1. 中央教育審議会答申
今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について
～働くことをめぐる子ども・若者の現
状～
教育学部 芸術文化課程 音楽文
化コース
0238017Z
平井 ありさ

2. はじめに
グラフで若 世界的な視 若者・教師
者の現像を 野でも考え のそれぞれ
把握 る の在り方

3. 学歴別の正社員割合
短期高等教育卒
普通高校卒の
男 専門・総合高校卒 正社員率が
低
性 普通高校卒
高卒未満
正社員
短期高等教育卒
そのほか
専門・総合高校卒
女
普通高校卒
性
高卒未満
0% 50% 100%
※平成19年度に、２１歳となる者（約1,700名）を対象に行ったサンプル調査に基づき集
計。
資料：「若者の教育とキャリア形成に関する調査（2007年第1回調査報告書）」
（日本教育学会特別調査研究「若者の教育とキャリア形成に関する研究会」）

4. ～グラフ①から分かること～
保護者・学校における進路指導が、大学進学を第一としたものに偏ってい
る。
職業に関する教育に対する認識の不足
脱却
ある時点での専門分野・職業分野の選択
の消極的観念
職業選択に対する意識の改善が求められる

5. 識
（中学生）
中学生の成績は良好
しかし将来のために必要あるとい
う
意識は最底辺。
オーストリア 将来、自分が望む仕事に
就くために学習を行う必
要があると答えた割合
イングランド
（％）
勉強すると日常生活に役
アメリカ 立つと答えた割合（％）
シンガポール 勉強は楽しいと答えた割
合（％）
韓国
教科の平均得点（点）
日本
資料：国立教育政策研究所 生徒指導研究センター 「自分と社会をつなぎ、未来を拓くキャリア教育」（中学生向けキャリア教育推進パ
ンフレット） 0 20 40 60 80 100

6. ～グラフ②から分かること～
 自分が将来就きたい仕事のために学習を行う必要
があると答えた割合が最も多かった国・・・＿
＿＿＿
 日本との違いは何だろうか？
日本の進路指導の先生の役割→生徒を職場、労働、
仕
事に
結びつけること。
＿＿＿＿のスクールカウンセラーの役割→生徒を学
教師の専門性の違い
校の中でキャリアへの道筋と結びつけることで、
生徒が仕事やキャリアへと歩めるようにするこ

7. ～他国と比べて若者・教師に必要なもの～
自己探求 自己評価
①興味関心
②価値観
③自己能力・効能感・自己の能力に対する自己評
価。
④実際に持っている能力 ２つに
分ける
学生自身の自己能力に対する自己評価
ことが
重要！
実際に発揮できる能力

8. ～若者の現状 まとめ～
 「学校から社会・職業への移行」が円滑に行われていない。
 「社会的・職業的自立」に向けて様々な課題が見られる。
・コミュニケーション能力等職業人としての基本的能力の低下
・職業意識・職業観の未熟さ
・進路意識・目的意識が希薄な進学者の増加
若者個人のみの問題ではなく、社会を構成する各界が互い
に
役割を認識し、一体となり対応することが必要。
その中で、学校教育は、重要な役割を果たすものであり、
キャリア教育・職業教育を充実していかなければならな

9. ～国の支援策～
 キャリアカウンセリング
 就職支援を行う者による新規学卒者の
相談支援の強化
 卒業後３年以内の既存者を採用する企業や
トライアル雇用を行う企業への奨励金の
創設
 雇用意欲の高い中小企業と新規学卒者等の
ミスマッチ解消に向けた取り組みの強化
 専門学校等における実習補助員の雇用等、
新規学卒者・未就職者のための採用枠の拡
大や追加求人枠の提出 など…

10. ～最後に～
若者の立場から・・・ 教師の立場から・・・
 どうしても目の前のこ  生徒が本当に求めてい
とにとらわれてしま るものに気づき、サ
う。広い視野を持つこ ポートできる体制を整
と！ える。
 すでに自分の中にある  生徒にとって本当に将
情報をすべてだと思わ 来につながるものが何
ず、自ら情報収集に努 かを考える。
めること。
両者共により良いキャリア教育・職業教育の在り方を目指そう！