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Ansible の現在とこれから
Hajime Taira
Partner Solution Architect
2017/2/27
AUTOMATION FOR EVERYONE
2
講師紹介
レッドハット株式会社
ソリューションアーキテクト
平 初 (たいら はじめ)
趣味:写真、サイクリング
Linux 歴 : 21 年目
Fedora L10N コーディネーター (2004 年〜 )
GNOME コントリビューター( 2010 年〜)
OpenStack コントリビューター (2015 年〜 )
3
Ansible 関連の書籍
●
Ansible の実践的な活用ガイド
●
第 1 章を私が書いています
●
実践的なプレイブックの書き方に注力しています
●
Ansible のロールの使い方から Playbook のテスト
の方法まで解説しています
●
Ansible の入門書の決定版で内容が濃い
●
これから Ansible をはじめる人向けに基本的な内容か
ら、その活用方法、 応用編として OpenStack / AWS /
Azure とのクラウド連携、 Playbook テスト手法まで幅
広く網羅
●
第 6 章の OpenStack 連携の部分を私が書いています
●
OpenStack を運用する際に、頻繁に必要となる操作を中
心に解説しています
Ansible はどのように動くのか?
●
都度都度小さなスクリプトを送り込む (SFTP or SCP)
●
対象ホストに Python が必要 ( Python 2.4 以降 )
Playbook
ユーザー
ネットワーク
モジュール
クラウド
インベントリー
サーバー
API
プラグイン
Ansible のラインナップ
OSS で無償提供されている Ansible (Core)
※ 現在は、 Red Hat の製品としての提供はされていません。
※Red Hat Ceph Storage や OpenShift Container Platform など
一部製品のインストーラーに組み込まれている
Red Hat 社が提供する Ansible 製品
オープンソース化の作業中…
UI の日本語化の作業済み
※ 次のバージョンで取り込まれる予定
5
Ansible を使ってできること
プロビジョニング オーケストレーション 構成管理

パッケージインストール

設定変更

ファイルの転送

複数の機器・製品に対し
て自動で順序実行

Server / Router / Switch
/ FW / Load Balancer /
Storage / Database
/Cloud etc…

状態確認

バッチ処理

アップデート実行

セキュリティパッチ確認
6
Ansible の 3 つの特徴
シンプル エージェントレスパワフル

管理対象にエージェント
インストール不要

SSH or WinRM

多数の製品・環境に対応
し、様々な操作が可能

( 取得してすぐ利用でき
るロール )

ソースコードではない

一つの言語( YAML )
で

冪等性
7
クラウドプロビジョニング
●
ハイブリッドクラウドへのデプロイメント対応
– Libvirt(Linux KVM, Hyper-V, Xen, Linux Container), VMware, RHEV,
OpenStack などのオンプレミス環境、 AWS(Amazon), Azure,
GCE(Google), Rackspace などのパブリッククラウド環境に対応
●
PaaS 対応
– Kubernetes / OpenShift v3 などの PaaS の環境の制御に対応
●
Docker コンテナー対応
– Docker コンテナーの展開、 Docker 環境の制御に対応
Hybrid Cloud
9
Ansible Tower による Azure 管理
Azure RESTAPI
●
仮想マシンのウォームスタンバイ
●
ゲストの RHEL に MW をデプロイ
●
ゲストの RHEL にアプリをデプロイ
●
ARM テンプレートの呼び出し
→ ロードバランサー配下へ
仮想マシン作成のデプロイからアプリのデプロイ、 ARM テンプレートの連携も可能
Playbook
ユーザー
Azure
モジュール群
Web UI
最新情報と
ロードマップ
Ansible Core 2.2
●
コンテナー管理
– Docker Network への対応
– ansible-container のサポート
– Kubernetes/OpenShift のサポート
●
ネットワーク装置
– Cisco(ASA) 、 Dell Network OS 、 F5 、 Nokia SR-OS 、 Pluribus
Netvisor 、 VyOS のサポート追加
●
クラウドサービス関連
– 新しくなった VMware 向けのモジュール
– AWS 向けのサポート拡充 (Amazon EFS 、 Amazon
Redshift 、 Amazon Lambda)
ロードマップ
Ansible Core 2.3 の予定
●
Python 3 完全対応
●
Windows Server 2016 のサポート ( 操作対象 )
●
Microsoft Active Directory 管理のモジュール
●
Azure Stack のサポート
●
Amazon ELB のサポート
※ ロードマップは以下の URL から確認できます。
https://github.com/ansible/ansible/blob/devel/docs/docsite/rst/roadmap/ROADMAP_2_3.rst
2.1 2.2 2.3
March, 2017Nov, 2016May, 2016
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Ansibleの現在とこれから

  • 1. Ansible の現在とこれから Hajime Taira Partner Solution Architect 2017/2/27 AUTOMATION FOR EVERYONE
  • 2. 2 講師紹介 レッドハット株式会社 ソリューションアーキテクト 平 初 (たいら はじめ) 趣味:写真、サイクリング Linux 歴 : 21 年目 Fedora L10N コーディネーター (2004 年〜 ) GNOME コントリビューター( 2010 年〜) OpenStack コントリビューター (2015 年〜 )
  • 3. 3 Ansible 関連の書籍 ● Ansible の実践的な活用ガイド ● 第 1 章を私が書いています ● 実践的なプレイブックの書き方に注力しています ● Ansible のロールの使い方から Playbook のテスト の方法まで解説しています ● Ansible の入門書の決定版で内容が濃い ● これから Ansible をはじめる人向けに基本的な内容か ら、その活用方法、 応用編として OpenStack / AWS / Azure とのクラウド連携、 Playbook テスト手法まで幅 広く網羅 ● 第 6 章の OpenStack 連携の部分を私が書いています ● OpenStack を運用する際に、頻繁に必要となる操作を中 心に解説しています
  • 4. Ansible はどのように動くのか? ● 都度都度小さなスクリプトを送り込む (SFTP or SCP) ● 対象ホストに Python が必要 ( Python 2.4 以降 ) Playbook ユーザー ネットワーク モジュール クラウド インベントリー サーバー API プラグイン
  • 5. Ansible のラインナップ OSS で無償提供されている Ansible (Core) ※ 現在は、 Red Hat の製品としての提供はされていません。 ※Red Hat Ceph Storage や OpenShift Container Platform など 一部製品のインストーラーに組み込まれている Red Hat 社が提供する Ansible 製品 オープンソース化の作業中… UI の日本語化の作業済み ※ 次のバージョンで取り込まれる予定 5
  • 6. Ansible を使ってできること プロビジョニング オーケストレーション 構成管理  パッケージインストール  設定変更  ファイルの転送  複数の機器・製品に対し て自動で順序実行  Server / Router / Switch / FW / Load Balancer / Storage / Database /Cloud etc…  状態確認  バッチ処理  アップデート実行  セキュリティパッチ確認 6
  • 7. Ansible の 3 つの特徴 シンプル エージェントレスパワフル  管理対象にエージェント インストール不要  SSH or WinRM  多数の製品・環境に対応 し、様々な操作が可能  ( 取得してすぐ利用でき るロール )  ソースコードではない  一つの言語( YAML ) で  冪等性 7
  • 8. クラウドプロビジョニング ● ハイブリッドクラウドへのデプロイメント対応 – Libvirt(Linux KVM, Hyper-V, Xen, Linux Container), VMware, RHEV, OpenStack などのオンプレミス環境、 AWS(Amazon), Azure, GCE(Google), Rackspace などのパブリッククラウド環境に対応 ● PaaS 対応 – Kubernetes / OpenShift v3 などの PaaS の環境の制御に対応 ● Docker コンテナー対応 – Docker コンテナーの展開、 Docker 環境の制御に対応 Hybrid Cloud
  • 9. 9 Ansible Tower による Azure 管理 Azure RESTAPI ● 仮想マシンのウォームスタンバイ ● ゲストの RHEL に MW をデプロイ ● ゲストの RHEL にアプリをデプロイ ● ARM テンプレートの呼び出し → ロードバランサー配下へ 仮想マシン作成のデプロイからアプリのデプロイ、 ARM テンプレートの連携も可能 Playbook ユーザー Azure モジュール群 Web UI
  • 11. Ansible Core 2.2 ● コンテナー管理 – Docker Network への対応 – ansible-container のサポート – Kubernetes/OpenShift のサポート ● ネットワーク装置 – Cisco(ASA) 、 Dell Network OS 、 F5 、 Nokia SR-OS 、 Pluribus Netvisor 、 VyOS のサポート追加 ● クラウドサービス関連 – 新しくなった VMware 向けのモジュール – AWS 向けのサポート拡充 (Amazon EFS 、 Amazon Redshift 、 Amazon Lambda)
  • 12. ロードマップ Ansible Core 2.3 の予定 ● Python 3 完全対応 ● Windows Server 2016 のサポート ( 操作対象 ) ● Microsoft Active Directory 管理のモジュール ● Azure Stack のサポート ● Amazon ELB のサポート ※ ロードマップは以下の URL から確認できます。 https://github.com/ansible/ansible/blob/devel/docs/docsite/rst/roadmap/ROADMAP_2_3.rst 2.1 2.2 2.3 March, 2017Nov, 2016May, 2016