3. 関連研究
A A
R R
R
R R
Et Ex
テーマパーク問題[2003 川村] 道路交通における協調カーナビ[2006 山下]
4. 共有資源と社会的利用
• エージェント集合 Eのべき集合
A={ak| k = 1,2,...,m}
E*
• 共有資源 E={ei| i = 1,2,...,n}
• エージェントの取りうる戦略集合
E*=2E
• エージェントkの戦略
ek E *
* * *
ek e k
• エージェントkのコスト
* *
Ck (ek , ek )
• ek ek
* *
① C (ek , ) C (ek , ek ) C I
* * *
ek ek
* *
ak以外の戦略
② C (e , ) C (e , e ) C
*
k
*
k
*
k
D
の集合
| C (ek , ek ) C (ek , ) || ek ek |
* * * * *
5. 共有資源利用におけるハイパーゲーム
• エージェントkが受けるサービス
*
S (ek )
• エージェントkの利得関数
Pk S (ek ) C (ek , ek )
* * *
PkI S (ek ) C I (ek , ek )
* * *
エージェントが参加して
PkD S (ek ) C D (ek , ek )
* * *
いるゲーム
考エ
他の全エージェントの関 えー PkI PkD
数であるので観測が困難 方ジ PII PID
ェ PkI
ン
ト
の PkD PDI PDD
17. 共有資源と社会的利用
• 共有資源 E={eij| i,j = 1,2,...,n}
• エージェント集合 A={ak| k = 1,2,...,m}
• 時間 t (t=1,2,...,n) エージェントは1ステップごとに1つ資源を使える
• エージェントの資源利用情報
1 akが時刻tにeijを使う時
xijtk
a
0 otherwise
• 資源eijを使うコスト
D={dij | i,j = 1,2,...,n}
• tにおいて資源eijを使うコスト
bij (t ) d ij xijtk
a
ak
• エージェントがt=nまでにかかったコスト
Cak xijtk bij (t )
a
• 社会的利用 t i j
min Cak を満たすように資源を利用すること
ak
• エージェントakの目的関数
min Cak
18. ゲーム理論的分析
• エージェントの資源利用情報行列を
x ak {xijtk | i, j 1,2,..., n}
a
エージェントが取りうる
xa k の集合を
X ak
と定義するとCakは x a に依存しているので x a の関数として
k k
ijt
Cak ( x a1 , x a2 ,..., x am )
と書くことができる。
エージェントakをプレイヤー、a
をakの戦略、 a a a
をプレイヤーakが戦略
x Ca ( x , x ,..., x )
をとったときに得られる利得と考えることでナッシュ均衡解、パレート解を定義することがで
k
xa k
1 2 m k
き、
Cak ( x* ) min[Cak ( x*a1 , x*a2 ,..., x ak ,..., x*am ) : x ak X ak ]
を満たす解、x* ( x*a1 , x*a2 ,..., x*am ) がナッシュ均衡解、
利得ベクトル C (Ca ,..., Ca ), C (Ca ,..., Ca ) において
となる利得ベクトルx’が存在しないときxがパレート効率的な解となる。
1 m 1 m
Ca Ca (i 1,2,..., n)
• また、エージェントが自分以外のエージェントの資源利用情報 を考慮せず、資源eijのコ
i i
xa k
ストdijのみを考え、
min Ca xij dij
k
a k
を達成しようと最適化を行うことを個人最適化と定義する。
i j
19. 問題
CI
A E
CD
観測不能
• エージェント集合AはCIのコストを想定して共有資源Eを利用
するが、他のエージェントの戦略 e k により実際にかかるコス
*
トはCDである
20. モデル化にあたって
• モデルに必要とされる条件
a
– 解表現 X k が有限個で実数解である
– 共有資源のコスト Ca がエージェント数で変動させられる
k
– エージェント数m及び共有資源数nを任意に設定可能
TSPを拡張したモデルにより実現