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  1. 経済同友会「教育改革委員会」第3回 先生が忙しすぎる 何が問題か、 企業、社会ができることは何か 2020年10月27日 妹尾 昌俊 教育研究家 合同会社ライフ&ワーク 代表 NPO法人まちと学校のみらい 理事 senoom879@gmail.com https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/ この資料はスライドシェアにアップします。 (妹尾のTwitter、Facebookをチェックしてください。) 各企業、教育委員会、学校等で活用、引用いただくことは 歓迎です。ただし、妹尾の資料であることを明記してくださ い。より詳しくは拙著などもご参照いただけると幸いです。
  2. 自己紹介 妹尾 昌俊 徳島県出身(いなかの公立小中高で育つ)、神奈川県在住。 趣味は歴史もの(戦国うんちく、旅、ゲーム)、サイクリング、海でSUP。 小学生~高校生+0歳児の5人の子育て中~。 全国各地の教育現場を訪問して、講演・研修、取材を行っています。 校長、教育長等のご相談にのったりもしています。 京都大学大学院(行政学)修了後、野村総合研究所を経て、2016年から独立。 2019年から法人化し、ライフ&ワークを設立。 中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」委員、 スポーツ庁と文化庁で部活動ガイドライン検討会議委員、 教育委員会のアドバイザー(横浜市、四日市市、埼玉県、宮崎県など多数) 岐阜市公教育検討会議委員、長野県学校における働き方改革専門家等によ る検討会議委員などを歴任。 Facebook、Twitter、Yahoo!ニュースオーサー(解説記事を書いています)は 妹尾昌俊で検索。 お気軽に感想、メッセージなどお願いします。 1
  3. 【妹尾の著書の紹介】 本を読むのも、書くのも好きです! 2 ぼくの原点。 元気な学校は何が ちがうのか。 ビジョンは思った以上に浸 透していない。 学校の戦略づくりとコミュニ ケーションを考える。 多忙の実態を豊富なデータ で解説。 働き方改革の基本方針と具 体策を提案。 ケースメソッド方式で モチベーションや業務改善 について、とても具体的に 考えられる一冊。 働き方改革の教科 書。学校や教育委員 会が行うべきこと、 中教審答申とその前 後の最新動向を踏 まえて解説。 典型的なマズイ事例 に陥らないために、 どうするか、5大原 則を演習問題付きで 解説。 企業や行政、イノベ ーターたちの失敗と 成功から、学校や教 育行政は何を学べ るか。Google、セブ ンイレブン、スタバ、 佐賀県庁など様々 な事例を分析。 わくわくする学校事務に 挑戦する6人のプロたち の仕事への姿勢や仕事 術を分析。事務職員の学 校運営への参画を具体的 に考えていける本。 教師不足、過重労 働、社会からの信頼 低下など、5つの危 機、ティーチャーズ・ クライシスを解説。 採用倍率低下は本 当に問題なのかな ど、データをもとに深 層に迫る。
  4. 学校はもっとクリエイティブでおもしろい場になる 【横浜市立中川西中学校】 3
  5. ジェームス・ダイソン 「紙パック不要の掃除機」 15年にもおよぶ( )回の挑戦 4 画像:ダイソン社ウェブページ、ウィキペディア 発明家の道というものは、うめき声と、拳を叩 き付けるような障害と、絶え間ない失敗でいっ ぱいだ。「ああわかったぞ!」と、瞬間的に発明 ができるようなことはあり得ない。進歩は、失敗 から学ぶことからのみ生まれる。 「失敗」という言葉の意味を再定義することが 必要だ。発明への途上では、失敗とは、今後 解決されるべき問題にすぎない。 (中略) わたしは素朴な材料を使って最初の試作品を つくってみた。ダンボール紙やダクトテープから ABSポリカーボネートまで、うまく行くまでには 15年という時間がかかり、( )台の試 作機が作られた。 出所)WIRED NEWS 2011.04.15
  6. (事例)新渡戸文化学園 朝日新聞Globe+ 2020年8月15日 7月23日、海の日。山本教諭が勤める東京都中野区 の新渡戸文化中学校で開かれた特別授業には「ハピ ネスブリッジ」という名前がついている。参加したのは、 同校の中学1年から3年までの生徒約50人と、70人以 上の大人たちだ。授業は、ZOOMを使ったオンライン で行われた。・・・ 「ハピネスブリッジ」の最大の特徴は、中学生が大人 を相手にプレゼンテーションをすることだ。・・・ 筆者が参加した最初のグループの発表者は、中学3 年の大澤結穂さんと、1年の伊藤奈子さんの2人。大 人の参加者は3人で、筆者を含めて2名が外部のボラ ンティア、一人は別の生徒の保護者だった。 大澤さんは緊張した様子もなく、笑顔で自己紹介を始 めた。7月に始まったレジ袋の有料化を題材に、地球 温暖化についてプレゼンした。写真や図表入りのスラ イドを使いながら、マイバックを作るうえでも資源が必 要で、マイバックを50回以上つかわなければ、レジ袋 よりも温暖化抑止につながらないと話した。スーパー の店員にレジ袋の利用状況をインタビューした内容も 盛り込んだ。・・・ 5 山本教諭は「終わったあとの感想を聞くと、中学生た ちの情熱に触れて、大人のほうの学びも大きいんで すよ」と話す。こうした外部とつながる授業を、ドラえも んの「ひみつ道具」にちなんで、「どこでもドア授業」と 呼んでいる。
  7. 新型コロナの経験、教訓をもっと授業に活かせるはず! (例示) 学校での学びが、社会とつながっている、社会課題に密接に関係して いることに気づくチャンス。  感染症や医療の歴史からのヒントを考える。  やみくもに検査するのは得策ではないことを確率の考え方を応用して考える。 「ソーシャル・ディスタンス」は大事だが、学習では地域や社会とつなが り、「本物と触れる」授業ができたほうがよいのでは?  製薬会社と組んで、ウィルスとの戦いや新薬開発の苦労などについて知る。  感染症×自然災害(豪雨、地震など)が重なるときの防災・減災について、 地域の人と一緒に考える。  デマやフェイクニュースも多いなか、国語や社会、探究の時間などでリテラシーや 批判的思考について深める(メディア関係や大学等と連携して)。 6
  8. 【過酷な現実】 平均値や割合だけでは分からないことも多い。 個別データも重要視していく必要がある。 参考に、岐阜市のある中学校のリアルデータ 平均値や80時間超の割合といったデータは 参考になるが、個々人のデータも重要である。  個々人の健康状態にとって、平均値等がどうで あれ、意味はない。 忙しい人は、4月も6月も11月も、連続して過 重労働の傾向が強い。  とりわけ、教頭職と主任層などが過酷。 常勤講師のなかにも過重労働は多い。 授業準備や教員採用試験の勉強も必要なな か、このままでいいとは言えない。 データは、岐阜市公共検討会議での妹尾昌俊プレゼン資料 (2020年1月28日) 7
  9. 8 ☑小中学校以外は「労働力調査(2016年度)」、小中学校は「教員勤務実態調査(2016年実施)」をもとに作成。 ☑小中学校は平均的な自宅残業時間も加えて推計。ただし、(※)の週42時間以下の箇所は、週45時間未満で自宅残業を0時間と仮定した割合。 ☑週35時間以上勤務の人のみを集計対象としている。 週60時間 (≒過労死ライン) 以上働いている割合 週80時間 (≒月残業160時間) 以上働いている割合 建設業 製造業 情報通信業 飲食店 医療業 国家公務 小学校教諭 中学校教諭 13.1% 8.3% 10.2% 28.4% 7.5% 8.7% 57.8% 74.1% 1.5% 0.7% 1.2% 5.2% 1.2% 2.2% 2.7% 15.8% 週42時間以下 (≒定時帰り) の割合 運輸業、郵便業 22.7% 3.1% 34.4% 46.5% 47.3% 33.6% 55.3% 63.0% 4.7%以下(※) 3.1%以下(※) 33.5%
  10. 石川県教育委員会「教職員勤務時間調査」 学校再開後はまた多忙な日々に戻りつつある。 9 令和2年度は公立小学校3,650名 公立中学校2,039名 県立高等学校1,808名 県立特別支援学校725名を対象に調査 平均の時間外勤務時間 カッコ内は前年度同時期 時間外月80時間超の人数の割合 カッコ内は前年度同時期
  11. 横浜市教育委員会 出退勤データ推移 5~6割の小中の教員が月45時間超の時間外。 10 出所)横浜市教育委員会Smile働き方改革通信令和2年8月
  12. 11 ◎ この問いが一番大事! “働き方改革”、業務改善って、 なんのため??? だれのため???
  13. ( )教師の若すぎる過労死 2011年6月6日(月)午前1時頃、堺市立中学校に勤務する26歳 の教師、前田大仁さんが1人暮らしの自宅アパートで突然亡くな りました 。虚血性心疾患でした。前田先生は「熱血先生」と慕わ れ、市教育委員会の教員募集ポスターのモデルにもなったことも ありました。 前田先生は2年目で、2年1組のクラス担任ならびに経験のない バレー部の顧問を務めていました。理科の教科担当としてプリン ト等を作成するなど熱心に授業準備を行うとともに、学級通信を ほぼ毎週発行するなど、教育に情熱をもってあたっていました。 部活動では、部員が記入する個人別のクラブノートに励ましや助 言をびっしりコメントしていました。 発症前6か月間の時間外勤務は月60~70時間前後と過労死認 定基準に満たない時間しか認められませんでしたが、「相当程度 の自宅作業を行っていたことが推認される」として、地方公務員 災害補償基金は2014年に公務上の過労死として認定しました。 12参考)松丸正「運動部顧問の教師、長時間勤務の下での過労死」『季刊教育法』2016年6月、朝日新聞2015年3月5日
  14. 13 人は3つのことから学ぶ(出口治明氏)。 次のネット記事も参考になります。 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO19821970Z00C17A8000000/
  15. 1カ月の読書量 ※漫画、小説などは除く 約3~4割の先生が、1冊も本を読まない。 二極化現象も。 14 注)対象は教員のみ。 出所)妹尾昌俊『教師崩壊』、 「教職員の学びと勤務についての調査」(2019年12月~20年1月実施)
  16. かなりおススメ本 15
  17. 16 「教員には、デジタル機器を取 り入れた授業の準備のために 十分な時間がある」と回答する 校長の割合(「その通りだ」、「 まったくその通りだ」の合計) ※日本の場合、高校への調査 資料:OECD A f ramework to guide an education response t o t he COVID-19 Pandemic of 2020
  18. GIGAスクールになっても、ならなくても、 授業の中身と教員の資質が向上しないと! 17 注)PISA調査での学力上位国・地域と比較。 出所)OECD・TALIS2018をもとに作成 中学校教員の自己効力感、指導全般の手ごたえ
  19. 長時間労働の影響 (忙しい毎日を放置しておけない理由) 大きなところでは3点 1. 教師の健康への影響 教師の過労死が相次いでいる。 精神疾患者も毎年約5千人。 2. 教育への影響(児童生徒への影響) 心身が疲弊してよい授業にはならない。 AI(人工知能)等が便利になる時代、教師がクリエイティブに深く 思考する時間がなくては、子供たちの思考力や創造性が高まる 教育活動にならない。 3. 人材獲得への影響 “ブラック”な職場のままでは優秀な人材は来ない。 既に人材獲得競争の時代。 18
  20. 19 どうして、学校の先生たちの多くは これほどまでに忙しいのだろう?
  21. ◎多忙の内訳を見よ:何に時間を使っているのか? ⇒過労死ライン超えの教師は多重に忙しい。 20 小学校教諭の平日1日 従事時間 (分) 比重 従事時間 (分) 比重 時間差 (分) 授業 268 36.5% 264 42.3% 4 授業準備 99 13.5% 66 10.6% 33 学習指導(補習・個別指導等) 16 2.2% 14 2.2% 2 朝の業務 37 5.0% 35 5.6% 2 成績処理、試験の作成・採点、提出物確認等 41 5.6% 29 4.6% 12 学校行事、生徒会・児童会 38 5.2% 24 3.8% 14 給食、掃除、登下校、休み時間等の指導 65 8.8% 58 9.3% 7 個別の生徒指導、進路指導、カウンセリング 5 0.7% 5 0.8% 0 部活動・クラブ活動 9 1.2% 5 0.8% 4 学年・学級経営(学活、連絡帳、学級通信等) 29 3.9% 21 3.4% 8 学校経営、校務分掌業務等 26 3.5% 20 3.2% 6 会議、打ち合わせ 34 4.6% 26 4.2% 8 事務 20 2.7% 15 2.4% 5 研修 27 3.7% 26 4.2% 1 保護者・地域対応 9 1.2% 6 1.0% 3 その他 12 1.6% 10 1.6% 2 合計 735 100.0% 624 100.0% 111 出所)中央教育審議会の事務局資料(2017年10月20日)を加工・編集のうえ作成 週60時間以上 週60時間未満
  22. 21 中学校教諭の平日1日 従事時間 (分) 比重 従事時間 (分) 比重 時間差 (分) 授業 207 28.4% 205 33.4% 2 授業準備 93 12.8% 78 12.7% 15 学習指導(補習・個別指導等) 10 1.4% 9 1.5% 1 朝の業務 37 5.1% 36 5.9% 1 成績処理、試験の作成・採点、提出物確認等 43 5.9% 32 5.2% 11 学校行事、生徒会・児童会 40 5.5% 24 3.9% 16 給食、掃除、登下校、休み時間等の指導 65 8.9% 58 9.4% 7 個別の生徒指導、進路指導、カウンセリング 20 2.7% 15 2.4% 5 部活動・クラブ活動 51 7.0% 27 4.4% 24 学年・学級経営(学活、連絡帳、学級通信等) 43 5.9% 30 4.9% 13 学校経営、校務分掌業務等 23 3.2% 19 3.1% 4 会議、打ち合わせ 35 4.8% 30 4.9% 5 事務 21 2.9% 16 2.6% 5 研修 17 2.3% 17 2.8% 0 保護者・地域対応 12 1.6% 7 1.1% 5 その他 11 1.5% 11 1.8% 0 合計 728 100.0% 614 100.0% 114 出所)中央教育審議会の事務局資料(2017年10月20日)を加工・編集のうえ作成 週60時間以上 週60時間未満 ◎多忙の内訳を見よ:何に時間を使っているのか? ⇒部活動が大きい(休日含めると特に)のは確かだが、それだけにあらず。
  23. (参考)妹尾も簡易なワークログをとって、振り返りをしています。 労働時間短いです~ 22 その日にやり遂げたいことを1つ 書きます いつ、どんなことをやっていたか、 ラフでいいので、メモします (翌日朝など) 一番下などに反省点などを書くと より効果的です
  24. 平成の学習指導要領の変遷 ⇒ 小学校では、平成の終わりに、平成のはじめと同じ時数に戻る。 1989(H元)年改訂 小:92実施 中:93実施 高:94年実施 1998(H10)改訂(高99年) 小・中:02年実施 高:03年実施 2008(H20)改訂(高09年) 小:11年実施 中:12年実施 高:13年実施 2017(H29)改訂(高18年) 小:20年実施 中:21年実施 高:22年実施 新しい学力観  小:生活科の新設  中:選択履修の拡大  高:家庭科の男女共 修 小1:850 小2:910 小3:980 小4~6:1,015 中1~3:1,050 改訂年 実施年 キー ワード 主な内容 年間標準 授業時数 ゆとりと生きる力 確かな学力 主体的・対話的で 深い学び  完全学校週5日制  教育内容の厳選 (約3割減)  総合的な学習の時間 の創設  高:情報科の新設  授業時数の増加  小:高学年で外国語 活動  総合的な学習の時間 の縮減  道徳教育の重視  アクティブ・ラーニング  カリキュラム・マネジメ ント  小:外国語科の新設  高:科目の新設・再編  道徳の教科化 小1:782 小2:840 小3:910 小4~6:945 中1~3:980 小1:850 小2:910 小3:945 小4~6:980 中1~3:1,015 小1:850 小2:910 小3:980 小4~6:1,015 中1~3:1,015 出所)各学習指導要領、小針誠(2018)『アクティブラーニング』をもとに筆者作成 妹尾昌俊「『欲ばり』な学校教育を続けるのか 平成の教育史を振り返る」Yahoo!記事、妹尾昌俊(2020)『教師崩壊』
  25. 小学校教諭の約半数は1日6コマの授業に出ずっぱり。 しかも、新学習指導要領により、この調査時点(2016年)より事態は悪化。 24 出所)文部科学省「教員勤務実態調査」をもとに作成(0コマ、無回答は除く)
  26. 従来からの学習指導 (教科指導+給食・清掃指導 なども含む) 小学校英語、 小~高:プログラミング教育 特別支援や日本語 支援のニーズ増大 部活動 休み時間中 の見守り いじめ問題等の 対応、予防 事務作業 学校、教師は多種、大量の 荷物をおって、沈みかけて いる(既に沈んでいる) 「欲ばりな学校」のままでは、学校、教師はもたない。 子どもたちや社会にも悪影響が出始めている。 防災対策、 避難所運営 出所)妹尾昌俊(2020)『教師崩壊』 いまの学校は「沈みゆく船」か
  27. 教育社会学者の苅谷剛彦教授(オックスフォード大学、元東京大学)は 『欲ばり過ぎるニッポンの教育』(講談社、2006年)のなかでこう述べている。 「自ら学び、考える力」の教育が大事だというかけ声の割には、それをいかに実現するか、どのよ うな条件整備が必要か、そのために人的、物的、財政的な教育環境の改善をどう行うのか、と いった点については、ほとんど具体策を出さないまま、教育改革はスタートした。・・・(中略) より高度な教育を求めるのであれば、それを実行するための高い資質と能力をもった教員が必要 である。新しい能力の育成をめざすのであればなおのこと、現職教員の能力を高めるための研修 プログラムや、授業開発のための十分な時間的余裕、それを指導する専門家といったリソースも 必要となる。ところが、実際に始まった改革では、このような研修や授業開発のための十分な時間 が与えられることはなかった。より高度な教育実践を指導できる十分な数の専門家もいなかっ た。・・・(中略) 子ども一人ひとりに目をかけることを必要とする教育を求めておいて、そのための条件整備には お金を出さない。時間的余裕も与えない。それでも「自ら学び、考える力」の教育が大切だというの は、欲ばり過ぎというほかない。・・・(中略) (引用者注:そのうえ、英語教育や道徳教育を充実・強化を求めるのは)ニッポンの学校の身の丈 (基本的な条件を含めた実力)を知ろうともせず、その改善を怠ったまま、要求のリストだけを増や してきたとしか見えない。 26
  28. 森の中で、必死で木を切り倒そうとしている人に出会ったとしよう。 「何をしているんです?」とあなたは聞く。 すると男は投げやりに答える。 「見ればわかるだろう。この木を切っているんだ」 「疲れているみたいですね。いつからやっているんですか?」 あなたは大声で尋ねる。 「もう五時間だ。くたくただよ。大変な仕事だ」 「それなら、少し休んで、ノコギリの刃を研いだらどうです? そうすれば、もっとはかどりますよ」とあなたは助言する。 すると男ははき出すように言う。 「切るのに忙しくて、刃を研ぐ時間なんかあるもんか!」 スティーブン・R・コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 (フランクリン・コヴィー・ジャパン翻訳)キングベアー出版(2013) 文科省や社会のだけのせいにもできない。 “刃を研ぐ”ことを忘れてしまった教師たち 27
  29. 企業、経済界には何ができるのか 1.要求リストを増やすばかりではダメ。 ・ビルド&ビルドな発想の人は多い(文科省も、教職員も、経済界も) ⇒ “浅い学び”、もしくは、やったふりをするだけ(ポーズをとるだけ)になる ⇒ もっと教育「改革」が必要だ! ⇒ 学校現場はさらに疲弊 という悪循環に ・教員の空きコマ(授業しない時間)を増やしたり、ランチスタッフを置いたりする予算が必要! 2.本物の学び(真正の学び)やクリエイティブ・ラーニングには ビジネスパーソンの知見が活きる。 ・中高生らに授業することは3方よし。 (企業側にとっても自分の仕事の価値を見つめ直す機会に) ・コーディネーター(地域学校協働活動推進員など)が必要(そうしないと、教頭が激務に)。 ・GIGAスクールは、プロと児童生徒をつなぐことに活用せよ。 3.パパさん、ママさん従業員向けに柔軟な働き方を。 ・教職員の勤務時間の前に子どもが登校してきます・・・これってヘンですよね? ・有休とって、育児や学校支援 ⇒ 仕事スキルも上がる 28
  30. (参考)コロナ禍でよく見えてきたこと(妹尾の私見) コロナ前からの問題がより顕在化(見える化)してきた! 1.日本の教育は、自律的な学習者を育ててきただろうか? ・ある校長経験者の言葉: 「自分で時間割をつくる力」 ・大量の宿題をわたしきり、与えるばかりの学校も? 2.教育行政や学校が、子どもたちと教職員の福祉、 ウェルビーイングに相当無関心であったこと。 ・「ステイホーム」がつらい子へのケアが薄かった。 ・土曜授業増、夏休み大幅短縮などで授業時間確保に邁進か? 3.教育行政と学校の思考力、問題解決力が弱いこと。 ・指示待ちの教育委員会、校長が多かったのでは? ・少しでも感染リスクが心配なら、中止の一辺倒で 代替案を考えようとしない。 例:学校行事、研修 29
  31. 気軽にコンタクトください ご意見、ご感想、研修会、読書会なども歓迎です~ 妹尾 昌俊 senoom879@gmail.com ★Facebook Twitter 実名 ★Yahoo! 個人 https://news.yahoo.co.jp/byline/sen oomasatoshi/ ★ブログ:妹尾昌俊アイデアノート http://senoom.hateblo.jp ★書評サイト Books for Teachers http://bookfort.hatenablog.com/ 30
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