Azureコンピューティングサービスの選択の視点、Azure Service Fabric 概要

1. .NETアプリのクラウド移行
～Azure Service Fabricを丁寧に
日本マイクロソフト株式会社
テクニカルエバンジェリスト
野村 一行

2. .NETアプリの
クラウドネイティブ
への道

3. .NETアプリケーション最適化モデル
既存のアプリケーション
.NET Webアプリ (オンプレミ
ス)
クラウド最適化
PaaS
クラウド ネイティブ
PaaS (マイクロサービス とサーバーレス)
クラウド
インフラストラクチャー対応
Relational
Database
VMs
マネージド サービス
オンプレミス
移行 / 再ホスト
クラウド向けに設計された新規のコード
Azure
PaaS ( コンテナ化されたマイクロサービス
+ サーバーレス コンピューティング
+ マネージド サービス )+ Windows コンテナー
IaaS
(Infrastructure as a Service)
モダナイゼーション
コードの変更は最小限
クラウド環境が基本。検討事項: ネットワーク、ハイブリッド クラウド、IDと認証、コスト コントロールと運用モデル
Azure Azure

4. クラウドアプリの連続性
Agility – Time to Market – Total Cost of Ownership – IT Simplification
EngineeringComplexityandCost
Existing on-
premises
applications
VMs
Rehost
Containers
Refactor
Microservices
Rearchitect
Serverless
Rebuild
New
SaaS apps
Replace
App Modernization

5. Azure + コンテナーの選択肢
Azure側で管理 ユーザー/パートナー
で管理

6. Azureでのオーケストレーターの選択
オーケストレー
ター
内容 適用領域 一般的なワークロード
Kubernetes は、複数ホストのクラス
ター上のアプリケーション コンテ
ナーの、自動展開、自動スケーリング、
運用のためのオープン ソース プラッ
トフォームです。
AKS: クラスターを構成するVMに課
ACS Engine: IaaS によるコンテナー
インフラストラクチャー
コンテナー ベースの
マイクロサービス
Azure Service Fabric は、スケーラブ
ルで、信頼性のあるマイクロサービス
のパッケージング、展開、運用を簡素
化するための、分散システム プラッ
トフォームです。
Mesh: PaaS/サーバーレス プラット
フォーム
Cluster: クラスターを構成するVMに
a) コンテナー ベース
の
マイクロサービス
b) プレーンなプロセ
スをベースにした
マイクロサービス
c) ステートフルな
高い成熟度:
低い成熟度:
高い成熟度:
低い成熟度:
Azureサービス
Azure Service Fabric
(Mesh と cluster)
Service Fabric
OSS エコシステム
Microsoftのエコシス
テムとOSS
Azure Kubernetes Service
(AKS)
Kubernetes

7. コンピュー
トサービス
のデシジョ
ンツリー

8. Azure Service Fabric
とは？

9. Azure Service Fabricとは？
• エンタープライズクラスのクラウドアプリケーションを構築、
及び管理するためのミドルウェアプラットフォーム
• スケーラブルなマイクロサービスのパッケージ化、展開、およ
び管理を簡素化
• Windowsコンテナ、Linuxコンテナ両方をサポートしたエン
タープライズ級のコンテナオーケストレータ
• スケーラビリティ、信頼性、管理性に優れた設計
• 開発者と管理者が複雑なインフラストラクチャの問題よりも、
ミッションクリティカルで要求の厳しいワークロードの実装の
ほうに集中できるよう設計

10. Service Fabric: マイクロサービス プラッ
トフォーム
プログラミング
モデル
DevOps
ツール
オーケスト
レーション
ライフサイクル
管理
正常性
監視
常時稼働
可用性
自動
スケール
Azureオンプレミス イあらゆるクラウド開発マシン
実行可能ファイルReliable Services (.NET, Java)
Reliable Actors (.NET, Java)ASP.NET Core
コンテナー

11. Azure、Microsoft サービスの基盤
Power BI
Dynamics
365
Intune
Cortana Skype for
business
Cosmos DB
IoT Hub
Event Hub
SQL Database
Azure
Monitor
Core Azure
Services
Archive
Storage
Visual Studio
Team
Services
Stream Analytics
Azure Database
for PostgreSQL
Azure Database
for MySQL
Azure
Container
Registry
Event Grid
Azure Service Fabric は、ミッション クリティカルなサービス向けに設計

13. どのようなアプリを開発できるか？
ミッションクリ
ティカル業務
SaaS
クラウド上の
B2B ソリュー
ション
IoT データ処理
数百万のデバイ
スで効率的な
データ処理
低遅延なデータ処理
迅速な応答時間を必
要とするデータ中心
のアプリケーション
Web 及びモバイル
バックエンド
アプリケーション
流通とEコマース
インタラクティブ
セッションと
メディア
メディア共有、
コミュニケーション、
ゲーム

14. Azure Service Fabric のオファリング
独自のインフラを持ち込む
Service Fabric
Standalone
オンプレミスあらゆる
クラウド
開発マシン
専有の Azure クラスター
Azure
Service Fabric
Azure
Service Fabric Mesh
サーバーレス
マイクロサービス
Service Fabric
フルコントロール フルマネージ

15. Azure Service Fabric のオファリング
独自のインフラを持ち込む
Service Fabric
Standalone
オンプレミスあらゆる
クラウド
開発マシン
専有の Azure クラスター
Azure
Service Fabric
Azure
Service Fabric Mesh
サーバーレス
マイクロサービス
仮想マシン
OS パッチ
ランタイムの更新
キャパシティプランニング
ネットワークとストレージ
マイクロビリング
アプリのデプロイ
You
Azure
責任
クラスタのキャパシティ
ネットワークとストレージ
アプリのデプロイ
仮想マシン
OS パッチ
ランタイムの更新
ハードウェア
OS パッチ
ランタイムの更新
クラスタのキャパシティ
ネットワークとストレージ
アプリのデプロイ

16. Azure Service Fabric
要素概説

17. Mesh リソースプロバイダ
アーキテクチャ Control Plane
Service Fabric Mesh RP
Compute Plane
Service Fabric Cluster 1
(5,000 nodes, 80,000 non-CPU cores)
Cluster Allocator
Inventory Manager
Azure Resource Manager
Azure Portal CLI
3rd
party
Service Fabric Cluster n
(GPU cores)
service
1
Container
service
2
App1 in an isolated network
Container
Container
service
2
Routing service

18. Service Fabric リソースモデル
• アプリケーションをデプロイ、管理するためのシンプルな、宣言的方法
• 個々のリソースはどのService Fabric環境にもデプロイ可能
• Azure Resource Managerと互換性あり
Applications and Services
Networks
Volumes
Secrets
Routing rules
Gateways

19. アプリケーションとサービスのリソース
サービスは、コンテナのセットがどのように動作するかを記述する
• コンテナイメージ、環境変数、CPU/メモリー要求、エンドポイント、など
• 他のリリース（ネットワーク、ボリューム、シークレット）への参照
• アプリケーションはサービスの集まり
Service
Application
Container
Container
Service
Container
Container

20. ゲートウェイとネットワーク
オープン
ネットワーク
(Internet)
サービス A
サービス C
サービス Bゲートウェイ
隔離された
ネットワーク

21. ゲートウェイ
リソース
- スニペット

22. シークレット リソース
シークレット
サービス

23. ボリューム リソース
Service Fabric
ボリュームディスク
Azure File storage
レプリケーションされるローカル ディスク ネットワーク ストレージ
サービス
ボリューム

24. オートスケールのプロパティ
アプリケーション
コンテナ
サービス A(1)
コンテナ
サービス A(0)
コンテナ
コンテナ コンテナ
サービス A(2)
コンテナ
コンテナ
サービス A(4)
コンテナ

25. ルーティングルール リソース – インテリ
ジェントなトラフィックルーティング
サービス A(0)
コンテナ
コンテナ
アプリケーション

26. ルーティングルール リソース – インテリ
ジェントなトラフィックルーティング
• 負荷分散を備えた、高度な HTTP/HTTPS トラフィック ルー
ティング
• プロキシが、パーティション解決、キー ハッシングに対処
サービス
パッケージ
サービス 1
サービス
パッケージ
サービス 3
サービス
パッケージ
サービス 2
ルーティングルール リソース
Network
Envoy
プロキシ
Envoy
プロキシ
Envoy
プロキシ
Envoy プロキシ

27. 診断と監視
• 好きなAPM(アプリケーションパフォーマンス管理)プラットフォームを使
用してコンテナ内のアプリケーションを監視
• コンテナーは、標準出力/エラー ログをボリュームに書き込む
• プラットフォーム イベント、コンテナー メトリックのための Azure
Monitor
コンテナ
サービス
コード
Service Fabric Mesh
Azure Application Insights
Azure Monitor
ボリューム
標準出力/エラー
AppInsights SDK
プラットフォーム イベント、メトリック

28. Reliable Collections – 低遅延ストレージ
Reliable
Collections
Service Package
Your
Application
Local machine
Reliable
Collections
Service Package
SF node
Reliable
Collections
Service Package
SF nodeSF node
Service Fabric Mesh

29. まとめ

30. アプリケーションの書き方
ネイティブ
• 強力なデータプラットフォームプリミティブ
• Service Fabric プラットフォームの低レベルの制御
• .NET、Java API 統合
• プロセス、コンテナーもサポート
Service Fabric リソース
• アプリケーション開発のための設計
• あらゆる言語、フレームワーク、任意のアプリ向けの共通モデル
• 疎結合の個別にデプロイ可能なリソース
• すべてがコンテナー内で実行される
単純さ
可搬性
制御
統合
Mesh
• Service Fabric で、Docker Compose ワークロードを実行
• 限定的な Service Fabric 統合
• Docker Compose で記述された既存アプリケーションの可搬性
• すべてがコンテナー内で実行される
Docker Compose
オンプレミスあらゆる
クラウド
ローカル Azure
オンプレミスあらゆる
クラウド
ローカル Azure
オンプレミスあらゆる
クラウド
ローカル Azure

31. これからのアプリケーション開発
Service
ASP.NET
Core
Service
Service
Secrets
Volumes
Auto Scaling
RoutingGateways
開発マシン あらゆるクラウド オンプレミス Azure クラスター Mesh

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