More Related Content
Similar to Windows Server 2012 R2 のすべて (20)
Windows Server 2012 R2 のすべて
- 1. 書籍出版記念セッション Windows Server 2012 R2 のすべて エンタープライズ環境だけじゃない! WindowsServer2012R2のオススメ機能や特徴 ザ・ベストテン!
Win.tech.q知北直宏
Copyright 2014 Win.tech.q , All Rights Reserved
‘14/10/31@ MS & DELL & Win.tech.q共催Tech Fielders セミナーin 福岡
Win.tech.q
http://www.facebook.com/wintechq/
- 2. 2
はじめに
WindowsServer2012R2は エンタープライズ環境はもちろん、 小中規模環境でも威力を発揮する、優れたサーバーOSです。
WindowsServer2012R2の書籍出版記念セッションとして、 知北が独断で選んだ、「WindowsServer2012と WindowsServer2012R2」のオススメ機能や特徴の ベストテンをご紹介します。
次へ
- 4. 4
知北の自己紹介
知北直宏(ちきたなおひろ)Twitter: @wanto1101
福岡生まれの福岡育ち
MicrosoftMVP(Directory Services ⇒Hyper-V)
アイティデザイン株式会社代表取締役社長
ITPro、Sierとして、Active Directory、Hyper-Vなど、 マイクロソフトのサーバー製品の提案・構築・サポートなど担当。 大手、地場インテグレーターさんの後方支援など。
マイクロソフトのホワイトペーパー執筆、イベントスピーカー
書籍執筆
次へ
- 5. 5
書籍のご紹介
標準テキスト WindowsServer2012R2構築・運用・管理パーフェクトガイド
次へ
•2014年9月発売
•WindowsServer2012R2の主要機能について、 全39章、800ページオーバーで、解説
•日本マイクロソフトサポートチーム全面監修
http://www.sbcr.jp/products/4797377040.html
ISBN:978-4-7973-7704-0
- 6. 6
書籍のご紹介
次へ
01章Windows Server 2012 R2の概要と導入計画
02章Windows Server 2012 R2の導入
03章ストレージの管理
04章ネットワークの管理
05章ユーザーとグループの管理
06章Active Directoryの概要
07章Active Directoryの構築手順
08章Active Directoryの削除
09章サイトの構築と管理
10章RODCの構築と管理
11章OUの作成と管理
12章アカウントの管理
13章グループポリシーの管理
14章ユーザー環境の管理
15章Active Directoryの高度な管理
16章Active Directoryの保守
17章Active Directoryのマイグレーション
18章AD CSによるPKI環境の構築
19章Hyper-Vの概要
20章Hyper-Vの構築手順
21章Hyper-VレプリカによるDR対策
22章ライブマイグレーション環境の構築とHyper-Vクラスター
23章Windows Server Essentialsエクスペリエンスの活用
24章WSUSサーバーの構築と管理
25章DNSサーバーの構築と管理
26章DHCPサーバーの構築と管理
27章ファイルサーバーの構築と管理
28章ダイナミックアクセス制御の利用
29章iSCSIによるストレージエリアネットワークの構築
30章WebサーバーとFTPサーバーの構築と管理
31章Server Coreの利用
32章NAPによる検疫ネットワークの構築と管理
33章DirectAccess環境の構築
34章NLBクラスターの構築と管理
35章フェールオーバークラスターの構築と管理
36章パフォーマンス監視
37章セキュリティ管理
38章バックアップと回復
39章障害復旧
- 8. 8
エディション構成やライセンスが変更!
メインのエディションは「Standard」と「Datacenter」の二つに (「Essentials」もあり)
「Standard」と「Datacenter」の機能差は「ほぼ」なし
「Standard」は仮想インスタンスが2つまで、 「Datacenter」は仮想インスタンスが無制限
「Standard」も「Datacenter」も 「プロセッサライセンス」+「CAL」へ
次へ
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/pricing-and-licensing.aspx
「標準テキストWindows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」☛01章
- 10. 10
管理機能が強化!
「サーバーマネージャー」がマルチサーバー対応、 管理ツールのランチャーとして利用可能
「WindowsPowerShell」がさらに強化 「WindowsPowerShellDSC(Desired State Configuration)」 による構成の自動化
「ServerCore」がより実用的に
次へ
「標準テキストWindows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」☛02章、31章
- 17. 17
ストレージのコア機能が強化!
「重複排除」でディスクの使用効率向上
「記憶域スペース」でストレージを仮想化
1.「記憶域プール」でハードディスクやSSDを束ねる 2.「記憶域スペース」で「仮想ディスク」を作成 3.「ボリューム」を作成
・ミラーやパリティなどの「レイアウト」を指定可能
・「シンプロビジョニング」が可能
・SSDがあれば、「記憶域階層」や「ライトバックキャッシュ」も
次へ
http://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251- 6865ADA98E5D/WS2012R2_StorageSpace_ConfigGuide_v1.0.docx
「標準テキストWindows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」☛03章
- 18. 18
記憶域スペースの全体像
次へ
サーバー
物理
ディスク
仮想
ディスク
ファイル
サービス
クライアント
VMware, Xen
Hyper-V
SQL Server
VDI
PC
DEVICE
NFS
iSCSI
SMB 3.0 スケールアウト
SMB
Work Folder
SSD
HDD (SATA, SAS, USB)
記憶域プール
記憶域スペース
- 20. 20
ファイルサービスが強化!
「iSCSI ターゲット」を標準サポート ストレージエリアネットワーク(SAN)を容易に構築可能に
「ダイナミックアクセス制御」で、 オブジェクトの属性を使ってアクセス制御
「ファイルサーバー」の役割も進化
次へ
「標準テキストWindows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」☛27章、28章、29章
- 21. 21
iSCSIターゲットとイニシエーター
次へ
サーバーでは、iSCSI ター ゲットを設定して、
クライアントでは、iSCSI イニシエーターを設定し て、接続する
iSCSI専用SAN
(StorageAreaNetwork)
PCなど
ファイルサーバーなど
(iSCSIイニシエーター)
iSCSIターゲット
サーバー
LUN
iSCSI
LUN
LUN
- 23. 23
ネットワークのコア機能も強化!
「SMB3.0」でファイル共有が高速、高機能に
「NICチーミング」を標準搭載
次へ
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831474.aspx
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831648.aspx
「標準テキストWindows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」☛04章
- 24. 24
NICチーミング
次へ
①チームを作成
②メンバーとなるアダ プターの選択や、追 加プロパティを設定
③チームにIPアドレス など設定
- 26. 26
ネットワークサービスが進化!
DNSサーバー
DHCPサーバー
IIS
WSUS
DirectAccess
その他いろいろ
次へ
「標準テキストWindows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」☛25章、26章、その他あちこち
- 27. 27
DHCPフェールオーバー
次へ 負荷分散モード ホットスタンバイモード(例)
アクティブ
DHCPサーバー
アクティブ
DHCPサーバー
DHCP
スコープ
アクティブ
DHCPサーバー
アクティブ
DHCPサーバー
アクティブ
DHCPサーバー
アクティブ
DHCPサーバー
スタンバイ
DHCPサーバー
スコープ1
10.1.0.0/16
スコープ2
10.2.0.0/16
スコープ3
10.3.0.0/16
スコープ4
10.4.0.0/16
- 28. 28
DirectAccess
次へ
DirectAccess
クライアント
DirectAccess
サーバー
ドメイン
コントローラー
各種
社内サーバー IPv6+ IPsecテクノロジー
インターネット接続を使って社内ネットワークに安全にアクセスする仕組み
IPv6とIPsecをベースとしたテクノロジー
社内にいても、社外にいても、同様に社内リソースにアクセス可能
- 30. 30
フェールオーバークラスターが身近に!
「フェールオーバークラスター」が 「Standard」エディションでも構成可能に
さまざまな役割や機能を「高可用性」対応に ・ファイルサーバー (汎用ファイルサーバー、スケールアウトファイルサーバー) ・Hyper-V ・その他多くの標準コンポーネントや、汎用アプリケーションなども
次へ
http://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251- 6865ADA98E5D/WS2012R2_MSFC_ConfigGuide_v1.1.docx
「標準テキストWindows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」☛35章、22章
- 31. 31
フェールオーバークラスター
次へ
アクティブノード
パッシブノード
クライアントコンピューター
サービス
サービス
SAN
データ
↓
パッシブノード
↓
アクティブノード
②フェールオーバー
障害発生!
基本の動作は
「アクティブ/パッシブ」です。
①リソースの再起動
共有のIPアドレス、
コンピューター名
- 36. 36
ActiveDirectory関連での重要なお知らせ
Windows Server 2003 で構築されたActive Directory 環境に、 Windows Server 2012 R2 をドメインコントローラーとして追加すると、 不具合が発生する可能性があります。 (WindowsServer2003ドメインコントローラーが存在しなくなった 環境でも起こる可能性があります)
次のマイクロソフトサポートチームのブログや、ナレッジベースを参照して、 対策、対応をお勧めします。
http://blogs.technet.com/b/jpntsblog/archive/2014/10/15/windows-server-2012-r2- windows-server-2003.aspx
http://support.microsoft.com/kb/2989971
次へ
- 38. 38
Hyper-Vの進化がスゴすぎる!
「Hyper-Vレプリカ」で容易に仮想マシンの BCP/DR対策が可能に
「Hyper-Vover SMB」で、 SMB3.0ファイルサーバー上に仮想マシンを置くことが可能に
仮想マシンを稼働させたままHyper-Vサーバー間で移動させる 「ライブマイグレーション」がさまざまなシナリオに対応
その他にも、パフォーマンスアップや機能拡張がいっぱい
次へ
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831410.aspx
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn282278.aspx
「標準テキストWindows Server 2012 R2 構築・運用・管理パーフェクトガイド」☛19章~22章
- 39. 39
Hyper-Vレプリカ
次へ レプリカサイト レプリカ サーバー レプリカサイト レプリカ サーバー プライマリサイト プライマリ サーバー
Hyper-Vレプリカのレプリケーション頻度
レプリケーション頻度として「5分」以外に、「30秒」、「15分」も選択可能に
Hyper-Vレプリカの拡張レプリケーション
レプリカサーバーの、さらにレプリカサーバーを構成可能
レプリケーション
レプリケーション
30秒 5分
15分
- 40. 40
ライブマイグレーション
次へ
仮想マシンを稼働させたままHyper-Vサーバー間で移動させるテクノロジー
SAN
クラスター クラスターあり共有記憶域あり共有記憶域なし
SAN
SMB3.0ファイルサーバーなど
- 41. 41
WindowsServer2012R2Hyper-V構築のポイント
障害を未然に防ぐために、「Hotfix」を適用することを推奨
アンチウイルスの除外を忘れずに
WindowsServer2012R2Hyper-Vでは、ホストOSのメモリー 管理方法が変わっているため、サイジングに注意
次へ
Hyper-Vの推奨Hotfix
http://social.technet.microsoft.com/wiki/contents/articles/20885.hyper-v-update-list-for-windows-server- 2012-r2.aspx
フェールオーバークラスターの推奨Hotfixhttp://support.microsoft.com/kb/2920151/en-us
アンチウイルスの除外に関する情報
http://support2.microsoft.com/kb/961804/en-us
Hyper-V にてメモリ空き容量があるにも関わらず仮想マシンの起動に失敗する
http://support2.microsoft.com/kb/2962295/ja
- 42. 42
まとめ+α
今回は次のような機能や特徴についてご紹介しました。
エディション構成やライセンス
管理機能
Essentialsエクスペリエンス
ストレージのコア機能
ファイルサービス
ネットワークのコア機能
ネットワークサービス
フェールオーバークラスター
Active Directory(仮想化対応機能)
Hyper-V
WindowsServer2012R2には、 これら以外にも優れた機能や特徴がたくさんあります。
次へ
- 43. 43
まとめ+α
動作させる環境によっては利用できない機能などありますから、 注意しましょう。 (例えば、MicrosoftAzureの仮想マシンとしてWindowsServer2012R2を実行する際には利用できない役割や機能がある、など)
WindowsServer2012R2では「非推奨」となった機能もある点に も注意が必要です。
これら注意点も考慮しながら、優れたIT環境を構築していきましょう。
次へ