XPagesDay2014 [B-3] XPagesでRESTを使ってみたら、こんなんだったPartⅡ

B-3
XPagesでRESTを使ってみたら、
こんなんだったPartⅡ
株式会社エフマネージャー
御代政彦（みよまさひこ）

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－ 2 －

自己紹介
今回のセッションに関するお問い合わせは、↓こちらまで↓
御代政彦（みよまさひこ）
2011年12月～2014年12月までIBM Championをやってます
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－ 3 －
XPagesはもちろん、Notes/Dominoに関する営業的なお問い合わせは、
株式会社エフ
ef-info@effect-force.co.jp
まで！
1. Dominoの構築、運⽤サポート
2. Notes/Dominoアドオン製品の開発
3. 社内で利⽤するNotes アプリケーションの設計、開発
等、etc…
のおつnotes 検索

Q&A
 質問は・・・
 質問があれば、画面右側のチャットで、「Masahiko Miyo」
あてに送ってください。
 セッションの最後にまとめてご回答します。
－ 4 －

アジェンダ
 昨年の復習
 Notes/DominoでのRESTサービス
 Dominoディレクトリの設定
 Notesアプリケーションの設定
 Extension Libraryを使⽤したサンプル
 Dominoディレクトリの設定（拡張）
 Data以外のDominoアクセスサービス
 Dominoアクセスサービスのサンプル
 コアサービス及びデータサービス
 カレンダーサービス
 メールサービス、空き時間サービス
 XPagesへの応用
 まとめ
 参考
 Q&A
－ 5 －

－ 6 －
まずは、昨年の復習から・・・

昨年の復習
 Notes/DominoでのRESTサービス
 Domino上のNotesアプリケーションへHTTPプロトコルを利
⽤してアクセスするためのサービス
 Notesアプリケーション、ビュー、フォルダ、文書にアクセ
ス可能
 データの作成、読込、更新、削除(CRUD)をサポート
 データフォーマットに、JavaScript からの操作が効率的な
JSONを採⽤
－ 7 －
【JSONデータのサンプル】
[
{
"@modified":"2013-06-16T03:37:44Z",
"@unid":"3D50EEFC6D5ECA1349257B8C00135AAB",
"@href":"http://domino90se.eflab.local:80/XPages/ZipCode.nsf/api/data/documents/unid/3D50EEFC6D5ECA1349257B
8C00135AAB"
}
]

昨年の復習
 Dominoディレクトリの設定
 サーバ文書を編集モードで開きます。
 [インターネットプロトコル]－[Domino Web Engine]タブ
を開きます。
 「Domino アクセスサービス」の「有効なサービス」
に”Data”と入力します。
 サーバ文書を保存します。
 サーバコンソールで
tell http refresh
と入力します。
－ 8 －

昨年の復習
 Notesアプリケーションの設定(その１)
 サービスを適⽤したいノーツアプリケーションの「データ
ベースプロパティ」を開きます。
 一番右の[詳細]タブを開きます。
 「IBM Domino データサービス
を許可」の値を「ビューと文書」
に変更します。
－ 9 －

昨年の復習
 Notesアプリケーションの設定(その２)
 サービスを適⽤したいノーツアプリケーションの「ビュー」
をDomino Designerで開きます。
 ビュープロパティにある右から二番目の[詳細]タブを開きま
す。
 「IBM Domino データサービスの操作を許可」にチェック
をつけます。
 ビューを保存します。
－ 10 －

昨年の復習
 Extension Libraryを使用したサンプル
 郵便番号検索アプリ（RESTサービス、Dojoデータグリッド、
Dojoデータグリッド列等を使⽤して製造）
－ 11 －

昨年の復習・・・ちょっと脱線
 Dojoグリッドで直セル編集、保存したい
な・・・
 郵便番号検索アプリのDojoデータグリッド、表形式でExcel
というかノーツのビューみたいですね。
 ここで編集→保存なんてできると、格好いいですよね。
 出来るんです！
 「Dojo データグリッド列」コントロールの「editable」プロパ
ティを”true”にすると、ダブルクリックで編集可能状態になり
ます。
 「ボタン」コントロールを配置して、クライアントJavaScript
で「RESTサービス」名.save()と書くだけ！
例）restService1.save()
※ 表示しているデータの内容によっては、この限りではありません。
－ 12 －

－ 13 －
それでは、本題へと・・・

Dominoディレクトリの設定（拡張）
 Data以外のDominoアクセスサービス
 サーバ文書の「Domino アクセスサービス」の「有効な
サービス」に設定できるサービス名
 現時点で利⽤可能と判明しているのは「Data, TravelerAdmin,
Mail, Calendar, FreeBusy」です。
 「TravelerAdmin」はIBM Notes Travelerをインストールす
ると、自動で設定されます。
 サーバ文書の保存後はサーバコンソールで
tell http refresh
と入力する。
－ 14 －
IBM Domino 9.0.1以降のみで有効
Extension Library 9.0が導入されている場合、正常に
動作しないので注意！

Dominoアクセスサービスのサンプル
 コアサービス
1. Dominoサーバーで許可されているData Serviceの種類を
JSONで返す
http://Dominoのホスト名/api
2. コアサービスのリソースを返す
http://Dominoのホスト名/api/core/
3. ログインユーザのパスワード最終変更日等の情報を返す
http://Dominoのホスト名/api/core/pwstats
4. DominoサーバーのNotesアプリケーションの一覧（タイト
ル、ファイル名、レプリカID等）を返す
http:// Dominoのホスト名/api/data
5. ビューのチェック⽤URL
http:// Dominoのホスト名/ノーツアプリケーションファイル名
/api/data/collections/unid/ビューのUNID?page=n
※?page=nは複数ページにまたがる場合に利⽤可能（表示したいページ数を指定する）
－ 15 －

 カレンダーサービス(9.0.1～)
1. ログインしたユーザのカレンダーに関するData Serviceの
URIを返す
http:// Dominoのホスト名/api/calendar
2. 指定したユーザのカレンダーのイベントの一覧を返す
http://Dominoのホスト名/メールDB名/api/calendar/events
3. 指定したユーザの会議招集メール（返信前の文書のみ）の
一覧を返す
http://Dominoのホスト名/メールDB名/api/calendar/invitations
4. 指定したカレンダー文書の内容を返す
http://Dominoのホスト名/メールDB名/api/calendar/events/文書
UNID-Lotus_Notes_Generated
5. 指定した会議招集メールの内容を返す
http://Dominoのホスト名/メールDB名/api/calendar/notices/文書UNID
－ 16 －

 メールサービス(Extension Library)
1. ログインしたユーザのメールに関するData ServiceのURI
を返す
http:// Dominoのホスト名/api/mail
2. 指定したメールDBの受信ボックスの文書一覧を返す
http://Dominoのホスト名/メールDB名/api/mail/inbox
3. 指定したメール文書の内容を返す
http://Dominoのホスト名/メールDB名/api/mail/messages/文書UNID
空き時間情報サービス(Extension Library)
1.空き時間情報を検索するData ServiceのURIを返す
http://Dominoのホスト名/api/freebusy
2.指定したユーザの空き時間情報を返す
http://Dominoのホスト名/api/freebusy/busytime?name=ユーザ名
－ 17 －

XPagesへの応⽤
 XPages Extension Libraryを使用した場合
 カレンダービューをXPagesで実現してみる（１）
 「calendarJson」（任意）という名前でXPageを作成する
 [データアクセス]－[RESTサービス]コントロールを以下の内容
で設定
 [iNotes]－[iNotesカレンダー]コントロールを以下の内容で設
定
－ 18 －
№ カテゴリ名称項目名称値
1 基本pathInfo events（任意の値）
2 service xe:calendarJsonLegacyService
3 contentType application/json
4 databaseName 値を取得したいメールDBのファイルパス
5 viewName ($Calendar)
1 基本storeComponentId RESTサービスコントロールのID名

XPagesへの応⽤
 カレンダービューをXPagesで実現してみる（２）
 「notesCalStore」（任意）という名前でXPageを作成する
 [iNotes]－[NotesEカレンダーストア]コントロールを以下の内
容で設定
 [iNotes]－[iNotesカレンダー]コントロールを以下の内容で設
定
－ 19 －
1 基本databaseName 値を取得したいメールDBのファイルパス
※こちらはRESTではなく、URLコマンドの「ReadViewEntries」でカレンダービューのデータを取得していますが、見た目は
iNotesのカレンダーにかなり近くなります。

XPagesへの応⽤
 メールの受信ボックスをXPagesで実現してみる
 「mailJson」（任意）という名前でXPageを作成する
 [データアクセス]－[RESTサービス]コントロールを以下の内容
で設定
－ 20 －
1 基本pathInfo inbox
2 service xe:viewJsonService
3 contentType application/json
4 databaseName 値を取得したいメールDBのファイルパス
5 var mailData
6 viewName ($Inbox)
7 columns 詳細は次ページ参照

XPagesへの応⽤
 [RESTサービス]コントロールの”columns”に以下の４つのプ
ロパティを追加する
－ 21 －
№ 名称項目名称値
1 restViewColumn[0] columnName $93
2 name Sender
4 name Subject
6 name DeliveryDate
7 restViewColumn[3] name Size
8 value
var dsize = mailData.getColumnValue( "$106" );
return Math.round( dsize / 1024 ) + "K";

XPagesへの応⽤
 [iNotes]－[iNotesリストビュー]コントロールを以下の内容で
設定
 [iNotes]－[iNotesリストビュー列]コントロールを[iNotesリ
ストビュー]コントロール配下に以下の内容で設定
 [iNotesリストビュー列]は4つ配置する
－ 22 －
1 基本columnName Sender Subject DeliveryDate Size
2 columnTitle 送信者件名日付サイズ

XPagesへの応⽤
 ソースで見てみるとこんな感じ…
－ 23 －
<xe:restService id="restService1" pathInfo="inbox">
<xe:this.service>
<xe:viewJsonService databaseName=“メールファイルのパス“ viewName="($Inbox)" var="mailData" contentType="application/json">
<xe:this.columns>
<xe:restViewColumn columnName="$93" name="Sender"></xe:restViewColumn>
<xe:restViewColumn columnName="$73" name="Subject"></xe:restViewColumn>
<xe:restViewColumn name="DeliveryDate“ columnName="$70"></xe:restViewColumn>
<xe:restViewColumn name="Size">
<xe:this.value><![CDATA[#{javascript:var dsize = mailData.getColumnValue( "$106" );
return Math.round( dsize / 1024 ) + "K";}]]></xe:this.value>
</xe:restViewColumn>
</xe:this.columns>
</xe:viewJsonService>
</xe:this.service>
</xe:restService>
<xe:listView id="listView1" storeComponentId="restService1“ style="font-size:14pt;width:100%">
<xe:listViewColumn id="listViewColumn1“ columnTitle="送信者" columnName="Sender"></xe:listViewColumn>
<xe:listViewColumn id="listViewColumn2“ columnName="Subject" columnTitle="件名" width="700px"></xe:listViewColumn>
<xe:listViewColumn id="listViewColumn3“ columnName="DeliveryDate" columnTitle="日付"></xe:listViewColumn>
<xe:listViewColumn id="listViewColumn4“ columnTitle="サイズ" columnName="Size"></xe:listViewColumn>
</xe:listView>

XPagesへの応⽤
 デモ（動作確認）
 Dataサービス以外の動作も確認してみましょう！
－ 24 －

XPagesへの応⽤
 デモ（お・ま・け）
 あれ？？？
 私の環境は「IBM Domino 9.0.1」なんですが…
－ 25 －

XPagesへの応⽤
 おまけ（XAgentのサンプル）
 XAgentとぐるなびWebサービスを使⽤して、JSONデータ
を取得する
 XAgentのページサンプル
 Dominoサーバをクライアントとして他のWebサービスからXML/JSONを取得して、xspとして
展開する。これにより、別ドメインの情報を取得することが可能になる
－ 26 －

XPagesへの応⽤
 おまけ（WebサービスをXPagesで利用）
 XAgentで取得したデータを利⽤してXPagesに組み込んだサ
ンプル
 [ぐるなびAPI検索]ボタンのプログラムは昨年紹介したCSJSを
流⽤しています。
－ 27 －

まとめ
 Notes/DominoでRESTを利用する
 Notesアプリケーションのデータを他のWebシステムで動的
に再利⽤することが可能
 従来は、CSVやExcel等の静的な受け渡しのみだった
 他のWebシステムのデータをXPagesを使うことにより、
Notes/Dominoで利⽤することが可能
 JavaScriptを利⽤出来るようになったので敷居が少し低くなっ
た
 Dataに加えて、メール、カレンダーや空き時間情報等も利
用できる
 参照程度であれば、簡単に取得できるので、アプリケーション
の幅が広がる！
－ 28 －

まとめ
 RESTを利用する際の注意事項
 同一オリジンのサイト（プロトコル、ドメイン、ポート番号
が同じである）でないと、リソースへのアクセスができない。
 Cross-Origin Resource Sharing（CORS）の有効化が必要
 JSONP（JSON with padding）を利⽤することでも回避可能
 XAgentを使ってサーバー経由で取得してもよい
 機密事項を取り扱う場合は専⽤のサーバを⽤意して、SSL
（HTTPS）通信で提供すること
 社外に公開するような場合は特に注意！
 ビューに表示する内容はよく選定すること！
－ 29 －

参考
 DAS/REST関連のWebサイト
 IBM Domino Access Services 9.0.1
 IBM Notes and Domino Application Development wiki内の
サイト（英語）
http://ibm.co/1wGMxzh
 デモで利用したツール
 Firefox
 RESTサービスの結果をブラウザ上で表示可能（日本語は
Unicodeでエンコード表示される）
http://www.mozilla.jp/
 REST Client
 Firefoxのアドオン。Response Headersの詳細も確認できる。
日本語はUnicodeをデコード表示してくれるので分かり易い。
http://restclient.net/
－ 30 －

－ 31 －
ご清聴ありがとうございました
次は、皆さんお待ちかね
『どこよりも早いXPages 最新情報』
のセッションです！
乞うご期待！！
私も拝聴します！

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