本資料は、MUFGデジタルアクセラレーター2017キックオフにて、前年の知見を踏まえ、本年のアクセラレーターを参加ベンチャーがどのように活用すべきかを解説した資料です。

1. アクセラレーターを
活用する心得
2016.3.13 インクルージョン・ジャパン株式会社
吉沢 康弘

2. ５つのポイント
1. Openess
2. Early-Win
3. S-Marketing
4. Inside-Out
5. Give&Take

3. Openess：あらゆる「不足」を公開し、助けを求めよ

4. Openess：あらゆる「不足」を公開し、助けを求めよ
• 人・モノ・カネなどを制約条件として事業展開の限界を決める
のではなく、その不足を「チャンス」と捉えるべし
• 人は「助けを求めている人」にこそ、喜んで手助けをしてくれ
る
• アクセラレーターでの企業メンター・外部メンターには、
惜しげもなく弱みを見せるのが得策

5. Early-Win:短期成果を設計し、獲得せよ

6. Early-Win:短期成果を設計し、獲得せよ
• 優秀なリーダーは、常に短期（一ヶ月程度）でチームが盛り上
がることのできる成果（Early-Win）を設計する
• チームの情熱が高ければ、提案なども通りやすいし、物事も
加速度的に進んでいく
• 内部でのビジネスモデル検討などは、情熱を冷ましやすい
• 稟議不要な「デモの制作・稼働」や「関係者ヒアリング」など
は最も獲得が容易なEarly-Win

7. S-Marketing:「借景」をマーケティングにフル活用せよ

8. S-Marketing:「借景」をマーケティングにフル活用せよ
• アクセラレータープログラムそのものの知名度の高さを
フル活用し、自社がそこに関連していることを伝えよ
• ウソはついてはいけないが、勝手に相手が勘違いをし、多くの
提携話や、新しい情報などが流れ込んでくる
• たまに、思いっきりメディアの勘違いによる、ラッキーパンチ
も発生する

9. Inside Out:大組織の内部からしか見えないものを探せ

10. Inside Out:大組織の内部からしか見えないものを探せ
• アクセラレーター参加ベンチャーは、MUFG内部の仲間として
多くの話を、「内部の人間」として見せてもらえる
• 巨大組織の内部で、どのような業務があり、どういった課題が
あるかといった点は、外部から見ることのできる機会はほぼ
存在しないため、新しいビジネスチャンスの宝庫
• 具体的順序としては、「１：無邪気に仮説をぶつける」「２：
反論やGAPを教えてもらう」「３：特に気になる部分を、深掘
りしていく」という流れがオススメ

11. Give & Take
GIVE＆TAKEの概念
■アメリカの社会学者：アダム・グラント氏が提唱
■シリコンバレーに根付く考え方

12. Give & Take
■ギバー：
受けとる以上に与えようとする
■テイカ―：
常に、与えるより多くを受け取ろうとする
■マッチャ―：
与えることと受取ることのバランスを取ろうとする

13. Give & Take
ギバーが次のギバーに貢献し、
その連鎖が「生態系」全体の価値を最大化する
→お互い、惜しげもなく支援しあうべし