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ベネッセ現場担当者の取り組み

分析から改善のアクションへ


企画・サイトの絶え間ない改善のために。


     2012年4月27日
 株式会社ベネッセコーポレーション
教育事業本部 次世代マーケティング部
       川崎 洋
【本日のテーマ】
 「分析」をしっかりと行い
「改善」へと活かすための
    3つのポイント
【本日の内容】
①検証観点は「企画目的」から考える

②数字の扱いに気をつける

③解析実践事例
4
【1】 WEB施策実行サイクルの中での「分析・検証」の位置づけ
「Plan-Do-Check-Action」サイクルにおける「Check」にあたります


            【課題発見】
              【企画立案】

           【企画実行・制作】

               【リリース】

         【効果検証・分析】
5
【2】 それぞれのパターンにおける分析・検証の考え方


  【課題発見】        の場合
  →「そもそもの企画(サイト)の目的が何か?」
   を改めて考えたほうが良い場合があります。
   その上で目的達成の「ボトルネック(障害)」を探します。



 【効果検証・分析】            の場合
  →企画の段階で「企画目的(サイト目的)」を明確にしておき
   その達成度合いとその要因となる指標を見ていきます。


   ※つまり「何を」「どのように検証するか」の「何を」が明確であることが大事です。
    これはどのような企画・仕事でも全く変わらないと思います。
6
【3】 「何を」検証するか?
 「企画(サイト)の目的は何か?」から考えることが肝要です。

       企画の目的        検証すべき数字

     とにかく見込み客を
                    訪問者数
     大量に集客する企画

     通信講座に
                    入会数
     入会してもらう企画

     資料請求により
                    新規獲得リスト数
     リスト収集する企画

     広告媒体価値を
                    ページビュー数
     高める企画
7
【事例1】 リスト獲得施策評価
最終的な目標をどこに置くかによって、評価・投資判断が変わってくる。

           キャンペーンA     キャンペーンB    キャンペーンC
  投下コスト      100万円      100万円      100万円
   獲得数       50,000件    30,000件    20,000件
 新規リスト率        5%         20%        10%
 新規リスト数       2500件     6,000件     2,000件
 リスト獲得単価      ¥400       ¥167       ¥500
 リスト内入会率       5%         10%        40%
   入会数        125件       600件       800件

           ⇒仕事が過度に分解されると、見誤ることがありうる
8
【事例2】 ゴール設定が難しいサイト例

   【コーポレートサイト】        【ポータルサイト】




   やはり 「サイト目的を何に置くか」が基本。
最終目的の指標が決まったら
 それを因数分解します。
10




 ラーメン屋さんの場合


     人数
売上    ×
      単価
11
【4】 中間指標を考えてみる
 最終目的の指標を因数分解してブレイクダウンしていきます。

 ※例えば「入会申し込み」が企画目的の場合。

                                        自社サイト経由
                        サイト
                       訪問者数                       ・バナー経由
                                        他社サイト経由   ・メール経由
                                                  ・検索サイト経由
    申込者数                 ×               コンテンツA
                                                    :


 ※「コンバージョン数(CV)」
  と呼んだりもします。
                       サイトでの
                                         コンテンツB
                      クロージング率
                   ※「コンバージョンレート(CVR)」
                    と呼んだりもします。           コンテンツC
12



      さっそくやってましょう!
                               3min

①担当しているサイトについて、最終目的の
 指標を明確にし、因数分解してみましょう。
 ※サイト運営を行っていない方は、「ECサイトの売上」を
  目的とした場合を想定し、課題に取り組んでください。

                               2min
②作成した因数分解の図について
 隣同士で発表してみましょう。
13
【ワーク】 企画目的の指標を因数分解する


 ■目的=




     目的       ×
14
【5】 因数分解から考える
 企画目的を因数分解し「障害」要因や「改善ポイント」を考える

 ■目的=「入会申し込み」 訪問者を増やす?
                       自社サイト経由
                 サイト
                訪問者数
                       他社サイト経由
   申込者数          ×      コンテンツA

             サイトでの       クロージング率の高い
                        コンテンツB
                          コンテンツに誘導?
            クロージング率

     クロージング率を           コンテンツC
       上げる?
15
【6】 WEBサイトの企画観点

WEBサイト(企画)を構造化すると以下のようになります。

                         ※TOPページ以外から
    ②サイトへどう集客するか?         訪問することもある     ①サイト目的は何か?
     (認知・アクセス手段)                        (商品購買?店頭誘導?)

   WEB広告

   雑誌広告

    CM
                   TOP
   検索サイト
                                         申し込み
  教材・DM告知                                       完了画面
                                         フォーム

   自社サイト     ③サイト設計/コンテンツをどうするか?



                              サイトから離脱
16
【7】 WEBサイトの検証観点(分析MAP)
この構造に合わせて、以下のように検証していきます。
                   ④どのページが見られているか?
②どこから何人訪問しているか?    ⑤どのページが目的に貢献しているか?       ①何人を「サイト目的」と
③どんなKWで訪問しているか?    ⑥どのページがボトルネックになっているか?     設定したことに導けたか?
   WEB広告
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                            40人
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   検索サイト                                   申し込み
                                                  完了画面
    ●●人                                    フォーム
                            30人
   自社サイト
    ●●人


  10000人                 1000人             200人   50人
                     1000人が訪問して、50人がAction
                          (コンバージョン率5%)
※「コンバージョン率」=訪問者のうち、サイト目的を達成した人数の割合(例:「申込完了者数/総訪問者数」)
【本日の内容】
①検証観点は「企画目的」から考える

②数字の扱いに気をつける

③解析実践事例
18
【1】 数字を見ていく上でのコツ


 ①まず「大きな塊での数字」から見ていく。
  →瑣末な数字からみない。全体の数字を見ないと大勢を見失う。


 ②種別などでざっくり切り分けて、大きく特徴のあるところを見る。
  →「こうでないか?」という仮説を元に、数字を切って意味合いを探す。
   (でないと、延々と見なくていい数字を見るハメになる。)
  →そこだけ凹んでいる、そこだけ飛び出ている、など、「おや?」というところを探す。
   (そして、さらにその部分の数字を切る。)

 ③その数字の意味合いを他との比較などで捉える。
  →何の数字と比べれば意味合いが見出せるのかをよく考える。
   昨月・昨年との比較(時系列)、他のラインとの比較・・・など。
19
【事例1】 リスト施策評価
「新規リスト率の悪化」に気付いたので、その原因を深掘りしようとする。



                           率
20
【事例1】 リスト施策評価
  施策別で切って、「構造を把握」することで要因が見えてくる。
  (この場合、数字の意味合いは「昨年数字」と比較して見出している)



  30

  25
新
規
リ 20
ス
ト 15
率
(
% 10
)




                                     ※
                            ※
                            昨        昨
  5                         年        年
                            未        未
                            実        実
                            施        施
  0
21
【事例1】 リスト施策評価
 さらにリストの年齢別でも切ってみたことで、新たな問題発見のきっかけとなる。
  →思い当たる節を探った結果、「他部門施策とのカブリ」に気付いた。



  60

  50
新
規
リ 40
ス
ト 30
率
(
%
) 20

  10

  0
22
【事例2】 サイト訪問者数
 概要では良い数字が、深堀すると実は重要な課題を内在していた例。
 伸びている要因が何かを探すべく、時期的な特性がないか分解してみる。



    (単位:万)
             XXサイト訪問者数推移

    900

    800

    700

    600

    500

    400

    300

    200

    100
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【事例2】 サイト訪問者数
山谷があまりに不自然なため、「突出月」をさらに種別に分解してセグメントでみると
実はあまり楽観視できない状況であることが明らかに。


          XXサイト訪問者数推移(月別過去3カ年)
24
【補足】 その他の心がけ
 ●数字はグラフにして見る。
  →視覚的にみないと「気付かない」

 ●数字は仮説を持って見る。
  →仮説が数字を見る「切り口」。仮説を元に数字を切る。

 ●数字は疑って見る。
  →表層的な結果に対して「本当にそうか?」を追求すると
   新たな事実に気付くことがある。

 ●「割合」と「実数」の両方で見る。
  →でないと影響度を見誤る。

 ●「どの程度の精度が必要な数字なのか」を認識しておく。
  →「桁が違わなければよい」という程度のときに、
   必死に時間を掛けて、正確に出そうとしても意味がない。(スピードのほうが重要)

 ●結果が「誤差」でないことを確認する。
  →統計上、誤差ではないか検定をかける。
25
【補足】 誤差検定ツール
テスト結果を入力するだけで、誤差かどうかをカンタンに確認できるツールもあります。
26
【補足】 参考図書

 <数字の見方の基本>
  1.全体の数字をつかむ
  2.大きな数字を間違わない
  3.ビッグフィギュア(大きな位の数字)を見る
  4.大切な小さな数字にはこだわる
  5.(数字の)定義を正確に知る
  6.時系列で見る
  7.他と比較する




                           http://www.amazon.co.jp/dp/4887596219
【本日の内容】
①検証観点は「企画目的」から考える

②数字の扱いに気をつける

③解析実践事例
28
【1】 アクセス解析の限界
 ユーザーの動きを確実に追えるため万能なように思えますが、
 アクセス解析では検証が難しいこともあります。

 【アクセス解析からわかること】
  ●どのくらいの数のユーザーが利用しているか(何人が訪問し、何回ページを見たか)
  ●訪問後のユーザーの動き(どのような順序でページをみて、どこでサイトを去ったか)
  ●サイト目的に訪問者の何%が到達したか?

 【アクセス解析ではわからないこと】
  ●訪問者の属性(性別、年齢、年収など)ごとの動き
  ●ページを見た際のユーザーの心理的な変化
   (「購買意向度の変化」「コンテンツの満足度」など)

    ※アンケート調査やインタビューを交えたユーザーテストなどにより
     明らかにしていく必要があります。

        ⇒すべての検証をアクセス解析で行うのは不可能なので、
         他の検証方法・調査と組み合わせることが重要です。
29




※事例は配布資料では割愛
【ポイント】
①まずユーザー行動観察で
 「問題の全体構造」「分析の切り口」を把握

②定性情報を数値データで裏付ける

③「お客さまの生の姿」が最大の説得材料
31
分析から改善へとつなげるためのポイント


① 数字だけではわからない・動かない。
   →数字はあくまで気付きを与えてくれる「きっかけ」
   →「お客さまの生の姿」が最大の説得材料

② 定性/定量情報をうまく組み合わせる。
   →ユーザー観察調査で仮説を立ててから分析すると早い
   →定性情報を数字で裏付けて、説得力を与える

③ ツールはケース・バイ・ケースで組み合わせ。
   →標準化にこだわりすぎず、ツールの特性を生かす
   →ツールありきではなく、「検証したいこと」で選ぶ
32




本日のまとめ
33
【本日のまとめ】

 ①指標は「企画目的(サイト目的)」から考える
 ②数字の扱い方に気を付ける
 ③分析MAP(自分の担当サイトに当てはめて使えるフォーマット)
 ④アクセス解析を他の手法との組み合わせる




   【企画目的の因数分解】           【分析MAP】
最後に
答えは常にお客さまの中にある
36




  補足資料
(分析MAPについて)
37
【補足】 WEBサイトの検証観点(分析MAP)
このフレームワークに沿って分析をしていきます。
                  ④どのページ見られているか?
②どこから何人訪問しているか?                           ①何人を「サイト目的」と
                  ⑤どのページが目的に貢献しているか?
③どんなKWで訪問しているか?                            設定したことに導けたか?
                  ⑥どのページがボトルネックになっているか?
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   検索サイト                                  申し込み
                                                 完了画面
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   自社サイト
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   10000人                1000人            200人   50人
                     1000人が訪問して、50人がAction
                          (コンバージョン率5%)

※「コンバージョン率」=訪問者のうち、サイト目的を達成した人数の割合(例:「申込完了者数/総訪問者数」)
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【補足】 アクセス解析でよく出てくる指標・用語
最低限この5つをおさえましょう。(特に 「訪問者数」 「CV/CVR」 「直帰率」)
  □PV(ページビュー/PageView)
   ・ページが見られた回数(アクセス回数)
   ・一人が複数回数アクセスしてもその回数分だけカウントされる。
  □セッション数(訪問者数)
   ・そのページを訪問した人の数。
   ・1回の訪問で同じページを複数回アクセスしても、1回しかカウントされない。
  □コンバージョン数・率(CV/CVR)
   ・サイト訪問者数に対して、目的を達成した人の数。
   ・例えば資料請求キャンペーンサイトの場合だと
    「資料請求申込み完了数÷キャンペーンサイトの総訪問者数」
  □離脱・離脱率
   ・離脱とはそのページを見た後にサイトを離れていってしまった人。
   ・離脱率は「離脱数/そのページの訪問者数(※PVの場合もあり)」
  □直帰・直帰率
   ・直帰とは訪問したページを1ページだけ見てすぐ離脱すること。
   ・直帰率は「直帰数÷そのページを入口とした訪問者数」
39
【補足】 アクセス解析でよく出てくる指標・用語
先程の分析MAPでいうと・・・
                               【コンバージョン(CV)】
              【セッション数(訪問者数)】




        【離脱・直帰】
40
【補足】 分析の観点①:サイト全体の評価(利用度)
サイトがどの程度利用されているかを調べます。
①何人がサイトを訪問しているか?       (セッション数)
                                        どのくらいの人がどのくらいサイトを見ているか(規模)
②何ページ閲覧されているか?         (PV数)

③1訪問あたり何ページ閲覧されているか? (回遊率)              これが低い場合、訪問者はすぐサイトを去っている
④1訪問あたりの滞在時間は?       (滞在時間)             (→目的まで到達できてない)

⑤1ページ見ただけでサイトを去った人は?   (直帰率)            これが高い場合、目的まで到達できてない。
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   自社サイト
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   10000人                 1000人                    200人    50人
                       1000人が訪問して、50人がAction
                               (コンバージョン率5%)
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【補足】 分析の観点②:サイト全体の評価(目的達成度)
 元々、サイト企画を実行することにより達成したかった目的が
 どの程度実現できているかを調べ、企画実現度を検証します。

    WEB広告
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                            40人
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    自社サイト
     ●●人

   10000人               1000人            200人   50人
                     1000人が訪問して、50人がAction
                          (コンバージョン率5%)
①「サイト目的」と設定したことに何人導けたか?(コンバージョン数)   この値が高いほど企画実現度の高いサイト
② サイト訪問者の中での目的到達率は?(コンバージョン率)       (サイト評価上、非常に重要な指標)
42
【補足】 分析の観点③:ページ別分析(コンバージョン分析)
 「どのページにユーザーが訪問しているか」
 「どのページが目的達成のために貢献しているか」
 「新しく作成したページ/改訂したページの貢献度合い」を調べます。
   ①どのコンテンツが見られているか?             訪問者の多いページは
    (ページごとの訪問者数)                 「ニーズが高い」or「訪問者を送りこめている」

   ②どのコンテンツがコンバージョンに貢献しているか?     コンバージョン率の高いコンテンツを投入することが
    (ページごとのコンバージョン数・率)           サイトの目的達成度を高めることにつながる
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     ●●人
                           40人           2人/5%
    雑誌広告
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                                         1人/10%
     CM          TOP       10人
    ●●人
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※例えば「コンバージョン率は高いが訪問者数が少ないコンテンツ」がある場合、
                   1000人が訪問して、50人がAction
 そのコンテンツへの誘導を強化することでサイト全体のコンバージョン数を増やせる可能性がある。
                        (コンバージョン率5%)
43
【補足】 分析の観点④:ページ別の分析(入口分析)
訪問者が「どこから訪問してるか」 「どのページを入口にして訪問してるか」を調べます。

①どこから何人が訪問しているか?
                       ①どのページが入口になっているか?
②最終的にコンバージョンしているルート
                       ②最終的にコンバージョンしている入口はどこか?
 (有効ルート)はどこか?

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                      1000人が訪問して、5人がAction
                    (コンバージョン率5%)
※検索サイト経由の訪問者が増えたため、もはやTOPページから訪問しているとは限らない。
44
【補足】 分析の観点⑤:ページ別の分析(出口分析)
 訪問者がどのページで脱落しているか(ボトルネック)を調べます。


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                  1000人が訪問して、50人がAction
           ①サイトの中のどこでユーザーが去っているか?(出口はどこか?)
                        (コンバージョン率5%)
           ②訪問者が直帰しているページはどこか?

※「直帰」とは「訪問後その1ページだけ見てサイト外へ離脱する人」
 たくさん訪問されているのに離脱・直帰しているページを優先的に改善していきます。
45
【事例1】 キャンペーンサイト評価
最終目的までの「漏れ」を見ていくのが基本。
 検証MAPに沿って「訪問経路」「訪問者数」「申込完了数/率」を見ていきます。
 またページ毎に分析する場合は「コンバージョン貢献コンテンツ」「離脱・直帰ページ」の特定。

                                          離脱
               離脱・直帰
                                                      離脱
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訪問経路      (多くの場合「ランディングページ」)   紹介ページ【C】

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 この流れの「どこで脱落しているのか?」「どこを通るとコンバージョンしているのか」を見る
 (ランディングページの直帰率も重要)
46
【まとめ】 WEBサイトの検証観点(分析MAP)
迷ったらまずこのような図を自分で書いてみます。
                   ④どのページ見られているか?
②どこから何人訪問しているか?    ⑤どのページが目的に貢献しているか?      ①何人を「サイト目的」と
③どんなKWで訪問しているか?                             設定したことに導けたか?
                   ⑥どのページがボトルネックになっているか?
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                      1000人が訪問して、50人がAction
                           (コンバージョン率5%)

※「コンバージョン率」=訪問者のうち、サイト目的を達成した人数の割合(例:「申込完了者数/総訪問者数」)

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