2015教育工学会キャリア教育WS資料

1. 正課外活動について
実践女子大学人間社会学部・松下慶太

2. 松下慶太
実践女子大学人間社会学部・准教授。京都大学文学研究科にて博士（文学）。
フィンランド・タンペレ大学ハイパーメディア研究所研究員を経て現職。
専門はメディア論、学習論、キャリア論、コミュニケーション・デザイン
近年はソーシャルメディア時代の職場のメディア論、コミュニケーション論を研究。また平行し
て女子とキャリアについての一連の調査やワークショップ、プロジェクトも推進している。

3. 正課外プロジェクトの概要

4. 文脈に位置づける
真面目・保守的など女子大特有？のメンタリティ
アクティブ・ラーニング、PBLの導入に向けて「主体性」を考えたい
↓
学生自らが、女性の働き方を探るプロジェクト
↓
スマート女子
バリキャリでも専業主婦でもない働き方

5. 進め方や工夫

6. プロジェクトの進め方
2012-2014に学内研究プロジェクトとして進行
1-2年生を中心に6名が集まる
週に1度のミーティング
↓
ワークショップを通じて考えたい
外部ワークショップに参加
2012-13年：「とにかく」ワークショップを企画・実施
2013-14年：「じっくり考えて」ワークショップを企画

8. 課題の解決
どのように課題を解決するのか？
+
課題の設定
何が問題なのか？を考える
↓
私たちは何を学びたいのか？

9. 学びや成長について

10. 一か月ほどたった頃、ワークショップの開催や参加の経験が豊富な２年生
の先輩がメンバーに加わり、実際に行われたワークショップの写真を見せて
もらったり、経験談を聞かせてもらいました。
そこで初めて、自分から参加したはずのこの企画を楽しめていないことや、
ワクワクする気持ちがないことに気がつきました。それまでの私は、「上
手くやらなければ」と型にはめることばかり考えていて、挑戦出来るという
学生で企画をすることの意味を失っていたように思います。
それからは、自分が望んでやっていることへ、やっと楽しさを感じられるよ
うになりました。（Bさん）

11. ひとつは、実現する難しさです。理想だけでは何もできないということを改
めて考えさせられました。実現しようとしたとき、実際にどうすればよい
のか。結論を出すことはとても困難でした。この作業を通し、「考える」
ことの在り方、その難しさを強く感じました。（Aさん）
・この企画を通して得たものはとても大きかったです。共に企画をした仲間
との信頼関係、ゲストや参加者とのコミュニケーションなどワークショップ
の内容以外でも、自分を成長させてくれる機会となりました。今だから失
敗して学べたことを後期の活動で存分に発揮していきたいです。（Cさん）

12. 授業との関連

13. ↓
出口として
入口として
↓
ジェンダー論
家族社会学
人間関係論
ワークライフバランス論
女性と労働
労働法
人的資源管理
人材開発論
ダイバーシティ論
学部専門科目