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曇
総
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病
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精
神
科 
 
 
樋
端
佑
樹
	
 
地
域
住
民
の
た
め
の
健
康
公
開
講
座
2013.919 安曇総合病院
佐久野沢  
ぴんころ地蔵  
周�防大島他 ぼけ封じ観音  
認知症は怖いと思う方?
(2012年6月17日  読売新聞)
認知症とは
生後、いったん獲得した種々の精神機能が
慢性的に減退消失することで、
日常生活・社会生活を営めない状態のこと。
 原因はさまざま→生活障害をきたす
認知症の危険因子
修正不可能 修正可能
加齢、家族歴・・
喫煙
中年期高血圧
糖尿病
アルコール
中年期肥満
低身体活動
頭を使わない
うつ
頭部外傷
・・
80歳で4人に1人
90歳で2人に1人
最新のわが国4地域における年齢階層別の認知症有病率
2013年6月1日 朝日新聞2013年8月1日信濃毎日新聞
高齢社会は認知症社会?
認知症は脳の病気?それとも老化?
65歳以上の
10人に1人
あなたの町
には何人?
早期診断と早期介入の意義
•  根本治療の可能な認知症もある。
•  そうでなくても認知症のタイプごとで予
後やケアの方法の見通しが立つ。
•  本人も準備をすることができ、周囲も病
気の症状だと理解することで多少受け入
れやすくなる。
•  症状の進行を遅らす、症状を落ち着かせ
る治療薬が使える。
安曇病院、平成23年度の新規患者
240人の診断の内訳
アルツハイマー型認知
症,	
  87	
  
血管性認
知症,	
  24	
レビー小体型
認知症,	
  22	
混合型,	
  18	
前頭側頭型認知症,	
  8	
認知症,	
  167	
  
認知症以外,	
  
61	
軽度認
知障害
(MCI),	
  
23	
  
正常加
齢,	
  17	
  
うつ病,	
  
10	
  
薬剤性,	
  
3	
  
その他,	
  8	
  
治療可能な認知症もある
認知症様症状をきたす約80疾患。
治療可能な病態(約10%)を見逃さない。
•  うつ病(うつ性仮性認知症)
•  慢性硬膜下血腫
•  特発性正常圧水頭症
•  脳腫瘍
•  せん妄、てんかん
•  慢性一酸化炭素中毒
•  甲状腺機能低下症
•  ビタミンB群欠乏症
4大認知症とは
アルツハイマー型認知症(約50%)
最多・二度わらし  詳細後述
脳血管性認知症(約30~40%)
階段状の進行、まだら痴呆、感情失禁
レビー小体型認知症
パーキンソン症状、幻覚(幻視)、症
状の動揺、自律神経症状、薬物過敏
前頭側頭型認知症(ピック病など)
脱抑制、周徊、常同行為、反社会的行
動、進行性の失語、失行。
アンバランスな老化?
Aβ	
 Aβオリゴマー	
(可溶性)	
プロトフィブリル	
(不溶性)	
成熟繊維	
凝集	
毒性→細胞死	
(タウ蛋白の凝集)
アミロイド物質の沈着は
40代から始まっている。
「家族の変と3つの大丈夫」
→アルツハイマー型認知症
•  本人の大丈夫。
 病識の欠如、否認。戸惑い。
•  医者(普段一緒にいない人)の大丈夫。
 他人の前では取り繕う。数分の会話では
分からない。
•  CTとって大丈夫。
 初期の段階ではCTでは委縮はわからない。
CTやMRIは他の病気の除外のため。
周辺症状	
(BPSD)
妄想
物を盗まれたという
抑うつ
気持ちが落ち込んで
やる気がない
不安・焦燥
落ち着かない
イライラしやすい
睡眠覚醒リズム
障害
昼と夜が逆転する
徘徊
無目的に歩き回る
外に出ようとする
暴言・暴力・攻撃性
大きな声をあげる
手をあげようとする
介護抵抗
入浴や着替えを嫌がる
食行動異常
なんでも食べようとする
幻視
実際にないものが見える無気力・無関心
病気に対しても
無言・無動
陰性症状
陽性症状
中核症状
記憶障害
新しいことを覚えられない
前のことが思い出せない
実行機能障害
段取りが立てられない
計画できない
失語・失認・失行	
認知症の症状
見当識障害
月日,季節,
場所等がわからない
注意障害
注意がそれやすい
空間認知の障害	
注道に迷うなど
記憶障害
単なるもの忘れ 認知症による記銘障害
体験全体をスッパリ忘れる。?もない。
むしろ「新しいことを覚えそこなう」
徐々に長期記憶も損なわれる
過去 現在
最近の記憶から順に失われる。
エピソード記憶の脱落
手続き記憶はかなり保たれる
過去の記憶と、今の一瞬を生きる存在に。
 実行(遂行)機能障害
状況を把握し、論理的に判断し、順序立
てて考えて、段取り良く実行することが
難しくなる。(金銭管理、買い物など)
見当識障害
 場所
 人物
 時間
今の時間、自分のいる場所、周囲の状況や
人物についての見当が付けられない。
年、日、月、季節
失語・失認・失行
失語	
 言葉が分からなくなり、使えなくなる。
運動性失語、感覚性失語など。	
失認 状況がわからなくなり、物事に無関心
になったり無視したりする。
※病態失認(自分の病気を認めない)
失行	
 道具や体の使い方がわからなくなる。 
服の着方がわからない。(着衣失行)
歯を磨けない。電話がかけられない。
転び方が下手になる→転倒・骨折。
•  HDS-R(改定長谷川式簡易知能検査)
•  MMSE(ミニメンタルステート検査)
見当識、短期記銘、計算力などをみる簡易検査。
いづれも30点満点。5分〜10分程度で施行可能。
•  時計描画テスト
(10時10分の時計をかいてもらう。)
上手く掛けなければ認知症の可能性が高い。
中核症状のスクリーニング検査
周辺症状	
(BPSD)
妄想
物を盗まれたという
抑うつ
気持ちが落ち込んで
やる気がない
不安・焦燥
落ち着かない
イライラしやすい
睡眠覚醒リズム
障害
昼と夜が逆転する
徘徊
無目的に歩き回る
外に出ようとする
暴言・暴力・攻撃性
大きな声をあげる
手をあげようとする
介護抵抗
入浴や着替えを嫌がる
食行動異常
なんでも食べようとする
幻視
実際にないものが見える無気力・無関心
病気に対しても
無言・無動
陰性症状
陽性症状
中核症状
記憶障害
新しいことを覚えられない
前のことが思い出せない
実行機能障害
段取りが立てられない
計画できない
失語・失認・失行	
認知症の症状
見当識障害
月日,季節,
場所等がわからない
注意障害
注意がそれやすい
空間認知の障害	
注道に迷うなど
周辺症状(BPSD)
→人により、状況によ
り異なる。これまでの
人生、置かれた環境、
周囲の対応が反映。
          	
BPSDとは?
Behavioral  and  Psychological  Symptoms  of  Dementia
認知症に伴う徘徊や妄想・攻撃的行動・
不潔行為・異食などの行動・心理症状
中核症状
→認知症であるか
ぎり必ずある症状
環境調整 理解と支援 薬物療法
不安、不快
安心、快適 その人らしさ
「こころ」は健全だが、乗りこなしの難し
い脳と体となって苦しんでいると考える。
表
現
見えないから
想像する。
見える
BPSDは認知症
をもつ人の言葉
である。
物盗られ妄想	
 徘徊(はいかい)	
アルツハイマー型認知
症女性の約半分に出現。
自分で物をしまったと
いう記憶が抜け落ち、
盗られたという妄想に
なる。
世話になりたくないが
世話にならざるを得な
い心理を反映し、最も
世話になっている人が
妄想対象になる。(嫁
が典型)
夕方の物寂しい時間に
なると、家に帰ると言
い出すなど。
 ここでの「家」は記
憶の中の昔住んでいた
家であり、今はない実
家などである。
「仕事に行かなきゃ」
「子どもの世話をしな
きゃ」などという混乱
と一緒になっているこ
とが多い。
BPSD	
アルツハイマー型認知症の経過
    発症   軽度  中等度  重度  末期  死  
Ⅰ.早期診断と早期介入 Ⅱ.適切なフォローアップ Ⅲ.皆が満足できる終末期のケア
(末期) 	
失見当識(人)、人格変化,	
無言・無動,失外套症候群	
30	
20	
10	
0	
(MCI)	
不安	
抑うつ	
もの忘れ	
(初期) 	
記憶、 記銘力障害	
 失見当識(時間)	
(中期) 失見当識(場所),失名詞,着衣失行,
構成失行, 視空間失認,錐体外路障害	
経過	
MMSE	
の点数	
認
知
機
能
障
害
	
 軽度	
高度	
Ⅰ 	
Ⅱ  	
Ⅲ 	
  Ⅳ	
	
認知症老人	
日常生活自立度	
自立困難 	
 要介護 介護困難・施設入所・在宅・病院	
1年	
 3年	
 10年	
7年	
精神科医療	
肺炎など	
転倒・骨折	
 経口摂取困難 看取り	
診断 混乱への対応、家族支援                   グリーフワーク	
健康管理(外来→訪問)	
ディケア・ショートスティ	
成年後見・権利擁護	
  
ホームヘルプ・看護など	
 訪問系サービス	
一般医療	
介護福祉	
M
運転	
  
金銭管理	
  
仕事・家事	
  
 困難	
経口摂取困難・看取り	
服薬管理、整容  	
  
 排泄 困難	
※経過は人に	
  
よります。	
  
上りは体力、下りは技術といわれます。
下り坂のほうが要注意。
ガイドや山小屋が必要です。
境界域〜認知症初期
いつのまにか発症
まさか・・・ね。
読売新聞	
  
2013年8月27日	
  
	
早期診断と早期介入。
本人の名誉と権利をまもる対策を。
ケース 80代 女性。
 25歳時に教員の同僚と結婚し1男1女を育
てた。60歳の時に夫が他界してからは独居。
2年前より物忘れが増え、冷蔵庫で食品を腐ら
せたり、自分で頼んだ通信販売を覚えがないと
苦情をいうなどのことがあった。引きこもりが
ちになり、風呂にもあまり入らなくなった。家
族かかりつけ医に相談したが年齢相応のもの忘
れだといわれた。自由がなくなるからと運転は
やめようとしなかったが、電柱に追突事故をお
こした。そのうち嫁に対しての暴言や物取られ
妄想が出現してきた。
認知症を疑う症状
なんとなく元気が無い。
行動がチグハグになる。
ものぐさに。風呂に入りたがらない。
道に迷って帰れなくなった。
約束や体験をすっぽり忘れる。
ものを盗まれたなどという。
一連の会話で同じ事を何回も言う。
重ね着。同じ物を買ってくる。
冷蔵庫のなかで食品を腐らせる。
認知症初期の課題
•  いかに社会とのつながりを保ったまま、
上手に引退(隠居)していくか。
•  病気の告知とケアの事前指示。
•  自動車運転と金銭の管理をどうするか。
•  権利擁護と権利行使の支援。(成年後見
人制度など)
•  本人の信頼を得て必要な支援を受けても
らうことが難しい。(詐欺師に学べ。)
先の見えない暗いトンネルの中にいるような不安。
中期(混乱期)
適切なフォローアップ
BPSD及び身体合併症への対応。
家族への支援。本人の権利を侵す可能性。
加速しながら症状が進行。本人も周囲も
慣れない。支援が得られないと破綻する。
認知症をかかえる人の不自
由さと体験世界
•  社会的立場や役割の喪失、家庭内での力
関係の変化。
•  記憶や見当識、言語能力が低下する分、
感情などは鋭敏になる。
•  不安、困惑、混乱、おびえ、孤立感、恐
怖感、悲しみ、怒り、抑うつ。
•  自分が自分でなくなっていくよう。
•  現実のスピードが速い。失敗の連続。
•  よりどころを求めている。
•  自分を守るのが上手。(とりつくろい)
認知症の人の家族の心理
•  自分の親に限ってまさか?(否認)
•  頑張れば、なんとか克服できるはず
(脳トレ、サプリ・・。)
•  人様にさらせない。(世間体)
•  家族や兄弟、親せきに理解されない。
•  施設や病院に入れたら入れたで、後ろめ
たさ、申し訳なさ。
葛藤型  
なんとか自分を取り戻そうと、葛藤し
もがいているタイプ。
回帰型 
過去の自分に帰ることによって自分を
取り戻そうとするタイプ。
遊離型
自分の世界に閉じこもることで自分を
保とうとするタイプ
認知症の竹内分類とは?  
介護保険等のサービスも上手
に利用しよう
通いのサービス	
ディサービス、ディケアなど。
日中、家から出かけ、お風呂、
食事なども。	
訪問系のサービス	
 ホームヘルパー、訪問看護、
訪問診療など	
泊まりのサービス	
 定期的に、あるいは緊急時に
利用できる	
入所のサービス グループホーム、特養など	
その他 住宅改修、福祉機器レンタル
まずは地域包括支援センターに相談しましょう。
お薬にできることできないこと
•  認知症治療薬は7割近くの人に効果。組
み合わせて使えば最大1〜2年の症状進
行の遅延効果がある。その間に支援体制
の構築や終活ができる。
•  アンバランスが辛いので、バランスを取
り辛さを緩和する。(緩和ケア)
•  お薬は道具(自助具)であり、メリット
がデメリットを上回るときに使用。 
アルツハイマー型認知症に使える薬
一般名
(製品名)
ドネペジル
(アリセプト)
リバスチグミン
(イクセロン)
ガランタミン
(レミニール)
メマンチン
(メマリー)
作用機序 AChE阻害 AChE阻害
BChE阻害
AChE阻害
APL作用
NMDA受容体
アンタゴニスト
適応型 軽度から高度 軽度および
中等度
軽度および
中等度
中等度および
高度
他のAChE阻害
薬との併用可。
剤型 錠剤
OD錠
パッチ剤 錠剤、液剤
OD錠
錠剤
投与回数 1日1回 1日1回 1日2回 1日1回
薬価
常用量
1日分
365円(5mg)
635(10mg)
249.2円(5mg) 
ジェネリック
427.5円
(18mg)
427.6円
(16mg)
427.5円
(20mg)
作用機序の違う薬を組み合わせて使える。
BPSDに対する薬剤
症状 使用する薬剤の例
易怒性、衝動性
イライラ(怒)	
デパケン、メマリー、
抑肝散・・
幻覚、妄想、興奮	
 セロクエル、
リスパダール
グラマリール・・	
抑うつ、不安、焦燥	
 デジレル
ジェイゾロフト
ルジオミール
リフレックス・・	
不眠、リズム障害	
 ロゼレム、アモバン・・	
上手く使えば助けに。
2009.11.23	
だれにも、その時は来ます。
言葉でのコミュニケー
ションは難しくなり、本
人の意思決定は困難に。
ベッド上での生活となり、
食べられなくなる。
そしてその時を迎える
皆が満足できる終末期のケア
後期〜終末期
ケース 80代 男性
徘徊して他人の家でコタツにあたっているなど
のことがたびたびあり、家族は家の外から鍵を
つけるなどの対応をしていた。風呂で溺れかけ
て救急搬送されることもあった。小規模多機能
事業所、訪問診療、訪問看護を利用しながら生
活していたが、庭先で転倒して圧迫骨折し入院
した。入院中はせん妄が出現、退院後は排泄も
オムツとなりベッド上中心の生活となった。
徐々に言語でのコミュニケーションも困難と
なった。誤嚥性の肺炎をたびたびおこし、在宅
での点滴、抗生剤の内服などでしのいでいたが、
食物も認知できなくなり食べられなくなった。
•  食べられなくなった時、患者や家族はど
う考えたらいいのだろう。
•  家族は認知症がどのような病気か理解せ
ずに混乱した中で治療選択を迫られる。
•  しかし認知症終末期の胃ろうが肺炎を減
らしたり苦痛をとるという証拠はない。
•  皆で、やれることはやる。でもどこで?
•  みんなが共犯となり明るい諦観で最期を
迎えられるか?
いつがその時?
•  皆に見守られているという安心感の中で
医療とケアが一体となって、最期まで支
えぬく体制(定期、緊急)が必須。
•  入院した際も終末期医療のあり方を踏ま
え、在宅医療と連携することが必要。
•  本人の意思が確認できないケースで、本
人の望まない治療方針となることがある。
書面(事前指示書)があれば、そんな事
態を避けられる可能性がある。またそれ
が家族、医療者を救うことになる。
認知症終末期のケア体制
終末期。PPKは理想?
Murray S A , Sheikh A BMJ 2008;336:958-959(改変)
心筋梗塞、事故	
  
巨大脳卒中	
悪性腫瘍	
心不全など	
認知症など変性疾患	
機
能
時間
認知症になっても
怖くない社会とは?
1974年 2012年2004年
認知症になってもならなくても、いよいよ
最期のその時まで、幸せに生きぬけるイ
メージができますか?
社会の状況
•  団塊の世代も高齢者に。
•  かつてない少子高齢多死時代へ
•  地方の産業の衰退、
•  中心市街地の衰退、
•  貧困化、過疎化、公共交通機関
の衰退、買い物難民。
•  老老介護、認認介護
•  単身世帯の増加
•  家族力、地域力の低下
困っている人に支援の光をあてる。
平成24年6月18日 厚生労働省認知症施策検討プロジェクトチーム
JA長野厚生連安曇総合病院
認知症疾患医療センター
•  総合病院に精神科の入院病床をもつ。
(精神症状と身体合併症の双方に対応)
•  認知症外来での専門的診断、治療、往診、
家族支援、入院治療等をおこなっている。
•  多方面と連携、協動し地域の認知症ケア
体制の構築を推進している。
•  専従PSWが認知症にかかわるあらゆる
相談をワンストップで受けている。
(0261−61−1190)
看護師
医師
ヘルパー
ケースワーカー
リハビリ(PT,OT,ST)
薬剤師
ケアマネージャー
栄養士
臨床心理士
 多職種・多職域のチームで支える
家族
歯科医、DH
入
院
入
院
入
院
長期入所、長期入院
これまで
入
院
入
院
入
院
入
院
入
院
入
院
入
院
入
院
これから
なんども入院を繰り返すなら入院を
いつでも相談でき、必要なら来てもくれる。
本当に困ったときは、いつでも入院できる
安心感があるから在宅療養ができる
地域の病院の役割は?
+定期訪問診療・看護・緊急往診	
  
    地域に多様な居住福祉	
在宅医療支援病棟
読売新聞 2013年8月27日	
  
	
認知症に優しい街って
どんな街?
認知症施策推進5カ年計画  
(オレンジプラン)
•  認知症ケアパスの作成
•  早期診断・早期対応
•  早期診断医療機関の整備
•  認知症初期集中支援チームの設置
•  認知症薬物治療ガイドライン策定
•  認知症地域支援推進員の増員
•  地域ケア会議の普及・定着
•  認知症地域支援推進員の増員
アルツハイマーカフェ
•  オランダ国内で約200か所。夜の部も。
•  認知症の当事者、家族、地域の人、誰でも
利用可。知識を普及し、認知症に向き合う
力をつけることが目的。
•  構造化されたプログラム。同じ内容の繰り
返し。(認知症の方も参加しやすい)
•  例)お茶のみ話(30分)→専門職がレク
チャー(30分)→休憩の間はダンスや踊
り(30分)→質疑応答(30分)→アル
コールや飲み物と一緒に歓談(30分)
池田町家族介護者交流会 
2012.7.13 安曇病院研修医も登場しての寸劇
劇の練習風景
介護者の体験発表 座談会
寸劇
~住み慣れた地域で安心して老いるために~
ダンカンさんと語る
タレント(オフイス北野所属)	
  
認知症をテーマにした小説「パブロフの人」を発表	
  
NHKハートネットTV「シリーズ認知症」出演	
認知症高齢者対策・高齢者虐待防止県民運動 地域啓発事業
入場無料
主催  安曇総合病院認知症疾患医療センター 池田町 
    大北地区認知症高齢者対策・高齢者虐待防止県民運動推進機関連絡会議
共催  社会福祉法人池田町社会福祉協議会 特別養護老人ホーム高瀬荘 	
  
    特別養護老人ホームライフ 松川村 大町市 白馬村 小谷村 大町保健福祉事務所 	
  
    北アルプス広域連合 大北圏域介護保険事業者連絡協議会 「認知症の人と家族の会」長野県支部	
 
 
安曇総合病院  認知症疾患医療センター
 ★講師紹介★
  ダンカン氏 
           タレント。オフィス北野所属。
     認知症をテーマにした小説「パブロフの人」を発表。
          その取材で介護実習を行い、あわせてヘルパー資格も取得。
     認知症に対する理解も深く、NHKハートネットTV「シ    
     リーズ認知症」にも出演。    
★会場のご案内★
信濃大町駅
※JR信濃⼤大町駅より徒歩5分
JA⼤大北北
アプロード
アップルランド
⼤大町総合病院
⼤大町駅⼊入⼝口
旭町
南原町
東若若宮町
R147
ザ・ビッグ
⽩白⾺馬村⽅方⾯面
池⽥田町⽅方⾯面
JR⼤大⽷糸線
信濃⼤大町駅
ご意見、ご感想をお聞かせください。
質問があればどうぞ。

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