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Oracle Autonomous Database 技術情報
2020年08月20日
クラウド事業戦略統括
データベースソリューション部
嵐 由香
Oracle Cloud ウェビナー
プロフェッショナルシリーズ
Safe harbor statement
以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、
情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以
下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することを確約するものではないため、購買
決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。
オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期及び価格については、弊
社の裁量により決定され、変更される可能性があります。
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates2
1. はじめに
2. 技術詳細
Agenda
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates3
Autonomous Databaseを構成するテクノロジー
Oracle Database + Exadata + AI/機械学習による自律化
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates4
Autonomous
Database
Automated
Data Center Operations
and Machine Learning
Complete
Infrastructure
Automation
Complete
Database
Automation
Oracle
Cloud
以下のポイントでお話ししています
1. オラクルのクラウドやAutonomous
Databaseとは何か
2. どんな活用をされているのか
3. どのくらいの費用で利用できるのか
4. 今のオンプレミスのデータベースをどうし
たらいいのか
ファンデーションシリーズ
Autonomous Database最新情報
5 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Oracle Cloudウェビナーシリーズは
以下のURLから過去の録画をご覧いただけます
https://go.oracle.com/LP=95899
1. 最適化はどのようにされているのでしょうか?
2. スケーリングはどのようにに行うことができるのか?データベースの停止は必要?
3. 可用性はどれくらいなの?
4. バックアップとリストアはどうなっているの?
5. セキュリティが心配です。Autonomous Databaseのセキュリティはどうなっていますか?
6. どのバージョンが利用できるのでしょうか。またパッチ適用やアップグレードはどうなるのでしょうか。
7. 稼働状況の監視はできますか?
8. データの移行や連携はどのようにできますか?注意点はありますか?
9. プロビジョニングの手順は?データベースへの接続や操作はどうやってできますか?
プロフェッショナルシリーズ
本日のセミナーは以下を技術的な側面からお伝えします
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates6
?
?
Autonomous Databaseのデプロイメント
Shared(共有)かDedicated (専有)かを選択
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates7
ORACLE
AUTONOMOUS
DATABASE
Dedicated Infrastructure
(Public Cloud, Cloud@Customer)
Shared Infrastructure
(Public Cloud)
シンプル
設定・運用ポリシーの標準化
カスタマイズ可能
設定・運用ポリシーの策定
今日のセミナー内容は
主にSharedを対象にしています
1. はじめに
2. 技術詳細
Agenda
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9 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの最適化
最適化はどのようにされているのでしょうか?
データベースの最適化とは、そのデータベースに割り当てられたリソースを最適に使用するこ
とです。Autonomous Databaseの最適化はサービス、システム、アプリケーションスキーマ
レベルの3つのレベルで行われています。
Autonomous Databaseの最適化
ワークロードに最適化されたサービスを選択
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates10
行型フォーマット列型フォーマット
インデックス作成データ集計を作成
I/O削減のためデータキャッシュメモリ上で結合、集計
オプティマイザ統計をリアルタイムで更新し、実行計画の劣化を予防
AUTONOMOUS
DATABASE
Autonomous Transaction Processing (ATP)Autonomous Data Warehouse (ADW)
OLTPおよび混合ワークロードに最適化:
• トランザクション、バッチ、レポーティング、IoT
• アプリケーション開発、機械学習
すべてのデータ分析処理に最適化:
• データウェアハウス、データマート
• データレイク、機械学習
11 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates |
Autonomous Databaseの最適化
New! Autonomous JSON Database (AJD)
JSON中心のアプリケーション開発のためのクラウドドキュメントデータベースサービス
2020/8
Autonomous Databaseの最適化
ワークロードに最適化された設定
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates12
ADW ATP
メモリ設定 集計・ソート処理を優先する設定(SGA < PGA) データのキャッシュを優先する設定(SGA > PGA)
圧縮 有効(列圧縮形式(HCC)、表毎に無効化可能) 無効(表毎に圧縮設定可能)
Result Cache 全てのSQLに有効(ヒントで無効化可能) デフォルトのまま Cacheは無効)
ヒント 無効(セッション単位で有効化が可能) デフォルトのまま
パラレル処理
接続サービス毎に選択可能
・High : 自動的にパラレル処理
・Medium : 自動的にパラレル処理
・Low : 無効
接続サービス毎に選択可能
・TPURGENT : 手動で設定
・TP : シリアル処理
・High : 自動的にパラレル処理
・Medium : 自動的にパラレル処理
・Low : 無効
Autonomous Database の最適化
事前定義の接続サービス
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates13
インスタンス作成時点で、接続サービスが複数定義されている
• リソース・マネージャのコンシューマ・グループにマッピングされ、 同時実行性や並列処理等を制御
インスタンス接続時に、接続サービスを選択するだけでリソースコントロールが可能
接続サービス platform 概要 パラレル制御
同時実行
セッション数
リソース割り当て
(SHARES*2)
TPURGENT ATP only 最も優先度の高い処理向け 手動設定 300 x OCPUs 12
TP ATP only 汎用的な処理向け シリアル 300 x OCPUs 8
HIGH ADW/ATP 大量データを扱う処理向け 自動 3 4
MEDIUM ADW/ATP
大量データを扱いつつも、
同時実行数も多い処理向け
自動 1.25 x OCPUs 2
LOW ADW/ATP 優先度が低い処理向け シリアル 300 x OCPUs 1
*1 : 同時に接続できるセッション数はOCPUに比例し、OCPU辺り300セッション
*2 : サービス間でのCPU配分の相対的な優先度を示す。デフォルト値からの変更は可能
*3 : 5分以上アイドル状態の続くセッションは自動的に切断される
熟練したエンジニアによる索引チューニングが、24 x 365
休みなく行うことと同等の機能
自動索引を作成する手順は、これまでのSQLチューニン
グのアプローチと同様
• 新たなSQL実行計画と索引の特定
• 本番環境の外で評価/検証
• 一度実行し確認
• もし遅ければ、元の実行計画に戻す
一連のプロセスに DBA は介在する必要なく、全自動で
実行
チューニング内容はレポーティングされる
Autonomous Databaseの最適化
SQL最適化機能 例:自動索引作成
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates14
Capture
Identify
VerifyDecide
Monitor
15 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのスケーリング
スケーリングはどのようにに行うことができるのか?データベースの停止は必要?
Autonomous Databaseには、顧客が必要なリソースに対してのみ支払うことを保証す
るために、アプリケーションとビジネスのニーズを満たすために、システムリソースをオンラインで
即座にスケーリングする機能が含まれています。
スケーリングは、クラウドユーザーインターフェースまたはREST API(スクリプト)を介して手
動で実行するか、組み込みの自動スケール機能を使用して自動化できます。
16 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのスケーリング
オンラインでリソースをスケールアップ・ダウン可能
システム負荷の増減に対し、オンラインで柔軟に変更可能
• OCPU/ストレージをそれぞれ個別に増減可能
• OCPUを増やすことで性能向上を実現
変更方法
• Auto Scaling
• 負荷が予測できない場合や、突発的な負荷増に対応したい場合に有用
• 最低限のコストで対応できる
• セッション数やメモリサイズはベースOCPUに紐づくため変化しない
• Manual Scaling (GUI/ocicli/RestAPI)
• システムの負荷状況がある程度把握できる場合に有用
• セッション数やメモリ数をAuto Scalingに比べて多く確保できる
4
Elapsed
OCPU168
17 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの可用性
可用性はどれくらいなの?
2020/8 現在、SLA 99.95%です。
Autonomous DatabaseはExadata上でMAAに準拠した設計が行われており、
将来的には99.995%のSLAを担保するよう開発が進められています。
18 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの可用性
Maximum Availability Architecture(MAA)を基に設定
Real Application Clusters
• データベース処理能力のリニアなスケールアウトを実現
• 複数サーバー構成で、サーバー障害の影響を極小化(ほぼゼロ)
• ローリングパッチ適用により、オンラインでメンテナンスを実施
Active Data Guard (*1)
• 全てのコンポーネントがActiveなStandby Databaseを提供
• クラスタ障害、リージョン障害時のRTO/RPOの極小化(数秒)
• データ破損から無停止かつ確実な復旧
Flashback Technology
• Flashback Databaseを始めとする様々なFlashback機能で、
ユーザー・エラー(誤ったデータ更新)からの高速復旧を実現
Online Redefinition
• ユーザー・ワークロード実行中に、オンラインで表定義や索引定義の変更可能
+
Primary Standby
Time(SCN)
Flashback
Database
Real
Application
Clusters
Active Data Guard
*1 : ADBではAutonomous Data Guardを採用
https://www.oracle.com/jp/database/technologies/high-availability/maa.html
19 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの可用性
Autonomous Data Guard~AD間での高可用性構成のサポート
スタンバイ・データベースの作成が可能に
• コンソールからのクリック操作で簡単に構成可能
• スタンバイ側も同一構成、OCPUのスケールアップ等の操作はスタンバイ側にも適用される
• 最小限のダウンタイムでフェイルオーバー、スイッチオーバーが可能
• 自動フェイルオーバー時、RTO:2分、RPO:0分
• 手動フェイルオーバー時、RTO:2分、RPO:最大5分
• フェイルオーバー、スイッチオーバー後、アプリの修正は不要
• データベースに接続するために接続文字列は変更不要。APEX、SDW、OML Notebookも対応
• フェイルオーバー完了後は自動的に新規スタンバイを作成
ADB-S
のみ
20 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの可用性
サーバエラーやタイムアウト、およびメンテナンスを隠蔽
Application Continuityの有効化が可能
• セッション切断の影響を受ける進行中の処理を自動回復
• アプリからは処理がわずかに遅れたようにみえる
• 接続サービス毎に有効化するだけで、アプリからは透過的に利用できる *
要件
• Oracle Client software version 18.3 (or higher).
Request
Errors/Timeouts
hidden
BEGIN
DBMS_CLOUD_ADMIN.ENABLE_APP_CONT(
service_name => ‘adb1_high.adwc.oraclecloud.com‘
);
END;
/
SELECT name, failover_restore, drain_timeout FROM v$services;
NAME FAILOVER_RESTORE DRAIN_TIMEOUT
---------------------------------- ----------------- -------------
adb1_high.adwc.oraclecloud.com LEVEL1 300
* ADB-Shared は Failovertype =TRANSACTION(透過的Application Continuity (TAC) は未対応)
ADB-Dedicated は Failovertype = AUTO(TACに対応済)
21 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのバックアップとリストア
バックアップとリストアはどうなっているの?
Autonomous Databaseが作成されるとバックアップが自動的に構成されます。また必要
に応じて手動でバックアップを任意のオブジェクトストアに取得できます。保管期間は60日
です。期間内の任意の時点にリストアできます。
22 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのバックアップとリストア
オンラインで自動的に取得され、任意のタイミングにリカバリ可能
バックアップ
• 自動バックアップ
• インスタンス構成時にデフォルトで有効化され、無効化はできない
• オブジェクトストアに出力される(課金対象外)
• 週次でフルバックアップ、日次で増分バックアップ
• インスタンスが停止している場合、増分バックアップは取得されない
• 手動バックアップ
• 事前に用意したオブジェクトストア上のバケットに出力(追加費用が発生)
• 保管期間は60日
• オンラインで取得可能
• 取得したバックアップは、ADBのリストアのみに利用可能
• 特定時点にリストア可能
• ユーザ自身でGUI/APIを介して実施
23 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのバックアップとリストア
インスタンスの複製
複製方法
• クローン・タイプの選択
• データベース全体の複製
• データベースのメタデータのみの複製
• ソースの選択
• 実行中インスタンスからの複製(ソースは無停止)
• バックアップからの複製
(任意のタイミング/バックアップリスト)
• クローン先の構成
• コンパートメントの指定(コンパートメント跨ぎが可能)
• OCPU/ストレージのサイズ指定可能
利用例
• 特定時点のデータを利用した開発環境の作成
• 人為的ミスに伴うデータロストへの対応(*1) 等
*1 : フラッシュバック・テーブルによる過去データへの参照も可能です
24
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのセキュリティ
セキュリティが心配です。
Autonomous Databaseのセキュリティはどうなっていますか?
セキュリティファーストのOracle Cloud Infrastructure(OCI)の基盤に基づいて構築されて
おり、仮想マシン、O / S、ドライバ、Exadataストレージ、Oracle Clusterware、Real
Application Clusters、Oracle Databaseなど、
各レベルでのセキュリティのベストプラクティスを使用して保護されています
Autonomous Databaseのセキュリティ
プロビジョニング直後から強固に保護され、安心して利用できる
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates25
バックアップを含む全てのデータを暗号化
(Transparent Data Encryption)
特権ユーザ・Oracle運用者から
顧客データへのアクセスをブロック(Database
Vault)
DB
全ての通信を暗号化
(Advanced Security)
監査ログを保管
(OCI Audit / Unified Audit)
特定の通信のみを許可
(Network ACL)
27001 : 27017 : 27018
国際的コンプライアンス標準に対応(一部抜粋)
・・・
常に最新のセキュリティパッチで保護
特定のユーザのみを許可
(デジタル証明書/パスワード認証)
※ 主要な機能を抜粋
26 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのセキュリティ
Network ACLによるアクセスコントロール
ADBに対して指定されたクライアントからの接続のみを許可
• IPアドレス、およびCIDR、VCN、VCN(OCID)で指定
• インスタンスの作成時、もしくは作成後にオンラインで設定可能
• 複数のルールを組み合わせた設定が可能
• リストにない接続ソースからのアクセスは拒否
• ORA-12506: TNS:listener rejected connection based on service ACL filtering
• 定義情報は直接インスタンス内に格納されるため、
セキュアかつ、自動でバックアップされる
• サービスコンソールはACLの制御対象外
• 顧客データを一切公開しないため必ずしも不要
27 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのセキュリティ
セキュアな接続方式
Credential Walletを利用した証明書認証・SSL暗号化接続
• 様々な言語/ドライバに対応し、
他クラウド・サービスや製品からも接続可能
• クライアント要件(一部抜粋* )
• Oracle Call Interface (OCI)、ODBCまたはJDBC OCI
• Oracle Database Client 11.2.0.4 以上
• Oracle Instant Client 12.1.0.2 以上
• HTTPプロキシを利用する場合、Oracle Client 12.2.0.1 以上
• JDBC Thin
• JDKがバージョン8 (8u161以上)である場合、追加の準備は不要
• JDKバージョン8 (8u161より前)を使用している場合、
JCEポリシー・ファイルの更新が必要
特記事項
• データベースへの接続のみを許可(OSログイン不可)
• デフォルトポート:1522 (変更不可)
対応言語とドライバ
Wallet/Keystore
Encrypted SSL
Wallet/Keystore
SQL*Net
TCP/IP
接続元
鍵ファイルのダウンロード
(鍵を持っているクライアントのみADBにアクセス可能)
ADB
28 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのセキュリティ
データベース・ユーザー
ユーザー
• 管理者ユーザー:admin (デフォルト作成済)
• アプリユーザー:任意に作成可能
パスワード管理
• デフォルトプロファイルによる以下のパスワード管理または別にユーザ・プロファイルを作成しユーザに付与することでカスタ
ム可能
• 少なくとも一つの大文字、小文字、数字を含む12以上、30文字以内
• usernameを含めることは不可
• 直前4つとは別のパスワードであること
• 24時間以内に利用されたパスワードは不可
• 二重引用符(“)は使用不可
• その他
• 同じパスワードを認証に使用できる日数:360日
• 指定のログイン試行の連続失敗回数後にアカウントがロックされる日数:1日
• 現在のパスワードを再利用できるようになるまでに必要なパスワードの変更の回数:4回
• パスワードを再使用できなくなるまでの日数:1日
29 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのセキュリティ
監査
インスタンス操作に対する監査ログ(OCI Audit機能)
• APIやGUIコンソールで検索。CASBを併用しレポーティング可能
• ログ保持期間は90日、最大365日まで設定可
データベース内の操作に対する監査ログ
• Oracle Database の統合監査機能を利用可能
• 従来の標準監査は利用不可。
• 統合監査モードのみが使用可能。混合モードは不可
• UNIFIED_AUDIT_TRAILビューを参照し確認
• 監査内容に関してはデフォルトで設定済み
• ただしユーザ側で監査項目(ポリシー)を有効化する必要がある
• ログ保持期間は30日
• コマンドベース、もしくはData Safeを利用
30 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのセキュリティ
Oracle Data Safe との連携でより高いデータセキュリティを実現
統合されたデータベースセキュリティ管理サービス
• Sensitive Data Discovery (機密データの発見)
• Data Masking (データ・マスキング)
• Activity Auditing (アクティビティの監査)
• Security Assessment (セキュリティ構成の評価)
• User Assessment (ユーザーのリスク評価)
多層防御の最も重要なデータ・セキュリティ対策に
短時間でセキュリティ・リスクを軽減、専門知識は不要
ADBを含む、全てのOracle Cloud Databasesで無料で利用可能(*)
*: 監査機能は100万レコード/月まで無償、その他の機能は無償
31 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのパッチ適用とアップグレード
どのバージョンが利用できるのでしょうか。またパッチ適用やアップグレードはどうなるので
しょうか。
バージョンはOracle Cloud上の最新バージョンが提供されます。またパッチ適用、アップグ
レードともにオラクル社が実施します。パッチ適用は基本的にサービス停止はありません。
アップグレードは10分程度ダウンタイムが想定されます。
32 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのパッチ適用とアップグレード
パッチは自動適用
オラクル社にて自動適用
• お客様作業は不要
全てのコンポーネントが対象
• Firmware, OS, Hypervisor, Clusterware, Database
事前定義されたメンテナンス・ウィンドウにて実施(緊急時を除く)
• メンテナンスウィンドウはGUIから確認可能
アプリケーション(既存セッション)への影響
• 多くのパッチはオンラインで適用できるため影響なし
• オンライン適用不可のパッチは、RACのローリングアップグレードで適用されるため影響なし
• 一部、長時間かかる処理については瞬断の可能性があるが、Application Continuityを利用することで、処理を継続可能
(どうしてもサービス停止が必要となるメンテナンスについては、事前に通知の上で実施)
33 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのパッチ適用とアップグレード
既存18cインスタンスの19cへのアップグレード方法
自動アップグレード
• オラクル社のタイミングで実施(2020/9から順次実施)
• 事前通知済(メール / バナー / イベント通知。右)
• 18cインスタンスを保有されているテナントが対象、管理者アカウント宛
• お客様によるタイミングの変更は不可
• 最小限のダウンタイムで実施される。最大10分のダウンタイムを予定
• ユーザーのタイミングで実施
• 上記オラクル社による一斉アップグレードの前に、顧客のタイミングで実施可能
• クリックするだけでアップグレードが完了。ダウンタイムは最小限
• 数十分でアップグレードが完了(2020/5時点の実績値)
• アップグレード進行中もデータベースはオンラインだが、最後に再起動が生じる
• アップグレード後も既存のウォレットを利用可能
34
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの監視
稼働状況の監視はできますか?
リソースの使用状況を簡単に評価し、リソースの使用率が非常に高いアプリケーションや
SQLステートメントなどの問題に対処するために必要なツールが含まれています。また統合
運用分析SaaSであるOracle Management CloudやEnterprise Managerも利用で
きます。
35 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの稼働監視
サービスコンソールとパフォーマンスハブ
稼働状況の把握
• SQL実行数
• 平均レスポンスタイム
• 接続サービス毎の負荷状況 等
• リアルタイムSQL監視
• ASH分析
• AWRレポート
36 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの稼働監視
OCI Monitoring for ADB
OCI Compute インスタンス等と同様にメトリック監視、アラート通知
可能
• OCI Notificationを併用
利用例
• CPU使用率が70%を超えるとメール通知
• ストレージ使用率が90%を超えるとSlackに通知
監視項目(一部抜粋)
• CPU Utilization / Storage Utilization / Sessions
/ Failed Connections / Transaction Count …
Oracle Enterprise Manager
• 複数インスタンスの一元監視・通知設定
• ワークロードの監視
• 管理タスク(スキーマ、オブジェクト、プログラム管理)の
実施
• マーケットプレースのEMはCompute費用で利用可
Oracle Management Cloud
• 複数インスタンスの一元監視・通知設定
• ワークロードの監視
• 監査ログの分析、初期化パラメータ管理、データロード
• ADBを監視する範囲内でOMCは無償
Autonomous Databaseの稼働監視
Oracle Enterprise ManagerとOracle Management Cloud(OMC)
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates37
38
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのデータロード・連携
データの移行や連携はどのようにできますか?注意点はありますか?
DBMS_CLOUDパッケージによりオブジェクトストア上の各フォーマットのデータをロードできます。
またOracleのData Pumpユーティリティの利用やデータベースリンクの利用、 GoldenGateのター
ゲットとしての連携もできます。
Autonomous Databaseはオラクル社によるベストプラクティスをベースに事前構成済みであるため、
移行前の環境との差異、影響をチェックするようにしてください。
Autonomous Databaseのデータロード・連携
データロード・連携イメージ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates39
On-Premise / Local Disk
OCI Object Storage
Autonomous Database
Dump
CSVなど
S3 / Azure
CSVなど
CSVなど
DB Link (INSERT/UPDATE)
GoldenGate
OCI Console
(GUI)
OCI CLI
REST API
Expdp
Impdp/dbms_datapump
RedShift
DBMS_CLOUD
DBMS_CLOUD
Dump Impdp/
dbms_datapump
Data Sync(OAC‘s Option)
Oracle
Database
Other
SQL Developer
SQL*Loader(*)
Dump
データ移行
データリンク
ELT連携(Bulk Load)
リアルタイム・レプリケーション
* : SQL Developerでの操作が可能
3rd Party
外部表 DBMS_CLOUD
40 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのデータロード・連携
DBMS_CLOUDパッケージ
Autonomous Database 固有のパッケージ
Object Store 上のファイルにアクセスするためプロシージャ
• DBMS_CLOUD.COPY_DATA
• Autonomous Database(ADB)へのデータロード
• DBMS_CLOUD.CREATE_EXTERNAL_TABLE
• Object Store 上のファイルを外部表として参照
対応フォーマット
• Text(CSV、TSV等)、JSON、XML、Parquet、Avro、ORC、Data Pump(*1)
対応ソース
• Oracle Cloud Infrastructure Object Storage
• Oracle Cloud Infrastructure Object Storage Classic
• AWS S3
• Azure Blob Storage
*1 : 外部表でORACLE_DATAPUMPアクセスドライバを利用しエクスポートした
ダンプファイルが対象(expdpコマンドで出力したダンプファイルは対象外)
begin
DBMS_CLOUD.create_credential (
credential_name => 'OBJ_STORE_CRED',
username => '<your username>',
password => '<your Auth Token>'
) ;
end;
/
CREATE TABLE CHANNELS ( xxxx ) ;
BEGIN
DBMS_CLOUD.COPY_DATA(
table_name =>'CHANNELS',
credential_name =>’OBJ_STORE_CRED',
file_uri_list =>'https://swiftobjectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/v1/adwc/adwc_user/channels.txt',
format => json_object('delimiter' value ',')
);
END;
/
select table_name,status,rows_loaded,logfile_table,badfile_table from user_load_operations;
例:Object Storage上のJSONファイルをロードする
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates41
①資格証明の登録(オブジェクトストアのユーザ名とトークンが
必要)
②ロード先の表の作成
④ロード結果の確認
③データをロードする
42 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのデータロード・連携
Data Pump
Oracle DatabaseからAutonomous Databaseへの移行
Autonomous Databaseでも使い慣れたData Pumpを利用できる
手順イメージ
• データをダンプファイルにエクスポート(①)
• オブジェクトストレージにダンプファイルをアップロード(②)
• GUI / OCICLI / Rest API 等で実施
• OCI / OCI Classic / S3 / Azure に対応
• ADBに資格証明の登録(③)
• ADBにインポート(④)
オブジェクトストア
ダンプ
ファイルOracle
Database
ダンプ
ファイル
① エクスポート
(expdp)
② アップロード
④ インポート
(impdp)
ローカルディスク等
impdp admin/password@ADWC1_high directory=data_pump_dir credential=def_cred_name ¥
dumpfile= https://objectstorage.us-ashburn-1.oraclecloud.com/n/adwc/b/adwc_user/o/export%u.dmp ¥
parallel=16 ¥
partition_options=merge ¥
transform=segment_attributes:n ¥
transform=dwcs_cvt_iots:y transform=constraint_use_default_index:y ¥
exclude=index,cluster,indextype,materialized_view,materialized_view_log,materialized_zonemap,db_link
impdp実行例
③資格証明の登録
• 1. Autonomous Database間
• 相手先の資格証明を登録後、
DBMS_CLOUD_ADMINパッケージ
を使って作成
• CREAE_DATABASE_LINK
• DROP_DATABASE_LINK
2-1. ADBから他のOracle DBを参
照
• 相手先の資格証明を登録後、
DBMS_CLOUD_ADMINパッケージ
を利用して作成
• リモートDBのバージョンはADBバージョ
ンに接続可能なバージョン
• リモートDBのポートに制限あり
• リモートDBの認証方式の変更必要
• リモートDBがプライベートセグメントの
場合はConnection Manager経由
2-2. Oracle DBからADBを参照
• Oracle DBからADBに接続できるよう
に構成し、従来通りの手順で作成
• DBLINK先であるADBではパラレル処
理が利用できない
• ローカルDBのバージョンはADBバー
ジョンが接続可能なバージョン
Autonomous Databaseのデータロード・連携
DB Linkを利用したデータ連携
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates43
SQL
実データ
ローカル
Autonomous
Database
リモート
Oracle Database
SQL
実データ
リモート
Autonomous
Database
ローカル
Oracle Database
SQL
実データ
ローカル
Autonomous
Database
リモート
Autonomous
Database
※1 2020/8 プライベートエンドポイントでは今後対応予定
※1 ※1
44 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのデータロード・連携
GoldenGateを利用したデータベース移行
GoldenGateを利用することでアプリケーションの停止を極小化できる
移行イメージ
• GoldenGateのセットアップ(①)
• マーケットプレイスの仮想マシンイメージを利用
• 既存Oracle DatabaseとADBにそれぞれ接続し、初期設定
• GoldenGateユーザーやロール付与など
• トランザクションをキャプチャ(extract)
• Data Pumpによる初期データ移行( ② )
• GoldenGateによる追いつき処理・同期(replicat)( ③ )
• (アプリケーションの停止)
• (アプリケーションの接続先を切り替え)
• (アプリケーションの再開)
Oracle
Database ② 初期データ移行
(expdp / impdp)
GoldenGate
① セットアップ ③ 差分の追いつき処理・同期
Application
最後に切り替え
45 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのデータロード・連携
移行に伴う留意事項 データベース構成
パラメータ(init.ora)
• 事前に設定済
• 一部、ユーザによる変更が可能
(e.g. NLS関連)
表領域管理
• 事前に定義済
• ユーザによる作成/変更/削除は不可
• クオータ設定が可能
• HCC圧縮が設定済み(ADWのみ)
パラレル度
• 接続するサービスに依存
• HIGH/MEDIUMであれば自動設定される
• DMLのパラレル実行無効化は可能
オプティマイザの統計情報収集
• ダイレクト・ロード実行時は自動収集
• ユーザーによる統計情報収集も可能
Optimizer hints(ADWのみ)
• デフォルトではヒントは無視される
• 明示的に有効化可能
Result cache(ADWのみ)
• Result cache はデフォルトで全クエリに有効
46 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのデータロード・連携
移行に伴う留意事項 制限されているデータベース操作&機能
サポートしていないデータ型
• LONG (*1)
• LONG RAW (*1)
• Media types
• Spatial types(制限あり)
一部制限のある機能
• Oracle XML DB
• Oracle Text
• Oracle Spatial and Graph
• Oracle Flashback
使用できない機能
• Oracle Real Application Testing
• Oracle OLAP
• Oracle R capabilities of Oracle Advanced Analytics
• Oracle Industry Data Models
• Oracle Tuning Pack
• Oracle Database Lifecycle Management Pack
• Oracle Data Masking and Subsetting Pack
• Oracle Cloud Management Pack for Oracle
Database
• Oracle Multimedia
• Java in DB
• Oracle Workspace Manager
最新情報はマニュアルを参照ください
*1 : ADWでHCC圧縮を使用する場合はサポートされない
47 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseのデータロード・連携
移行に際しての事前検証ツール
スキーマ・アドバイザ (MOS Note: 2462677.1)
PL/SQLで実装されたOracle 10.2以上で動作する非常に軽いパッケージ
• 既存DBにインストール
• データタイプといった各種制限に抵触しないかを移行前に確認可能
実施の流れ
• パッケージをダウンロード
• 既存DBに一時的にスキーマを作成し、権限付与
(スキーマ作成は任意)
• 作成したスキーマ内にパッケージをインストール
• 調査対象用のスキーマに対して、実行
• スキーマを削除
SQL> exec adw_advisor.report (‘SH’) ;
Autonomous Databaseのデータロード・連携
まとめ:データロード・連携イメージ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates48
ソースDB
対象
利用フェーズ
追加で必要な
ライセンス / サービス
補足
他社
Oracle DB
(*1)
データ
ロード(*3)
連携
SQL*Loarder
SQL Developer
SQL Developer Web
APEX
〇 〇
表データ
(CSV等のフラットファイル)
△(少量) - - -
DBMS_CLOUD
(DATA_COPY)
〇 〇
表データ
(CSV等のフラットファイル)
〇 - • Object Storage
• ソースがOracle DBの場合は性能/作業工数の観点
からData Pumpを推奨
• S3、Azure Blob Storage対応
DBMS_CLOUD
(外部表)
〇 〇
表データ
(CSV等のフラットファイル)
〇 - • Object Storage
• ロードする際に簡易なETL処理が可能
• ソースがOracle DBの場合は性能/作業工数の観点
からData Pumpを推奨
• S3、Azure Blob Storage対応
Data Pump -
〇
(11.2.0.4+)
スキーマ、表、その他オブジェクト 〇 - • Object Storage • S3、Azure Blob Storage対応
GoldenGate
〇
(*2)
〇
(11.2.0.4+)
(*2)
表、その他オブジェクト、
DDL・DML操作
△(少量) リアルタイム
• GoldenGateライセンス
(ソース/ターゲットの合計コア数に課金)
• Compute、Block Storage
• データベース移行時のダウンタイムを極小化したい場合
に利用。初期データの移行はData Pumpとの併用を
推奨
GoldenGate on
Marketplace
〇
(*2)
〇
(11.2.0.4+)
(*2)
表、その他オブジェクト、
DDL・DML操作
△(少量) リアルタイム
• GoldenGateライセンス
(2020末までUC契約者無償提供中)
• Compute、Block Storage
• 同上
DB Link 〇
〇
(11.2.0.4+)
表 △(少量) 実行時 -
• MVIEWと組み合わせた基本レプリケーションが可能
• Walletファイルの考慮が必要
• 他社DBの場合はOracle Database Gatewayが必要
サポート対象DBはマニュアルを参照のこと
Data Sync 〇 〇 表 △(少量) 実行時 - -
*1 : 括弧内はサポートされる最低バージョン
これよりも古いバージョンのサポート可否は都度確認が必要
*2 : 利用製品/バージョン/OS等、ソースDBのサポート可否は都度確認が必要
*3 : 括弧内は対象となるデータサイズ
49
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
Autonomous Databaseの作成、接続、操作
プロビジョニングの手順は?データベースへの接続や操作はどうやってできますか?
デプロイメント、サイズなど最小限の指定でインスタンスが数分で作成されます。インスタンス作成後
すぐに付属のWebツールから操作可能です。クライアントからは、ウォレットをダウンロードし、クライア
ントにあわせた編集することでセキュアなアクセスができます。
Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続
インスタンス作成は数分で完了
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates50
入力項目は最小限
• ワークロードタイプ
• デプロイメントタイプ
• 表示名
• DB名
• CPUコア数
• ストレージサイズ
• 管理者パスワード
• ライセンスタイプ
数分で完了
• 作成時間はサイズ依存
サービス・コンソールから
『インスタンスの作成』をクリック
Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続
Sharedは2つのエンドポイント
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates51
利用者
Internet
ap-tokyo-1
AD1
Fast
Connect
VPN
DRG
既存認証
システム
分析者
事業会社
運用管理者
ADB
SGW
Public Segment
IGW
Private Segment
ADB
Compute
Compute
Private Segment
プライベート・エンドポイント
(仮想クラウド・ネットワーク=
Public IPを持たないプライベートアクセス
あらかじめVCN作成が必要
パブリック・エンドポイント
(すべての場所からのセキュアアクセス
を許可=
Public IPを持つ)
プロビジョニング後の変更可能
Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続
インスタンスを作成後すぐに利用可能
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates52
機械学習アナリティクス ※1
Notebook
ビジネスインテリジェンス
Oracle Analytics Desktop
Webアプリ開発 ※1
Application Express : APEX
API開発 ※1
Oracle Rest Data Services
簡易データ操作 ※1
SQL Developer Web
Service Console
SQL Monitor / Performance Hub
※1 2020/8 プライベートエンドポイントでは今後対応予定
Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続
クレデンシャル・ウォレットのダウンロード
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates53
インスタンス・ウォレット
• 特定のインスタンスの資格証明のみが記載
• アプリケーションからの接続はこちらの利用を推奨
リージョナル・ウォレット
• 選択されたリージョン内の全てのインスタンスの資格証
明が記載
• 他のインスタンスへの接続時も利用できるため、主に管
理目的での利用に限定ください
① インスタンス詳細ページで
「DB接続」 をクリックしてください
② ウォレット・タイプを選択ください
③ 「ウォレットのダウンロード」をクリックしてくださ
い
④ ウォレットのパスワードを設定します
⑤ 「ダウンロード」を押してウォレットをダウンロー
ドします
①
②
③
④
⑤
Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続
SQL*Plus(OCI)での接続イメージ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates54
⑤ 展開後のcredential.zip 内にある
cwallet.sso を任意の場所に配置
(例えば、 $OH/network/admin配下にコピーし
ます)
⑥ sqlnet.ora を編集
(⑤でcwallet.ssoを配置した場所を指定します)
⑦ tnsnames.ora を編集
(展開後のcredential.zip 内の tnsnames.ora
から、接続先のサービスへの接続情報を転記しま
す)
⑧ 接続サービスを指定して接続
$ cat sqlnet.ora
WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file) (METHOD_DATA =
(DIRECTORY=“?/network/admin”)))
SSL_SERVER_DN_MATCH=yes
⑥
$ cat tnsnames.ora
ADW_high = (description=
(address=(protocol=tcps)(port=1522)
(host=adwc.uscom-east-1.oraclecloud.com))
(connect_data=(service_name=XXXX))
(security=(ssl_server_cert_dn="CN=XXXX")))
⑦
$ sqlplus admin/XXXXXX@ADW_high
⑧
接続情報を編集し、インスタンスに接続
OCIコンソールでAutonomous Database
を見てみよう
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates55
56 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates
最新情報や詳細情報のご紹介
マニュアル
• ADW : https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/autonomous-data-warehouse-cloud/index.html
• ATP : https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/atp-cloud/index.html
技術詳細資料
• 「Autonomous Database 技術詳細」で検索
サービス・アップデート
• 「 Autonomous Database サービスアップデート」で検索
ハンズオンラボ
• 「Autonomous HOL」で検索
FAQ for Autonomous Database
• https://www.oracle.com/database/technologies/datawarehouse-bigdata/adb-faqs.html
• (日本語) https://www.oracle.com/jp/database/technologies/datawarehouse-bigdata/adb-faqs.html
触ってみよう!Oralce Cloud ハンズオン・ラボのご紹介
「OCI HOL」もしくは 「ADB HOL」で検索してください
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Oracle Autonomous Database 技術情報(Oracle Cloudウェビナーシリーズ: 2020年8月20日)

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Oracle Autonomous Database 技術情報(Oracle Cloudウェビナーシリーズ: 2020年8月20日)

  • 1. Oracle Autonomous Database 技術情報 2020年08月20日 クラウド事業戦略統括 データベースソリューション部 嵐 由香 Oracle Cloud ウェビナー プロフェッショナルシリーズ
  • 3. 1. はじめに 2. 技術詳細 Agenda Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates3
  • 4. Autonomous Databaseを構成するテクノロジー Oracle Database + Exadata + AI/機械学習による自律化 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates4 Autonomous Database Automated Data Center Operations and Machine Learning Complete Infrastructure Automation Complete Database Automation Oracle Cloud
  • 5. 以下のポイントでお話ししています 1. オラクルのクラウドやAutonomous Databaseとは何か 2. どんな活用をされているのか 3. どのくらいの費用で利用できるのか 4. 今のオンプレミスのデータベースをどうし たらいいのか ファンデーションシリーズ Autonomous Database最新情報 5 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Oracle Cloudウェビナーシリーズは 以下のURLから過去の録画をご覧いただけます https://go.oracle.com/LP=95899
  • 6. 1. 最適化はどのようにされているのでしょうか? 2. スケーリングはどのようにに行うことができるのか?データベースの停止は必要? 3. 可用性はどれくらいなの? 4. バックアップとリストアはどうなっているの? 5. セキュリティが心配です。Autonomous Databaseのセキュリティはどうなっていますか? 6. どのバージョンが利用できるのでしょうか。またパッチ適用やアップグレードはどうなるのでしょうか。 7. 稼働状況の監視はできますか? 8. データの移行や連携はどのようにできますか?注意点はありますか? 9. プロビジョニングの手順は?データベースへの接続や操作はどうやってできますか? プロフェッショナルシリーズ 本日のセミナーは以下を技術的な側面からお伝えします Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates6 ? ?
  • 7. Autonomous Databaseのデプロイメント Shared(共有)かDedicated (専有)かを選択 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates7 ORACLE AUTONOMOUS DATABASE Dedicated Infrastructure (Public Cloud, Cloud@Customer) Shared Infrastructure (Public Cloud) シンプル 設定・運用ポリシーの標準化 カスタマイズ可能 設定・運用ポリシーの策定 今日のセミナー内容は 主にSharedを対象にしています
  • 8. 1. はじめに 2. 技術詳細 Agenda Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates8
  • 9. 9 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの最適化 最適化はどのようにされているのでしょうか? データベースの最適化とは、そのデータベースに割り当てられたリソースを最適に使用するこ とです。Autonomous Databaseの最適化はサービス、システム、アプリケーションスキーマ レベルの3つのレベルで行われています。
  • 10. Autonomous Databaseの最適化 ワークロードに最適化されたサービスを選択 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates10 行型フォーマット列型フォーマット インデックス作成データ集計を作成 I/O削減のためデータキャッシュメモリ上で結合、集計 オプティマイザ統計をリアルタイムで更新し、実行計画の劣化を予防 AUTONOMOUS DATABASE Autonomous Transaction Processing (ATP)Autonomous Data Warehouse (ADW) OLTPおよび混合ワークロードに最適化: • トランザクション、バッチ、レポーティング、IoT • アプリケーション開発、機械学習 すべてのデータ分析処理に最適化: • データウェアハウス、データマート • データレイク、機械学習
  • 11. 11 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates | Autonomous Databaseの最適化 New! Autonomous JSON Database (AJD) JSON中心のアプリケーション開発のためのクラウドドキュメントデータベースサービス 2020/8
  • 12. Autonomous Databaseの最適化 ワークロードに最適化された設定 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates12 ADW ATP メモリ設定 集計・ソート処理を優先する設定(SGA < PGA) データのキャッシュを優先する設定(SGA > PGA) 圧縮 有効(列圧縮形式(HCC)、表毎に無効化可能) 無効(表毎に圧縮設定可能) Result Cache 全てのSQLに有効(ヒントで無効化可能) デフォルトのまま Cacheは無効) ヒント 無効(セッション単位で有効化が可能) デフォルトのまま パラレル処理 接続サービス毎に選択可能 ・High : 自動的にパラレル処理 ・Medium : 自動的にパラレル処理 ・Low : 無効 接続サービス毎に選択可能 ・TPURGENT : 手動で設定 ・TP : シリアル処理 ・High : 自動的にパラレル処理 ・Medium : 自動的にパラレル処理 ・Low : 無効
  • 13. Autonomous Database の最適化 事前定義の接続サービス Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates13 インスタンス作成時点で、接続サービスが複数定義されている • リソース・マネージャのコンシューマ・グループにマッピングされ、 同時実行性や並列処理等を制御 インスタンス接続時に、接続サービスを選択するだけでリソースコントロールが可能 接続サービス platform 概要 パラレル制御 同時実行 セッション数 リソース割り当て (SHARES*2) TPURGENT ATP only 最も優先度の高い処理向け 手動設定 300 x OCPUs 12 TP ATP only 汎用的な処理向け シリアル 300 x OCPUs 8 HIGH ADW/ATP 大量データを扱う処理向け 自動 3 4 MEDIUM ADW/ATP 大量データを扱いつつも、 同時実行数も多い処理向け 自動 1.25 x OCPUs 2 LOW ADW/ATP 優先度が低い処理向け シリアル 300 x OCPUs 1 *1 : 同時に接続できるセッション数はOCPUに比例し、OCPU辺り300セッション *2 : サービス間でのCPU配分の相対的な優先度を示す。デフォルト値からの変更は可能 *3 : 5分以上アイドル状態の続くセッションは自動的に切断される
  • 14. 熟練したエンジニアによる索引チューニングが、24 x 365 休みなく行うことと同等の機能 自動索引を作成する手順は、これまでのSQLチューニン グのアプローチと同様 • 新たなSQL実行計画と索引の特定 • 本番環境の外で評価/検証 • 一度実行し確認 • もし遅ければ、元の実行計画に戻す 一連のプロセスに DBA は介在する必要なく、全自動で 実行 チューニング内容はレポーティングされる Autonomous Databaseの最適化 SQL最適化機能 例:自動索引作成 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates14 Capture Identify VerifyDecide Monitor
  • 15. 15 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのスケーリング スケーリングはどのようにに行うことができるのか?データベースの停止は必要? Autonomous Databaseには、顧客が必要なリソースに対してのみ支払うことを保証す るために、アプリケーションとビジネスのニーズを満たすために、システムリソースをオンラインで 即座にスケーリングする機能が含まれています。 スケーリングは、クラウドユーザーインターフェースまたはREST API(スクリプト)を介して手 動で実行するか、組み込みの自動スケール機能を使用して自動化できます。
  • 16. 16 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのスケーリング オンラインでリソースをスケールアップ・ダウン可能 システム負荷の増減に対し、オンラインで柔軟に変更可能 • OCPU/ストレージをそれぞれ個別に増減可能 • OCPUを増やすことで性能向上を実現 変更方法 • Auto Scaling • 負荷が予測できない場合や、突発的な負荷増に対応したい場合に有用 • 最低限のコストで対応できる • セッション数やメモリサイズはベースOCPUに紐づくため変化しない • Manual Scaling (GUI/ocicli/RestAPI) • システムの負荷状況がある程度把握できる場合に有用 • セッション数やメモリ数をAuto Scalingに比べて多く確保できる 4 Elapsed OCPU168
  • 17. 17 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの可用性 可用性はどれくらいなの? 2020/8 現在、SLA 99.95%です。 Autonomous DatabaseはExadata上でMAAに準拠した設計が行われており、 将来的には99.995%のSLAを担保するよう開発が進められています。
  • 18. 18 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの可用性 Maximum Availability Architecture(MAA)を基に設定 Real Application Clusters • データベース処理能力のリニアなスケールアウトを実現 • 複数サーバー構成で、サーバー障害の影響を極小化(ほぼゼロ) • ローリングパッチ適用により、オンラインでメンテナンスを実施 Active Data Guard (*1) • 全てのコンポーネントがActiveなStandby Databaseを提供 • クラスタ障害、リージョン障害時のRTO/RPOの極小化(数秒) • データ破損から無停止かつ確実な復旧 Flashback Technology • Flashback Databaseを始めとする様々なFlashback機能で、 ユーザー・エラー(誤ったデータ更新)からの高速復旧を実現 Online Redefinition • ユーザー・ワークロード実行中に、オンラインで表定義や索引定義の変更可能 + Primary Standby Time(SCN) Flashback Database Real Application Clusters Active Data Guard *1 : ADBではAutonomous Data Guardを採用 https://www.oracle.com/jp/database/technologies/high-availability/maa.html
  • 19. 19 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの可用性 Autonomous Data Guard~AD間での高可用性構成のサポート スタンバイ・データベースの作成が可能に • コンソールからのクリック操作で簡単に構成可能 • スタンバイ側も同一構成、OCPUのスケールアップ等の操作はスタンバイ側にも適用される • 最小限のダウンタイムでフェイルオーバー、スイッチオーバーが可能 • 自動フェイルオーバー時、RTO:2分、RPO:0分 • 手動フェイルオーバー時、RTO:2分、RPO:最大5分 • フェイルオーバー、スイッチオーバー後、アプリの修正は不要 • データベースに接続するために接続文字列は変更不要。APEX、SDW、OML Notebookも対応 • フェイルオーバー完了後は自動的に新規スタンバイを作成 ADB-S のみ
  • 20. 20 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの可用性 サーバエラーやタイムアウト、およびメンテナンスを隠蔽 Application Continuityの有効化が可能 • セッション切断の影響を受ける進行中の処理を自動回復 • アプリからは処理がわずかに遅れたようにみえる • 接続サービス毎に有効化するだけで、アプリからは透過的に利用できる * 要件 • Oracle Client software version 18.3 (or higher). Request Errors/Timeouts hidden BEGIN DBMS_CLOUD_ADMIN.ENABLE_APP_CONT( service_name => ‘adb1_high.adwc.oraclecloud.com‘ ); END; / SELECT name, failover_restore, drain_timeout FROM v$services; NAME FAILOVER_RESTORE DRAIN_TIMEOUT ---------------------------------- ----------------- ------------- adb1_high.adwc.oraclecloud.com LEVEL1 300 * ADB-Shared は Failovertype =TRANSACTION(透過的Application Continuity (TAC) は未対応) ADB-Dedicated は Failovertype = AUTO(TACに対応済)
  • 21. 21 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのバックアップとリストア バックアップとリストアはどうなっているの? Autonomous Databaseが作成されるとバックアップが自動的に構成されます。また必要 に応じて手動でバックアップを任意のオブジェクトストアに取得できます。保管期間は60日 です。期間内の任意の時点にリストアできます。
  • 22. 22 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのバックアップとリストア オンラインで自動的に取得され、任意のタイミングにリカバリ可能 バックアップ • 自動バックアップ • インスタンス構成時にデフォルトで有効化され、無効化はできない • オブジェクトストアに出力される(課金対象外) • 週次でフルバックアップ、日次で増分バックアップ • インスタンスが停止している場合、増分バックアップは取得されない • 手動バックアップ • 事前に用意したオブジェクトストア上のバケットに出力(追加費用が発生) • 保管期間は60日 • オンラインで取得可能 • 取得したバックアップは、ADBのリストアのみに利用可能 • 特定時点にリストア可能 • ユーザ自身でGUI/APIを介して実施
  • 23. 23 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのバックアップとリストア インスタンスの複製 複製方法 • クローン・タイプの選択 • データベース全体の複製 • データベースのメタデータのみの複製 • ソースの選択 • 実行中インスタンスからの複製(ソースは無停止) • バックアップからの複製 (任意のタイミング/バックアップリスト) • クローン先の構成 • コンパートメントの指定(コンパートメント跨ぎが可能) • OCPU/ストレージのサイズ指定可能 利用例 • 特定時点のデータを利用した開発環境の作成 • 人為的ミスに伴うデータロストへの対応(*1) 等 *1 : フラッシュバック・テーブルによる過去データへの参照も可能です
  • 24. 24 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのセキュリティ セキュリティが心配です。 Autonomous Databaseのセキュリティはどうなっていますか? セキュリティファーストのOracle Cloud Infrastructure(OCI)の基盤に基づいて構築されて おり、仮想マシン、O / S、ドライバ、Exadataストレージ、Oracle Clusterware、Real Application Clusters、Oracle Databaseなど、 各レベルでのセキュリティのベストプラクティスを使用して保護されています
  • 25. Autonomous Databaseのセキュリティ プロビジョニング直後から強固に保護され、安心して利用できる Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates25 バックアップを含む全てのデータを暗号化 (Transparent Data Encryption) 特権ユーザ・Oracle運用者から 顧客データへのアクセスをブロック(Database Vault) DB 全ての通信を暗号化 (Advanced Security) 監査ログを保管 (OCI Audit / Unified Audit) 特定の通信のみを許可 (Network ACL) 27001 : 27017 : 27018 国際的コンプライアンス標準に対応(一部抜粋) ・・・ 常に最新のセキュリティパッチで保護 特定のユーザのみを許可 (デジタル証明書/パスワード認証) ※ 主要な機能を抜粋
  • 26. 26 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのセキュリティ Network ACLによるアクセスコントロール ADBに対して指定されたクライアントからの接続のみを許可 • IPアドレス、およびCIDR、VCN、VCN(OCID)で指定 • インスタンスの作成時、もしくは作成後にオンラインで設定可能 • 複数のルールを組み合わせた設定が可能 • リストにない接続ソースからのアクセスは拒否 • ORA-12506: TNS:listener rejected connection based on service ACL filtering • 定義情報は直接インスタンス内に格納されるため、 セキュアかつ、自動でバックアップされる • サービスコンソールはACLの制御対象外 • 顧客データを一切公開しないため必ずしも不要
  • 27. 27 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのセキュリティ セキュアな接続方式 Credential Walletを利用した証明書認証・SSL暗号化接続 • 様々な言語/ドライバに対応し、 他クラウド・サービスや製品からも接続可能 • クライアント要件(一部抜粋* ) • Oracle Call Interface (OCI)、ODBCまたはJDBC OCI • Oracle Database Client 11.2.0.4 以上 • Oracle Instant Client 12.1.0.2 以上 • HTTPプロキシを利用する場合、Oracle Client 12.2.0.1 以上 • JDBC Thin • JDKがバージョン8 (8u161以上)である場合、追加の準備は不要 • JDKバージョン8 (8u161より前)を使用している場合、 JCEポリシー・ファイルの更新が必要 特記事項 • データベースへの接続のみを許可(OSログイン不可) • デフォルトポート:1522 (変更不可) 対応言語とドライバ Wallet/Keystore Encrypted SSL Wallet/Keystore SQL*Net TCP/IP 接続元 鍵ファイルのダウンロード (鍵を持っているクライアントのみADBにアクセス可能) ADB
  • 28. 28 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのセキュリティ データベース・ユーザー ユーザー • 管理者ユーザー:admin (デフォルト作成済) • アプリユーザー:任意に作成可能 パスワード管理 • デフォルトプロファイルによる以下のパスワード管理または別にユーザ・プロファイルを作成しユーザに付与することでカスタ ム可能 • 少なくとも一つの大文字、小文字、数字を含む12以上、30文字以内 • usernameを含めることは不可 • 直前4つとは別のパスワードであること • 24時間以内に利用されたパスワードは不可 • 二重引用符(“)は使用不可 • その他 • 同じパスワードを認証に使用できる日数:360日 • 指定のログイン試行の連続失敗回数後にアカウントがロックされる日数:1日 • 現在のパスワードを再利用できるようになるまでに必要なパスワードの変更の回数:4回 • パスワードを再使用できなくなるまでの日数:1日
  • 29. 29 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのセキュリティ 監査 インスタンス操作に対する監査ログ(OCI Audit機能) • APIやGUIコンソールで検索。CASBを併用しレポーティング可能 • ログ保持期間は90日、最大365日まで設定可 データベース内の操作に対する監査ログ • Oracle Database の統合監査機能を利用可能 • 従来の標準監査は利用不可。 • 統合監査モードのみが使用可能。混合モードは不可 • UNIFIED_AUDIT_TRAILビューを参照し確認 • 監査内容に関してはデフォルトで設定済み • ただしユーザ側で監査項目(ポリシー)を有効化する必要がある • ログ保持期間は30日 • コマンドベース、もしくはData Safeを利用
  • 30. 30 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのセキュリティ Oracle Data Safe との連携でより高いデータセキュリティを実現 統合されたデータベースセキュリティ管理サービス • Sensitive Data Discovery (機密データの発見) • Data Masking (データ・マスキング) • Activity Auditing (アクティビティの監査) • Security Assessment (セキュリティ構成の評価) • User Assessment (ユーザーのリスク評価) 多層防御の最も重要なデータ・セキュリティ対策に 短時間でセキュリティ・リスクを軽減、専門知識は不要 ADBを含む、全てのOracle Cloud Databasesで無料で利用可能(*) *: 監査機能は100万レコード/月まで無償、その他の機能は無償
  • 31. 31 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのパッチ適用とアップグレード どのバージョンが利用できるのでしょうか。またパッチ適用やアップグレードはどうなるので しょうか。 バージョンはOracle Cloud上の最新バージョンが提供されます。またパッチ適用、アップグ レードともにオラクル社が実施します。パッチ適用は基本的にサービス停止はありません。 アップグレードは10分程度ダウンタイムが想定されます。
  • 32. 32 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのパッチ適用とアップグレード パッチは自動適用 オラクル社にて自動適用 • お客様作業は不要 全てのコンポーネントが対象 • Firmware, OS, Hypervisor, Clusterware, Database 事前定義されたメンテナンス・ウィンドウにて実施(緊急時を除く) • メンテナンスウィンドウはGUIから確認可能 アプリケーション(既存セッション)への影響 • 多くのパッチはオンラインで適用できるため影響なし • オンライン適用不可のパッチは、RACのローリングアップグレードで適用されるため影響なし • 一部、長時間かかる処理については瞬断の可能性があるが、Application Continuityを利用することで、処理を継続可能 (どうしてもサービス停止が必要となるメンテナンスについては、事前に通知の上で実施)
  • 33. 33 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのパッチ適用とアップグレード 既存18cインスタンスの19cへのアップグレード方法 自動アップグレード • オラクル社のタイミングで実施(2020/9から順次実施) • 事前通知済(メール / バナー / イベント通知。右) • 18cインスタンスを保有されているテナントが対象、管理者アカウント宛 • お客様によるタイミングの変更は不可 • 最小限のダウンタイムで実施される。最大10分のダウンタイムを予定 • ユーザーのタイミングで実施 • 上記オラクル社による一斉アップグレードの前に、顧客のタイミングで実施可能 • クリックするだけでアップグレードが完了。ダウンタイムは最小限 • 数十分でアップグレードが完了(2020/5時点の実績値) • アップグレード進行中もデータベースはオンラインだが、最後に再起動が生じる • アップグレード後も既存のウォレットを利用可能
  • 34. 34 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの監視 稼働状況の監視はできますか? リソースの使用状況を簡単に評価し、リソースの使用率が非常に高いアプリケーションや SQLステートメントなどの問題に対処するために必要なツールが含まれています。また統合 運用分析SaaSであるOracle Management CloudやEnterprise Managerも利用で きます。
  • 35. 35 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの稼働監視 サービスコンソールとパフォーマンスハブ 稼働状況の把握 • SQL実行数 • 平均レスポンスタイム • 接続サービス毎の負荷状況 等 • リアルタイムSQL監視 • ASH分析 • AWRレポート
  • 36. 36 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの稼働監視 OCI Monitoring for ADB OCI Compute インスタンス等と同様にメトリック監視、アラート通知 可能 • OCI Notificationを併用 利用例 • CPU使用率が70%を超えるとメール通知 • ストレージ使用率が90%を超えるとSlackに通知 監視項目(一部抜粋) • CPU Utilization / Storage Utilization / Sessions / Failed Connections / Transaction Count …
  • 37. Oracle Enterprise Manager • 複数インスタンスの一元監視・通知設定 • ワークロードの監視 • 管理タスク(スキーマ、オブジェクト、プログラム管理)の 実施 • マーケットプレースのEMはCompute費用で利用可 Oracle Management Cloud • 複数インスタンスの一元監視・通知設定 • ワークロードの監視 • 監査ログの分析、初期化パラメータ管理、データロード • ADBを監視する範囲内でOMCは無償 Autonomous Databaseの稼働監視 Oracle Enterprise ManagerとOracle Management Cloud(OMC) Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates37
  • 38. 38 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのデータロード・連携 データの移行や連携はどのようにできますか?注意点はありますか? DBMS_CLOUDパッケージによりオブジェクトストア上の各フォーマットのデータをロードできます。 またOracleのData Pumpユーティリティの利用やデータベースリンクの利用、 GoldenGateのター ゲットとしての連携もできます。 Autonomous Databaseはオラクル社によるベストプラクティスをベースに事前構成済みであるため、 移行前の環境との差異、影響をチェックするようにしてください。
  • 39. Autonomous Databaseのデータロード・連携 データロード・連携イメージ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates39 On-Premise / Local Disk OCI Object Storage Autonomous Database Dump CSVなど S3 / Azure CSVなど CSVなど DB Link (INSERT/UPDATE) GoldenGate OCI Console (GUI) OCI CLI REST API Expdp Impdp/dbms_datapump RedShift DBMS_CLOUD DBMS_CLOUD Dump Impdp/ dbms_datapump Data Sync(OAC‘s Option) Oracle Database Other SQL Developer SQL*Loader(*) Dump データ移行 データリンク ELT連携(Bulk Load) リアルタイム・レプリケーション * : SQL Developerでの操作が可能 3rd Party 外部表 DBMS_CLOUD
  • 40. 40 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのデータロード・連携 DBMS_CLOUDパッケージ Autonomous Database 固有のパッケージ Object Store 上のファイルにアクセスするためプロシージャ • DBMS_CLOUD.COPY_DATA • Autonomous Database(ADB)へのデータロード • DBMS_CLOUD.CREATE_EXTERNAL_TABLE • Object Store 上のファイルを外部表として参照 対応フォーマット • Text(CSV、TSV等)、JSON、XML、Parquet、Avro、ORC、Data Pump(*1) 対応ソース • Oracle Cloud Infrastructure Object Storage • Oracle Cloud Infrastructure Object Storage Classic • AWS S3 • Azure Blob Storage *1 : 外部表でORACLE_DATAPUMPアクセスドライバを利用しエクスポートした ダンプファイルが対象(expdpコマンドで出力したダンプファイルは対象外)
  • 41. begin DBMS_CLOUD.create_credential ( credential_name => 'OBJ_STORE_CRED', username => '<your username>', password => '<your Auth Token>' ) ; end; / CREATE TABLE CHANNELS ( xxxx ) ; BEGIN DBMS_CLOUD.COPY_DATA( table_name =>'CHANNELS', credential_name =>’OBJ_STORE_CRED', file_uri_list =>'https://swiftobjectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/v1/adwc/adwc_user/channels.txt', format => json_object('delimiter' value ',') ); END; / select table_name,status,rows_loaded,logfile_table,badfile_table from user_load_operations; 例:Object Storage上のJSONファイルをロードする Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates41 ①資格証明の登録(オブジェクトストアのユーザ名とトークンが 必要) ②ロード先の表の作成 ④ロード結果の確認 ③データをロードする
  • 42. 42 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのデータロード・連携 Data Pump Oracle DatabaseからAutonomous Databaseへの移行 Autonomous Databaseでも使い慣れたData Pumpを利用できる 手順イメージ • データをダンプファイルにエクスポート(①) • オブジェクトストレージにダンプファイルをアップロード(②) • GUI / OCICLI / Rest API 等で実施 • OCI / OCI Classic / S3 / Azure に対応 • ADBに資格証明の登録(③) • ADBにインポート(④) オブジェクトストア ダンプ ファイルOracle Database ダンプ ファイル ① エクスポート (expdp) ② アップロード ④ インポート (impdp) ローカルディスク等 impdp admin/password@ADWC1_high directory=data_pump_dir credential=def_cred_name ¥ dumpfile= https://objectstorage.us-ashburn-1.oraclecloud.com/n/adwc/b/adwc_user/o/export%u.dmp ¥ parallel=16 ¥ partition_options=merge ¥ transform=segment_attributes:n ¥ transform=dwcs_cvt_iots:y transform=constraint_use_default_index:y ¥ exclude=index,cluster,indextype,materialized_view,materialized_view_log,materialized_zonemap,db_link impdp実行例 ③資格証明の登録
  • 43. • 1. Autonomous Database間 • 相手先の資格証明を登録後、 DBMS_CLOUD_ADMINパッケージ を使って作成 • CREAE_DATABASE_LINK • DROP_DATABASE_LINK 2-1. ADBから他のOracle DBを参 照 • 相手先の資格証明を登録後、 DBMS_CLOUD_ADMINパッケージ を利用して作成 • リモートDBのバージョンはADBバージョ ンに接続可能なバージョン • リモートDBのポートに制限あり • リモートDBの認証方式の変更必要 • リモートDBがプライベートセグメントの 場合はConnection Manager経由 2-2. Oracle DBからADBを参照 • Oracle DBからADBに接続できるよう に構成し、従来通りの手順で作成 • DBLINK先であるADBではパラレル処 理が利用できない • ローカルDBのバージョンはADBバー ジョンが接続可能なバージョン Autonomous Databaseのデータロード・連携 DB Linkを利用したデータ連携 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates43 SQL 実データ ローカル Autonomous Database リモート Oracle Database SQL 実データ リモート Autonomous Database ローカル Oracle Database SQL 実データ ローカル Autonomous Database リモート Autonomous Database ※1 2020/8 プライベートエンドポイントでは今後対応予定 ※1 ※1
  • 44. 44 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのデータロード・連携 GoldenGateを利用したデータベース移行 GoldenGateを利用することでアプリケーションの停止を極小化できる 移行イメージ • GoldenGateのセットアップ(①) • マーケットプレイスの仮想マシンイメージを利用 • 既存Oracle DatabaseとADBにそれぞれ接続し、初期設定 • GoldenGateユーザーやロール付与など • トランザクションをキャプチャ(extract) • Data Pumpによる初期データ移行( ② ) • GoldenGateによる追いつき処理・同期(replicat)( ③ ) • (アプリケーションの停止) • (アプリケーションの接続先を切り替え) • (アプリケーションの再開) Oracle Database ② 初期データ移行 (expdp / impdp) GoldenGate ① セットアップ ③ 差分の追いつき処理・同期 Application 最後に切り替え
  • 45. 45 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのデータロード・連携 移行に伴う留意事項 データベース構成 パラメータ(init.ora) • 事前に設定済 • 一部、ユーザによる変更が可能 (e.g. NLS関連) 表領域管理 • 事前に定義済 • ユーザによる作成/変更/削除は不可 • クオータ設定が可能 • HCC圧縮が設定済み(ADWのみ) パラレル度 • 接続するサービスに依存 • HIGH/MEDIUMであれば自動設定される • DMLのパラレル実行無効化は可能 オプティマイザの統計情報収集 • ダイレクト・ロード実行時は自動収集 • ユーザーによる統計情報収集も可能 Optimizer hints(ADWのみ) • デフォルトではヒントは無視される • 明示的に有効化可能 Result cache(ADWのみ) • Result cache はデフォルトで全クエリに有効
  • 46. 46 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのデータロード・連携 移行に伴う留意事項 制限されているデータベース操作&機能 サポートしていないデータ型 • LONG (*1) • LONG RAW (*1) • Media types • Spatial types(制限あり) 一部制限のある機能 • Oracle XML DB • Oracle Text • Oracle Spatial and Graph • Oracle Flashback 使用できない機能 • Oracle Real Application Testing • Oracle OLAP • Oracle R capabilities of Oracle Advanced Analytics • Oracle Industry Data Models • Oracle Tuning Pack • Oracle Database Lifecycle Management Pack • Oracle Data Masking and Subsetting Pack • Oracle Cloud Management Pack for Oracle Database • Oracle Multimedia • Java in DB • Oracle Workspace Manager 最新情報はマニュアルを参照ください *1 : ADWでHCC圧縮を使用する場合はサポートされない
  • 47. 47 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseのデータロード・連携 移行に際しての事前検証ツール スキーマ・アドバイザ (MOS Note: 2462677.1) PL/SQLで実装されたOracle 10.2以上で動作する非常に軽いパッケージ • 既存DBにインストール • データタイプといった各種制限に抵触しないかを移行前に確認可能 実施の流れ • パッケージをダウンロード • 既存DBに一時的にスキーマを作成し、権限付与 (スキーマ作成は任意) • 作成したスキーマ内にパッケージをインストール • 調査対象用のスキーマに対して、実行 • スキーマを削除 SQL> exec adw_advisor.report (‘SH’) ;
  • 48. Autonomous Databaseのデータロード・連携 まとめ:データロード・連携イメージ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates48 ソースDB 対象 利用フェーズ 追加で必要な ライセンス / サービス 補足 他社 Oracle DB (*1) データ ロード(*3) 連携 SQL*Loarder SQL Developer SQL Developer Web APEX 〇 〇 表データ (CSV等のフラットファイル) △(少量) - - - DBMS_CLOUD (DATA_COPY) 〇 〇 表データ (CSV等のフラットファイル) 〇 - • Object Storage • ソースがOracle DBの場合は性能/作業工数の観点 からData Pumpを推奨 • S3、Azure Blob Storage対応 DBMS_CLOUD (外部表) 〇 〇 表データ (CSV等のフラットファイル) 〇 - • Object Storage • ロードする際に簡易なETL処理が可能 • ソースがOracle DBの場合は性能/作業工数の観点 からData Pumpを推奨 • S3、Azure Blob Storage対応 Data Pump - 〇 (11.2.0.4+) スキーマ、表、その他オブジェクト 〇 - • Object Storage • S3、Azure Blob Storage対応 GoldenGate 〇 (*2) 〇 (11.2.0.4+) (*2) 表、その他オブジェクト、 DDL・DML操作 △(少量) リアルタイム • GoldenGateライセンス (ソース/ターゲットの合計コア数に課金) • Compute、Block Storage • データベース移行時のダウンタイムを極小化したい場合 に利用。初期データの移行はData Pumpとの併用を 推奨 GoldenGate on Marketplace 〇 (*2) 〇 (11.2.0.4+) (*2) 表、その他オブジェクト、 DDL・DML操作 △(少量) リアルタイム • GoldenGateライセンス (2020末までUC契約者無償提供中) • Compute、Block Storage • 同上 DB Link 〇 〇 (11.2.0.4+) 表 △(少量) 実行時 - • MVIEWと組み合わせた基本レプリケーションが可能 • Walletファイルの考慮が必要 • 他社DBの場合はOracle Database Gatewayが必要 サポート対象DBはマニュアルを参照のこと Data Sync 〇 〇 表 △(少量) 実行時 - - *1 : 括弧内はサポートされる最低バージョン これよりも古いバージョンのサポート可否は都度確認が必要 *2 : 利用製品/バージョン/OS等、ソースDBのサポート可否は都度確認が必要 *3 : 括弧内は対象となるデータサイズ
  • 49. 49 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseの作成、接続、操作 プロビジョニングの手順は?データベースへの接続や操作はどうやってできますか? デプロイメント、サイズなど最小限の指定でインスタンスが数分で作成されます。インスタンス作成後 すぐに付属のWebツールから操作可能です。クライアントからは、ウォレットをダウンロードし、クライア ントにあわせた編集することでセキュアなアクセスができます。
  • 50. Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続 インスタンス作成は数分で完了 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates50 入力項目は最小限 • ワークロードタイプ • デプロイメントタイプ • 表示名 • DB名 • CPUコア数 • ストレージサイズ • 管理者パスワード • ライセンスタイプ 数分で完了 • 作成時間はサイズ依存 サービス・コンソールから 『インスタンスの作成』をクリック
  • 51. Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続 Sharedは2つのエンドポイント Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates51 利用者 Internet ap-tokyo-1 AD1 Fast Connect VPN DRG 既存認証 システム 分析者 事業会社 運用管理者 ADB SGW Public Segment IGW Private Segment ADB Compute Compute Private Segment プライベート・エンドポイント (仮想クラウド・ネットワーク= Public IPを持たないプライベートアクセス あらかじめVCN作成が必要 パブリック・エンドポイント (すべての場所からのセキュアアクセス を許可= Public IPを持つ) プロビジョニング後の変更可能
  • 52. Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続 インスタンスを作成後すぐに利用可能 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates52 機械学習アナリティクス ※1 Notebook ビジネスインテリジェンス Oracle Analytics Desktop Webアプリ開発 ※1 Application Express : APEX API開発 ※1 Oracle Rest Data Services 簡易データ操作 ※1 SQL Developer Web Service Console SQL Monitor / Performance Hub ※1 2020/8 プライベートエンドポイントでは今後対応予定
  • 53. Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続 クレデンシャル・ウォレットのダウンロード Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates53 インスタンス・ウォレット • 特定のインスタンスの資格証明のみが記載 • アプリケーションからの接続はこちらの利用を推奨 リージョナル・ウォレット • 選択されたリージョン内の全てのインスタンスの資格証 明が記載 • 他のインスタンスへの接続時も利用できるため、主に管 理目的での利用に限定ください ① インスタンス詳細ページで 「DB接続」 をクリックしてください ② ウォレット・タイプを選択ください ③ 「ウォレットのダウンロード」をクリックしてくださ い ④ ウォレットのパスワードを設定します ⑤ 「ダウンロード」を押してウォレットをダウンロー ドします ① ② ③ ④ ⑤
  • 54. Autonomous Databaseのプロビジョニングと接続 SQL*Plus(OCI)での接続イメージ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates54 ⑤ 展開後のcredential.zip 内にある cwallet.sso を任意の場所に配置 (例えば、 $OH/network/admin配下にコピーし ます) ⑥ sqlnet.ora を編集 (⑤でcwallet.ssoを配置した場所を指定します) ⑦ tnsnames.ora を編集 (展開後のcredential.zip 内の tnsnames.ora から、接続先のサービスへの接続情報を転記しま す) ⑧ 接続サービスを指定して接続 $ cat sqlnet.ora WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file) (METHOD_DATA = (DIRECTORY=“?/network/admin”))) SSL_SERVER_DN_MATCH=yes ⑥ $ cat tnsnames.ora ADW_high = (description= (address=(protocol=tcps)(port=1522) (host=adwc.uscom-east-1.oraclecloud.com)) (connect_data=(service_name=XXXX)) (security=(ssl_server_cert_dn="CN=XXXX"))) ⑦ $ sqlplus admin/XXXXXX@ADW_high ⑧ 接続情報を編集し、インスタンスに接続
  • 56. 56 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 最新情報や詳細情報のご紹介 マニュアル • ADW : https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/autonomous-data-warehouse-cloud/index.html • ATP : https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/atp-cloud/index.html 技術詳細資料 • 「Autonomous Database 技術詳細」で検索 サービス・アップデート • 「 Autonomous Database サービスアップデート」で検索 ハンズオンラボ • 「Autonomous HOL」で検索 FAQ for Autonomous Database • https://www.oracle.com/database/technologies/datawarehouse-bigdata/adb-faqs.html • (日本語) https://www.oracle.com/jp/database/technologies/datawarehouse-bigdata/adb-faqs.html
  • 57. 触ってみよう!Oralce Cloud ハンズオン・ラボのご紹介 「OCI HOL」もしくは 「ADB HOL」で検索してください Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates57