastian Thrun (元スタンフォード大学の教授) です。Sebastian Thrun は、2005年に開催された DARPA Grand Challengeというロボットカーの大会で優勝し、優勝した Stanley という車はスミソニアン博物館に展示されているそうです。
[Sebastian Thrun によるグーグル・カーについてのTEDトーク]
http://www.ted.com/talks/sebastian_thrun_google_s_driverless_car
この勉強会では、後者のグーグル・カーに焦点を当て、どのような考え方でコントロールされているのかを知ることにより、スマートなロボットを作る際にどのような考え方をすればよいかや、その要素技術を数式を使わず感覚的に理解することを目標にしています。