2014年12月11日(木) に行われたWebinarの資料です。

1. Lightning connectを活用した
システム連携
株式会社セールスフォース・ドットコム

2. Lightning connect概要
Salesforce 2014

3. 2
リアルタイム連携
（随時ユーザーリクエスト
に応じて動作）
バッチ連携
（夜間等、定期的
タイミングで動作）
Call Center
DMZ
WAN
基幹LAN
Supplier
（Portal）
リアルタイム連携
購買情報確認（SAP）
バッチ連携
顧客情報確認
リアルタイム連携
在庫情報確認（SAP）
バッチ連携
需要予測
Apex Call Out
eメール
お客様からの
お問い合わせ
?
ECサイト電話 SNS FAX
システム連携全体イメージ
2
顧客情報
問合情報
お客様
顧客情報
購買情報
在庫情報
標準
標準プロトコルの利用による、
開発の少ない連携を実現
将来的にはSalesforceの異なる組織間でのオブジェクト連携も可能となる予定

4. Lightning Connect がもたらすメリット
3
常に最新データ
データストレージ
消費レス
開発生産性向上
n データはWebサービスを介
して、参照目的でオンデマン
ドに外部データプロバイダー
のマスタデータにアクセス、
アクセスのたびにリフレッ
シュされるため、データが
陳腐化されることはありま
せん
n ETL機能ではないため、デー
タ同期の複雑な定義はされ
ません
n データは Salesforce にコ
ピーされず、一定の期間中の
み Salesforce メモリ上に滞
在するだけです
n そのためデータストレージを
消費せず、ストレージコストを
抑制します。
n データは Salesforce にコ
ピー保持されないため、デー
タレジデンシにおける顧客の
負担を緩和します
n セットアップはマウス操作の
point-and-click ベースとなり、
外部データへの接続やセキュ
リティ実装の負荷を抑制しま
す
n 読みだされたデータは
Salesforce オブジェクトに
フォーマットされ、 SOQL、
Lookup 等の処理が可能です
n 開発者は重要なビジネスロ
ジックや画面開発等に集中

5. 4
既存手段を用いたシステム連携イメージ
4
Salesforceでは他システムとの連携を容易に実現する仕組みをご提供しております。連携ツールやAPI
を使用することで、貴社基幹システム / その他アプリケーションとの連携が可能です。
スケジュール情報
⾒見見込み顧客情報
顧客情報
案件情報
問合せ情報
ドキュメント
etc
⾃自社開発
基幹システム
（DB連携）
モバイルPC
デスクトップPC
携帯電話
CSV
連携ツール
⼿手動連携
⾃自社開発
デスクトップ
アプリケーション
Office
Edition
Outlook
Edition
＋
基幹システムからの情報
例例 –
顧客情報
例例 –
会計情報
例例 –
与信情報
etc
同期
同期
パッケージソフト
AppExchange連携
DWH,
BI
ツール
NetWeaver
BI
・
・
・
・
・
・
開発が必要な範囲

6. Lightning Connectシステム構成イメージ
5
スケジュール情報
見込み顧客情報
顧客情報
案件情報
問合せ情報
ドキュメント
etc
自社開発
基幹システム
（DB連携）
OData Provider（開発）
＋
基幹システムからの情報
例 – 顧客情報
例 – 会計情報
例 – 与信情報
例 – 在庫情報
etc
パッケージソフト
NetWeaver Gateway
LightningConnect
withODataconnector
OData 対応製品
・Custom Objects
⇒クリックベース開発
・SOQL access
⇒VF+Apex利用
・SOSL search
⇒API利用
・Reporting
⇒レポート利用
Provider開発
・Java(odata4j)
・.net (WCF)
など
Agent
Agent
Lightning Connectを利用する事で、社内システムや外部のサービスと、シームレスに連携が出来る
Spring ’15以降に順次提供予定
次リリース以降に提供
開発が必要な範囲

7. ODataを利用した連携
Salesforce 2014

8. ODataとは？
7
ODataとはRESTアーキテクチャをベースに、AtomPub/JSONフォーマットを用い、
データリソースにアクセスするための様々な仕様を定めたプロトコル
ODataでのURI表記
http://services.odata.org/OData/OData.svc/(*)Category/Products?$top=2&$orderby=name
_________________________________/ _________________/ __________________/
| | |
service root URI resource path query options
- service root URI
ODataAPIで提供されているサービスを識別するURI(RDBでのデータベース)
- resource path
API内の個別リソースのパス（RDBでのテーブル）
- query options
クエリの条件(RDBでのSQLクエリ)
(*)$metadataポイント：service root URIでアクセス可能なリソースのメタ情報を出力

9. ODataでSalesforce.com連携の何が変わるのか
8
1. 標準プロトコルの利用により、統一的/透過的な連携が可能になる
• EAIなどでは、実装が製品に依存するため流用ができない
• 設定のみで連携が可能
• Custom Objectと同じ手順でカスタマイズ、アクセス制限などが可能
（参照関係も可能、ただし主従関係はできない）
2. 基幹システム連携の敷居が低い
• セキュアエージェントを用いることで、FW内のシステムとの連携が可能
※次リリース以降提供予定の機能
• .net/javaなど社内で利用している開発リソースを流用してAPI作成が可能
→OData対応のGatewayがある場合には、社内システム側の開発が不要
3. モバイル対応が容易
• Salesforce1で外部オブジェクトも利用可能

10. Lightning Connectの制限
​ Lightning ConnectでODataを利用する場合には以下の制限があります
1. ODataのクエリオプションの利用ができない
• orderbyやjoinなど、ODataクエリでは便利な拡張機能があるが、Lightning Connectでは
それらの利用はできない
2. 利用出来る認証方式はHTTP Basicのみ
• User/Password方式のみで、Digest認証は利用不可
3. 認証付きのservice root URIはSSLのみで、正規のCA署名が必要
• 以下のSalesforceで許可されているCA証明書が必要（独自は不可）https://
developer.salesforce.com/page/Outbound_Messaging_SSL_CA_Certificates
4. 現時点で登録できるservice root URIは１つ
5. 現時点では参照のみ
6. 現時点ではDMZなどインターネットアクセス可能な場所にAPIが必要
• 次期以降のリリースで対応予定

11. Lightning connectのセットアップ
Salesforce
2014

12. Odataの設定（ExternalDatasource設定）
​ 外部オブジェクトを利用するには、まずビルド→開発→External Data Sourceで、ODataのService Root URIを
外部ソースとして設定する。
※現時点で登録できるデータソースは1つまで。（来年年Springで緩和予定）
※認証で利利⽤用出来るのは、Basic認証（ユーザ/パスワード）と認証プロバイダ経由でのOauth
（認証プロバイダはSalesforce上に登録されるプロバイダ）
※対応しているデータフォーマットはJSONまたはAtomPub（設定画⾯面の形式から選択）

13. （ご参考）ODataの設定 -SAP連携
​ Netweaverゲートウェイを導入されている場合であれば、直接SAPとの連携も可能です
NetweaberのOdata Service
Root URIを設定
Netweaberゲートウェイのアクセス
用ユーザ/パスワードを設定

14. Odataの設定（外部オブジェクト）
​ 設定された外部データソースから、Service Root URIに登録されているResourceをオブジェクトとして取り込む。
※外部オブジェクトとして、登録されたオブジェクトがOData上のendpoint(URI)になる
※⼿手⼊入⼒力力が⾯面倒な場合には、外部データソースの編集から、検証と同期ボタンをクリッ
クして取り込み可能
Service Root URIに定義され
ているResource名を入力

15. サンプル画⾯面
Salesforce
2014

16. タブ表示
​ 外部オブジェクトとして登録したものは、通常のカスタムオブジェクト同様タブを作成して、画
面上で表示することが可能。
※現時点では、データの参照のみしか出来ない（来年年Springに編集・削除も可能になる予定）

17. オブジェクトの参照関係の設定
​ オブジェクトの外部参照関係は、通常の参照関係項目の追加と同様の手順で追加可能。
※カスタム項⽬目の新規登録で、外部参照関係が追加されているのでこちらから項⽬目を作成
※参照関係や主従関係からは、外部オブジェクトへの参照は追加出来ないので注意

18. オブジェクトの参照関係の確認（元オブジェクト）
​ 参照関係のある外部オブジェクト項目は、通常のカスタムオブジェクト同様ルックアップ等で
の検索が可能。
※ルックアップ参照からの登録が可能
※外部オブジェクト定義から、通常のカスタムオブジェクト同様ルックアップのレイアウト変更更も可

19. オブジェクトの参照関係の確認（外部オブジェクト側）
​ 参照された外部オブジェクト側からは、参照元のオブジェクトのデータが関連リストとして表
示される。
※レイアウト編集によって、表⽰示⾮非表⽰示の制御も可能
関連リスト
レイアウト編集画
面