2020年4月22日　Automation Anywhereのオンラインイベントでの友岡登壇資料。

1. フジテック RPA始めの一歩
フジテック株式会社
常務執行役員
デジタルイノベーション本部長
友岡 賢二

2. Fujitec Co., Ltd.
・1948年創業
・23の国と地域に展開
・売上約1,700億円
・従業員約1万人

3. 友岡賢二
@TomookaKenji
＃武闘派CIO

4. 新型コロナウイルス対策としてのクラウド活用
まずはこちらのお話し

7. 在宅勤務

9. （イメージ映像）

10. そもそも1日働ける環境って
家にありましたっけ？

11. オフィスって最高！

13. 既存BCPの限界

15. モバイル
ネイティブ

16. この６年間で導入したサービス

22. VDI

23. インター
ネット 拠点A
社内
WAN
インターネットGW
拠点B
拠点C
拠点D
AWS
ベスト
エフォート
接続
専用線
ネットワーク構成
自宅個人PC
WorkSpaces
VPN①
社用ノートPC
VPN②
支社/営業所等
350名
150名
270名
（拡張）
（拡張）
（新設）
（新設）

27. コンビニ印刷

28. ● 境界防御を越えたセキュリティの世界を作ろう
● ファイルサーバーは抹殺しよう
● 古いマイクロソフトテクノロジー依存が会社をダメにする
● モバイルで全て完結できる世界を作ろう（理想）
● ファットクライアントが自宅に持ち込まれる（現実）
● Beyond Corp に向かう世界への準備を

30. RPAの取組概要

31. RPAとは？

32. コーポレート戦略 デジタル化推進

41. 業務プロセス調査（2019/05）
RPAで解決すべきテーマが
あることを実感
現場に入り、行動を観察
・業務の流れや目的を確認
・ムダ,ムリ,ムラを洗出し
システムに頼らず課題解決
・やめる、担当を変える、
既存機能を活用するなど

42. 作業代行ロボットを導入、PC上の定型業務を記録し自動化
Q 単純ミス削減（担当も作業ストレスから解放）
C ルーチンワークのロボット代行による効率改善
D 24 時間 365 日の稼働が可能
単純作業・定型作業から社員を解放
より高度でやりがいのある仕事にシフト
概要
期待効果
ルーチンワークを
覚えさせます
入力 検索 編集 送信 印刷
ユーザー部門で
開発可能！
作業
時間
創造
時間
自分
時間 自分
時間
創造
時間
作業
時間
Before After
RPA取り組み目的（社内説明用）
働き方改革 促進

43. ＲＰＡ動作検証3例（社内説明用）
検証１：○○○○入力
10倍
30倍
5倍
所要時間:（年 約XXX件）
40 分 → 4 分/ 1 件
所要時間:（年 約XX件）
60 分 → 2 分/ 1 件
所要時間:（年 XX件）
15 分 → 3 分/ 1 件
Aシステム
検索+データ取得
Excel
データ貼付+加工
Bシステム
検索+データ登録
検証２：〇〇〇の集計
検証３：〇〇〇枚数の集計
Cシステム
検索+データ出力
仕分用Excel
データ貼付+加工
集計用Access
検索+データ貼付
発行実績CSV
データコピー
集計用Excel
貼付+グラフ作成
Googleドライブ
グラフを掲載
RPA試用版の試験導入による動作検証結果
※ AutomationAnywhere 使用
当社環境において、
事務作業に必要な一連の処理が
自動化可能なことを確認できた

44. Human Rights

45. フジテックでの実践事例

46. 全国から
リモート
接続
クラウド環境でRPAを集中管理
ユーザー環境の影響を削減
本番移行時の修正を最小化
問題の発見/解決時間を短縮

47. 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
ワークフローシステムで開発申請
ロボット開発申請
テスト環境移行申請
本番環境移行申請
富士太郎
〇〇〇〇〇〇の作成

48. ロボット設計書で作業手順見える化
作業手順を記入
開発コマンドを解説
富士太郎
〇〇〇〇〇部
〇〇〇〇〇〇の作成
〇〇〇システムを開く
〇〇〇システムにて

49. ビデオ会議でRPA説明会・開発研修
講師 ⇔ 受講者
多拠点開催

50. Googleカレンダーで開発端末利用予約
空いている
端末の時間を
クリック
富士太郎

51. RPA開発/運用の奮闘記①
まずやってみる！
ガイドライン日々更新！
コミュニティ活用！
ユーザーから続々挙がる問合せ。挑戦の姿勢に嬉しい悲鳴。何とかしてあげたい！
開発端末（AWS）を
シャットダウンして
しまいました...。
ロボットに
ログインや印刷を
任せていいの？
本番環境に移行したら
ロボットが
実行しないよ！

52. コミュニケーションツールで問題解決
プロに頼る・
チームで助け合い
フォーラム
グループ
サポート
知識ベース
富士太郎
情シス花子

53. RPA開発/運用の奮闘記②
ロボット不具合あるある川柳 と 『何かと頼れるコマンド』
処理中です
実行は少し 待ちましょう
『Delayで待とう』
油断しない
エラーは必ず 起こります
『ErrorHandlingは必須』
レコード機能
魔法の杖では ありません
『確実なKeystrokesで』
まずやってみる！
開発ノウハウ日々更新！
RPAサイトで公開！ Delay：指定時間だけ次のコマンドの実行を待たせる。
ErrorHandling：指定した通りのキーボード操作をする。
Keystrokes：エラー発生時にメール通知など指定した処理をする。

54. RPAサイトで情報を共有
RPA概要・開発ノウハウ
ガイドライン・サンプル集
開発申請WF・開発端末予約
開発/運用状況・フォーラム

55. KPIで進捗・成果管理
研修受講率
開発申請数
開発進捗
運用効果
〇〇 〇〇
〇〇 〇〇
〇〇 〇〇
〇〇 〇〇
〇〇 〇〇
〇〇 〇〇
〇〇 〇〇
〇〇〇部
〇〇〇部
〇〇〇部
〇〇〇部
〇〇〇部
〇〇〇部
〇〇〇部

56. ユーザー部門
責任者
開発者
実行者
DI本部
RPAサポートチーム
11名
Automation
Anywhere
ｶｽﾀﾏｰｻｸｾｽﾏﾈｰｼﾞｬｰ
ヘルプデスク
課題抽出
ロボット
開発
運用ルール
設計
環境設定
社内研修
RPA取り組み体制
開発はユーザー主体、運営はDI本部主体

57. 2017/08：RPAを導入検討
デスクトップ型RPAを試用。導入は保留。
2019/04：情報システム部はデジタルイノベーション本部に改組
テクノロジー研究部・システム管理部・プロセス管理部。
2019/05：業務プロセス調査実施
全業務の流れと問題を洗い出す。システムに頼らず課題解決。
2019/06：RPA導入検討を再開
RPA5製品の試用やPoCを実施。
2019/10：Automation Anywhere を購入
ユーザー開発・集中管理のし易さと、将来性を重要視。
RPA取り組み年表①

58. 2019/10：RPA開発/管理の研修を受講
DI本部11名によるRPAサポートチームを発足。
2019/11：RPA説明会を開催
3日間で全国中継先より190名参加。デモ見せ興味津々。
2019/12：RPA化したい作業を募集
初回募集で210件集まる。RPAへの高い期待値。
2020/01：募集した作業のRPA化可否を調査
1st開発対象34件決定。開発のし易さを優先。
2020/01：RPA開発研修を開始
延べ23回開催 96名受講。ユーザー開発者を決定。
RPA取り組み年表②

61. ERPを巡る選択肢
PlanA：ERPの変更
PlanB：ERPベンダー純正
PlanC：サーバーのクラウド化
PlanD：現行オンプレ塩漬け

62. ERPバブル世代の懺悔
ERPはコスト
スコープは小さく
他社との差別化領域は自作

63. ABC/ABM

64. BPR

65. ERPへの結論
エンタープライズにこれっていう
クラウド型ERPはまだない
短期的に乗り切る方法、
長期的にどうするかを各社で考えるしかない
ネット系の会社はWorkdayが主流

66. 現場の見える場所、
現場から顔が見える場所へ
現住所を異動。

67. 現場のイワシ

68. 会議室のイワシ

70. !
心が通う
手が動く 頭が働く
足を運ぶ

71. デザイン思考

72. 共感（エンパシー） – ティム・ブラウン
観察対象の人々と根本的なレベルでつながり合う必
要がある。これを共感と呼んでいる。
デザイン思考の役割とは、観察から洞察を、そして洞
察から生活に役立つ製品やサービスを生み出すこと
なのだ。
72

73. プロトタイプ – ティム・ブラウン
初期のプロトタイプの目的は、アイデアに実用的な価
値があるかどうかを把握することだ。
73

74. 物語 – ティム・ブラウン
優れた物語の根底には、アイデアによってニーズを
強力に満たす方法を示す中心的な筋書きがある。
すべての登場人物に目的意識を与え、すべての参加
者に行動を起こさせる。
74

75. 社員の福利厚生としてのIT

76. お勧め本

77. ご清聴ありがとうございました
P.S. AWS出来る人募集中！